【Vol.2】おさえておきたいビジネス敬語の間違いがちな用例20選


【Vol.2】おさえておきたいビジネス敬語の間違いがちな用例20選

こんにちは、社会人3年目の広島ライター、ちひろです。そろそろビジネスシーンにも慣れてきたものの、私は敬語が苦手でよく間違います。

先日は社外で上司をさん付けし、社内で呼び捨てにするという身の凍る体験をしました。

このままだと多分よくないことが起きと思うので、この機会にビジネス敬語のNG例をまとめておこうと思います。

みなさんも知らずに使っているものがないか、確認してみてください!

ビジネス敬語のNG例20選

1. 「了解です」

「了解」とは「相手の考えや事情を分かった上で、それを認める」という意味のある言葉。本来は上から相手を見て了承・許可を示す場合に使うものです。

そこで、正しい敬語としては「かしこまりました」「承知いたしました」がいいでしょう。もしくはシンプルに「分かりました」でもOKです。

2. 「ご苦労様です」

これは目下にあたる人をねぎらう言葉です。もうみなさんご存知のあるあるですが、思わず口をついて出ることもあり得ますので、くれぐれも注意しましょう。「お疲れさまです」が正解です。

3. 「よろしかったでしょうか?」

よく議論されるところですが、基本的に確認の意味で用いる場合は問題ないと思われます。しかし、何も前提のない状態で、さも相手が一度それを了承したように用いると、不自然な印象を与えてしまいます。

よく言われる“押しつけがましい”というのはそのような理由でしょう。これは「よろしいですか」で十分です。

4. 「○○はお休みを頂いております」

社外に対して誰かがお休みである旨を伝える場合、基本的に自社について敬語は使いません。

この場合、休みを与えたのは自社ですから、“頂く”は不自然であり、「○○は休みをとっております」が正解です。

5. 「ご利用できません」

よく使われますが、これは“利用できません”に“ご”をつけただけで、いちばん気をつけるべき“できません”の部分が敬語になっていません。

「ご利用になれません」が正解です。また、この場合は「ご利用いただけません」も可であるようです。

6. 「すいません」

お詫びや頼みごとをする場面で「すいません」のひと言は軽く聞こえます。「申し訳ありません」「恐れ入ります」などの表現がよいでしょう。

7. 「どうぞお座りください」

これは「お座り」が“動物に命令するときに使う印象が強い”ため、NGである言葉です。なるべく人に対しては使わないように、「どうぞお掛けになってください」としましょう。

8. 「とんでもございません」

“とんでもない”でひとつの言葉なので、“ない”の部分だけを置き換えることはできません。「とんでもないことでございます」が正解です。

9. 「担当者にお伝えします」

これはなんだかおかしいとすぐにわかると思います。“伝える”は自分の動作なので、「お」を付けるのは間違いですが、正解がわかりにくいです。この場合は「担当者に申し伝えます」が最適です。

10. 「どうしましょうか?」

社内であればさほど問題はないかと思いますが、そもそも敬語になっていないので、お客様に対しては問題がある表現です。「いかがいたしましょう」とするのがいいでしょう。

11. 「おっしゃられました」

「おっしゃられる」は“おっしゃる”と“られる”の二重敬語になるので、「おっしゃいました」で十分です。

12. 「お越しになられる」

こちらも同様に、“お”と“られる”の二重敬語になるので、「お越しになる」で十分です。

13. 「ご拝読いただけましたか?」

“拝読”は“読む”の謙譲語なので、“ありがたく読ませていただく”という意味になります。当然、相手について“拝読”を使うのはNGです。

また、そもそも“拝”に敬語が含まれているため、“ご~いただき”も二重敬語となり、不要なので、「お読みいただけましたか」「ご覧いただけましたか」が正解です。

14. 「例の件を伺っていますか?」

これも「伺う」が謙譲語になるので、「例の件をお聞きになりましたか?」と尊敬語にしましょう。

15. 「お客様をお連れしました」

「お連れしました」の“お”は上司に対してへりくだる意味になり、お客様に対して敬語が使われていません。「お客様をご案内しました」「お客様がお見えになりました」が適切です。

16. 「お世話様です」

「お世話様」は取引先の相手に使うと失礼になります。「お世話になっております」が正解です。

17. 「○○様でございますか?」

ございますは“ある”の丁寧語であり、尊敬語ではないので、この場合は「○○様でいらっしゃいますか?」が正解です。

18. 「できません」

お客様に対して“できない”と伝えることになった時点で、すでに慎重な対応が必要な場面だと思われますので、「いたしかねます」が最適です。

19. 「ご予算はおいくらでしょうか?」

こちらも慎重な対応が必要な場面だと思いますので、「ご予算はいかほどでしょうか」と最大限丁寧な言葉遣いをしましょう。

20. 「ご確認願います」

「願います」は丁寧な表現ですが、敬語ではないので、「ご査収ください」がいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介したのは、あくまで“本来は”NGである、というもの。実際には現場で慣用的に使われていたり、マニュアルに入っていたりすることもあるでしょう。それはある意味で文化として容認されるべきものという気もします。

ただし、ビジネス敬語とは、あくまでも仕事を円滑に進めるための手段です。そこで私のように敬語に対する認識が甘いと、相手に与える効果を十分に発揮できず、もったいないと思います。

お互いに好印象を持ち、よい仕事ができるように、正しい・正しくないを知った上で、なるべく状況に合わせた敬語を使っていきたいですね。それでは、また。

この記事を書いた人

千紘
千紘 外部ライター 広島
大学では染織専攻で、アルバイトでは似顔絵を描いたりしていたのに、現在は人材サービス会社に在籍。採用と広報を担当しています。生まれと育ちは北九州、広島に住んで7年目という比較ガラの悪い部類の人間です。