こんにちは。
野田クラクションべべーです。
現代社会、何かと疲れることが多いと思います。誰にも邪魔されず、リラックスしたいって思うときありませんか?
そんな皆様にオススメしたいのが「サウナ」です。スーツで締め付けられたカラダを解き放ち、裸になろうじゃありませんか。
という僕も、昔は「サウナ? はぁ?」って感じでした。小さい頃から銭湯や温泉は好きでしたが、「サウナ」はもちろん「水風呂」に関しては全然意味がわかりませんでした。「おにぎりの具にとんかつを入れる」ことくらい意味不明でした。
そんな僕が、サウナに目覚めたのは2年前頃のこと。
サウナ? はぁ? 暑すぎて倒れるんですけど。
僕は現在(2018年3月時点)24歳で、サラリーマンをやっています。ただ、普通のサラリーマンではあり得ないキャリアを歩ませてもらっていまして、新卒で入った年に社長から「日本一周してこい」と命じられ、わけもわからず旅をしました。
楽しく仕事をさせてもらっていたのですが、ひとつ大きな問題がありました。
軽自動車で車中泊をしながら生活をしていたため、お風呂がないんですよ。毎日、スーパー銭湯やお世話になった方の家などで身体を洗っていました。
毎日「湯船」に浸かることができていたので、東京にいた頃よりも調子がよく、旅中は一度も風邪を引きませんでした。そこで、気づいたんですよね。
「お風呂」ってすごいんだな〜、身体を温めるってマジでカラダにいいんだ……と、身を持って実感しました。
全国各地の温泉に入らせてもらったのですが、香川県の「天然温泉きらら」さんを訪ねたときは、「駐車場で寝てもいいよ」と言ってくれて、どれだけ感激したか……。その節は、本当にありがとうございました。
で、まぁ、毎日温泉に入っていると入り口付近にある個室が気になりはじめるんですよ。しかも部屋から出てくる人たちが、なぜか凛とした表情をしている。
おそるおそるドアを開けて入ってみると……
それが「サウナ」のファーストインパクトでした。
え? サウナ入って、気持ちよくてハマったんじゃないの? そういう記事じゃないの? と思う方もいるでしょう。
違います。
そのときはまだ気持ちよさに気づけなかったんですよ。「サウナ」の良さに。
なぜなら、本当の気持ちよさは「水風呂」ってことをわかっていなかったから……。
火照ったカラダをクールダウンしてくれた……「水風呂」ありがと。
それから、半年くらい経った時期でしょうか。会社から新たなミッションを課されました。
「べべ、最近太ってきたからお遍路しなよ」
また謎の指令。そもそも、お遍路ってなんだよ。……ってレベルだったんですが、いざやってみるとそれはそれは大変でした……。
1,400キロという道のりを毎日歩き、Wi-Fiの使える場所を見つけたらパソコンでブログを書く。途中、相方が離脱し、それからは三脚を立てて自撮りをする日々。
車中泊生活同様「お風呂」がないので、スーパー銭湯でカラダを清める日々でした。
ある日、カラダが日焼けで熱すぎて、「水を頭から被りたい、海に入りたい……」そんな衝動に駆られたときに、高知県安芸郡の「たのたの湯」と出会いました。
本当になんとなく「水風呂入ってみるかぁ……」と思い、勢いよく、カラダを水に沈めると……
「あぁ……気持ちいい……なんなんだ……この心地よさは……」
日焼けで熱くなったカラダ全身を、水のベールが優しく包み込んでくれるような感覚。今思うと「サウナ=日焼け」みたいなもので、それを「水風呂」がコーティングしてくれたんだとわかります(個人的見解です)。
その日以来、サウナは水風呂とセットという認識に変わり、スーパー銭湯に行くたびにサウナと水風呂を交互に入る日々。それは意識的ではなく、無意識に。なんとなく。
東京はサウナ天国だった
2017年の4月に東京へ帰ってきました。
1年の旅を終え実家に帰還してからは、家にお風呂があったのでサウナに入ることも少なくなりました。それでも、2週間に1回は都内にある「高井戸温泉美しの湯」や「天然温泉仙川湯けむりの里」などでリラックスはしていましたが。
10月頃に家庭の事情で東京の狛江というところに引っ越すことになるんですが、近所に「狛江湯」という昔ながらの銭湯を発見しました。
これまで住んでいた家の近くには銭湯的なものはなかったので、「これはいいぞ!」と思い、1,000円札を握りしめ、お風呂セットを持参し通うことに。
昔ながらの見た目にもかかわらず、すみずみまで掃除がされている店内。バイブラ系のお湯に浸かり、ジェットバスでカラダの脂肪を揺らし、リラックス。ドアを開けると、遠赤外線系のサウナがバァーっと熱波を放ち、カラダを包みこんでくれます。
会社帰りで遅い時間だと「SCHOOL OF LOCK!」が流れ、学生時代の淡い思い出が蘇ったり、孫と一緒に腹筋をするおじいちゃんがいたり、変顔をして顔の体操をしている人がいたり……。各々が、「サウナ」という空間で自己表現をしていました。
それから仕事帰りに「サウナ」に通うようになりはじめたんですけど、「狛江湯」が火曜日が定休日なんですよ。
でも、サウナには入りたい……。そう思い始めてからはインターネットで「東京 サウナ」で調ベ、上野、新宿、池袋、新橋、神田、笹塚……と、都心にサウナがたくさんあることを知りました。
「会社帰りにサウナ行き放題じゃんか……!」これは、行かねば。ネバギヴァ。ってことで、取り急ぎ、会社近くの「カプセルネット おもてなしのお宿」に同僚と行くことに。
そもそもカプセルホテルに行くのもはじめてで、「おっさんたちが行く場所」と勝手に思い込んでいました。しかも、カプセルホテルに「サウナとお風呂」があるなんて、アンビリバボーすぎましたよ。え、銭湯なの? なんなの? って。
さらには、いろいろなコースがあって、ラウンジ(リクライニングシート)の場合は9時間 2,470円、12時間2,860円で利用できるわけです。出勤も楽だし、朝もう一度お風呂に入れるなんて最高じゃないですか(最初は、慣れない環境と、隣のおじさまの歯ぎしりといびきのタブルパンチをくらい、ノックアウト寸前でしたが……)。
それ以来、サウナにどっぷりハマる日々。今では週5〜6回は通ってます。
サウナのもたらす効力、変わったこと
ここからは、そもそもサウナの何がいいのか、どうやって入るのか、オススメのサウナはどこなのかを説明していきたいと思います。
photo by 栗原大輔(Roaster)
まず、よく言われているのは、肩こりが解消されたり、免疫力が上がったり、疲労が軽減されたり、自律神経が整ったり……など、細かいことはわからないのですが、そういう効果があるそうです。
僕なりの言葉で言うと、
- サウナの効力
- ・交互浴することで、頭がトロ~ンっとした状態になって、気持ちいい
・サウナに入った後のポカリスエットがめちゃうまい
・頭がめちゃくちゃスッキリしていい気持ちになる
・サウナは気持ちいい&素晴らしい
サウナでダイエット! みたいなことをよく言いますが、僕は逆に太りました。
サウナ後のお酒や食事が旨すぎて食いすぎちゃうんですよね。それでも肌の調子はよくなったし、風邪も引かなくなりしました。あと、お酒を飲む量が減りましたね。サウナ>お酒って感じで優先順位が変わったんだと思います。
サウナの入り方
photo by 栗原大輔(Roaster)
サウナの入り方にはいろいろな意見があると思うのですが、僕がやっているスタイルを紹介したいと思います。
- サウナの入り方
- ① シャワーでカラダを洗う
② シャンプーで髪を洗う
③ お風呂に軽く浸かる
④ カラダを拭いて、いざサウナへ
⑤ カラダをシャワーで流して、いざ水風呂へ
⑥ イスに座って休憩、水分補給も忘れずに
まぁ、こんな感じの流れです。
1回目は①〜⑥を実行し、2回目以降は④〜⑥を3セットから5セットほど行います。
個人的に重要だと思うのは、水分補給&無理をしないこと。よく、 「サウナは長く入った方がいい、水風呂は芯から冷えるまで入ったほうがいい、水風呂から入った方が気持ちいい……」など……色々な入り方などがインターネットや本に書かれています。ぶっちゃけ、なんでもいいです。「サウナ」に通いながら、自分にあったスタイルを作っていけばいいんだと思います。
「あぁ〜サウナ来てよかったぁ」と思えるか、それが一番大事だと思ってます。
オススメのサウナ
photo by 栗原大輔(Roaster)
週5〜6回はサウナに行ってるんですが、僕が意識しているのは「サウナの湿度、水風呂の匂い、細かいホスピタリティ」です。
以上を満たしつつ、僕のカラダが喜ぶサウナは以下の3つです(今回の記事では紹介できなかったサウナでも最高の場所は多いので、別途ブログを書きたいと思います)。
① 「サウナ&カプセルホテル 北欧 」
photo by 栗原大輔(Roaster)
JR上野駅から徒歩5分ほどの場所に位置する「サウナ&カプセルホテル 北欧」。
サウナは90℃〜100℃くらいで、水風呂は15℃〜16℃くらいで塩素臭さも少ないです。北欧さんの魅力は何よりも「露天風呂&外気浴」。これはマジで一級品です。
特に、天気のいい日の朝サウナはマジでオススメ。朝の6時〜8時くらいが狙い目です!
出社前って憂鬱じゃないですか? 朝ギリギリに起きて、満員電車に揺られ、会社に着く……。もう、それだけで疲れちゃいますよね。そんな人は、朝からお風呂に入るようにしましょう。そして朝日を浴びましょう!
「でも、早朝に都内で朝日を浴びながら出社するなんて……そんな場所あるわけない……」
いいえ! 北欧さんはその夢を叶えてくれるんです! なぜなら、「地上6階・24時間年中無休」だからです。スーパー銭湯だったら露天風呂はあるかもしれません。ただ、朝の9時、10時からオープンするところがほとんどですよね。公衆浴場系の銭湯も15時、16時からオープンする店ばかり。
「モーニングタイム(1,600円)」で朝サウナすることはもちろん可能ですが、僕が本当にオススメしたいのは「ナイトパック(3,200円)」。終電を気にすることなく、ゆっくりとサウナに入り、朝もう一度モーニングサウナをすると、1日中ハッピーになること間違いなしです。
- 店舗情報
- ・営業時間:24時間営業 / 年中無休
・定休日:-
・住所:東京都 台東区 上野7丁目2-2-16
・電話番号:03-3845-8000
・値段:詳細はこちら。オススメは、クイックサウナ ¥1,000/3時間(AM.10:00~PM.11:00までにチェックインされたお客様)
・ホームページ:http://www.saunahokuou.com/
・サウナの温度:100度
・水風呂の温度:16度
②「サウナセンター大泉」
最寄りはJR鶯谷駅か、東京メトロ日比谷線の入谷駅です。
創業50年以上の老舗サウナで、見た目こそアンダーグランド感が満載の建物ですが、館内はすみずみまで掃除されています。サウナの温度は90℃くらいとそこまで熱々ではないのですが、空気中の湿度が多めで、体内からジワジワと温めてくれます。
サウナ内には、南富良野産の白樺の木が置かれていて、匂いもバッチグー。サウナストーンも貴重なものを使っているらしく、なんとなくバッチグー。水風呂は塩素臭さは少なく、15℃〜16℃でいい感じの温度です。サウナに入るドア付近に出た先に、キンキンに冷えたお水と塩、氷が置いてあるので、バッチバッチにキマリまくります。あと、冷やしシャンプーも最高です。
値段は3時間1,200円、8時間1,800円、宿泊は3,000円(朝食orドリンク無料)とリーズナブルな価格も嬉しいです。休憩室には漫画もめちゃくちゃ置いてあって、『賭博黙示録カイジ』を読みながらザワザワしたり、『サザエさん』を読みながらルンルンしたりもできますよ。
個人的にオススメしたいのは、食堂で頼める「ハムエッグ定食(600円)」。何で旨いのかな〜……と考えながら食べていると、いつの間にかなくなっている。そんな旨さです。
- 店舗情報
- ・営業時間:24時間営業 / 年中無休
・定休日:-
・住所:〒110-0004 東京都台東区下谷2-4-7
・電話番号:03-3876-0016
・値段:詳細はこちら
・ホームページ:http://www.ooizumi.co.jp/uguisudani/
・サウナの温度:90度
・水風呂の温度:16度
③ 「オアシスサウナ アスティル」
JR新橋駅から徒歩5分ほどの場所に位置する「オアシスサウナ アスティル」。
サラリーマンの街「新橋」の繁華街に突如出現するサウナです。サウナの温度は75℃〜80℃とそこまで高くないのですが、自動セルフロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を出し、サウナ室内の体感温度と湿度を高めること)が15分毎におこなわれるため、湿度が非常に高いです。しかも、電気が消えて水が落ちるところが「パァーー」って光るんですよ。ワンダフォオー。
仕事終わりの上司と部下が……
上司「明日までの資料できてんの?」
部下「まだです」
上司「サウナ来てる場合?」
部下「誘ったのはそっちじゃないですか!」
上司「あ、そっか。よし、キャバクラ行こう!」
部下「なんでですか」
みたいな会話が聞こえてきて、和むんですよね〜。サウナで生まれる心温まる会話を聞きながら1日の疲れを流すことができる「オアシスサウナアスティル」、最高です。
- 店舗情報
- ・営業時間:正午12:00~翌AM10:00(最終受付時間 AM9:00)
・定休日:-
・住所:〒105-0004 東京都港区新橋3-12-3アスティル新橋ビル 3・4階
・電話番号:03-5401-0356
・値段:詳細はこちら
・ホームページ:https://www.oasissauna.jp
・サウナの温度:86度
・水風呂の温度:15度
まとめ
photo by 栗原大輔(Roaster)
長々と文章を書いてきたわけですが、僕が言いたいのは「サウナ」は人生を楽しくしてくれるということ。
不思議なもので、「サウナ最高、サウナ最高」と言い続けていたらサウナ好きの知り合いが増えたり、「東京ウォーカー」3月号の上野特集に登場してしまったりと、サウナに関する仕事も増えてくるようになりました。
個人的な夢ですが、いつの日かサウナとコワーキングスペースが一緒になった場所が生まれたら最高だと思います。仕事の合間にすぐにサウナに行けるってヘブンすぎる。この記事を読んで、少しでも「サウナいいなぁ〜」っと思ってもらえると嬉しいです!
長文失礼しました!
以上、野田クラクションべべーでした。