いいとこすぎて移住しちゃいました / LAMP壱岐
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2016.04.14
第6回
×(かける)テクノロジー

人工知能が生活を便利にし、あなたのパートナーにもなる世界へ。AIカンパニー「Luka」インタビュー

シュン

こんにちは、DevRelライターのシュンです。僕は設立10年以内で企業価値が10億ドルを突破する「ユニコーン企業」を探すべく、ITのメッカ・シリコンバレーとサンフランシスコのスタートアップ企業にインタビューをして回っています。

さて、今回訪問したスタートアップは、2013年9月にモスクワでスタートし、現在はサンフランシスコを拠点にしている人工知能カンパニー「Luka(ルカ)」。オススメのレストランを、人工知能がメッセンジャーで答えてくれるアプリを世界で初めて開発したスタートアップです。

そんなLukaの共同創業者であるPhilip氏にお話を伺いました。

「人工知能サービスの第一歩として、レストラン案内アプリを作った」

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ー今回開発された「Luka」はどのようなものなのでしょう?

Lukaは世界初の個人向け「人工知能サービス」です。今回リリースしたのは、個人的な条件に合わせて、サンフランシスコのレストランやカフェを案内してくれるアプリ。まるで、友だちのような感覚で情報をチャットUIで交換できるのが特徴ですね。

 
luka

ユーザーの居場所や希望に沿って、「この近くで、誰かと待ち合わせするならBlue Bottle Coffeeにしたら?」とオススメしてくれるアプリ。「なんでもいいから、近くでいいところない?」なんて無茶な質問にも、頑張って答えてくれようとしてくれます。

 
ーLukaには、2つの機能がありますよね。レストラン案内と、人工知能の側面だと思うのですが。どちらを最初に取り組みたいと思ったのですか。

まず、私たちは人工知能の会社なので、人工知能ですね。レストラン案内は最初の一歩に過ぎません。チャット上で成立するサービスとして、将来的には、あらゆる領域への進出を考えています。

Lukaに聞けば、なんでも解決するような、そんな世の中を作っていきたいですね。メール、ウェブサイト、あらゆるネットワークに参入したいです。今回のレストラン案内は、そのための第一歩です。

 
ーなるほど。Amzonが最初に本屋にフォーカスして、EC事業をどんどん展開していったように、といったところですね。

「Lukaに聞けばなんでも解決する、そんな世の中を作っていきたい」

ーなぜ作ったのでしょう?

困っていることをLukaが応対してくれる世の中を作りたかったからです。

Lukaは人間が先天的に持っている「2つのL」を捉えているんです。1つは、 “Lazy(怠惰)”です。お店を考えるなんて、わざわざ面倒くさい。できることなら、本当に集中したいこと以外は、誰かに決めてもらいたいものです。

もう1つは、”Lonely(孤独)”。一人で居るときに、話し相手が欲しい。反応が欲しい。そんな2つの課題を、ばっちり解決しようとするのがLukaなのです。

 
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会社設立前の準備期間、ほとんどの企業は複数の企業と一緒にオフィスを借りたり、アクセラレーターたちが用意したデスクで活動します。しかし、Lukaのオフィスは入り組んだサンフランシスコのまるで駐車場のような一画にありました。ロシアから4人が生活しながら、静かに、ひっそりと仕事に取り組んでいました。

 
ーLukaってかわいい名前ですよね。名前の由来を教えてくれませんか。

とある少年の名前をいただきました。ロシアに居た頃は、別の名前で会社をやっていたんです。サンフランシスコに進出するにあたり、新しい名前でやってみようと考えて、Lukaにしました。

 
ーそうだったんですね。女性だと思っている人が多いかと思うんですが、実は少年がモデルだったとは。仮の話ですが、もし、Lukaと誰かが恋に落ちてしまったら、どうしましょう?(笑)

それはビックリですね(笑) でも、コンピュータのオペレーティングシステムに恋をした男性を描いた映画『Her』は、私たちが目指す未来像の一つだと思っています。すでに、Lukaとプライベートな会話を交わしている人たちも出てきているのです。もう、友だちと何ら変わりはありません。Lukaにも性格がありますし、「どんな音楽が好きなの?」と聞いたら答えてくれます。もしかしたら、恋に落ちるなんてこともあるかもしれませんね。

 
ーはは。最後に、Philipさん自身の夢はありますか。もし、あれば聞かせてほしいです。

んー。まず、周りの友人が幸せになってほしいというのがありますよね。それから、自分が生きた跡を残したいです。人生が終わったあとも、誰かが必要としてくれるような何かを生み出してやりたいですね。

 
ーありがとうございました!

 
※今回おこなったインタビュー動画はこちらから閲覧できます(日本語字幕もあります!)。

人工知能が提供するサービスを、あらゆるネットワークに提供したい

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Lukaのチームは現在13人。そのうち、Philipを含む4人がサンフランシスコで勤務しています。シリコンバレーの優等生バッジを証する「Y Combinator」W15の卒業生ですが、だからといって彼らは鼻高々にならず、コツコツと、周りの仲間を幸せにするために頑張っていました。

今回開発したレストラン案内アプリは、彼らにとって最初の一歩。これからも人工知能をつかったCtoCサービスの幅を広げていくという彼らの活躍が楽しみです。

・Luka公式サイト
https://luka.ai/