第18回
LIGPR
比較してみた

クラウドCMS導入によるWebサイト制作・運用のメリットとおすすめ比較まとめ


クラウドCMS導入によるWebサイト制作・運用のメリットとおすすめ比較まとめ

こんにちは、メディア事業部のエリーです。

わたしは前職がディレクターで、自社サービスの企画や運用などをしていました。
その頃、「新規サービスを立ち上げたい! でもエンジニアのリソースが足りない! とりあえず手近なCMSで作ってみよう!」という流れで、サービスのβ版をCMSで立ち上げたことがあります。

皆さんも、「サービス・サイト・ブログを立ち上げたいけど開発リソースが足りない…」というときがあるのではないでしょうか。
そんなときの選択肢として提案したいのがクラウドCMSです。

今回はクラウドCMSのメリットと、おすすめのCMSをご紹介します。

 
▼もくじ

クラウドCMSとは?

「CMS」は知っていても、「クラウドCMS」はあまり聞いたことがない、という人も多いのではないでしょうか。
まず、「CMS」と「クラウド」がそもそも何なのかを、改めて確認しましょう。

CMSとは?

「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」は、HTMLやCSSの知識が必要なくてもWebサイトのコンテンツを作成・管理できるシステムです。
無償でシンプルなものから有償で高機能なものまで、さまざまな種類があります。ブログを書くような手軽さで更新ができるため、Web構築技術がない企業でも、制作会社に更新を頼むことなく自社で対応をすることができます。

CMSの種類については「意外と知らない?サイトの更新が便利なCMS15選」でも紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。

クラウドとは?

「クラウド」は「クラウドコンピューティング」を略したもので、サーバやソフトウェアを自分で用意するのではなく、会員登録などによりネット経由で利用ができるようにするサービスの手法です。
サーバ環境が自分の手元から離れて宙に浮いたようなイメージが、“クラウド(雲)”を連想させますね。

CMSがクラウドってどういうこと?

CMSのソフトウェア機能をネット経由で提供するものが「クラウドCMS」です。
通常のCMSはサーバへのインストールが必要ですが、「クラウドCMS」の場合はインストール作業が必要なく、ブラウザ環境のみで導入ができるものが多いです。

クラウド化によるメリット6つ

さて、「クラウド環境で導入ができる」と言っても、それがどういう効果があるのかいまいちピンときませんよね。そこで、クラウド化することによるメリットをご紹介します。

1. 初期費用を抑えられる

有料CMSが買い切り型であることが多いのに対して、クラウドCMSはシステム利用料が月額制だったり従量課金制だったりするため、初期負担が少なくて済みます。
サーバー導入費・ソフトウエアのライセンス費などが必要なく、システム利用料だけで導入できることも魅力的ですね。

初期費用を抑えて、スモールスタートで始めたい場合におすすめです。

2. スピーディーに導入できる

ソフトウェアやサーバーの準備・設定をする必要がなく、クラウドCMSに申し込むだけでサービスを利用できます。
はじめからCMSのための環境を構築するとなると、開発リソースが必要になり時間もかかりがちですよね。特に、なにか新しい事業をCMSで実現したいときであれば、スピード感が鈍ってしまうことを避けたいのではないでしょうか。

その点、クラウドCMSであれば導入に時間がかからないので、短縮した作業時間でコンテンツの中身を充実させることができます。

3. 運用コストを抑えられる

サイト公開後にハードウェア・ソフトウェア・サーバーなどのメンテナンスが必要ないことも、クラウドCMSの大きなメリットです。
こうした運用保守にリソースを割かない分、日々の更新にコストがかけられますね。

4. スペックを臨機応変に変更できる

従来のCMSであれば、スペックを選ぶ際にいくつかのプランから選ぶのみで、その後の変更があまり容易ではなかったかと思います。
クラウドCMSの中には、あとでスペックの変更ができるものもあり、アクセスが急増したタイミングだけスペックを上げるなどといった臨機応変な対応ができるようになります。

5. セキュリティ対策を任せられる

環境をクラウド化することにより、セキュリティまわりの対策に関してもクラウドCMSに任せられるようになります。必要最低限のセキュリティ対策であれば自社で対応する必要がないので、その分のリソースもカットすることができます。

6. バージョンアップが自動でできる

バージョンアップ作業を自動化できるため、常に最新かつ安全な環境で利用できます。アップデート時の面倒な作業や更新料なども不要になります。
自分で開発をしなくても、最新の機能などが自動で追加されていくのは嬉しいですよね。

クラウドCMSおすすめ比較まとめ

クラウドCMSにはシンプルなものから高機能のものまで、幅広い種類があります。

機能のレベル感ごとに「CMS初心者向け」「定番クラウドCMS」「高機能なクラウドCMS」でカテゴリ分けをしているので、CMSに求める機能の充実度に合わせて参考にしてみてください。

※いくつかあるプランの中から、おすすめのプランをピックアップしました!

CMS初心者向け:シンプルなクラウドCMS

Jimdo

ホームページ作成   簡単ホームページ作成サービス   Jimdo(ジンドゥー)

デザインテンプレートが複数用意されているため、Webデザインの知識がなくてもお洒落なサイトを簡単に作ることができます。
また、オンラインショップが作りやすく、現在では80,000以上のオンラインショップがJimdoで作られているそうです。商品数の制限もなく出品もお手軽なので、ショップを持ちたい方はぜひ!

価格 JimdoBusiness:28,980円/年
ファイル容量 無制限
メルマガ機能 テキスト形式のみ配信可能
問い合わせ機能 問い合わせフォームでは、柔軟な設定が可能
EC機能 商品を追加するだけ利用可能
多言語対応 Googleの翻訳ツール・Google Translateを使用してJimdoホームページに多言語翻訳機能を設置可能
デザインの自由度 多数のレイアウトを用意/HTML・CSSでデザインも可能

Wix

ホームページ作成   ホームページビルダー 無料   WIX

数百種類のHTML5テンプレートがあり、今すぐサイトを始めたい人でもスピーディーに開始できるCMS。
基本的な機能は無料でも利用ができますが、作成できるページ数に制限があったり、Wixの広告が表示されたりするので、ビジネスで利用するのであれば有料のプレミアムプランをおすすめします。

価格 Wix eコマースプラン:1,700円/月
ファイル容量 20MB
会員制サイト 可能
メルマガ機能 Wix公式の「MailChimp(メルマガ)アプリ」を追加することで配信可能
問い合わせ機能 エディタ画面より追加可能
EC機能 あり(eコマースプランのみ)
多言語対応 英語で作成後のみ多言語に対応可能
セキュリティ対応 Wix公式の「123 FormBuilder」アプリ導入でSSL対応可能
デザインの自由度 細部までカスタマイズ可能

グーペ

格安ホームページ作成サービスなら「グーペ」お試し無料!

予約ページ作成やクーポン登録、求人募集ができるので、実店舗を持っている人に特におすすめです。DXアプリプランでは簡単にお店のアプリが作れて、予約機能やスタンプ機能などが利用できます。

価格 DXアプリプラン:5,000円/月
初期費用:50,000円
ファイル容量 5GB
メルマガ機能 あり
問い合わせ機能 あり
EC機能 あり
デザインの自由度 細部までカスタマイズ可能、HTMLとCSS対応

Squarespace

Build a Website — Squarespace

最新鋭のデザインテンプレートで、写真や商品を美しく見せる海外製CMS。プロがデザインした数千種類のアイコンを選んで使用することもできます。
すべて英語なのですこし使い勝手が悪いときもあるかもしれませんが、お洒落なデザインにこだわりたい人なら満足できそうです。

価格 ビジネス:24$/月
ファイル容量 無制限
メルマガ機能 あり
問い合わせ機能 あり
EC機能 あり(商品数無制限)
デザインの自由度 ビジネス・ポートフォリオ・レストランなど用途に合わせたテンプレートあり

weebly

Weebly  Create a Free Website  Online Store  or Blog

ドラッグ&ドロップでコンテンツを構築していく視覚的な管理画面で、お問い合わせフォームなども簡単に作成できます。
また、専用のアプリを使って、サイトやストアを外出先で管理することもできるので、外出が多い職種でも運営しやすいですね。

価格 Proプラン:8.25$/月
ファイル容量 無制限
問い合わせ機能 無制限に設置可能
EC機能 あり
セキュリティ対応 独自SSL証明書を取得可能
デザインの自由度 テンプレートあり・HTML/CSS対応

CMSに慣れているなら:定番クラウドCMS

WordPress.com

WordPress.com 無料のサイトやブログを作成

言わずと知れた有名CMSのクラウド版。ネット上に活用事例が多く見られるので、あまり知識がなくても調べれば自分でそれなりのWebサイトを制作することができます。
ただ、自由なカスタマイズという観点で見るとソフトウェア版のWordPressに劣る部分があり、数多くのデザインテンプレートをベースにカスタマイズしていくことになります。

価格 WordPress.com ビジネス:28,800円/年
ファイル容量 無制限
EC機能 ECwidおよびShopifyを使って利用可能
セキュリティ対応 不正アクセス対策に2段階認証プロセスあり
デザインの自由度 プレミアムテーマ無制限/細部までのカスタマイズは不可能

Movable Type クラウド版

クラウド型CMSサービス   Movable Type クラウド版   CMS プラットフォーム Movable Type

「IDCフロンティアプラン」では、IDCフロンティア社のクラウドサービスを使用していて、高い信頼性と高品質なネットワークが同社により保証されているそうです。
また、同一サーバー内であれば無制限にサイトを構築でき、Basic認証やHTTPリダイレクトの設定なども管理画面から設定ができるので、Web構築の知識があってガッツリWebビジネスに利用する予定の人におすすめです。

価格 S4100iプラン:35,000円/月
ファイル容量 メモリ:4GB
ディスク:100GB
会員制サイト 有償の“プラグイン”を追加することで利用可能
メルマガ機能 “プラグイン”を追加することで利用可能
問い合わせ機能 “プラグイン”を追加することで利用可能
セキュリティ対応 SSL証明書更新機能あり
更新がある度、自動でアップデート

※2015/3/20 19:30追記
セキュリティ対応を追記いたしました。ご指摘いただき、誠にありがとうございます。

充実度の高い:高機能なクラウドCMS

RCMS

CMS構築ならRCMS   あらゆる要望に応える最強のCMS

マルチデバイス/他言語サイトに完全対応で、取りこぼしを極限まで減らしたCMS。商用CMSを長年やっているため、サポート機能も充実していてWebサイト制作知識がない人でも安心です。
250を超える豊富なデフォルト機能で、サイトに欲しい機能がほとんどカバーされているため追加開発などの開発コストをかけずに済みます。

価格 スタンダードプラン:10,000円
初期費用:40,000円
ファイル容量 5GB
PV制限 100万PV※オプションで追加可能
会員制サイト 可能
メルマガ機能 デフォルトで実装済み/1日1,000通まで配信可能
問い合わせ機能 お問い合わせフォームを作成することができる機能あり
EC機能 あり
多言語対応 多言語設定をするだけで、複数の言語で表示可能
セキュリティ対応 更新がある度、自動でアップデート
デザインの自由度 デバイスごとにHTML/CSSで細部までカスタマイズ可能

PUBLIS 4 Cloud

スマートデバイス全盛のWebサイト運営を強力にサポートする「Web運営基盤ツール SITE PUBLIS(サイト・パブリス)」/国内シェアNo.1の国産CMS クラウドプラットフォーム

コンテンツ要素をブロックとして管理する「ブロック方式」で、直感的にサイトを制作することができるため、Webサイト制作の知識がない人にもおすすめです。
各デバイスごとに最適なデザインやコンテンツを出力する、マルチデバイス対応も嬉しいですね。

価格 108,000円〜/月
会員制サイト 可能
問い合わせ機能 必要に応じて複数のお問い合わせを用意することが可能
多言語対応 運用者によって英語・日本語を切り替えられる
デザインの自由度 デバイスの雛形がいくつか用意されている

Concrete5

concrete5   Free CMS   Open Source Content Management System

ページを見たまま編集できる、直感的な「編集モード」でHTMLやCSSが分からない人でも簡単にコンテンツを編集できます。
機能も豊富で、問い合わせフォームやコメント欄といったデフォルト機能以外にも、アドオンという形でさまざまな機能を追加することができます。
多人数で運用することを念頭に設計されているため、チームでの利用におすすめです。

価格 SimpleSite:$15/月
ファイル容量 プランで調整

※2015/3/18 18:30追記
機能の説明に誤りがあったため、修正いたしました。大変申し訳ございません。ご指摘いただき、誠にありがとうございます。

PANTHEON

Pantheon

DrupalとWordPressのホスティングプラットホーム。1つのプロジェクト内に複数の開発サイトが立てられるなど、DrupalやWordPressを利用している人にはおすすめなサービス。
アメリカの有力大学での導入事例が多いそうですが、WordPressへの対応開始により日本で人気が出ることも期待されています。

価格 ビジネスプラン:400$/月
ファイル容量 30GB
PV制限 50万PV/月
メルマガ機能 SFTP利用で追加可能
問い合わせ機能 SFTP利用で追加可能
EC機能 SFTP利用で追加可能
多言語対応 SFTP利用で追加可能
セキュリティ対応 サイト監視とアラートを自動化
デザインの自由度 SFTP利用でカスタマイズ可能

まとめ

希望に合ったCMSは見つかりましたか?
サイトの目的やサイト構築にかけられるリソースはみなさんそれぞれだと思うので、以下の点をチェックして理想のCMSを探してみてください。

  • 目的のサイトが作れるか(店舗宣伝・EC・ポートフォリオなど)
  • 理想のデザインはあるか or 理想のデザインにカスタマイズしやすいか
  • スキルがなくても制作できるか or スキルを活かしてカスタマイズしやすいか

個人的なポートフォリオサイトとしての利用ならJimdoがデザイン性も高く、HTML知識がない人でも始めやすいように感じました。
また商用利用であれば、豊富な機能と低コストが魅力のRCMSが、さまざまなニーズに応えられるサイトを作りやすそうです。サイトの規模によってプランを変更できるのもクラウドCMSの嬉しいところですよね。

一通りチェックして、よりよいCMSを見つけましょう!

それでは、また。

 

【Webサイトを制作しましょう】

意外と知らない?サイトの更新が便利なCMS15選

誰でも簡単にWEBに参入!ジェイがオススメする4つのCMS

Web制作者がマジで学べる国内ブログ厳選10個【制作+SEO対策編】

Webサイトの開設・再構築に!SEO対策の基本事項チェックリスト

Webデザインに役立つ配色パターンが豊富なカラーパレット系サービス6選


この記事を書いた人

エリー
エリー エディター 2014年入社
お酒や本がすきですが、気持ちは5歳児です。