ポスターを先に作るべくデザイナーを探すことにした
「こんなことをしたいんですよね」とアイデアだけを提案しにいくよりも、現物のポスターを先に作ってしまって持参すれば、限りなくゼロに近い可能性が少しは高まるかもしれません。
そこで、まずは本件を手伝ってくれるデザイナーを探さなければなりません。結局、ここでも哲士さんに助けていただき、「信頼している人です」と、ムーポンさんをご紹介いただきました。
人物紹介:村山 辰徳(ムーポン) 2012年 電通デザインサマースクール 卒 2013年 デザイン事務所 アシスタントデザイナー 2014年 面白法人カヤック デザイナー 現在 デザイナーとして活動中。 Facebook:https://www.facebook.com/muuuupon |
以降は、哲士さんとコピー案をブラッシュアップし、ムーポンさんにデザインを依頼。結果として予想を超える素敵な作品が完成しました。
ちなみに、こちらも哲士さんから教えていただいたのですが、印刷の際には「アクセア」さんにお世話になりました。リーズナブルで迅速かつ丁寧、ウェブ上ですべてのやりとりを完結できるのでとても便利。おすすめです。
いざ、ゆうちょ銀行へ
まずは、完成した作品データを宣伝会議賞でお世話になった広報担当の方へメール。きれいごとはナシにして、自分が考えていることを素直にぶつけました。結果として一度、お会いいただけることに。
いざ、ゆうちょ銀行へ。
— 田辺ひゃくいち (@tanabe101) 2015, 8月 11
当日はたしか、お盆の直前。暑さと緊張で汗だくになりながら、先方の方々とお話しした記憶があります。持参したポスターがケースから出てこず、ぶんぶん振り回してみたら、座っていた椅子に絡まって取り出せなくなるなどの失態も見せ、「ああ、終わったな」と思ったものです。
宣伝会議賞での縁が背中を押してくれた
さて、話はさかのぼること、宣伝会議賞の贈賞式。
シャレにならない人見知りのわたしは会場の隅っこでワインかなにかをひとりで飲んでいました。そんなわたしを見かねたのか、しきりに話しかけてくれては、華やかな壇上のほうになんとか引っ張りあげようとしてくれた、ゆうちょ銀行のとある方がいらっしゃいます。とてもありがたく感じたものです。
結果として、「そんなことできるのかなあ」と半信半疑だった宣伝会議賞グランプリ作品の広告化についても、その方の鶴の一声と、多大なるご尽力のおかげで、実現に向けて大きく進むことになりました。