こんにちは、ナッツです。
前回、「グローバルメディア運営者必見!お金をかけずにできる海外向けプロモーション施策17選」という記事を書きましたが、今回はその続きとしてグローバルメディアのマネタイズ方法について調べてみました。
マネタイズといっても物販などはハードルが高いので、無料で手軽に始められる広告収益でのマネタイズ方法をご紹介していきます!
目次
PPC広告
PPC(Pay Per Click)広告とはクリック型の広告のことです。
成果報酬型のアフィリエイト広告と違い、PPC広告はメディアに表示させた広告がクリックされる毎に報酬が入るのが魅力的です。
1. Google Adsense
ご存知「Googleアドセンス」。ブロガーの方なら、すでに導入している方も多いのではないでしょうか。
初めてGoogleアドセンスを利用する場合、アドセンスアカウントの申請が必要になってきます。申請が通れば、あとは管理画面から広告コードをコピーし、自分のブログに設置するだけ。あとは最適な広告が自動で表示され、クリックされる度に収益が発生し、月末締め翌月末払いで米ドルで$100、日本円で8,000円から受け取り可能です(2015年2月時点)。
なお、初めてGoogleアドセンスを利用するという方は、必ず利用規約を熟読しておきましょう。規約違反を犯すと、アドセンスアカウントの凍結などが起こり得ますので気をつけてください。
- 参考:Google AdSense オンライン利用規約
2. Chitika
Googleアドセンスと同様、PPC広告を提供している「Chitika」。仕組みもGoogleアドセンスと同じです。
確定金額の受け取り方法はいくつかあるのですが、Paypalを選択すると月末締め翌月末払いで最低支払い金額が$10から受け取ることができます。
Googleアドセンスは通常3つまでしか設置できないため、「広告を増やしたい!」というときは「Chitika」も一緒に導入するといいでしょう。
3. Revenue Hits
「Revenue Hits」は、Googleアドセンスの代替サービスとして導入しているメディアも多い広告サービスです。
特徴は、提供している広告の種類が豊富なこと。バナー広告やテキスト広告だけでなく、ポップアップ広告やスライドバー広告なども提供されています。最低支払い額は$50から受け取り可能です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、指定のリンクから読者が商品を購入した場合、メディアオーナーに報酬が入る仕組みです。メディアで商品紹介をする際、ただ商品ページのURLを設置するのではなく、アフィリエイト広告を使って商品紹介を行うことでマネタイズが可能になります。
4. Amazon Associates
https://affiliate-program.amazon.com/
Amazonのアフィリエイトプログラム、「Amazonアソシエイト」。
こちらもGoogleアドセンス同様、ブロガーの方なら導入している方も多いですよね。ただしGoogleアドセンスと違い、グローバルメディア用に「Amazon.com」でのアソシエイト登録が必要になります。(日本でAmazonアソシエイトをやる場合は、「Amazon.co.jp」での登録になります。)
登録は簡単で、登録画面からアフィリエイトを始めたいメディア情報などを入力するだけ。ほんの数分でアカウントをつくることができます。
最後に本人確認のために自動音声の電話がかかってきますが、登録画面に表示されるPINコードを入力するだけなので、心配する必要はありません。
5. Rakuten Affiliate Marketing(旧LinkShare)
http://marketing.rakuten.com/affiliate-marketing
日本でも利用者の多い、老舗アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)の「リンクシェア」。楽天が買収し、「Rakuten Affiliate Marketing」という名称で現在展開されています。
“The Top 20 Affiliate Networks 2015”で1位に選ばれるほどの大手ASPのため、ぜひ登録をオススメします。米ドル$50から報酬金額を受け取ることができます。
6. CJ Affiliate
リンクシェアに並んでメジャーなASPが「CJ Affiliate」です。リンクシェア同様、米ドル$50から報酬金額を受け取り可能です。
「紹介したいブランドが、リンクシェアになくてCJ Affiliateにはある」といった場合もありますので、ぜひ登録してみてください。
- 登録ページはコチラから
7. skimlinks
Googleアドセンスは一度広告コードをメディアに設置すれば、あとは自動で広告が入れ替わりで表示されます。一方アフィリエイトの場合は、都度紹介したい商品のアフィリエイト広告リンクを管理画面から取得しなければなりません。1記事で紹介したい商品が10個ある場合、10個の広告リンクを取得して設置、という作業をしないといけないのです。
そこで便利なのが、「skimlinks」。一度タグをメディアに設置すれば、メディア内のリンクを自動でアフィリエイトリンクへと変換してくれます。2万以上のアフィリエイトプログラムを保有しているため、確実にアフィリエイト広告を設置したい場合を除き、導入しておいて損はないサービスです。
8. その他のアフィリエイトプログラム
他にも多くのアフィリエイトプログラムが存在しています。いろいろなアフィリエイトを試してみたいという方は、ぜひ下記サイトで紹介されているアフィリエイトプログラムTop20を中心に、登録してみてください。
- The Top 20 Affiliate Networks 2015
広告枠を販売する(純広告)
PPC広告もアフィリエイト広告も、メディアの読者がクリックなり購入なり、何かしらのアクションをしてくれないと収益は生まれません。広告主側からすると無駄な広告費は使いたくないため当然ではありますが、メディア運営者側からすると広告を掲載するだけで収益をつくれることはとても魅力的ですよね。
そこで活用したいのが、広告枠を販売することができるマーケットプレイスサービスです。いくつか見ていきましょう。
9. BuySellAds
https://buysellads.com/publishers
恐らく広告枠のマーケットプレイスとしては一番有名な「BuySellAds」。
下記のような形でメディア情報を登録すると、各広告枠をimp(インプレッション)単位や掲載期間単位で販売できるようになります。また販売価格も自分で設定することが可能です。
マーケットプレイスの販売ページを見ていると、他の媒体がどれくらいのインプレッションで、いくらくらいで広告枠を販売しているかも見られるため、広告の値段を決めるのにも参考になりますね。
- マーケットプレイスページ
ただ、「BuySellAds」はメディア登録の審査が厳しいとも言われております。審査基準の参考となるのが下記項目です。
- サイト年数:少なくとも3ヶ月以上
- Alexa のランキング:100K以下
- PV数:月間50万PV以上
- 独自ドメイン
- ユニークコンテンツ
- 見やすいレイアウト
- 英語サイトかどうか
- 「BuySellAds」についての記事があるか(必須ではないが、あると審査に通りやすいとも)
参考:Make huge amount of money from your website through Buysellads
もし審査が通らなかった場合、引き続きいいメディアになるよう記事を更新していきつつ、他の広告マーケットプレイスにも登録するという手もあります。他にどういったものがあるのか、見ていきましょう。
10. PublicityClerks
http://www.publicityclerks.com/
「BuySellAds」と同様、自分の好きな価格で広告枠を販売できるマーケットプレイス「PublicityClerks」。月間5,000インプレッション以上あるメディアであれば登録ができます。
11. Adsella
http://www.adsella.com/marketplace/
「Adsella」も広告枠のマーケットプレイスの1つ。「BuySellAds」ほど審査は厳しくなく、1日から広告枠を販売できることが特徴です。
12. AdEngage
「BuySellAds」ではPCサイトの枠、モバイルサイトの枠と別々に販売する必要がありました。しかし、こちらの「AdEngage」では1つのコードでレスポンシブな広告を設置することができます。そのため、サイトの広告枠の管理の手間を省けます。
また、審査が通るとアカウント毎にアカウントマネージャーがつくため、どのように収益化していけばいいかなどの相談もできるのがいいですね。
参考:日米新租税条約について
米国のサービスを使って収益を上げた場合、米国で課税されてしまいます。しかし、日米租税条約により日本の納税者であることを証明すれば、米国での課税ではなく日本で課税されるようになっています。そこで、日本の納税者であることを証明するのが「W8-BEN」という書類です。
「Chitika」などは「W8-BEN」の登録フォームがありますが、登録フォームがない場合は書類をFAXで送る必要がありますので、ご注意ください。
- 米国からロイヤルティーを受け取る場合の源泉税課税|ジェトロ
- W-8BENフォームの記入方法(書き方)
おわりに
海外には、個人でも始められる広告サービスがたくさんあります。それはやはり、英語圏はユーザが多く広告主も多いからです。
「日本語ブログのマネタイズが頭打ちになってきた」
「海外向けにブログをやってみたい」
「もっとお金を稼ぎたい!」
という方は、ぜひ英語の勉強も兼ねて、海外向けブログを始めてみてはいかがでしょうか? 英語ができればインターネットでアプローチできる情報量も増え、世界が広がりますよ! ナッツももっと英語を勉強して、グローバルで活躍できる男を目指して頑張ります!
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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