盛り上がるNFT市場の、日本企業相関図を作ってみた

盛り上がるNFT市場の、日本企業相関図を作ってみた

arisan

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こんにちは、デザイナーのありさんです。

3月から制作部から事業企画室に部署が変わり、新規事業や既存事業の推進に関わっています。

デザイナーなら気になってしょうがない「NFT」!

NFTブームがきたけど、これからどうなるの? 本当に広がってくの? 入り込める市場あるの? そんな疑問があったので、NFT市場にはどんな会社がいて、どうなっていく予定があるのか調べてみました!

NFT市場の日本企業相関図

さっそく全体図公開!


※2022年2月時点での公開情報をベースに市場マップを作成しています

わあ、めっちゃわちゃわちゃしてる……シーズン10くらいある海外ドラマくらい人間味があってすてきですよね……

上の画像が大きめのデータにしてあるので、ぜひダウンロードして拡大縮小しながら見てみてください!

企業ロゴの外枠に色が付いています。枠線は以下の色分けにしています。

  • 赤→上場企業
  • 青→スタートアップ企業
  • 緑→非上場企業

企業と企業の間にある握手マークラインは、業務提携やパートナーシップ契約、共同での実証実験などの協力関係にある会社関係を意味しています。

では、詳しく見ていきます!

NFTマーケットプレイス

中心になるのが、NFTマーケットプレイス。めちゃひしめきあってます!

NFTが取引できるマーケットです。NFTのマーケットプレイスといえば、最大手と言われる「OpenSea」が海外・国内ともに有名ですよね。

日本のNFT市場の関係図をみていると色々な動きが見えてきますね。

  • 日本のNFTマーケットプレイスとして、メイン所を獲得しようとしている規模の大きい企業
  • 日本ならではの、アートやアニメ漫画業界に特化したマーケットプレイス
  • ベンチャー企業と大手企業が協業した新しいマーケットプレイスの構想

「OpenSea」などのNFTマーケットプレイスでは決済通貨がイーサリアムなどの仮想通貨のみとなっており、日本円を使えないところも多くありますが、日本のNFTマーケットプレイスでは日本円(クレジットカード支払いまたは銀行振込)にも対応していることが多いです。

これから仮想通貨がもっと流通していくと、よりNFT市場が盛り上がりを見せるのかなと思います。

いくつか日本のマーケットプレイスを紹介します。

Adam byGMO


Adam byGMO

東証一部上場のGMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」です。

B版のリリース時の記者会件が話題になったので、覚えている方も多いのではないでしょうか。

楽天NFT


楽天NFT

購入売買可能なマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームをあわせ持つ「RakutenNFT」の提供を2022年春に開始。

楽天IDで簡単に使えるので、NFTがもっと広がるきっかけになるかも。

Shinwa Wise Holdings


Shinwa Wise Holdings

美術品の公開オークションの企画・運営で最大手のShinwa Wise HoldingsNFT事業。

シンワワイズがNFTアート市場に参入するもっとも大きな理由は、アート作品の贋作対策、つまりニセモノ対策です。

アート作品の贋作が出回る状況を打破するために、NFTという非代替性を担保する技術を活用し、アート作品の贋作対策を実現するために、今回のNFTサービスの新規開発に踏み切ったとしています。

NFTウォレット・取引所・仮想通貨

NFTウォレット・取引所・仮想通貨の領域

既存サービスで多くのユーザーを抱えているmercariやLINEは、既存サービスとつなげつつ、よりユーザーの価値向上や仮想通貨、暗号資産を日本に広げる動きをしています。

たくさんの取引ができては競争が起こり、また新たに生まれ、取引所の今後の変化も楽しみです!

mercoin


mercoin

不要になったモノを売り、売上金を法定通貨で受け取るというのがメルカリのビジネスモデルです。

その受け取る一部をビットコインにしませんかというサービスを考え、気軽なアプローチでサービスを始めることで、仮想通貨、暗号資産を広げられるような動きをしています。

coincheck


Coincheck

ビットコイン寄付型のクラウドファンディングサービス「Coincheck donations」の運営を行っているCoincheck。

皆さまコインチェックを使っていますか? 私も使わせていただいてます……!

ゲーム・トレカ・IPビジネス

ゲーム・トレカ・IPビジネス! 今後の変貌がワクワクする領域ですね。

NFTトレカゲーム「NBA Top Shot」が話題になってからどんどん、IPビジネスの可能性が広がっている印象です。

NFTを活用した横浜DeNAベイスターズの選手の名シーンコレクションサービス


PLAYBACK 9

NFTを活用したデジタルムービーコレクションサービス横浜DeNAベイスターズの選手の名シーンコレクション「PLAYBACK 9(プレイバック ナイン)」の提供を2021年11月30日(火)より開始しました!

ファンのコレクション心理をくすぐりますね。

ブロックチェーン技術を取り入れて開発されたオンライントレーディングカードゲーム『クリプトスペルズ』


CRYPT SPELLS

『クリプトスペルズ』は、ブロックチェーン技術を取り入れて開発されたオンライントレーディングカードゲームです。

獲得したカードは、NFTで記録され、カードの所有権はユーザーにあるため、別のゲームのアイテムと交換することができます。

NFTゲームもどんどんひろがって、ゲームで稼げる時代になっていくんですねえ。私は『クリプトスペルズ』始めたんですけど、初心者すぎて全然稼げません!泣

NFTブロックチェーン新サービス開発

一番ワクワクワクワク領域です! NFT技術をつかって、課題の解決や新規事業の開発を行う領域

もっとNFTが活用されて世界が変わっていきますね。

株式会社Kyuzan


Kyuzan Corporate Site
株式会社Kyuzanはブロックチェーンゲーム『EGGRYPTO』を運営している会社さんです。

そんな会社さんが作った新サービス! NFT(非代替性トークン)ショップの開設を支援するサービス『MINT』!

なんとNFTのECショップが作れちゃうんです……すごすぎます……

株式会社Gaudiy


株式会社Gaudiy

ブロックチェーン技術を用いたコミュニティサービス「Gaudiy」。「Gaudiy」には、チャット、掲示板、アクティビティ、ギフトの機能が搭載されており、コミュニティー参加者に仮想通貨の仕組みを活用して報酬が入る仕組みを備えています。

NFT技術を使ったコミュニティの生成ができちゃうサービス。

もうこれは一つの国を作るようなサービス……!

まとめ

今後NFT市場はどうなっていくのでしょうか……! NFTのブロックチェーンを使った新サービスやゲームってすっごく素敵で、これからもっといろいろなサービスが出てくると思うと楽しみですよね。

独自の技術を持ってるスタートアップと手を組む上場企業の関係や、NFT市場のドセンターに立とうとする企業や、まだ輪の中には入らないが、手を組み様子をみている企業などなど……それぞれの状況や背景を考えながら相関図をみると、とても人間味があって楽しいですね。

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事業企画ビジネスデザイナー。武蔵野美術大学彫刻学科卒業後、カメラマンとして活動。会社起業を行い清算終了後、2018年LIGに入社。 営業提案・戦略設計・実行・効果検証・改善運用を行う。現在は、事業企画として新規事業や既存事業の推進を担当。

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