こんにちは、編集部のうらら(@uraranbon)です。
みなさんはどのような人になりたいですか? 私は、どのような状況でも身分や肩書きの差にとらわれず、凛としてたくましく生きる女性に憧れます。今回は、そのような女性が主人公の17世紀イギリスを舞台にした映画『ジェーン・エア』を、英語のセリフの解説と一緒にご紹介します!
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今回ご紹介する映画『ジェーン・エア』は、過去に合計で4回も映画化されている、世界的に有名な作品です。今回は1996年に公開された、フランコ・ゼフィレッリ監督、シャーロット・ゲンズブール主演のバージョンを題材に取り上げます。
孤児院で育ったジェーン・エアは、18歳になると家庭教師としてソーンフィールド屋敷で働くことになります。そして屋敷の主人であるロチェスターに惚れ、その後は晴れて両思いに。結婚を目前に控えた二人ですが、ロチェスターの隠された秘密があらわになり……。続きはネタバレになってしまうので、映画をぜひ観てみてください。
もとはイギリスの小説家、シャーロット・ブロンテにより書かれ、1847年に発売された長編恋愛小説。発売された当時のイギリス(ヴィクトリア朝)では、従来のおきてだった「ヒロインが美しい」ことから外れ、ジェーンが「一般的な女性」だったことと、身分にとらわれない自由な恋愛を取り扱うというのが新しく、人気を博しました。
『ジェーン・エア』のピックアップシーン
当時の女性では珍しく、物怖じせずにはっきりと意見を言うことができるジェーンの「ぶれない」姿が顕著に現れるシーンをピックアップしてご紹介いたします。
2階にあるバルコニーに出たジェーンは、1階の庭先にいたロチェスターをデッサンしはじめます。しばらく模写したあと、ふと気づくとロチェスターが横に。そしてロチェスターが尋ねます。
Mr. Rochester:Do you think me handsome?
Jane :No sir.ロチェスター:私はハンサムだと思うかね。
ジェーン :いいえ、旦那様。
他の人ならお世辞でも「はい」と言うであろうところを、あえて言わないジェーン。媚を売らず自分にまっすぐに生きています。
- Pick up 英語フレーズ
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No sir.
いいえ。
“Sir” は「旦那さま・ご主人さま・先生」といった、自分より目上の男性に対する敬称。 “No sir” は年上の男性へ、何かをキッパリと断るときに使えます。
他にもジェーンの強さが登場するシーンはたくさんあります。ぜひ映画で観てみてください。また、『ジェーン・エア』の原作はAmazon Kindleにて無料で入手することができます。
強くなりたい、勇気をもらいたいと思っている方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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