ここは、とある小さな食品会社。主人公の「ころも」が参加するミーティングで、こんなやりとりがありましたーーー。
社員A:……ということです。つまり、ユーザーにとっていい広告とは何か考えていかないと、最終的な成果は得られないということですね。
社員B:そうだね。そこで、ころもちゃんに今回の販促の方法をいくつか考えてきてほしいんだけど、できそうかな?
ころも:あ……はい。
人物紹介:ころも小さな食品会社に勤務する若手社員。最近、販促担当者に任命されたばかりで、マーケティング初心者。新商品のプロモーションを任され、奮闘している。 |
ころも:(ユーザーにとっていい広告かぁ……。広告手法はいろいろ増えてきているけれど、正直、ユーザーがいい気持ちにならない広告もある気がする。もしも世の中の広告が人間だったら、接した人はどんな気持ちになるんだろう。想像しながら、いい広告について考えてみようかな。確か、最近よく目にする広告はこんな感じだったような……)
ころも:休日のお出かけってテンション上がるな〜♪ カフェでの友達との待ち合わせ時間まで、まだ時間あるな。気になるお店で雑貨を見つつ、のんびり向かお〜っと。
通りすがりの女:あ、お姉さん。ちょっと見て欲しいものがあるんだけど……。
ころも:え、なんですか、いきなり……。
ころも:ぎょえっ!?
通りすがりの女:ほらほら! すごいでしょ、私の鼻の黒ずみ!
ころも:び、びっくりした。あの、それは大変ですね……。
通りすがりの女:ね〜。本当に困っちゃって。私みたいに鼻の黒ずみに悩まされてる人ってたくさんいますよね〜。
ころも:は、はぁ……。私は特に困ってないですけど……。
通りすがりの女:それでね、ここだけの話……。実は、とある商品を使うと鼻の黒ずみがドッサリ取れるんですよ。
ころも:はい?
通りすがりの女:詰まりに詰まった角栓とかもドバドバ出てきちゃって、もうすごいんですよ。どんな商品か気になりますよね? 知りたいですよね?
ころも:いえ! 私は特に知りたくないです。すみません、先を急ぐので失礼します!
通りすがりの女:待って! それじゃあ、特別に私の秘密を教えてあげる。
ころも:秘密?
通りすがりの女:私、実はこう見えて「抜け忍(ぬけにん)」なんですよ。
ころも:抜け忍?
通りすがりの女:里の組織から脱退した元・忍者のことを抜け忍って言うんです。今は追手から逃げながら、こうして生活費を稼ぐために頑張って鼻の黒ずみを見せつけているわけなんですけど。
ころも:……ごめんなさい、もう行きますね。私じゃどうにもならないうえに、鼻の黒ずみを特に気にしていないので。
ころも:もう、なんだったのさっきの人。不快な画像のバナー広告をいきなり見せられた時みたいに嫌な気分になったな……。しかも抜け忍って何。要素多すぎでしょ。
カラフルな男:あ〜、お姉さん、お姉さん!!
ころも:え、なんですか?
カラフルな男:新しくリリースされたパズルゲームがあるんだ!! 基本的に無料だから遊んでみてよ、今すぐ。
ころも:は? パズルゲーム? 興味ないです、カフェで友達と待ち合わせしてるので、もう行きます!
カラフルな男:えー、そうなの? もったいないなあ。無料なのに。ほんとに遊ばないの?
ころも:いや、だからそもそも興味ないんですって。人の話、聞いてます?
カラフルな男:あー、お姉さん、もしかしてパズルじゃなくて飲みの感じですか? それとも、カラオケっすか? この時間で安い店、ご案内しますよ。
ころも:(キャッチの人だったの? 真っ昼間の新御徒町にもキャッチっているんだ?)
いえ……友達と待ち合わせてるんで、結構です。
カラフルな男:ちょっと待った!! どうしても先に進みたいなら×印を押してよ。
ころも:×印って何? どこにあるのよ。
カラフルな男:よく見てよ〜! ここにあるじゃん。
ころも:いや、ちっちゃ!! そんでわかりにくいし、押しづら!!
ころも:……はい、押しましたよ。今度こそさよなら。
カラフルな男:キミ、よく見るとかぐや姫っぽいよね。よく言われるでしょ。
ころも:まったく言われたことないです。
カラフルな男:また会おうね、かぐや姫。
ころも:……。
ころも:さっきの人、ガチでヤバそうな人だったな。しかも、バツ印がどこにあるのか分かりづらい広告みたいだった。あれ、小さくて押しづらかったりして、地味にストレスなんだよね。
なんだか、今日はやけに変な人につかまるなぁ。せっかくの休日なのに……。そろそろ友達と待ち合わせの時間だし、気を取り直そう。
ころも:あ、お待たせー! 久しぶりだね、元気してた?
友達:ころも〜! 会いたかった〜! あれ、なんか疲れてる?
ころも:ううん、大丈夫。なんだか、朝から変な人と遭遇することが続いちゃって。
友達:なにそれ、ウケる〜!
友達:でも、実は元気がないのは私のほうで……。
ころも:え、どうしたの?
友達:最近、仕事でいろいろあってさ……。私、先月から異動になったんだけど、人間関係がめんどくさくなったうえに、残業も多くてヘトヘトで。
ころも:それは大変……。無理しないでね。体調は大丈夫?
友達:うん。ただ、疲れているからかお肌の調子がよくなくて、鏡を見るたびに気分も落ちちゃって。悪循環だよね……。
ころも:そっかぁ。疲れとかストレスとかって、ほんと肌に出るよね。
友達:そうなんだよね……でも、もう大丈夫!!!
ころも:は?
友達:そんなときに出合ったのが、この美容クリーム!!
ころも:え?
友達:このクリームを塗りはじめてから、お肌が生まれ変わったようにモチモチになってきたんだ! ころもが好きな、あのモデルも使ってるんだって。
ころも:そ、そうなんだ……。
友達:使っている間、アドレナリンがどんどん出てきて、テンション高めで1日を過ごせるようになってね。私の中の野性が目覚めたって感じ。
ころも:本当に大丈夫なの、それ。なんかヤバい成分入ってない?
友達:入ってないよ。
友達:この魔法のようなクリームが、なんと初回限定価格の500円で手に入るって知ってた? さらに、私から聞いたクーポンコードを入力すると、2回目以降の利用も15%OFFになるんだよ。どう? とりあえず初回だけでも購入するでしょ?
ころも:えーと、今はそんなに肌のことで悩んでないから、とりあえず大丈夫かな。
友達:そうなの? 野性を取り戻すチャンスなのに?
ころも:まず、野性を取り戻したいって思ってないんだよね。
友達:ねぇ、私の目を見て話そうよ、ころも。今日はちょっと変だよ?
ころも:(お前のほうが変だよ……)
ええと……ちょっと急に用事を思い出しちゃったから、ごめん。もう帰るね。また連絡する。
ころも:はぁ、仕事で悩んでると思って真剣に話を聞いたのに……。まるでSNSで、インフルエンサーの体験談やお役立ち情報だと思って画像をスライドしていったら、最後の画像でPR案件だったことがわかったときみたいな、複雑な気持ち……。
うん、疲れたから今日は帰ろう。ショッピングや友達とのおしゃべりで、楽しい休日になる予定だったのにな……。
さわやかな男:そこのお姉さん、こんにちは。なんだかお疲れですね。
ころも:わ、また……。どちら様ですか? 宣伝なら、もう結構です。
さわやかな男:僕は「Yahoo!広告」です。広告はお嫌いですか?
ころも:嫌いというか……。実は今日、抜け忍の毛穴の黒ずみを突然見せられたり、新手のキャッチに声をかけられてなかなかどいてもらえなかったりしたんです。しかも、友達の悩みを聞いていたら急に野性を引き出されそうになっちゃって……。
Yahoo!広告:ちょっと何言ってるかわかんないです。
ころも:そうですよね、ごめんなさい。なんか、最近よく見る違和感のある広告が擬人化したようなものをたくさん見せられちゃって。
Yahoo!広告:そうだったんですね。今、世の中にはいろいろな広告があふれていて、中には広告だとすぐに分からないものや、見た人を嫌な気分にさせてしまうような広告もあります。本当にいい商品でも、広告の見せ方やタイミング次第でユーザーに嫌がられてしまうこともあるかもしれません。
ころも:たしかに……。今日出会った人たちがすすめてくれた商品やサービスも、紹介の仕方が違えば、もしかしたら買ってみたいと思ったかもしれないな(……いや、どうだろう。あの人たちからは買わないな、多分)。
Yahoo!広告:Yahoo!広告は、広告の品質を非常に重要視しています。広告クリエイティブについても、細かく基準を定めて審査をしています。例えば鼻をアップにしたような画像が掲載されることはないですし、ユーザーが不快に感じる広告を載せることによる、広告出稿企業のブランド棄損なども防ぎます。
ころも:なるほど。広告を掲載する側が広告の品質を重視することは、ユーザーと広告主双方のメリットになるんだね。
Yahoo!広告:広告出稿をする際には、自社の顧客にとってどんな広告を・どこに・どんなタイミングで出すことが最適か、今一度考える必要があると思います。サービスや商品に興味関心がありそうな人に、タイミングよく広告を届けられるのであれば、ただの宣伝ではなく、必要な「情報」となりますから。
例えば、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」は、多様なWebサイトに画像や動画の広告を掲載できるもので、広いユーザーに目的ごとにアプローチが可能です。また、「Yahoo!広告 検索広告」ならユーザーが情報を求めているタイミング、つまりキーワードを検索したタイミングで検索結果と一緒に広告を表示することができるんです。
ころも:へぇ〜! 私、もっと詳しい話を聞きたい!
Yahoo!広告:ありがとうございます。僕ももっとお話ししたいのですが……。お姉さん、もう戻らないといけないみたいですよ。
ころも:え?
Yahoo!広告:ほら、呼んでますよ……。
社員B:……ころもちゃん? ころもちゃんってば!
ころも:はっ!
社員B:どうしたの? ボーっとして。大丈夫?
ころも:先輩、私、わかったんです! やみくもに宣伝するだけでは広告効果が低く、企業のブランディングにも良くない場合もあるってことが。
社員B:う、うん……。
ころも:広告を掲載する場所や手法をきちんと選んで、品質を担保することが大事なんですよね。例えば、Yahoo! JAPANならユーザーにとっても広告主にとっても、安心で最適な広告が出せると思うんです。うん、なんだかアイデアがいろいろと浮かんできました!
社員B:……このわずかな時間でなにがあったの? まぁ、なにか掴んだみたいだね。
社員B:よし、じゃあ今回はころもちゃんに任せるわ!
ころも:はい、がんばります!!
ヤフーの取り組み
妄想ストーリーにお付き合いいただき、ありがとうございました。Yahoo!広告です。
ご覧いただいた通り、Web広告はその手法やタイミングによってはユーザーに嫌がられてしまうこともあります。実際に不快な広告や違法な表現などが多く存在する現状を受けて、今、インターネット広告業界全体が健全化に向けて動きだしています。
ヤフーも以前から、広告が抱えるさまざまな課題と向き合っており、2019年には「広告品質のダイヤモンド」という独自の指標を策定しました。それをもとに、広告主が安心・安全に出稿できて、ユーザーにもその広告を信頼いただけるような世界を目指しています。
この「広告品質のダイヤモンド」のなかで、ヤフーが掲げる広告価値の1つに「ストレスのない広告体験の提供」があります。
もしも広告主のみなさんが広告に関する課題を抱えていらっしゃるのなら、Yahoo!広告がユーザー側にもストレスの少ない、最適な形で解決できるかもしれません。
また、広告を始める前の個別カウンセリングや出稿後のお困りごとにも専門スタッフがおこたえしているので、初めてのWeb広告出稿でも安心です。
より詳しい内容については、下にあるボタンから見てみてくださいね。みなさんのマーケティング活動がうまくいくよう、ぜひそのお手伝いをさせてください。
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