会社の魅力、学生に伝わっていますか?経営者の想いを採用支援ツール”ストーリーブック”が届けます。

会社の魅力、学生に伝わっていますか?経営者の想いを採用支援ツール”ストーリーブック”が届けます。

Reiko Shibuya

Reiko Shibuya

こんにちは、LIGの人事担当れいこです。

単刀直入ですが、みなさんの会社は「採用」に苦戦していませんか?

ありがたいことに、LIGはたくさんの応募をいただきますが、スムーズにマッチングまで至れているというわけではありません……。

採用担当として強く感じるのは、事業内容やLIGという会社の魅力が、求職者にうまく伝わっていない、ということ。

でも、それをいざ「伝わる言葉」で形にしようとしても、なかなか難しい……。たとえ大手の求人媒体に掲載しても、募集要項の作成を請け負ってもらえるのは助かる反面、独自性のある自社のストーリーを伝えられなかったり。

そのほかにも、こんな問題に悩んでいる企業が多いのではないでしょうか?

採用現場での悩みあるある
  • 伝えようとしたことが、意図と違ったかたちで解釈されてしまう。
  • 自社にマッチする人材となかなか出会えない。出会えても、辞退される。
  • 自社目線の企業紹介になりがち。学生の心を動かせない。
  • その結果、「うちなんて……」と自信を失ってしまう。

しかし! そんな問題を解決してくれるツールとして、どうやら「ストーリーブック」というものがあるらしいのです。

ストーリーブックとは?
ブックレット形式で、企業価値をストーリーで伝えるサービス。インタビュアーが、企業の想いを第三者目線で伝わる言葉に翻訳。社長やエースなど、その人にしか語れないストーリーもブックレットにすることでいつでも再現可能に。

このストーリーブックの特徴は、「一度作れば、ずっと伝わる」こと。目に見える形で手に残り続ける紙媒体に不変の企業価値をまとめることで、10年、20年とずっと伝わるコンテンツツールになるんだとか。

ストーリーブックをさっそく見てみる

 

とはいえ、このストーリーブックを使って本当に効果は出るのでしょうか?

今回は、このストーリーブックを「新卒採用支援ツールとして活用した」という、2017年に東京証券取引所マザーズ市場に上場したナレッジスイート株式会社の代表取締役社長 稲葉雄一さんにお話を伺いました。

ナレッジスイートの稲葉さん

ico 今回お話を伺った人:稲葉雄一さん1968年生まれ。電通グループ企業で、企業の統合プロモーションプランニングを担当。2006年、ナレッジスイート株式会社を設立し、代表取締役に就任。
ナレッジスイート株式会社とは
クラウドコンピューティング形式で提供されているグループウェアが付いたSFAやCRMなどの営業支援システムの開発会社。企業におけるビックデータは、社員の頭の中にあるノウハウと捉え、それらをデータベースに蓄積し、営業活動に活かしていくことで売上アップに直結させるクラウドビジネスアプリケーションを開発している。

「社長の言葉を再現できる」のがストーリーブックの魅力のひとつ

お話をお伺いするれいこ

――よろしくお願いします。ナレッジスイートさんでは、いつからストーリーブックを導入しているんですか?

稲葉:2019年に入社した、4期生となる新入社員の採用時からです。

――導入しようと思った理由を教えてください。

稲葉:一言でいうと、当社の新卒採用活動をよりうまく進めるために活用できるツールだ、と感じたからです。その可能性を感じたのは、このストーリーブックの特徴である「再現性」という点です。

――「再現性」というのは、どういうことなんでしょう?

稲葉:例えば、当社の新卒採用活動では大きく分けて2つのことを僕からお話しします。1つ目が創業の経緯〜今に至るまでの話。2つ目が今どのような事業をしているのかという話。こうした話は会社にとって本当に大切な話なので、より多くの求職者に知っていただきたいですが、誤った解釈はしてほしくないのです。

ここで重要なのが、「再現性」。「再現性がある」ということは、「どこで、誰が読んでも、同じ内容が伝わる」ということです。たとえば、伝言ゲームを思い浮かべてもらうとわかりやすいと思いますが、「話し言葉」というのは人を介していくと、最終的に「話し手の意図」とは違った意味で捉えてしまう可能性がありますよね。これは、もう仕方のないことです。

ただ、僕が伝えている話はそうであってはいけない。上場を経て、語り手となる社員とその話を聞きに来てくれる求職者が増えたなかでも、いつ、誰が、誰に話したとしても、「社長としての僕の想い」や会社が大切にしていることを、同じ言葉で同じように伝えていかなければならない。

語った内容に再現性を持つことを表すイラスト

そういったときに、僕の話に再現性を宿すためのツールとしてストーリーブックに可能性を感じた、というわけです。

――なるほど。ただ、「それであれば、もしかしたらWeb記事だけで訴求できるのでは?」とも思ってしまうのですが……あえて、紙媒体の冊子として残したのはなぜでしょうか?

稲葉:就活生は比較・検討材料として「いつでも見返せる会社資料」を手元に残しておきたいはずだ、と考えたからです。

さらに、冊子として残した理由はそれだけではありません。まず、冊子として持ち帰ってもらうことで、就活生からご家族や友人に「今日こんな会社に出会ったんだよ」と見せてもらうことができると考えたんです。

そして、それを読んだ第三者に僕が語る想いや当社のストーリーを誤解なく伝えることができ、それをきっかけに第三者が当社に関心や信頼を寄せてくださるようになるかもしれません。就活生本人に対しても、説明会や面接から帰ったときにもう一度当社のことを思い出してもらうきっかけになると思っています。

そう考えたとき、A5サイズというコンパクトさも「邪魔にならず、持ち帰りやすいだろう」と思いました。

稲葉さんの手元にはストーリーブック

――お手元には2冊のストーリーブックがありますね。2冊つくったのはなぜなんでしょう?

稲葉:採用の段階や求職者の興味度合いに合わせて、それぞれの就活生が知りたい情報を提供するためです。

当社では、会社の設立から現在に至るまでの会社や社長のストーリーを要約した1冊(以下、トップストーリー)と新卒1〜3期生の対談や入社までの経緯などを聞いた話をまとめたもの1冊(以下、メンバーストーリー)の計2冊のストーリーブックを制作し、次のように使い分けています。

① 会社説明会で、初めて会社を知る就活生に対して
→まずは「トップストーリー」冊子を読んでもらう。どんな事業を、どんな想いでやっているのかを知ってもらい、興味を持ってもらう。
②面接を通過した就活生、もしくは興味を深く寄せてくれる就活生に対して
→「メンバーストーリー」冊子を読んでもらって、「新卒で実際に入社した人たちは、どんな働き方をしているんだろう?」という不安を解消してもらう。

人事の目線から見た、ストーリーブック

経営者視点でのストーリーブックのメリットについては伺うことができました。とはいえ、採用現場で実際に採用活動を取り仕切るのは採用担当者=人事。その人事の目にストーリーブックはどう映るのでしょうか。

そこで、ナレッジスイート株式会社で人事を担う高橋さんにもお話を伺ってみました。

人事を担う高橋さん

ico 新卒採用担当者:高橋友梨さんナレッジスイート株式会社の役員秘書。ストーリーブック制作時の採用責任者。

――実際にストーリーブックを使ってみて、就活生側の反応はどうでしたか?

高橋:冊子内では入社の経緯や業務内容、やりがいなどを若手社員自身の言葉で話してもらっているのですが、「当社で働く新卒社員の姿」をリアルにイメージしやすくなったようです。

また、一次面接の座談会には1〜3期生の新入社員と中途社員に参加してもらっているのですが、その座談会に参加した就活生が「メンバーストーリー」冊子をあらかじめ読んでいたようで。「あ、冊子のなかに登場した人だ!」と反応していた場面もよく見られますね。より身近に若手社員を感じてもらえていたら嬉しいです。

――人事目線では、どんな効果を実感しましたか?

高橋:ストーリーブックの導入によって、新卒採用活動における手間や工数が削減できたことは大きいですね。導入前は当社のことや若手社員のことを毎回口頭で説明していたのですが、今ではストーリーブックを手渡すだけで済むようになりました。

就活生が若手社員の生の話に強く関心を寄せているとはいえ、若手社員を座談会に毎回アテンドしていてはその社員の仕事に遅れが出てしまう可能性もありますので、若手社員に時間をとってもらわなくても彼らの言葉を届けることができるようになったのもよかったです。

説明する高橋さん

高橋:もっと言うと、先ほどの稲葉さんの話にもあったように、私たちがいない場所でストーリーブックが勝手にマーケティングをしてくれる、とでもいうべき働きをしてくれたことには驚きましたね。

具体的に言うと、たとえば中途入社した社員が受付に置いてある当社の「トップストーリー」冊子を持って帰る場面をよく目にします。それを自宅に持ち帰り、家族に「自分はこういう会社で働いているんだよ」と話しているみたいです。

ナレッジスイートの受付

高橋:ほかにも、新卒採用担当者が学校訪問をして、「トップストーリー」冊子を学校の先生たちにも配布したんです。

その結果、責任者である私や社長が学校訪問をしていなくても、冊子を読んだ先生方が「しっかりとした想いを持った社長、会社なんだ」と安心していただけて、「この会社なら、ウチの学生を紹介しても大丈夫だ」と言って生徒さんに当社を紹介してくださったりもして。

このストーリーブックを手に取った人たちが勝手に口コミを広めていってくれたことは、予想外の効果でした!

満足して5社に紹介! 紹介後に感じた執念のエピソード

高橋さんにもお話を伺って、実際の採用現場でも効果を実感していることがわかりました。このように効果を発揮するストーリーはどのように形になったのでしょうか? 稲葉社長にもう一度お話を伺います。

――現場でも高い満足度ですね。しかしながら、社長の想いや会社のことをストーリーに乗せて伝えるのって、けっこう難しいんじゃないですか?

稲葉:そうだと思いますね。ただ、そこは今回のストーリーブック制作を依頼した方がすごくうまくまとめてくれたので、実用的で効果が期待できる冊子が完成しましたね。

今回初めてこういった冊子ツールをつくってみたのですが、すごく満足していて。このストーリーブックを作ってくれたサービスを、知り合いの会社5社に紹介したほどです。

――ちなみにそのストーリーブックを制作したサービスって、何ですか?

稲葉:OUR STORYというサービスです。ちょうど、今日は担当者の山崎さんに来てもらっています。

制作担当の山崎さんと稲葉さん

ico 人物紹介:山崎貴大さん株式会社オンリーストーリー OUR STORY事業責任者 / プロダクトマネージャー

山崎:稲葉さん、お久しぶりです! 「OUR STORY」については僕からも説明させていただきますね。

「OUR STORY」とは
「一度作ればずっと伝わる」というキャッチコピー画像
企業価値(人・会社・商品)をストーリーに乗せて明文化・冊子化することで、採用支援・販促支援を行うサービス。これまで1,500社の企業を取材してきたノウハウを活かして、ニーズ、経営課題に合わせたインタビューコンテンツを企画し、取材・撮影・執筆・編集・印刷までをワンストップで提供している。

山崎:貴社の「OUR STORY」を制作するとき、「就活生に、ネームバリューの強い会社よりも、自社を選んでもらうためのフックにしたい」とご相談いただきましたよね。

稲葉:そうなんです。そうしたら、確かに競合他社や大手企業と並んでも自社のことを適切に伝えられそうなパッケージを提案してくれて。その場で、「僕らでもうまく活用できそうな採用支援ツールだし、試してみようか」と思えるものでした。

――取材当日は、どう感じましたか?

稲葉:弊社のことを事前に綿密に調べてきてくれたんだろうな、と感じましたね。

その事前準備の意気込みを感じたのは、僕がこのサービスを紹介した会社のうちの1社が経営する飲食店を訪れたときのことでした。その飲食店で山崎さんとその会社の方々とたまたま鉢合わせしたんです。その会社を取材するうえで現場視察のために来店していたのでしょう。

山崎:そのようなこともありましたね(笑)。まさか偶然お会いするとは……。驚きました!

笑顔で話す稲葉さんと山崎さん

稲葉:会社や机上を離れたところでも取材のために準備できることを徹底して行なっているその姿を見て、気づきました。業界外の人には適切に理解するのが難しい僕らの業界・会社の話を非常にわかりやすく、第三者の視点・言葉で彼らが表現できていた裏側には、本質や根っこの部分を自身の五感で理解しようとする彼らの意気込みと執念があったことに。感心しましたよ。

そうしてこだわってつくっていただいたストーリーブックだからこそ、もともと電通でプランナーをしていた僕からみても、クオリティが高いと感じる完成度でした。

OUR STORYの中身詳細図

 

――「OUR STORY」をどんな会社に薦めたいですか?

稲葉:ある程度の事業規模がある会社は、「新卒の採用支援ツール」として活用しやすいでしょう。一方、立ち上げたばかりのベンチャー企業で、新卒を採用する余力がなければ、再現性が高いことを利用して、「自社を理解してもらうツール」として活用すればいい。

山崎:そうですね! 事業規模にかかわらず、「OUR STORY」は幅広く活用いただけるツールに仕上げています!

稲葉:実は、僕はこのベンチャー企業や成長企業にこそ彼らの助けが必要なんじゃないかと思うんです。なぜなら、勢いのある企業の社員や経営者というのは、自社の製品やサービスへの思い入れが強く、つい自社目線の説明の仕方をしてしまうことがあるんです。なかには、難しい専門用語を交えながらいろいろと自社をアピールしたくなってしまう人がいるでしょう。そうしたことでは、学生に理解してもらいにくい。

ただ、そういった部分こそプロである彼らに任せればいい。読者目線に翻訳してくれて、再現性のあるコンパクトでわかりやすい冊子にまとめてくれるでしょう。

 

ストーリーブックについて話を聞いてみる

ストーリーブックをつくるなら「OUR STORY」!

今回、ナレッジスイートさんにインタビューしてみて、ストーリーブックの魅力を存分に知ることができました。

一度作れば、ずっと伝わる採用支援ツール「OUR STORY」。取材された記事は全8ページのブックレットになるだけではなく、二次利用可能なWeb記事の形でも提供されるとのこと。

人事目線でも、ありなのではないかという気がしてきました……!!

こんな場面で活用できる!
  • 優秀な就活生の囲い込みに
  • 「最終面接」→「内定」までの決定打に
  • 親御さんに安心感を与えるために
  • 社長の想いや自社の強みを再確認するなど、インナーブランディングに役立てるために
こんな企業におすすめ!
  • 会社説明会で社長の話にまとまりがなく、自社の魅力をうまく伝えられない
  • 事業内容をうまく伝えられない
  • 自社の価値観や理念などをまとめたい
  • 大手の掲載媒体に求人を掲載しても、効果がないと感じている
  • 最終面接まで進むが内定を辞退されてしまう、内定後のフォローがうまくいっていない

など……

就活生に自社をうまくアプローチしたい! 自社を深く知ってほしい!

そんな想いのある人は、「ONLY STORY」のサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

ストーリーブックについての詳細はこちらから

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大学卒業後、メーカー系SIerに入社し法人営業に3年間従事。その後、キャリアコンサルタントとしてIT・ゲーム業界専門の人材紹介会社に転職。優秀な社員が長く活躍し続けられる会社をつくりたいと思い、未経験で人事職へ。その後、ゲストハウスLAMPに行ったことがきっかけで、2018年にLIGへ入社。現在は、中途採用をはじめ、入社後のオンボーディングや評価制度運営、エンゲージメント向上に向けた取り組みを行なっている。

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