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文化祭のアイデア出しにも!面白い企画を生むブレスト(ブレインストーミング)の進め方

文化祭のアイデア出しにも!面白い企画を生むブレスト(ブレインストーミング)の進め方
(編集部注*2013年10月2日に公開された記事を再編集したものです。)

皆様、こんにちは。メディア事業部のまゆです。

学生なら文化祭、社会人なら新企画の案出しなど、面白い企画が必要な場面は多々ありますよね。

LIGでは“面白い企画を考えるお仕事”が頻繁に来ます。そのとき、たくさんのアイディアを出すためにブレインストーミング(以下ブレスト)というものを行います。

ブレスト(英:Brainstorming)とは?

ブレストとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。

(Wikipedia参照)

今回はLIGでも頻繁に行われているブレストについて書いていきたいと思います。


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まずは「ブレスト4原則」について

ブレスト4原則

1. 判断・結論を出さない(結論厳禁)

ブレスト中は基本的に判断・結論はNGです。ブレストの定義は相互交錯の連鎖反応や発想の誘発の期待なので判断・結論は次の段階に譲ります。ただし可能性が広がる質問や意見はその場で自由に出し合いましょう。

  • 判断・結論はブレストの次の段階に譲る。
  • 「○○はできない」ではなく「○○を実現するためにはどう対応するか」などの解決策を見つけるための提案をする。

2. 粗野な考えを歓迎する(自由奔放)

つまらないアイディア、乱暴なアイディア、見当違いなアイディア、全て言葉にして説明しましょう。それが奇抜な考え、ユニークで斬新なアイディアだったりします。

  • 「良いアイディア」を出すことに集中する必要はない。
  • 奇抜で自由奔放なアイディアを歓迎する。※テーマから離れすぎないよう注意しましょう。

3. 量を重視する(質より量)

ブレストは一般的な考え方、アイディアまで様々な角度のアイディア全てを歓迎します。ですので必然的に質よりも量が重要になってきます。

  • アイディアの可能性、幅を広げるためにはたくさんの提案をする。
  • 一般的なアイディアから新規性のあるものまで歓迎する。

4. アイディアを結合し発展させる(結合改善)

他の人のアイディアに思い切り便乗しましょう。自分のアイディアと他の人のアイディアが思わぬ所で繋がったりして新しいアイディアが生まれる事もあります。またテーマに対して専門知識を持っている人が参加していれば相乗効果も狙えます。

  • 他の人のアイディアを修正、改善、発展、結合させる。
  • 自分が出したアイディアに対する改善案や組み合わせなども歓迎する。

LIGのブレストとは?

LIGのブレストとは?

LIGでは特にステマでブレストをする場合が多いのですが、どんな風に行うのか簡単にご紹介したいと思います。

軽い声かけ

いきなり重々しい雰囲気で入るとアイディアも出にくいので、主催者側からの「ブレストするよ〜」という軽い感じの声かけから始まります。

少しでもリラックスした状態で参加できれば想像力も膨らみますよね。この時ブレストを効率的に進めるためにLIGの場合は参加人数は3人〜5人くらいに設定しています。

主催者からの説明

参加者の殆どはこの時に初めてブレストのテーマを知ります。主催者からの説明は大切で「なぜそのアイディアが必要なのか」、「最終的に達成したい目的は何か」を参加者と共有させます。

ただしアイディアの幅が狭くならないように「〜は今回、実現不可能だから見送ります。」というような情報はこの時点では必要ありません。

制限が色々と掛かることは当然ですがアイディアを出す段階では邪魔な情報となります。アイディアを出し切ってから現実的では無いものを取り除けば良いのです。

紙に個人でアイディアを書き出す

一つのテーマに対して5分の時間を設定して、メモ用紙や大きめの付箋に個人個人がその場で考えてアイディアを書き出します。

5分という時間設定は変に考え過ぎないようなシンプルなアイディアをたくさん集める為で、紙に書き出すのは後で主催者が集めてまとめやすくする為です。

アイディア発表

ここで全員が考えたアイディアを順番に一人一人発表していきます。紙に書いた事はどんなアイディアでも発表して頂きます。この時に発表者のアイディアに反応して「こんな風にしたらもっと面白くない?!絶対に面白いよ!」みたいな会話も出てきます。

ネタをまとめる

最後に参加者から出たアイディアをまとめるのですが、発表の時に一番盛り上がったものがほとんどの場合採用されます。

別々のアイディアを組み合わせて、更に良いアイディアになる場合もあります。

実際にブレストであった例

絶望の中に希望を。命を救ったチャットワーク。

多分4原則の中で一番実践するのが難しいのは「粗野な考え方を歓迎する」だと思います。一般的な思考では現実的なアイディアしか思い浮かばず、それ以外のアイディアは実現不可能と勝手に判断されてしまう場合が多いので歓迎しづらいからです。

そこでLIGのステマ記事の中で「粗野な考え」が生きた例を、こちらの記事「絶望の中に希望を。命を救ったチャットワーク。」をもとに紹介したいと思います。

【お題】クラウド型ビジネスチャットツール「チャットワーク (ChatWork)」をどう宣伝するか。

この時のブレストで出たアイディアは、

  • 全てのやりとりを(彼女や親)をチャットワークにしてみた。
  • チャットワークでケンカするとこんなに合理的!
  • チャットワークを完全に用途の違うWEBサービスとしてステマする。
  • もしも桃太郎がチャットワークをしていたら?
  • 変態からチャットワークを通じて謎の指令が来る
  • チャットワークで社内恋愛。
  • 社内会議をチャットワークのみでやり、ガマンできずにどれくらいの声が出ちゃうか実験。
  • ライバル社にチャットワークについて推薦状を出してもらう。

などなど。

そんな中で、「変態からチャットワークを通じて謎の指令が来る」というアイディアに対し、とある某映画の設定が参加者の1人の頭に浮かびました。

そこで初めて「某映画のパロディを記事広告でやってみたらどうだろう?」というアイディアが生まれ、その場の参加者の支持を多く集めたのです。

その結果、「絶望の中に希望を。命を救ったチャットワーク。」という記事が完成し、公開されました。

「変態からチャットワークを通じて謎の指令が来る」というのはいかにも適当で「変態って何だよ。そもそも、なんでいきなり、メッセージが届くんだよ」という、常識的見地からあっさり切り捨てられそうなアイディアです。

ところがこのアイディアがブラッシュアップされて実際のネタとなっていきました。

ブレストが終わった後のアイディアの整理

ブレストが終わったらアイディアの整理をしましょう。せっかく出たアイディアも整理してまとめなければ意味がありません。以下に主な整理方法を載せましたのでご参考までに…。

KJ法

KJ法

 データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめてゆく。

(Wikipedia参照)

文化人類学者、川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)がデータをまとめるために考案した手法です。ちなみにKJは考案者のイニシャルから来ているらしいです。

KJ法は以下の方法で進められます。

  1. カードの作成
  2. 1つのデータを1枚のカードに要約して記述します。(※1枚のカードに1つのデータだけ。複数描き込まない。)

  3. グループの編成
  4. 数多くのカードの中から似通ったものをいくつかのグループにまとめ、それぞれのグループに見出しをつける。

  5. 図解化(KJ法A型)
  6. 空間配置:グループ化されたラベルの束を机の上などに並べ表札ラベルの内容を読み、意味関係の配置する。
    図解化:ラベルの束同士を線でつないだり(相互、対立、原因・結果の関係などを表す)、囲んだりして図解にする。

  7. 叙述化(KJ法B型)

文章化:ラベルの束、あるいは図解から文章を書き起こす。時間の前後関係に展開することで図解の誤りを発見したり、新たな発想やヒントが生まれることもあります。
口頭発表:文章に代えて口頭での発表を行い、議論を深める。

マインドマップ

マインドマップ法

頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと。

(Wikipedia参照)

表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げて繋げていきます。

概念地図

概念地図

概念間の関係を示した図である。概念と概念をラベル付きの矢印で連結し、全体として上から下に分岐していく階層構造になっている。

(Wikipedia参照)

概念間の関係を示した図で、概念と概念をラベル付きの矢印で連結し、全体として上から下に分岐していく階層構造になっています。概念同士の連結は「AはBを増大させる」、「AはBを引き起こす」、「AはBに必要とされている」、「AはBに寄与する」といった関係を表します。様々な概念の関係性を可視化する方法で形式はマインドマップと近いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日常的にブレストをする方にも、これからブレストを始める方にも、ぜひとも「ブレストの4原則」を忘れずに、中でも「粗野な考え方を歓迎する」を意識しながら進めていっていただけますと幸いです。

ではでは失礼します。

 

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この記事を書いた人

まゆこ
まゆこ エディター 2013年入社
記事の編集しています、まゆこです。喋るのが得意ではありません。シャキン、シャキンという音を聞きたくて、週末に前髪をよく切ります。目上の方にドッキリをしかけるのが好きです。あと寿司も好きです。

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