こんにちは、メディア事業部のあゆみです。
ブログメディアの運用をしている中で、「ブログを読んでもらうにはどうしたらいいのだろう?」「記事を読んでもらえる記事のタイトルってどんなコツがあるのだろう?」という思いで毎日タイトルとにらめっこしています。
そこで、日々の経験で見つけた、バズる…とまで言うとなんですが、【より多くの人にアクセスしてもらうためのタイトル付け】に気をつけるべきポイントを、LIGブログでのタイトルを例にまとめました。
LIGブログを執筆している社員やライターの方はもちろん、ブログを書いている方の参考になれば幸いです。
読みたくなる記事タイトルの付け方、7つの秘密
1 . 検索エンジンを意識した文字数、30字までにおさめる
主な検索エンジンでは以下の文字数まで表示されます。
Google – 全角30文字前後(ほぼ固定)
Yahoo – 全角28~33文字程度(可変)
以上を考慮して、長くても全角30文字程度で内容が把握出来るタイトルにする工夫が必要です。
内容の詳細を伝えるだけが目的なら、極論を言えば記事をそのままタイトルへコピペすればいいのです。でもそれって編集でもなんでもないですよね…。この記事は一体何の記事なのか、を簡潔に伝える言葉選びが重要になります。
2 . 具体的な数字を入れる。
【自社サイトをメディア化して分かった失敗と成功のまとめ。】というタイトルよりも、「読んでみようかな」という気持ちがかき立てられませんか?上記の記事は「1年」「100万PV」という数字を表示する事により、説得力が生まれます。自社サイトのメディア化は、ブログさえ立ち上げれば誰にだって言える事です。しかし100万PVとなると、立ち上げたばかりのブログとは規模感も影響力も違い、多くの経験の上で執筆された記事であろうことが予想出来ます。
LIGブログで最大のバズを引き起こした結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由。も「30年」という数字が入る事で、より一層の興味につながりますよね。
まとめ系はタイトルの時点でどれだけの情報が入っているかがおおよそ分かる事で、読者の興味や好奇心を仰ぐ事ができます。
3 . 役に立つ情報という事がわかる言い回しを使う
例)「~の方法」「~のヒント」「~のテクニック」「~のルール」など
自分に役立つ記事であれば読んでみようという気になりますよね。最近のLIGブログでは、ブログ神の片鱗を見せる誠人くんの記事タイトルを例にすれば「これは役に立つな」ということが一目で分かります。
4 . 技術記事は難易度が分かるようにする
例)「新人必見」「入門編」「玄人向け」などのフレーズ
前述の通り、自分にとって有益な情報であれば記事は読んでもらえます。例えば、HTMLをかじったばかりの方は「初心者必見。HTMLの〜」というタイトルがついているだけで、読んでみようという気になりますよね。
5 . インパクト重視!引きのある文言を入れる
例)「知らなきゃマズい」「要注意!」「流行の」「納得」「超速」「効率化」「誰でも」など
インパクトある文言を盛り込む事で、単純に興味を持ってくれる人を増やす事が出来ます。もちろんそれに見合った内容のある記事でなければシェアまでつながらないので、伝えたい事ありきの引きの文言という事をお忘れなきよう。
6 . 読者が求めている情報を満たす記事である事が分かるタイトルにする
例)「ブログをはじめたら〜」、「ブログアクセスを延ばしたい人〜」などターゲットを明記する
自分に関係があると思う記事は、思わず読んでしまうものです。一見「対象となる母数が減るのでは?」という懸念も浮かぶと思いますが、上記の記事で【アクセシビリティで業界を先駆けよう】【ダミーテキストに使える定型文まとめ】だけだとどうでしょうか。一見多くの人への提案のようですが、実際にクリックするのはまさにその瞬間にアクセシビリティで業界を先駆けたい人、ダミーテキストを欲している人だけになってしまいます。抽象的な表現は訴求力が低くなるので要注意!
7 . SEOキーワードを意識した単語選び
検索されると予測される、記事の内容を表す単語を盛り込みましょう。
このタイトルであれば「Photoshop」「髪の毛」「切り抜く」などのワードが引っかかりそう…と予測がつきますよね。 また、タイトル内に同じ文言が2回入るのもせっかくの文字数を無駄にしてしまうので、同様の意味合いを持つ他の検索ワードにするのも手です。
例)
Photoshop初心者は要チェック!Photoshopで人物の髪の毛を切り抜く方法
↓
今さら聞けない写真加工の基本!Photoshopで人物の髪の毛を切り抜く方法
Photoshopが重なっていた部分を写真加工という文言に変更する事で、「写真加工」というワードでも検索に引っかかりそうになりました。
公開前に最後の念押しを
一度タイトルを書き上げたら、
- もっと簡潔に!文言を短く出来ないか
- 同じ意味で違う表現に出来ないか
- 単語や文脈を入れ替えてみて、インパクトに変化がどう出るか
例)
このタイトルを上記1〜3にあてはめると
- 気づけば夢中。Photoshopのパペットワープが面白い!
- Photoshopのパペットワープを使用して、思い通りの画像を作ろう。
- 自由自在!Photoshopのパペットワープが面白い。
こういった目線でいくつかタイトルを並べてみて、語呂がよくしっくりくるタイトルを選び出してみて下さい。(ここは感覚的な部分もあります)ここまでするとタイトルに対して出来る事はやりきった!となるはずです。
さいごに
…と、色々と偉そうにテクニック的な部分をまとめましたが、個人的な本心としては、いくら良いタイトルでも中身が伴わなければ「読者を裏切る」という行為になると思っています。
しかし良質なコンテンツを提供するのは大前提の上で、その記事がタイトルを工夫する事により更に多くの方に読んでもらえるとなると、少しでも多くの人にクリックというアクションを起こすためのタイトル付けにも気を揉みたくなりますよね。せっかく時間を割いて書いた記事ですから、たくさんのアクセスや反応があれば単純に嬉しいし、その後のモチベーションにもなります。
また、上記のポイントを全て押さえる必要はありません。(…というより、全てを兼ね備えたタイトルが、日本語として成り立つかがもはや心配…)記事の性質によって押さえるべきポイントとの相性があるからです。
例えばですが、検索流入がメインになると予想される真面目系、技術系の記事はSEOを狙った秘密7あたりを、面白ネタ系記事であればインパクト重視の秘密5に注力すればより多くの人に記事を読んでもらえるのでは。
秘密とか仰々しく書きながらも基本的な事ばかりでしたが、この記事の内容がみなさんにとって少しでも有益であれば嬉しいです。(超心配)それでは!