え?全員分の交通費が無料?エンジニアを連れて松江のサテライトオフィスで仕事をしてきました。

え?全員分の交通費が無料?エンジニアを連れて松江のサテライトオフィスで仕事をしてきました。

Kazuya Takato

Kazuya Takato

こんにちは! LIGの取締役でエンジニアのづやです。

2017年 4 月 10 日から 13 日までの 4 日間、島根県松江市の「お試しサテライトオフィス」という制度を利用してリモートワークをしてきましたので、そのオフィスを紹介します。

「お試しサテライトオフィス」モデル事業は、総務省が日本各地の自治体に委託して実施している事業で、都市部で働いている企業や個人事業主、フリーランスを対象に地方での働き方を体験して、サテライトオフィスのメリットを感じてもらうという取り組みです。

実施期間は2017年9月までですが、各自治体によってお得なメリットがあり、この松江市では、松江までの交通費が無料なんです。記事の後半には、交通費や宿泊費が無料のお試しサテライトオフィスのイベント案内もありますので、ぜひご覧ください。

お試しサテライトオフィス・松江編

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メンバーは、LIGエンジニアたち6人で行きました。左からKaz、ハル、ゆたろ、私づや、ヤスタカ、シスコです。

毎日デスクワークばかりで運動もせず不健康になってしまったら取締役としては心許ないので、たまには外に連れ出してやろうという親心です。

松江市はプログラミング言語「Ruby」の開発者である、まつもとゆきひろさんがいることで有名で、エンジニアたちにも良い刺激になることでしょう。

仕事の合間にも松江を堪能できるそうなので、普段の激務を労ってやろうと思います。

エンジニアの街・島根県松江市

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ということで、島根県松江市にやってきました。

ここ松江は、出雲地方といわれる島根県の東側に位置していて、国宝・松江城とその城下町として栄えた街で、当時の風情を感じる建物がところどころに残っていたりします。松江にある宍道湖は海水と淡水が混じっている汽水湖で、シジミ漁が有名です。

では、早速松江市が展開するお試しサテライトオフィスを3つ紹介します。

お試しオフィス1:駅前にある松江テルサ別館

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JR松江駅の目の前にある、松江テルサ別館です。ここには、IT系企業やエンジニアであれば誰でも無料で使えるオープンスペース『松江オープンソースラボ』があります。

 

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中へ案内してもらうと、Ruby開発者のまつもとゆきひろさんが出迎えてくれました。かっこいいポーズをキメてますね。エンジニアの憧れの的であることは間違いないでしょう。

 

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この松江オープンソースラボの並びに、今回のお試しサテライトオフィスがあります。

 

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電源とWi-Fiが完備されていて、とても快適です。イスも座りやすい。エンジニアにとっては意外とイスも重要ですからね。何不自由なく仕事ができる環境でした。

 

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テレビ会議システムもあり、本社とオフィスを繋いで、いつもとほとんど変わらぬ環境で仕事をすることができるオフィスです。

名前 松江テルサ別館
場所 島根県松江市朝日町478-18 松江テルサ別館2階
Webサイト http://www.sanbg.com/terrsa/floor/other.html

お試しオフィス2:ゆめっくす北陵

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松江駅から車で10分ほど離れたソフト系企業のデータセンターやコールセンターなどが集まっている地区にある「ソフトビジネスパーク」のゆめっくす北陵に来ました。

 

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ソフトビジネスパークには保育園もあって、子育ての環境も整っているそうです。このゆめっくす北陵の一角に「お試しサテライトオフィス」があります。



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中は、いくつかの企業のオフィスがあり、レンタルオフィスになっているとのことです。

 

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こちらが、お試しサテライトオフィスです。

 

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中は至って普通のオフィスです。ここも電源もWi-Fiも整っているので快適に仕事ができます。

 

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ソファ席もあり、リラックスして仕事ができました。オフィス周辺にはランニングコースなどもあり、オンとオフの切り替えができるオフィスでした。

 

名前 ゆめっくす北陵
場所 島根県松江市北陵町52-2
Webサイト http://www.shimanenichinichi.co.jp/realestate/

お試しオフィス3:古民家風オフィス「松江城下」

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松江城のお膝元にきました。

 

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古民家風のオフィスです。こんなオフィスに憧れを持つエンジニアも多いのではないでしょうか。正直憧れてここに住もうかなとも思いました。

 

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見てください。このキレイなオフィスを。ここは2階立ての建物で、1階と2階の両方をオフィスとして使えます。

 

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古民家の雰囲気そのままに、めちゃめちゃ快適です。

 

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施設が快適すぎて集中しすぎたのか、誰も一言も発せず黙々と作業をこなしていました。意外とみんな真面目なんだな〜。

 

名前 古民家風オフィス「松江城下」
場所 島根県松江市殿町201
Webサイト なし

 

仕事の合間に満喫できる松江のオススメスポット

お試しサテライトオフィスで仕事をしながらも、合間に松江観光することもできます。松江の中でもオススメのスポットと一風変わったアクティビティーを紹介します。

オススメその1:地元料理が食べられる「16番」

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まずは、松江の地元料理が食べられる料理屋「16番」にやってきました。だいたい番号の付くお店は美味しいお店が多いと聞きます。

 

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まずは、みんなで乾杯。せっかくエンジニア陣を連れてきたので、好きなものをたくさん食べさせてあげようと思います。ただ、自分はダイエット中なので美味しいものはあまり食べることはできないでしょう。

 

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当然のごとく好きなものを食べていいと伝えたところ、隣に座ったゆたろが「え? いいんすか? いいんすか?」と言ってきて正直ウザいです。

 

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地元の美味しそうな食材が次々と運ばれてきます。これも普段から頑張っている社員のためにすべて自分のおごりです。普段頑張ってくれてますからね。

 

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そんな気持ちをよそに、隣のゆたろは次々と料理をたいらげていきます。

 

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正直、ゆたろをクビにしようかと思いました。

 

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日本海で取れた新鮮なサザエの煮付けですね。サザエは結構いい値段するんです。

 

 

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オススメその2:シジミ漁体験

今回は特別に宍道湖の有名なシジミ漁を体験させていただきました。シジミ漁体験は時間が限られている上、体験できる人数も限られているため、ここは取締役の権力を使って一人で体験することにしました。

 

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年間3600トンものシジミが獲れるそうです。このシジミ漁は松江のシジミ漁師の親子代々受け継がれていくものらしく、新規参入がなかなか難しい仕事のようです。シジミ漁は、主に湖の中に入って獲る「入り漁」と、船の上で獲る「手がき漁」、船を円を描くように走らせて獲る「機械漁」があります。今回はその中でも手がき漁を体験させていただくことになりました。

 

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案内してくれるのは、漁業組合職員の桑原さんです。小雨が降っていますが、早速行ってみましょう!

 

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こちらが、「入り漁」です。この方は、吉本興業のトリオ芸人「ネルソンズ」のメンバーのお父さんです。

 

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漁船の名前も「ネルソンズGO!」。GOは、号にかけているのでしょうか…。ステキなネーミングですね。

 

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めちゃめちゃ大漁でした。この宍道湖ではシジミの保護のために、漁の時間が決まっているそうで、入り漁の場合は4時間しか漁ができないそうです。それにしても短期間で結構な量が獲れるものですね。

 

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次に向かったのは、実際に体験できる「手かき漁」の現場です。早速、漁師の船に乗せてもらい体験させてもらいます。

 

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手がき漁は、この長い器具を使って、湖底にいるシジミを掻き出して獲ります。

 

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これがものすごく力のいる作業で、プログラミングで鍛えた筋肉では到底かなわないほどの筋力を要しました。

 

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最後は漁師に手伝ってもらってなんとかシジミを獲ることができました。

 

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とても美味そうですね。……シジミ汁にして食べたい。

 

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次に、沖で行っている「機械漁」の見学に向かいます。雨がひどくなってきて、正直寒いです。もう諦めて引き返せないでしょうか。

 

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こちらが、船の舵を足で取りながら、旋回して湖底のシジミを掻き出す機械漁です。足で船を操るその技術は、まさに伝統芸です。

 

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こちらも大漁でした。このように振るいにかけて、大きいものと小さいものに分けて規定の大きさに満たないものは海へと返されます。漁をしながら、シジミの生育を守る。地域として取り組む素晴らしい心遣いです。

とても貴重な体験をさせていただきました。シジミ漁師の皆さま、職員の桑原さま、ありがとうございました。

 

オススメその3:玉造温泉が楽しめる旅亭・山の井

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温泉が楽しめると聞いて旅亭「山の井」に来ました。

 

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自分だけが貴重なシジミ漁を体験してしまったので、社員には温泉をおごってあげようと思います。社員を労うには、温泉が一番だと聞きました。

 

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見てください、彼らのこの笑顔。

 

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みんなとても喜んでくれています。

 

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取締役である自分が、奢ってやると言った手前、彼らと一緒に風呂に入ることなんてできません。が、やっぱりせっかく来たので温泉には入りたい。だってあの有名な玉造温泉なんだから。しかし、ここで入ってしまったら、なんだか取締役の自分だけこの旅を楽しんでいると後ろ指を指されかねない。後ろ指を指されるのは、社長の吉原ゴウだけで十分です。彼らには思いっきりこの旅を楽しんでもらいたい。そんな気持ちで彼らを見守っています。

 

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そんな自分をみんなは尊敬の念を抱いてくれるに違いない。「さすが、づやさん」「づやさんて冷徹な目をしているけど、やっぱり優しかったんですね」と言葉をかけてくれるに違いない。だから、自分はあくまでもみんなに喜んでもらうだけ。もう絶対に喜んでくれているはずです。ありがとう、ありがとう。

 

 

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結論 : 松江はエンジニアにとって仕事がしやすい場所でした

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Rubyの聖地・松江は、エンジニアが仕事するにも快適な環境が整っていました。松江の美味しい食べ物や玉造温泉も楽しめて、仕事もプライベートも充実した旅になりました。

このお試しサテライトオフィスという制度は、実質負担は宿泊費だけで松江までの交通費が無料なので、普段と変わらぬ仕事をしながら仕事の合間に松江観光も楽しめてしまいます。

お試しサテライトオフィスを体験してみたいというエンジニアの方々がいらっしいましたら、ぜひこの制度を使って松江に行ってみてください。

 

松江でお試しサテライトオフィスしませんか?

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平成28年度から総務省が進める、地方でのサテライトオフィス開設ニーズの把握と誘致戦略を立てることを目的としたプロジェクトが、今回の「お試しサテライトオフィス」です。

各地方自治体でその内容は異なりますが、松江市ではお試しサテライトオフィスに参加するメンバーの全員分の交通費を負担してくれる、ほとんど旅行のようにその地域や地方での働く環境をお試しできるお得な制度です。

そこでLIGが運営するコワーキングスペース「いいオフィス」にて、お試しサテライトオフィスについての説明会を行います。

ローカル食堂_第三回

イベント名 【交通費と宿泊費が無料】松江市・大館市お試しサテライトオフィス説明会<松江・大館の食も用意>
開催日 6 月 9 日 (金)
時間 16:00〜19:00(会場は15:45)
会場 いいオフィス(東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル 3F)
参加費 無料
対象 サテライトオフィスに興味のある企業様、個人事業主の方、フリーランスの方
内容 ・松江市・大館市サテライトオフィス・地域紹介
・LIG社員によるリモートワーク事例紹介
・松江・大館のおいしい食事とともにつながる懇親会
※予定は変動する可能性があります。
※懇親会ではお試しサテライトオフィスへの質問・お申込みもお受けいたします。
松江市サテライトオフィスは3種類のオフィスから選択できます。
詳細はこちらから⇒http://www1.city.matsue.shimane.jp/jigyousha/sangyou/kigyou/otameshi.html大館市サテライトオフィスは静寂に包まれた美しい自然の中に。
詳細はこちらから⇒http://so-odate.online/

 

イベント参加する

お試しサテライトオフィスも、2017年9月までですので、ぜひイベントに参加してみてください。

以上、づやでした。

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Kazuya Takato
Kazuya Takato 取締役 COO 兼 CTO / DX事業本部長 / 高遠 和也

1983年生まれ。SIerとしてのキャリアをスタートし、JavaやC#を中心に多岐にわたる開発プロジェクトにエンジニアとして参加。その経験を活かし、LIGを創業。バックエンドおよびフロントエンドエンジニアとしての深い知識と経験をもとに、多様なプロジェクトに従事。現在は、取締役COO兼CTO、DX事業本部長として、社内の体制やルールの最適化、AI技術の推進など、経営戦略の一翼を担う。

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