【GOGOスイス】−8℃の銀世界!名峰、マッターホルンに抱かれた。

【GOGOスイス】−8℃の銀世界!名峰、マッターホルンに抱かれた。

たかち

たかち

こんにちは。スイス留学中、LIGインターン生のたかちです。
10月末、わたしの住んでいる町で初雪が降りました。寒さと戦う日々です。
日本でいう鍋の代わりに、スイス人はチーズフォンデュを食べて暖をとるそうですよ。

さて、今回わたしが紹介するのはご存知マッターホルン!
最近ではタレントのイモトアヤコさんが登頂したことで話題になりましたね。
スイスアルプスで最も有名な山のひとつです。

地球の歩き方には

ツェルマットの奥に鎮座するマッターホルンMatterhorn(4478m)

周囲の者を寄せ付けず、ちょっとうつむきがちに村をのぞき込む姿は、思春期の苦悩する少年のよう。ところが、5分も歩いて川の対岸へ渡ると、彼はいきなり巨人となって村に覆いかぶさる。さらに、ロープウエイや登山電車で角度を変えて見れば、ドレスをまとった貴婦人から、あぐらをかいだ頑固親父まで、劇的な変身を見せてくれる。ツェルマットの旅は、彼の芝居に酔う旅だ。

と、かなり叙情的に書かれていました。
この時期のスイスアルプスは言うまでもなく氷点下の世界。ヒートテック、ダウン、ブーツ、マフラー、手袋と完全装備で向かいます。

朝8時、ツェルマット。展望台へ行く鉄道やロープウェイの発着地です。
アルプスの谷間にあるこの小さな村には、世界中からマッターホルンやスキー目当ての観光客が集まります。
日中はツアー客で展望台がごった返すので、朝早めの出発がおすすめ。

 

駅に向かう途中、朝日を浴びるマッターホルンを発見!
思春期の苦悩する少年のよう、と比喩されたツェルマットからの景色。うつむいていてちょっぴり悲しげです。

 

なんでもツェルマットと新潟県の妙高高原は姉妹都市だそうです。妙高高原、もっとコレ主張していきましょうよ。

今回わたしが行ったのはスイス随一の展望台「ゴルナーグラート(標高3089m)」。
他にもヨーロッパで1番高い展望台「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(標高3820m)」などがありますが、オフシーズンのため行けませんでした。10−11月に訪れる際はご注意。

こちらがゴルナーグラート鉄道の乗り場。
標高3089mまで約40分、ここから一気に登ります。富士山レベルの高さに電車で行けるなんて信じられませんね。
料金は往復約7000円と、かなりの額。わたしはスイス鉄道が安くなるパスを持っていたので半額程度で済みましたが、やはり学生には敷居が高いです。

 

しかしさすがはスイス、電車内は清潔で快適でした。窓も大きく、景色がよく見えます。
車内アナウンスはドイツ語・英語、そしてまさかの日本語。日本人たくさん訪れてるんですね。

 

世界の美しい車窓10選には必ず入ると言われる、ゴルナーグラート鉄道。

 

右手にはぐんぐん近付くマッターホルン。角度によって表情が変わり、見ていて飽きません。

 

マッターホルンだけではなく、周囲のアルプスも堪能できます。
真っ白な銀世界が目下に、そして、いつの間にか電車は雲の上へ。

 

朝9時、ゴルナーグラート駅に到着。この時間でも日本人、中国人ツアー客でいっぱいでした。
−8℃のキンと凍った風、3000m近づいた太陽の日差しが体中に染み渡ります。

改札を出てすぐに出逢えました、世界中を魅了し続ける、コイツ。

 

カッコいい。それしか言葉が出てきませんでした。
ツェルマットから見たマッターホルン、車窓から見たマッターホルンとは全く違う顔を見せます。
ゴルナーグラートから見た彼は、柔らかみや迷いが消えたまさに「孤高の巨人」

 

彼だけが持つ異様な存在感に、上へ登れば登るほど圧倒されます。周りにある4000m級の山々も霞むほど。

 

駅を背にして右手に見えるのは、美しい曲線を描くゴルナー氷河。
フレアが強烈過ぎて避けられませんでした。それぐらい強烈な日差しで、−8℃にしてはさほど寒さを感じません。

 

駅からさらに登れば、そこから360度パノラマを楽しむことができます。
滑らないように気をつけながら、先人(除雪機)が切り開いてくれた道をせっせと歩きます。

 

頂上。アルプスの真っ白な雪と、雲ひとつない真っ青な空。
50cm以上積もった雪に悪戦苦闘しながらも、訪れた人はベンチの上に乗ってシャッターを切り続けます。

 

他の山と連なっていることはなく、ひとりそびえ立つ「巨人」。寒さなんて吹っ飛ばす迫力です。

 

iPhoneのパノラマ機能で撮ってみました。誰よりも尖った一匹狼、なんてロックンロールなんだ。

 

 

というか本当のことを言うと、マッターホルン以外どれがどれだかわかんないです。

 

 

ここに訪れた人ならば、この太ももまで積もったアルプスの雪に抱かれたい…なんて、誰しも思うはず。
やっぱりやるしかありません。

いきまーす

 

 

 

 

 

 

わあああああ!ふわっふわあああああ!!!

サラサラ滑らか。アルプスの雪はやさしくわたしを抱いてくれました。
冷たいとか濡れるとかそんなことお構いなし、気持ち良過ぎてこの後3回もダイブしたのは秘密です。

心配していた高山病、電子機器の故障もなく100%マッターホルンを堪能できました。
ゴルナーグラートにはホテルもレストランもショップもあるので、お金に余裕がある限りいくらでも楽しむことができます。

スイスは東京よりも物価が高いことが多いため、若い人はなかなか訪れられないと思いますが、本当に良い国です。
日本とほぼ同等の快適・安心・安全と共に、「地球スゲェ!」なんて自然に心打たれる国は数えるほどしかありません。
老後にスイスへ遊びに来る日本人が多いのも、納得できますね。

 

そして、下山したらぜひ、ランチにチーズフォンデュを。

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Matterhorn in switzerland

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LIGインターン生のたかちです。LIGの自社メディア『温泉JAPAN』にて日本一周湯巡り旅を連載、現在はメディアディレクターです。お酒と温泉と写真が好き。

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