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実例で分かる!究極の写真編集ソフト「Photoshop Lightroom」の使い方

実例で分かる!究極の写真編集ソフト「Photoshop Lightroom」の使い方
(編集部注*2013年6月27日に公開された記事を再編集したものです。)

以前、弊社のプログラマー段田が書いた下記の記事でLightroomを使って何枚か写真加工しましたが、「どういう補正の仕方したらここまで綺麗になるのかを書いて欲しい」といったフィードバックが多数寄せられました。

頂いたフィードバックに応えるべく、今回の記事では、前回の記事で編集した写真を例に、Lightroomの使い方やコツについて少し書かせていただきたいと思います!

ミッション!

ではさっそく、今回のミッションを発表します。

こちらの写真を・・・

ちょっと暗いなぁ…

こちらの写真に変えるのです!

Lightroomで加工すると、この通り!

そもそもAdobe Photoshop Lightroomとは?

「Photoshop」という単語が入っているけど、「Photoshop」とはどういう関係なの?と、Lightroomが初耳の方なら誰もが首を傾げるでしょう。

公式サイトの文言を見てみましょう。

Lightroom とは何ですか?また、どのような人を対象としていますか?
Adobe Lightroom は、初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるレベルのユーザーが写真に必要なすべてのツールを搭載しています。Lightroom は、コンピューター、Web、iPad、モバイルデバイスなど、どこにいても写真を整理、編集、共有できます。お気に入りの写真を編集したり、フラグ付け等の作業をしても、他のデバイスにも全ての編集作業が自動的に同期されます。

Lightroom CC と Photoshop の違いは?
Lightroom CC は、フォトグラファーのために設計・開発された、「写真」に特化した画像編集ソフトです。日々のデジタルフォトの整理、編集、共有に力を発揮するアプリケーションです。(中略)一方、Photoshop は、写真に限らず幅広い分野で使われている画像編集用の標準ソフトです。

引用元:Lightroom ヘルプ | Lightroom/よく寄せられる質問

簡単に言うと、Photoshopほど多機能じゃないけど、写真加工に特化した画像編集ソフトですよ!ってこと。

機能の違いを具体的に知りたい方は、下記リンクをどうぞ。

PhotoshopのCamera Rawについて

(編集部注:下記のPhotoshop Lightroomのバージョンは、Lightroom 5となっております。)

PhotoshopユーザでRawデータもよく利用する方ならうすうすと気づいているかもしれませんが、「Camera Raw」というLightroomと同等の機能を持つプラグインが、Photoshopには標準搭載されています。
Lightroomはこの「Camera Raw」プラグインと同じベース処理エンジンを採用しているんです! それが「Photoshop Lightroom」という名の所以でもあると思います。何せ、Camera Rawを改良したのがLightroomですから。

Screen Shot

見た目はこんな感じ。UIがわかりにくいですが、機能はLightroomとほぼ同じです。互換性もありますので、本記事を読んでCamera Rawで操作してもらっても全然OKです!
 

※厳密に言うと、Lightroom 5にできて、Camera Raw 8(Photoshop CS6)にできないこともありますが、PhotoshopCCに搭載されているCamera RawはLightroom 5と同等の機能を持ちます。ただ画像編集以外に写真の管理、公開などで便利な機能がLightroom 5に付いています。

PhotoshopでCamera Rawを使うには?

Rawデータなら勝手にCamera Rawが立ち上がるので説明無用ですが、jpegをCamera Rawで編集したい場合はちょっとしたコツが要ります。
jpegをCamera Rawで開く方法を見てみましょう。

  1. Adobe Bridgeで画像ファイルを右クリック → [Camera RAW で開く]
  2. [ファイル][開く]をクリックして、ファイルを選択してから、「形式」「Camera Raw」にして開く
  3. [フィルター]から[Camera Raw]をフィルターとして適用(PhotoshopCC専用の方法)

Lightroomライフを始めよう!

今回の記事で使ってるのは、執筆時点での最新版のLightroom5です。体験版は下記の公式ページからダウロードできます。また、AdobeCCをお使いの方なら、すぐにダウロードできるはずです。

初めて開くと、Photoshopを彷彿させるような全体的にクールなブラック画面になってます!

Screen Shot

右上に、左から「ライブラリ」、「現像」、「マップ」、「ブック」……とズラリといろいろなタブがありますよね。これらはそれぞれ機能別に分けられたモジュールです。今回はメインの「現像」モジュールについて解説していきます。
 
他のモジュールにも興味のある方、まとめの部分をご参考してみてください。

Lightroom特有の「カタログ」という概念

さっそく触ってみたい!という気持ちはわかりますが、ここでどうしても説明して置かなければならないことがあります。これだけは知っておいてください。

Lightroomは世間一般の画像加工ソフトとは違い、「非破壊編集」を採用しています。Photoshopの「スマートオブジェクト」や「調整レイヤー」をご存知の方ならピントくるはず。あれと同じ概念です。

要するに、普通の画像加工ソフトであれば、「保存」した時点で、もう元の画像には戻れない不可逆的な編集であるのに対して、Lightroomは元画像に対して直接な編集を加えることは一切なく、あくまで操作の手順や設定自体を記録するんです。なので、元画像はず〜〜と変わらないまま。
ゆえに、いくら弄りまくっても、編集を遡ってたりしても画像の劣化は一切発生しないというメリットがあります。写真に施した加工を、実際に反映させてファイルとして公開したい場合は、Lightroomで明示的に書き出さないといけないのです。

cat

そういうわけで、通常の「ファイルを保存する」ではなく、「カタログ」というファイルを使って元画像に設定を適用する仕組みになっています。

画像を読み込む

長らくお待たせしました! 本番にいきましょう!
まずは、カタログを一個新規に作りましょう(オプション)。
[ファイル][新規カタログ]
カタログの名前を入れて、[作成]。すると、指定された場所にさっきの画面で入れた名前のフォルダが作成され、Lightroomが再起動して、そのカタログを開きます。

※カタログを作らない場合、通常 [ピクチャー/Lightroom] というフォルダにデフォルトのカタログが置かれていますので、そこに読み込むことになります。管理しづらいので、テーマごとにカタログを作るくせをつけておくといいと思います。

次に、画像をさっき作成されたフォルダにコピーしましょう(必須ではないが、管理しやすいのでオススメ)。

 

Screen Shot 2013-06-26 at 17.15.26

そしたら画像を読み込みます。画面左下にある「読み込み」ボタンを押すか、ショートカットcommand+Shift+Oを押します。
 

Screen Shot 2013-06-26 at 17.16.05

読み込み終わったら、右上の「現像」タブをクリックするか、ショートカットのDを押します。すると、現像のモジュールに入ります、ここでいろいろいじっていきます。
 

画像編集

前置き長かったね! いよいよメインのテーマに入ります。
このセクションではさまざまな補正機能を使って画像を加工していきます。全ての機能をカバーするのは難しいですが、よく使うやつをほぼカバーしています。あとは1を聞いて10を知るってことで!

なお、各機能の説明は公式サイトで超絶丁寧にされています。ここでいちいち贅言しても仕方がないので、重要な所だけ触れていきますね。

基本補正

Screen Shot 2013-06-26 at 17.31.52

この写真の暗い領域のディテールを戻すために、「シャドウ」を思いっきり右にドラッグしました。
 

beforeafter

Rawデータなので、暗くなっていたところも結構いい感じにディテールが戻ってきたのが見てわかると思います。
 

この他にも、「白レベル」と「黒レベル」を調整するテクニックを一個紹介します。

point

altを押しながらドラッグすると、クリッピングの画面が出てきます
「白レベル」の場合、完全に白のところは白で表示されます。「黒レベル」の場合も同じく、一番黒い所は黒で表示されます。上図のように白と黒のスポットがひょっこりと出るくらいスライダーを上げ下げしておくといいでしょう。

理由ですが、100%の黒から100%の白まで、色調の表現の幅をできるだけ広げたいからです。特に風景写真の場合は色調のメリハリを効かせるとぐっと透明感が出てきます。
 

after

ヒストグラムのほうを見ていただくと、このように、両端いっぱいまで広がったのがわかると思います。
 

※Tips:ヒストグラムにマウスを合わせてドラッグすると、該当部分の明るさを調整できます。

トーンカーブ

Screen Shot 2013-06-26 at 19.56.06

ちょっとしたコントラスト上げです。
 

ba

明暗別色補正

Screen Shot 2013-06-26 at 20.02.26

「朝」の雰囲気を演出するために、若干青色を多めに入れました。
 

ba

ディテール

Screen Shot 2013-06-26 at 20.12.05

写真が暗かったのでノイズが至るところに・・・ノイズを消さねば!
 

ab

注意して欲しいのは、ノイズ消しをやり過ぎるとディテールがなくなっちゃうので、度を越さないように。多少ディテールが減りますので、「シャープ」も合わせてつけてあげるといいでしょう。

レンズ補正

Screen Shot 2013-06-26 at 20.22.42

いわゆる「色収差」というやつを除去します。「色収差」というのはね、そうですね・・・色の収差ですw
 

ba

像がハッキリしたのがわかるでしょうか?
 

収差というのは、レンズを通る光線が正しく一点に収束せず、不完全な像ができてしまうことです。

その結果として、オブジェクトのエッジ部などのコントラストが特に高いところに、像の縁が紫や青や緑の色が滲み出てきます。それを一発で消せるのはすごいですよね!

スポット修正

スポット修正ツールを使ってレンズのごみやゴミに見えなくもない邪魔な鳥を取り除いていきます。
写真内で選択した領域を別の領域からサンプリを取って、サンプリを取った領域に置き換えることで、邪魔なものを消すことができます。

p (1)

使い方は簡単です。消したいところにポチポチクリックして、必要であればサンプリを取る場所を変えてやればいいのです。
また、「スポットを可視化」という機能をチェックしておくと、画像の輪郭を強化しゴミをはっきりと浮かばせることができます。それを参考に要らないものを消していきましょう。

補正ブラシ

補正ブラシを使用すれば、補正したい部分をピンポイントで修正することができます。Lightroomの最強の武器の1つといっても過言ではないでしょう。

これをやるかやらないかが明暗の分かれ目。Lightroomの1番の醍醐味であり、1番難しいところでもあります。今までやってきたような補正ならプリセットにすれば一発で再利用できますが、補正ブラシのところは手間を省くことができません。
画竜点睛の仕事なので、気長にやっていきましょう!

まずは一番面積を占めている空からやったほうが全体像をつかみやすいです。Kを押して、補正ブラシをアクティブにします。

Screen Shot 2013-06-27 at 11.49.33

空を覆い隠すまで塗っていきます。塗った領域が分からない場合、Oを押せば確認できます。
ポイントとしては、このブラシの設定を「ハイライト」を思いっきり左にずらして、ハイライト部分のディテールを戻します。さらに、コントラストを上げ、青さを強調します。
 

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山に差す光をより強調していきます。ブラシの設定は、色温度・明瞭度・コントラストを適量に上げます。

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ブラシの設定は、色温度・明瞭度・コントラストを適量に上げます。
 

ba

ハイライト

「山」のときと同じ要領で、物体のハイライトを強調していきます。

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今回は、雲や鳥居、地面、樹木などですね。
 

ba

最終仕上げ

「朝の光」をよりよく表現するために、光源(太陽)の周りで大きめのブラシを使って、ワントーン明るくします。

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全体的に少し暗いので、「トーンカーブ」を使ってさらに全体を明るくします。
 

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まとめ

お疲れさまです!
これで大体Lightroomの基本を身につけていただけたのではないかと思います。ちょっと長くなりましたが、まだまだ氷山の一角にすぎません!
Lightroomの凄さの片鱗を覗いていただけただけでも、記事を書いた甲斐があると思います。

もっともっとLightroomについて詳しく知りたい方は、他にもいろいろと参考になる記事がありますので、ぜひご一読ください。

この記事を書いた人

王
バックエンドエンジニア 2012年入社
LIGの王です。ウェブの全てを学ぶ為、中国は四川省より日本にやってきました。王という名に恥じぬよう、ウェブ業界のKINGとなるべく日々頑張っております。よろしくお願いいたします。

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