こんにちは、LIGで役員をしている帰国子女のマコトです。
みなさん、「自分がどんな病気になりやすいか」って気になりませんか?
近頃、海外では将来の病気に備えたい人が「遺伝子検査」を受けることが流行っているようです。
- 遺伝子検査とは?
- 個人の細胞を採取してDNA情報を読み取り、検査を受けた人の「病気のかかりやすさ」や「体質」などの遺伝的な傾向を知るための検査のこと。「DNA検査」と呼ばれることもある。 ※病気の診断や治療を行うものではない。
僕も今年で31歳。流行りの「遺伝子検査」を受けることで、今後かかりそうな病気のリスクを知り、予防や対策をしていきたいと思います。
数ある遺伝子検査のなかから、僕が今回受けることにしたのは、株式会社DeNAライフサイエンスが提供している遺伝子検査「MYCODE(マイコード)」。(以下「マイコード」に省略)
- マイコードとは?
- 検査を受けた人の「病気のかかりやすさ」や「体質」などの遺伝的傾向を知ることができる遺伝子検査。「最大 150 種類のあらゆる病気のかかりやすさ」と「最大 130 項目の体質・身体についての傾向」を知ることができる。
マイコードを利用しようと考えたのも、「採取した唾液を郵送で送るだけ」という手軽さに惹かれたから。仕事が忙しいときでも、手軽に利用できるサービスなのでありがたいですね。
さっそく、マイコードのホームページから「検査キット」を購入。
唾液を専用の容器で採取して、同意書と一緒にポスト投函したところ、3〜4週間後にWeb上で検査結果が確認できる状態になりました。
ところが、ここで僕を悩ませることが……。
「検査結果の項目」が多く、どう活用したら検査結果を最大化できるのか知りたくなりました。
そこで今回は、DeNAライフサイエンスにお伺いして、検査結果の活用方法や、マイコードを利用するメリットなども伺ってきました。
検査結果を活用して、遺伝的な病気のリスクを知り正しい生活習慣を心がける
今回、お話を伺ったのは、DeNAライフサイエンスの研究員として、マイコードの検査業務を担当している勝又 未久里さん。
人物紹介:勝又 未久里さんDeNA ライフサイエンス MYCODEグループゲノム解析センター、解析チームのリーダー。検体を採取して、解析を行っているDeNAライフサイエンスの自社ラボに勤務。白衣を着ると、身が引きしまる。 |
――勝又さん、よろしくお願いします。まず、僕のような30〜40代のビジネスパーソンが、マイコードで遺伝子検査をするメリットを教えてください。
勝又:30〜40代の方は、結婚で家族が増えるなどして、20代のときよりも「より健康でいたい」という意識が高くなっているかと思います。そのような方がマイコードを利用することで、ご自身の「病気のかかりやすさ」や「体質」などの遺伝的傾向を知ることができ、「高血圧のリスクが高めだから塩分を控えよう」などと、検査結果を健康に役立てられるはずです。
――ユーザーとしては、「より正確な検査結果を得られるか」という点も気になるところだと思います。マイコードの分析の質・科学的根拠の質について、教えてもらえますか?
勝又:私を含めた解析チームでは厳重なセキュリティのもとベテランの専門家が検査を行っています。検査結果は、東京大学医科学研究所と共同開発したリスク判定のロジックをもとに提供しています。マイコードの検査項目に関係し、マイコードが定めている査定基準を満たしている「新しい論文」が発表されれば、その論文の情報をロジックに組み込んでいくんです。したがって検査結果には「最新の研究結果」が反映される体制が整っています。
――僕は今回、「ヘルスケア」という検査メニューを受けましたが、そのなかには「最大280項目の検査結果」の詳細がわかるそうですね。
勝又:はい。「ヘルスケア」のメニューでは、病気(3大疾病のがん、心筋梗塞、脳梗塞など)と体質(肥満、肌質など)の遺伝的傾向を知ることができます。論文から「統計的な確からしさが十分である」ことが確認され、厳選された研究結果をもとにロジックを開発しているので、マイコードで検査できる項目は、ある程度絞られたものになっていることも特徴のひとつですね。
検査結果のトップページをご覧いただくと、「アルツハイマー」「もやもや病」「心筋梗塞」などと、多くのユーザーさんから確認されている項目をランキング形式で確認していただけるようになっています。
(※以下、検査結果画面はサンプルであり、実際のユーザーデータではありません。)
▲多くのユーザーが確認している項目については、ランキング形式で確認できる
――「もやもや病」は脳の血管に生じる病気で、難病に指定されていると伺いました。そういう病気の遺伝的なリスクまでわかるんですか?
勝又:そうなんです。そのほかにも、健康に不安を抱えている方が気にしやすい、様々な種類の「がん」の遺伝的なリスクだけではなく、「男性型脱毛症のなりやすさ」や「麦芽の香りを感じ取る能力」が遺伝的にあるかなど、会話のアイスブレイクに使えそうな項目まで検査できるようになっています。多種多様な項目を網羅していますから、ぜひ参考にしてみてください。
グラフと丁寧な解説で、遺伝的に病気のなりやすさを把握できる
――マイコードの検査を受けたのですが、検査結果をどう活用していったら良いのでしょうか?
勝又:では、一緒に確認していきましょう。まず、トップページにログインしていただき、「病気の結果一覧」のページを見てください。ここに表示される黄色い棒グラフで、各検査項目についての「遺伝的な発症リスク」がわかるようになっているんです。
▲病気の結果一覧ページ
――棒グラフの「1倍」のところに線が引かれていますね。この数字は何を意味しているのですか?
勝又:それは、すべての項目で「日本人全体の平均値を1倍」とし、「日本人の平均値と比べて、自分の病気のかかりやすさが高いか、低いか」を把握できるようにするためです。ただ、項目ごとに患者数は異なります。「遺伝的な発症リスクが1倍よりも高く、患者数の多い項目」から注意する必要があるでしょう。
▲①検査結果の詳細ページ
勝又: 次に、一覧の中から気になった項目の「詳しい結果を見る」をクリックしてみてください。すると今度は、「検査結果」「病気説明」「予防へのヒント(一部項目)」や「案内・サポート」がわかるページに移動します。このページを見れば、聞いたことのない病名でも、それはどんな病気で、どんな予防を心がければいいかがわかるようになっています。
▲②病気についての詳細を知ることができる
▲③予防へのヒントも丁寧に教えてくれる
勝又: 弊社では、認定遺伝カウンセラーと管理栄養士による「検査結果の見方セミナー」(無料)を会員様向けに開催しています。検査結果の活用方法がわからない方は、そのようなセミナーに参加していただくことをオススメします。
――マイコードで「遺伝的に発症リスクが高い」という結果が出た場合、将来的にその病気にかかると考えてよろしいのでしょうか?
勝又:いいえ、遺伝子検査の結果で「リスクが高い」という結果が出ても、必ず発症するわけではありません。病気が発症する原因には、大きく分けて「遺伝要因」と「環境要因」があります。マイコードでは、「遺伝要因」が約30%、生活習慣などの「環境要因」が約70%影響していると考えられている項目をご提供しています。ですから、自分のかかりやすい病気を知って、日頃から適切な生活習慣を心がけることが大切なんです。
――たしかに、がんや脳卒中などの「病気」と「生活習慣」との関係については、よく耳にする話ですよね。
勝又:そうなんです。なのでマイコードでは、「遺伝的な要因によって発症が決まる病気(単一遺伝子疾患や家族性腫瘍)」の項目は検査していません。遺伝要因だけでなく、環境要因(生活環境等)も病気の発症に影響する項目だけを取り扱っています。
そこでマイコードでは、ユーザーさんが生活習慣を改善できるように、マイページから飲酒や肥満、喫煙などの「生活習慣のチェック」も行えるようになっています。
▲生活習慣チェックの入力画面
勝又:この生活習慣チェックのアンケートに回答していただくと、現在の生活習慣でいると病気になるリスクが高いのか低いのかを判定することができます。この結果は、「生活習慣のリスク判定」という形で、一部項目の「予防へのヒント」のページにも反映される仕組みです。
ビジネスに役立ちそうな体質まで手軽に検査できる
――ちなみに、ビジネスと関連性が高い項目ってあるんですか?
勝又:「ヘルスケア」の検査項目では、記憶をつかさどる「海馬の大きさ」や、密度が高いほど脳の働きにとって好ましいとされる「脳の働きに関わる脳の神経の密度」などの体質がわかりますよ。
ほかにも、付き合いで飲む機会も多いビジネスパーソンの方であれば、「尿酸値」の項目などを確認される方が多いですね。「病気の結果を見るのは緊張する」という方でも、そのような体質についての結果であれば、気負いなく確認できるかと思います。
また、検査後に購入できるオプションとして、世界中の遺伝子研究の結果から自分の遺伝子型のタイプがわかる「MYCODE fumfum(マイコード ふむふむ)」というサービスも提供しています。(以下「fumfum」に省略)
▲多彩な項目がチェックできる「fumfum」
勝又:「fumfum」では、唾液を再度採取する必要はなく、1項目500円でセンスやスキルに関する遺伝的な傾向を調べることができます。なかでも人気なのは、働く上で参考になりそうな「言語性IQ」や「数学的思考力」ですね。また、「新しいものへの好奇心」や「怖がり度」など、検査結果が出た後も、さらに楽しんでいただける項目も数多くご用意しています!
▲結果画面では、遺伝的傾向とコラムを見ることができる
――「まずは「fumfum」を利用してみたい」というビジネスパーソンも多そうですね。
勝又:「fumfum」は「ヘルスケア」などの検査を受けた方へのオプションとなっています。「ヘルスケア」よりもライトなパッケージの「ディスカバリー」というメニューをご用意していますから、「fumfum」はそちらと組み合わることも可能です。遺伝子情報には「自分の祖先のルーツや特徴」が刻まれているので、ディスカバリーで、それらを検査できます。
▲ディスカバリーを受けると、「自分の体質の傾向」と「祖先」を組み合わせた「ゲノミー(遺伝子に刻まれたもう一人の自分)」がプレゼントされる
勝又:マイコードは、新しい論文の結果を定期的に反映しているので、結果を1回確認して終わりではなく、何度も確認しながら、健康改善に役立てていただきたいです。
まとめ
最大280項目もの検査結果が明らかになるマイコードは、病院に行かず自宅から、唾液を郵送するだけで結果がわかるので、仕事が忙しい30〜40代のビジネスパーソンにとって非常に便利な遺伝子検査キットだと感じました。
それに、東京大学医科学研究所との共同研究をもとにした検査で、科学的根拠に基づいているのも魅力的ですよね。検査結果をもとにして、各個人に合わせた有効なアドバイスをくれるので、健康改善に向けた行動がしやすいと感じました。
- こんな人におすすめ!
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- できるだけ多くの「病気のリスク」を知って予防したい!
- 科学的根拠に基づいている遺伝子検査を受けたい!
- 遺伝子検査を受けたいけど、仕事が忙しくて病院に行く時間があまり取れない!
マイコードでは、「病気と体質の全検査を行いたい」「がんに関する遺伝的傾向だけ知りたい」などのユーザーの目的に応じて、4種類のメニューを用意しています。健康改善につながる遺伝子検査を手軽に受けてみたい人は、「遺伝子検査・ マイコード(MYCODE)」を試してみませんか?
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