こんにちは、クリエイター特化型転職エージェント「LIG Agent」の佐藤です!
| LIG Agent(リグエージェント)とは?LIGが運営するクリエイター専門の転職エージェント。約20年のWeb制作会社としての経験から、企業が求めるスキルやマインドをふまえた転職支援が可能。独自のネットワークを生かした非公開案件も紹介している。 https://liginc.co.jp/lig-agent |
LIG Agentでは、クリエイターのみなさんのキャリアに役立つ情報をお届けすべく、クリエイターが活躍している企業の独自の文化や取り組みを取材しています。
今回お話を伺ったのは……株式会社SUPER STUDIOのカスタマーエクスペリエンス室で活躍する、プロダクトデザイナー・浦田さん。
エンジニア・PMとしての経験を経て、プロダクトデザイナーに転身。現在は、AIコマースプラットフォーム「ecforce」のプロダクトデザインや、ecforceを導入するクライアントの新サービスにおけるUI・UXデザインにも携わっています。
エンジニア・PM時代に、「作れるかどうか」を判断するだけでなく、「何を作るべきか」を考える段階からものづくりに関わりたいと考え、デザイナーへの転身を決めた浦田さん。キャリアチェンジの背景や、現在の仕事で大切にしている考えについて伺いました。
![]() |
株式会社SUPER STUDIO 「コト、モノにかかわる全ての人々の顧客体験を最大化する」をMISSIONに掲げ、プラットフォーム事業、コンサルティング事業、コマース事業を展開する企業。 主軸となるAIコマースプラットフォーム「ecforce」は、コマースDXの実現に向けて、AI-Readyなシステム基盤を構築する。マーケティングの最適化や販売チャネルの強化をはじめ、AI駆動型のデータ活用、業務改善から実行まで、コマースビジネスに特化した多様なプロダクトとサービスを提供している。これらを通じて、誰もが事業を運営・推進できる基盤づくりを目指す。 |
|---|
浦田さんの1日の様子に密着した動画も同時公開しているので、ぜひあわせてご覧ください!
「何を作るか」を考える段階から関わりたい。エンジニア・PMからデザイナーへ
▲株式会社SUPER STUDIO プロダクトデザイナー 浦田さん
—— 浦田さんはもともと、エンジニアやPMとして働いていたと伺いました。デザイナーを目指したきっかけを教えてください。
浦田:前職であるプロジェクトを担当したとき、同じ案件に企画職の方がいました。その方はクライアントと、「そもそも何を作るべきか」「このビジネスをどう設計するか」といった話をしていたんです。その姿を見たことが、私がキャリアチェンジを考えるきっかけになりました。
当時の私は、主に開発スケジュールの管理や仕様の調整を担当していました。もちろん、それもプロジェクトを進める上で重要な仕事です。一方で、私の役割は「実現できるかどうか」を判断することが中心で、「何を作るべきか」を考える段階には十分に関われていませんでした。そこに、もどかしさを感じていたんです。
企画や価値設計の段階からものづくりに関わりたい。そう考え、デザイナーへのキャリアチェンジを決めました。
—— PdMなどの選択肢もある中で、なぜデザイナーを選んだのでしょうか?
浦田:正直、当時はPdMという職種をあまり知りませんでした。たまたま「デザイン思考」という言葉に出会い、そこからデザイナーという仕事を知ったんです。
あとは、少しミーハーなところもあるので、単純に「デザイナー」という言葉に憧れた部分もあったと思います。
—— エンジニアやPMとしての経験は、現在の仕事にどう活きていますか?
浦田:エンジニアやPMを経験してきたことは、今の仕事にすごく活きていると感じています。エンジニアとしての経験があるため、技術的な実現性だけでなく、データ構造や保守性、その後の運用や拡張まで意識してデザインできます。
また、PMとしての経験から、プロジェクト全体を見ながら、ユーザー価値とビジネス価値、コストやスケジュールのバランスを考える視点も身につきました。デザインに限らず複数の立場を経験してきたことが、現在の仕事をさまざまな角度から捉えることにつながっていると思います。
「何をやるか」より「誰とやるか」。業務委託1年を経て正社員入社を決めた理由
—— SUPER STUDIOには、約1年間の業務委託を経て正社員として入社したそうですね。入社の決め手は何だったのでしょうか?
浦田:約1年間、業務委託として一緒に働く中で、「この人たちとなら、どのような仕事でも前向きに取り組めそうだ」と感じたことが、入社の決め手でした。
プロジェクトって、うまくいかないことや面倒な作業が必ず出てくるじゃないですか。そういうときに「あ、俺それやるよ」って動ける人とか、「こうやろうぜ」って前向きに動こうとする空気感があって。

さまざまな環境で働く中で、業務内容や仕事のやりがいだけでなく、誰と一緒に働くかも、仕事への向き合い方に大きく影響すると感じるようになりました。業務委託として実際に働いたからこそ、SUPER STUDIOのメンバーと仕事をするイメージを持った上で、入社を決められたのだと思います。
—— 正社員として入社した後も、チームに対する印象は変わりませんでしたか?
浦田:大きくは変わりませんでした。あえて表現するなら、ヒップホップのようなカルチャーを感じます。決められたやり方に縛られすぎず、まずは試してみようとする、フットワークの軽さがあるという意味です。
困ったときには周囲へ相談しやすく、必要なときには自然に協力し合えると感じています。役職にかかわらずコミュニケーションを取りやすいため、デザイナーとしての意見も伝えやすいですね。
一緒に働くメンバーは仕事に前向きで、お互いの専門性や取り組みを尊重しながら仕事を進めていると感じています。

ecforceのプロダクトデザインと、新サービスのUI・UX設計
—— 現在担当している業務について教えてください。
浦田:大きく2つあります。1つは、ecforceのプロダクトデザイナーとして、機能の体験設計や画面設計を担当すること。もう1つは、ecforceを導入するクライアントの新サービスにおいて、UI・UX設計を支援することです。
—— クライアントの新サービスでは、どの段階からUI・UX設計に関わるのでしょうか?
浦田:画面の設計を始める前に、クライアント企業からサービスの目的や想定するユーザー、利用場面などを伺い、どのような体験を提供するかを整理する段階から関わります。
その内容を踏まえて、必要な機能や導線を検討し、画面のUI・UX設計に落とし込んでいきます。PMとして働いていた頃に感じていた、「実現できるかどうか」だけでなく「何を作るべきか」を考える段階から関わりたい、という思いが現在の仕事につながっていると感じます。

—— ecforceのプロダクトデザインでは、どの段階から関わり、どのように意見を出しているのでしょうか?
浦田:「どのような体験にするか」「ユーザーにとって何がよいか」を検討する、初期の段階から関わっています。すでに決まった仕様に沿って画面を作るだけではなく、体験設計の観点から意見を出すことも、私の役割のひとつです。
デザイナーを画面制作の担当者としてだけではなく、プロダクトの体験を一緒に考えるメンバーとして捉えてくれている環境だと感じます。
—— SUPER STUDIOで、仕事の進め方に特徴を感じることはありますか?
浦田:私がよいと感じているのは、プロトタイプを作り、関係者やユーザーと具体的なイメージを共有しながら議論を進めるところです。言葉だけで説明するのではなく、実際に触れられる形にすることで、認識を合わせやすくなります。
AIの活用によって、プロトタイプを作るスピードや手軽さも大きく変わりました。以前は形にするまで時間がかかっていたものでも、検討の早い段階でプロトタイプを作り、関係者と議論しやすくなったと感じます。
また、社内では「こんなもの作ってみた」と、メンバー同士で気軽に共有する場面があります。相談や情報交換をしやすい雰囲気が、こうした動きにつながっているのだと思います。
「相手がどう感じるか」を設計する。10年の経験から考えるデザイナーの役割

—— デザイナーに転身してから約10年とのことですが、浦田さんはデザイナーの役割をどのように捉えていますか?
浦田:私は、「何を作るべきか」を考えて具体的な形にし、「これだ」と思ったり、「少し違う」と気づいたりしながら検証を重ねるプロセスに、デザインのおもしろさを感じています。
その中で特に大切にしているのは、「自分が作りたいものを作る」のではなく、相手がどのように感じるかを考え、体験を設計することです。
私たちが作るプロダクトには、実際に利用するユーザーがいます。ユーザーがどこでつまづいているのか、より使いやすくするにはどうすればよいのかを理解しなければ、よりよい体験は届けられません。そのため、ユーザーリサーチを重ねながら、継続的にデザインを改善しています。
▲ダッシュボードツール「ecforce bi」プロダクト改善ミーティングの様子
この「相手がどのように感じるかを考える」という考え方を、私が初めて実感したのは、デザイナーになる前の大学時代に取り組んでいたダンスでした。
—— ダンスの経験が、現在のデザインの考え方にどのようにつながっているのでしょうか?
浦田:学生時代はダンスに力を入れていて、大学では6人のチームでショーケース形式の大会に出場していました。全国大会で4回ほど入賞したこともあります。勉強よりもダンスに夢中になっていましたね。
私たちのチームが大切にしていたのは、自分たちがかっこいいと思うものを表現することだけではなく、審査員や観客が見たときにどう感じるかを考えることでした。
次の大会の審査員が、過去にどのようなチームを評価していたのか。ダンスバトルを審査した際、どのような動きに反応していたのか。メンバー全員で情報を持ち寄り、曲や衣装、ショー全体の構成まで、見ている人がどのように受け取るかを考えながら組み立てていました。
当時はデザインだと意識していませんでしたが、今振り返ると、現在の仕事との共通点があります。 自分たちの表現だけで完結させず、受け手の感情の動きまで考えること。目的から逆算して、届け方を組み立てること。この経験が、現在の私のデザインに対する考え方の原点になっています。
—— 「相手がどのように感じるかを考える」という視点は、ecforceのデザインでどのように活かされていますか?

浦田:ecforceを導入する事業者は、扱う商材や事業規模感、ユーザーとの接点がそれぞれ異なります。企業規模も大手から中小までさまざまですし、食品、日用品、美容など、業界も多岐にわたります。そのため、理解すべきユーザー像や利用状況も幅広いんです。
だからこそ、対象となるユーザーのことをどれだけ具体的に理解できているかが、デザインの質に大きく関わると考えています。
10年間デザイナーとして働く中で、ユーザーへの理解が深まるほど、実現したい体験も具体的になると感じてきました。アイデアを十分に具体化できていないときは、対象となるユーザーについて、まだ理解できていないことが残っているのかもしれません。
そのため、PdMやカスタマーサクセスから情報を共有してもらったり、自分でユーザーインタビューを行ったりしながら、ユーザーへの理解を深めています。
—— AIを活用する中で、デザイナーはどのような役割を担うべきだと考えていますか?
浦田:AIは積極的に活用しています。アイデアを具体的な形にしたり、選択肢を広げたりする場面では、大きな助けになると感じています。
一方で、「どのような状態を目指すのか」「ユーザーにどのような体験を届けたいのか」を考え、最初の問いを立てることは、デザイナーが担うべき役割だと考えています。そのためには、リサーチを通じてユーザーを理解することが欠かせません。
目指す方向や判断基準が曖昧なままAIを使っても、出てきたものが本当にユーザーにとって必要なのかを判断できません。AIの活用が進むほど、デザイナーには、ユーザーを理解した上で方向を定め、AIが出したものを評価する役割がより求められると思います。
—— 現在、ecforceのプロダクトについて、どのようなことを考えていますか?
浦田:ecforceのプロダクト群を、今後どのように改善していくかを考えていることが多いですね。「次にどのような機能が必要だろう」「こういう機能があったらよいのではないか」といったことを考えています。気づけば、日常的にecforceのことを考えているかもしれません(笑)。
さいごに
エンジニアやPMとして働く中で、「実現できるかどうか」を判断するだけでなく、「何を作るべきか」を考える段階からものづくりに関わりたいと考え、デザイナーへ転身した浦田さん。現在は、ecforceのプロダクトデザインや、クライアント企業の新サービスにおけるUI・UX設計に携わっています。
エンジニアとして培った技術への理解や、PMとして身につけたプロジェクト全体を見る視点は、現在のデザインにも活かされています。また、ユーザーリサーチを重ねながら実現したい体験を具体化し、AIを活用する際にも、目的や判断基準を明確にすることを大切にしています。
浦田さんの話からは、これまでに経験した複数の職種で得た視点が、現在の仕事にもつながっていることが伝わってきました。キャリアチェンジを検討している方にとっても、これまでの経験を次の仕事にどう活かすかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。
SUPER STUDIOで働くことに興味がある方へ
今回インタビューした浦田さんが所属する株式会社SUPER STUDIOでは、現在、AI×コマース領域でデザインを担うメンバーを募集しています。詳しい業務内容や応募要件は、以下の求人情報をご覧ください。
ハイクラスのクリエイター転職エージェントをお探しの方へ
ハイクラスのクリエイター転職支援に特化した「LIG Agent α(リグエージェント アルファ)」では、今回のような上流から裁量を持って動けるポジションを中心に、非公開求人を含むハイレイヤー向けの求人をご紹介しています。キャリアの次のステージを検討されている方は、ぜひこの機会に求人をチェックしてみてください。
