Google UX Design Certificateを受講してみた① LIGのライター、UXデザインを学ぶ。

Google UX Design Certificateを受講してみた① LIGのライター、UXデザインを学ぶ。

Natsumi Okamoto

Natsumi Okamoto

こんにちは! LIGでライターをしているなつみです。現在はカナダに住んでいて、リモートでLIGブログの執筆や編集などに携わっています。

実は私、LIGが運営するWebクリエイタースクール「デジLIG」を3年前に卒業し、カナダに来る前は都内の制作会社で、2年間Webデザイナーとして働いていました。

そんな私ですが、Googleが提供する「Google UX Design Certificate」に挑戦しています!

「すでにデザイン学んだのに、なんでまた勉強するの?」
「ライターの仕事にはどう活かすの?」

と思われる方もいるかもしれません。

今回は、私が制作会社時代に感じていたモヤモヤから、なぜ今この資格に挑戦するのか、その理由からお話しします。Webデザイナーとしてのスキルをもう一歩先に進めたい方にも、ヒントになるかもしれません!

💡こんな人に読んでほしい!
  • Webデザインスクールを卒業し、+αの専門性を身につけたい方
  • スキルの幅を広げたい、深めたいと思っているWebデザイナーの方
  • 転職活動で、スキルの証明やポートフォリオの質を高めたい方
  • デザイン職ではないが「デザイン思考」に興味がある方←今回の私です

なぜ今、UXデザインを学ぶの?

1. 制作会社時代に消化不良だった「ユーザー視点」を、今こそちゃんと学びたいから

Webデザイナーとして制作会社で働いていたとき、「本当にこのデザインが、ユーザーにとってベストなのか?」「なんとなくで作っている気がする……」と漠然と不安になることが、よくありました。それは、ユーザーの課題を深く理解し、その体験を設計するという「UXの視点」が当時の自分に不足していたからだと感じています。

デジLIGで学んだデザインの知識に加えて、実務で消化できなかった「ユーザーに寄り添う」という部分を、UXデザインを通じて改めてじっくり学ぶことが、今の仕事の質をさらに高めるためのステップにもなると考えました。

2. 「なぜ?」を言語化する力のなさが、コンプレックスだから

これはデザインに限らず私のコンプレックスなんですが、「なんとなく、こっちのほうが良い」と感じても、その理由を論理的に説明できないことが多いんです。UXデザインは、その「なんとなく」をリサーチやデータに基づいて言語化するプロセスそのものです。

たとえばUXの考え方を少しでも身につけることで、今の仕事やデザイナーさんとのやり取りにも役立つのではないか、と考えました。また、ライターといえど資料作成などでデザインを作る場面は案外多いですし、記事を執筆するうえでも、物事を論理的に整理する力が必要です。UXの考え方は、日常のあらゆる場面で役に立つと考えました。

3. 「自己満」でなく、より良いものを作りたい

少し個人的な話になりますが、私は昔から何かを作ることが好きです。以前も趣味のブログを企画からイラスト制作、デザイン、そして実装やWordPressの構築まで、一連の流れを自力で作ってみて、改めてその楽しさを実感しました(とはいえ、LIGでバリバリにデザインをされている方々には足元にも及びません……!)。

作るからには「自己満」にとどまらず、ユーザーが使いやすい、見ていて心地よいと感じるものを作りたい。そんな思いから、今回あらためて時間をとってUXデザインをしっかり学ぶことで、UXの知識は、自分の趣味にも役立つと考えました。

Google UX Design Certificateってどんなコース?

出典:Google UX Design Certificate

今回私が挑戦する「Google UX Design Certificate」は、Googleが提供している資格講座のことで、UXデザインを基礎から学ぶことができます。オンライン学習サービスである「Cousera」を利用して、月額サブスク制・完全オンラインで受講します。

以下、特徴をまとめてみました。

Googleの現役UXデザイナーが講師

講師は実際にGoogleで働く、UXのプロたち。現場のリアルな知見をもとにカリキュラムが設計されています。

第一線で活躍している現役のプロから学べるカリキュラムなのは、デジLIGと同じですね。スクールに通っていたからこそ強く思うんですが、やっぱり「どこで学ぶか」よりも、「誰から学ぶか」が重要だと思うんです。情報の鮮度や信頼性が全然違うのではないでしょうか。

基礎から順序立てて学べる全8コース

私がいいなと思ったポイントは、まさにこれ。今まで私が消化不良だったUXデザインに関して、UXの基礎理論から始まり、ユーザーへの共感、課題定義、アイデア創出、プロトタイプ作成、ユーザビリティ調査まで、一連のデザインプロセスを順序立ててじっくり学べます。

制作課題もしっかり出るので、座学だけでなく手を動かしながら学べるのが嬉しいポイントですね。

転職活動に使える作品が3つ完成する

コースを通じて、モバイルアプリ、Webサイト、そして社会課題をテーマにしたサービスの計3つのプロジェクトに取り組むことができます。これらは、そのまま転職活動のポートフォリオとして使えるそうです。

制作には、今のWeb業界で主流のデザインツール「Figma」を使用します。ワイヤーフレームの作成から、最終的なデザインカンプ(プロトタイプ)の作成までFigmaを使って取り組むので、自然とスキルが身につきそうです。

デザイナーとしてキャリアアップを目指している方にとっては、嬉しいポイントなのではないでしょうか。

学習形式・期間・料金

気になる学習スタイルや期間、料金についてご紹介します。

学習形式 すべてのカリキュラムがオンラインで完結。動画学習がメイン。
期間の目安 週10時間の学習を継続すると、約6ヶ月で修了するのが目安とされています。
料金 Courseraのサブスクリプション制で、月額49ドルUSD(2025年10月現在)。
※開始7日間の無料トライアル期間があります。

この資格の魅力に感じたポイント

UXデザインを学ぶ方法は、他のオンライン教材やスクールなど、選択肢は色々ありますよね。そのなかで今回私が「Google UX Design Certificate」を選んだ理由は、以下の3つです。

Google標準のデザインプロセスが学べる

デザインの教え方は会社やスクールによってさまざまですが、この資格では世界的なスタンダードである「Googleのデザインプロセス」を学ぶことができます。そう、世界のGoogleから学べるんです。

もちろん、最終的には自分の努力次第なので「Googleから学べば絶対に間違いない!」とまでは言いませんが、どこへ行っても通用する考え方が身につくのは大きな強みであり、学ぶ価値は大きいと考えました。

全コース修了するともらえるCertificateが単純にほしい

身も蓋もない話ですが、これが結構大きな理由です(笑)。

せっかく時間とお金をかけて学ぶのであれば、やっぱり何かしら「証明書」がほしいですよね。世界のGoogleが発行する修了認定証(Certificate)は、スキルの客観的な証明として心強いと感じます。

「何が何でもUXデザイナーとして就職するぞ!」とは思っていません。でも、この「証明書」が自信につながることは間違いないし、今後のキャリアで何かの役に立つかもしれません。そう思うと、持っておいて損はないお守りのような存在に感じられました。

ライフスタイルに合わせやすく、コスパも◎

サブスクなので、たとえば忙しくなったら一旦解約し、落ち着いたら再開する、という学び方でもOKなのが魅力的でした。

数年前、私がWebデザインを学ぼうと決心したときは、大きな決意でデジLIGに入学し、生活のなかの最優先事項としてデジLIGでの学習に集中しました。でも、今の状況は当時とは違います。いいのか悪いのか、今回は「やってみたいから学んでみる!」という軽い気持ちがきっかけです。

だからこそ、自分のペースで学習計画を立てられるこのスタイルが、今の私の状況にはぴったりでした。

ちなみに私の場合はLIGで週5日働いており、土曜日だけカナダのローカルカフェで働いているので……

  • 平日(LIGで働く日):毎日1時間
  • 土曜(カフェで働く日):1時間
  • 休日(何も予定がない日):4時間

ざっくりこんなスケジュールで学習を進めようと考えています。

このように「なんとなく覚悟が決まっていなくても始めやすい」というのが、今の私にとってはメリットの一つかもしれません。

まずは一歩、踏み出してみます!

ここまで、私が「Google UX Design Certificate」に挑戦する、かなり個人的な理由についてお話をしてきました。果たして今後もこのシリーズを読んでくださる方がいるのか少し不安ですが、全8コース分を記事にしていく予定です!

  • Webデザイナー時代に感じた「モヤモヤ」の解消
  • 長年のコンプレックスだった「言語化する力」の克服
  • 純粋に「作ることが好き」という気持ち

そんな思いから、今回挑戦してみます!

この記事を読んでくださっている方のなかにも、今のスキルに何かをプラスしたい、キャリアについて悩んでいる、という方がいらっしゃるかもしれません。

この連載が、皆さんの背中を少しでも押すきっかけになれたら嬉しいです!

次回予告:「コース1:UXデザインの基礎」を受講開始!

いよいよ学習スタート! しかし、そこにはさっそく「全編英語」という大きな壁が……!

言語の壁とどう向き合うのか・果たして私は挫折せずに動画学習は続けられるのか。次回から、よりコースの内容に特化した、リアルな体験談をお届けします!

デザインの「基礎固め」や「+α」のスキル相談なら、まずはデジLIGがおすすめ!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

この記事を読んで、まずはWebデザインの「基礎固め」から始めたい、もしくは「+αのスキル」について相談したいと思った方へ。

私が3年前に卒業した、LIGが運営するWebクリエイタースクール「デジLIG」では、未経験者向けのコースから、経験者がスキルを掛け合わせるための相談も可能です。

  • デザインに特化した講座やUIデザインコースなど、+αのスキルも学習できる
  • 卒業してからもずっと続く、デジLIG独自の面接対策や就職支援サポート
  • 現役クリエイターが講師。営業時間内ならいつでも・何度でも質問し放題(←私の推しポイント!)

ご興味ある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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都内の制作会社でWebデザイナーとして2年間勤務した後、10代からの夢だったカナダ・バンクーバーへの渡航を実現。元々文章を書くことが好きという理由から、現在はLIGのライターとして、カナダからリモートでLIGブログの執筆や編集を修行中。LIGのメディアを通じて、カナダとLIGの架け橋になりたいと思っている。

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