ハイクラス転職のおすすめエージェント20選｜年代別成功のコツも

年収アップやキャリアアップを目指すにあたり、自社での条件をあげていくよりも転職をおこなうことで年収や条件の待遇が改善することがあります。このような条件の改善を実現する上では、最適な転職エージェントを選ぶことが非常に重要です。

高給与水準での転職を市場ではハイクラス転職とも呼ばれますが、特にこのハイクラス転職においてはエージェントを活用することで給与交渉や市場を鑑みたご自身の価値を提示してもらうことができ、損をしない転職をおこなうサポートをしてくれます。

この記事では、ハイクラス転職に強いおすすめの転職エージェントを20社厳選し、年代別の転職事情や成功のコツも詳しく解説します。より良い勤務条件を目指した転職活動を成功させるために、ぜひ参考にしてください。

ハイクラス転職に強い転職エージェント20社を表で比較

まずはハイクラス転職に強いおすすめの転職エージェントを20社ピックアップし、表でまとめました。

特にハイクラス人材向けの転職エージェントは一般的な転職サイトでは見つからない非公開求人を保有していることが多く、利用することで給与や勤務条件をより良い形にするための転職が成功する確率が大幅に上がります。各エージェントの特徴や強みを理解し、自分に最適なエージェントがあるか、見比べてみてください。
※以下、求人数などのデータは本記事執筆にあたり調査した時点のもので、最新のデータと異なる可能性があります。

大手の総合エージェント6選

リクルートダイレクトスカウト

出典：https://directscout.recruit.co.jp/

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが提供するハイクラス転職に特化したサービスです。誰しもが知っている大手転職エージェントですが、このサービスは年収800万円以上の求人を多数取り扱い、キャリアアップや年収アップを目指す方に最適です。

登録すると職務経歴書をもとに、企業の採用担当者やヘッドハンターから直接スカウトが届きます。母体が大きい分、非公開求人も豊富で、転職活動の効率を大幅に向上させられます。

ビズリーチ

出典：https://www.bizreach.jp/

各媒体で広告を目にすることがあるビズリーチは、年収1,000万円以上の求人が3分の1を占めるハイクラス転職向けサービスとして、圧倒的な知名度を誇ります。

登録後、企業の採用担当者やヘッドハンターからのスカウトを受けることができ、質の高い求人に出会うチャンスが広がります。

無償で利用できますが、有償会員になることでより有利にスカウトを受け取れるなど、転職活動を効果的に進めることができることも特徴の一つです。

リクルートエージェント

https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、日本最大級の求人数を誇る転職エージェントで、年収800万円以上の求人も11万件以上あります（※2024年9月時点）。

豊富な求人情報を活用し、幅広い業界や職種に対応。初めての転職活動をする方や、業界を超えた転職を考えている方にもおすすめのエージェントです。

パソナキャリア

出典：https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアは、ハイクラス・管理職の転職支援に特化したエージェントで、国内大手企業の求人を多数取り扱っています。

年収アップの成功率が高く、特に30代～50代の転職希望者に人気があります。各都道府県に拠点があり、全国的な転職活動をサポートしてくれるのも魅力です。

doda X

出典：https://doda-x.jp/

doda X（デューダ エックス）は、エグゼクティブやハイクラス求人に特化した転職エージェントです。ヘッドハンターからスカウトが届くだけでなく、自ら求人に応募できるシステムが採用されています。

特に、キャリアアップを目指す方や、すでに管理職に就いている方にとって、doda Xのサービスは非常に有益です。

type転職エージェントハイクラス

出典：https://type.career-agent.jp/service/middle/

type転職エージェントハイクラスは、首都圏を中心に展開する転職エージェントで、1万件以上のハイクラス・エグゼクティブ求人を保有しています。

20年以上にわたって蓄積された企業データと転職ノウハウをもとに、ハイクラス層に特化したコンサルタントが転職を支援します。

士業・専門職に特化したエージェント4選

BEET-AGENT

出典：https://beet-agent.com/

BEET-AGENTは、管理部門やバックオフィスに特化したハイクラス転職エージェントです。

年収800万円〜2000万円クラスの管理職やCXO（Chief Officer）ポジションの求人を豊富に取り扱っており、財務経理や総務、法務などバックオフィス部門における特定分野でキャリアを積んだ方は活用することで条件アップが目指せます。

NO-LIMIT

出典：https://no-limit.careers/

NO-LIMITは、法曹業界出身者の転職を専門とするエージェントです。弁護士、裁判官、判事といった法曹三者や企業法務部員、知財担当者を対象としてハイクラス求人を紹介します。

弁護士特化型の人材採用、事務所経営サポートなどを専門におこなった経歴を持つキャリアアドバイザーが在籍しており、業界特有の転職ニーズを理解して的確なアドバイスをしてくれるのが特徴です。

ハイスタ会計士

出典：https://hi-standard.pro/cpa/

ハイスタ会計士は、公認会計士やUSCPAの資格を持つハイクラス人材に特化した転職エージェントです。

Big4監査法人や税理士法人、事業会社の管理部門統括やCFO候補など、会計士向けの高レイヤー求人を幅広く取り扱っています。

ハイスタ税理士

出典：https://hi-standard.pro/tax/

ハイスタ税理士は、税理士資格を持つハイクラス人材を対象とした転職エージェントで、税理士法人や会計事務所、事業会社やコンサルティングファームなど、幅広い求人を取り扱っています。

取り扱っているのはすべて非公開求人という点が特徴で、はじめて転職する方から50代の方向けの求人まで、幅広い年齢・経験にあわせて紹介してくれます。

外資系・グローバル企業に強いエージェント4選

ランスタッド

出典：https://www.randstad.co.jp/

ランスタッドは、外資系やグローバル企業への転職に強みを持つ転職エージェントです。

製薬・医療・製造業など多岐にわたる業界の求人を取り扱っており、特に年収800万円〜3,000万円以上の高年収求人を多く保有しています。

ロバート・ウォルターズ

出典：https://www.robertwalters.co.jp/

ロバート・ウォルターズは、外資系・日系グローバル企業のスペシャリスト転職を支援するエージェントです。

特に、年収800万円〜2000万円の高収入求人を豊富に取り扱っており、グローバルに活躍したいハイクラス人材に最適です。

エンワールドジャパン

出典：https://www.enworld.com/

エンワールドジャパンは、外資系や日系グローバル企業への転職を専門とするエージェントです。

特に、経営幹部やスペシャリストのポジションを中心に、長期的なキャリア形成を見据えた転職支援を提供します。

JACリクルートメント

出典：https://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントは、国内外でのハイクラス転職に強みを持つエージェントです。公開求人数の約10%が年収800万円以上のポジションであり、海外勤務を希望する方や外資系企業でのキャリアを目指す方に適しています。

顧客満足度が高く、特にハイクラス層やミドルクラスの転職で多くの実績を持っています。

IT・エンジニア転職に強いエージェント3選

レバテックキャリア

出典：https://career.levtech.jp/

レバテックキャリアは、IT・Web業界のエンジニア求人に特化した転職エージェントです。企業の内部情報を提供することでミスマッチを防ぎ、安心して転職活動ができます。

また、個別相談会を通じてキャリアアップを目指す方を支援しており、IT業界でのステップアップを考えている方に最適です。

マイナビIT AGENT

出典：https://mynavi-agent.jp/it/

マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニアを対象とした転職支援サービスで、バラエティに富んだ求人を提供しています。

特に、プロジェクトマネージャーや上流工程のシステムエンジニア向けの求人が充実しており、年収アップ率も高いことから、キャリアアップを目指す方におすすめです。

転職ドラフト

出典：https://job-draft.jp/

転職ドラフトは、ITエンジニアを対象とした競争入札型の転職サービスです。登録したレジュメをもとに、企業からのスカウトを受けることができ、条件に合う求人を初期段階で選定できます。

実際、利用者の多くが年収アップに成功しており、IT業界でのキャリアアップを目指す方におすすめです。

金融・コンサルティング業界に特化したエージェント3選

コトラ

出典：https://www.kotora.jp/

コトラは、金融、コンサルティング、IT・Web系、製造業を中心に、ハイクラスの求人を取り扱う転職エージェントです。

特に、経営層やエグゼクティブポジションへの転職サポートに強みがあります。職場の雰囲気や面接官の特徴など、企業内部の情報も共有されるため、ミスマッチを防ぎつつ、最適な求人を探すことができます。

ムービン・ストラテジック・キャリア

出典：https://www.movin.co.jp/

ムービン・ストラテジック・キャリアは、日本初のコンサルティング業界特化型の転職エージェントです。国内の主要コンサルファームを網羅しており、コンサルティング業界でのキャリアアップを目指す方に最適です。

25年以上にわたる転職支援のノウハウと、業界に精通したアドバイザーのサポートにより、業界内からの転職だけでなく、未経験からのハイクラス転職を成功に導きます。

MWH HR Products

出典：https://job.mwhhrp.com/

MWH HR Productsは、三井物産グループが運営する転職エージェントで、特にコンサルティング業界を中心としてハイクラス転職サポートをおこなっています。

利用者の転職後の平均年収は750万円を超えているという情報もあり、高給与水準の求人を多く保有してることがこのことからも伺えます。

年代別のハイクラス転職事情と成功のコツ

ハイクラス転職は基本的に即戦力採用前提の求人ばかり。転職を目指す年代ごとに求められるスキルや経験、アピールポイントが異なります。

ここでは20代〜50代までの年代別に、転職事情と成功の秘訣を解説します。

20代はポテンシャルと成長意欲をアピールする

20代でハイクラス転職を目指す際は、スキルや経験よりも将来性やポテンシャルが重視されます。採用企業側としては、若いからこその柔軟性や長期的に見た成長に期待をして採用を検討します。

これまでの業務経験や学びから、どのようにポータブルスキルを獲得してきたかをアピールすることもとても重要な要素になります。
※ポータブルスキルとは、職業や環境に依存せずどんな状況でも活かせる（持ち運べる）スキルのこと

また、20代は転職の際にまだ業界経験が浅いことが多いため、自分がどのようにして企業の成長に貢献できるのか、具体的なビジョンを示すことが求められます。

例えば、デジタルネイティブとしての強みを活かした新しい視点での提案や、最新の技術トレンドを活用したアプローチなどは企業によっては可能性を感じてもらえる上では有効な手段になりえるかもしれません。

通常の転職であれば大きく実績が求められないケースも多いかもしれませんが、ハイクラス転職の場合においては定量的な結果も求められる傾向が高いでしょう。

スキルと実績から見れる将来的な可能性と成長意欲をしっかりと企業へアピールすることで、20代という若い年齢でも高年収を目指した転職が可能となります。

もしまだ自信がない場合や今後のキャリアパスで迷っている場合は、面談などを通して親身にサポートしてくれるエージェントに頼るのも手です。

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30代ならスキルと実績、将来性を武器にする

30代は、最もハイクラス転職を実現しやすい年代とも言われ、将来性もありつつしっかりとした経験や実績を保有していることが要因として考えられます。

この年代では、キャリアの中で培った専門スキルやマネジメント経験が大きな評価の対象になります。リーダーシップやプロジェクトマネジメントの経験が豊富にあれば、採用側の企業にとって即戦力として評価されやすい傾向にあります。

さらに、30代のハイクラス転職では年収や役職のアップを狙うことも可能です。過去の実績を具体的な数字や成果で示し、自身が企業にどのような価値を提供できるかを明確に伝えることが重要です。

またキャリアの方向性を明確にし、企業のニーズとご自身の中長期的な目線がフィットしているかどうかも採用においては重要なポイントになり得ます。

40代は管理職・役職ポジションを狙う

40代になると管理職や役員クラスのポジションの求人が多くなります。業界での豊富な経験やマネジメントスキルが重要視される傾向にあり、転職を考える際には、これまでのキャリアで培ったリーダーシップやプロジェクトマネジメントの経験をアピールしていくことができれば、採用企業側においても評価をしやすいと言えるでしょう。

昨今の市場では40代の転職数が上昇傾向にあり、中間管理職を中心とした人材の不足は大きな社会課題になってきています。また、特異領域で知見があったり、20代〜30代で培った技術やスキルなどをお持ちの場合、新規事業における責任者候補ポジション等の募集がおこなわれる傾向も上がってきています。

アジャイルに変化がおこなわれる市場だからこそ、40代のハイクラス転職市場に注目が集まっている傾向にあります。

50代であれば条件やポジションを見直し、価値を最大化する

50代の転職においては、どうしても将来性の観点から他の年代に比べて難易度が上がると言われています。しかしながら、スキルや経験を活かせるポジションにおいては活発に転職市場が動いています。

よりご自身の価値を提供できる環境への転職を目指すことで、条件をさげずに転職をおこなうことが可能になり得ます。

この年代では特定の専門分野や業界での豊富な経験を持つことが強みとなります。エグゼクティブポジションや、コンサルタントやアドバイザリーポジションとしてのキャリアを模索するのも良い選択かもしれません。

他の年代に比べて見るべきポイントが変わってきたり、知見も必要になってくるので、ハイクラス転職エージェントを積極的に活用し、自分の市場価値を正確に把握していきましょう。

ハイクラス転職エージェントを選ぶ際のポイント

ハイクラス転職を成功させるためには、エージェントの選び方も重要になってきます。

エージェント選びの際には、以下のポイントを見つめていきましょう。

転職先として目指す業界に精通しているか

まず、転職エージェントがあなたの目指したい業界・市場に精通しているかを確認することが大切です。

業界に特化したエージェントは、業界特有のトレンドや求められるスキル、キャリアパスを深く理解しているため、的確なアドバイスや今の自分の立ち位置に合わせて良い求人の紹介をしてもらうことが期待できるでしょう。

総合的にキャリアに迷っている場合は、職種を総合的に扱うエージェントに話を聞いて、キャリアの棚卸しをするのも一つの選択肢かもしれません。

ハイクラスの求人数が多いか

ハイクラス求人は非公開求人が多いため、エージェントがどれだけの非公開求人を保有しているかが成功の鍵となります。

求人数が多いエージェントであれば、より多くの選択肢の中から自分に最適な求人を見つけることができ、転職活動の成功率が高まります。

また先ほどにもあったようにハイクラス転職においては通常の転職と違い、企業からの期待値が高い傾向にあるため、高年収求人を多く取り扱うエージェントの知見を借りながら進めることが適切であると言えるでしょう。

ハイクラス向け転職エージェントを利用するメリット

ハイクラス転職エージェントを利用することで、多くのメリットが得られます。以下に、そのメリットを紹介します。

非公開求人を紹介してもらえる

ハイクラス向けの求人の多くは非公開求人です。これは、企業が重要なポジションや新規プロジェクトの人員を極秘に募集しているためです。

転職エージェントを利用することで、これらの非公開求人を紹介してもらうことができます。企業の信頼を得ているエージェントは、優良な非公開求人を多数保有している傾向にあるため、活用を進めることをおすすめします。

年収交渉を代行してもらえる

年収交渉は転職活動において難しい部分の一つです。転職エージェントは、転職希望者の代わりに採用企業側との交渉をおこなってくれます。年収アップを目指している方にとって、給与交渉などのエージェントのサポートは非常に助かる要素ですよね。

あまりに乖離した条件の交渉はもちろんうまくいくはずもありませんが、市場と当人のスキルを掛け合わせたときに交渉できる範囲内であれば交渉をかけてくれるので、頼れるものは頼るべきと言えます。

書類の添削や面接対策を受けられる

基本的に転職エージェントでは履歴書や職務経歴書の添削、面接対策といったサポートも提供しています。これにより自分の強みをアピールするうえで整理をしたり、対策ができるので、転職成功の可能性が高まります。

また過去の面接事例や企業の求める人材像を把握しているため、具体的な面接対策やアドバイスを提供してくれます。転職希望者も自信を持って面接に臨むことができるので、選考通過の確率を高められるかもしれません。

ハイクラス転職エージェントを活用する際の注意点

ハイクラス転職エージェントを利用する際には、いくつかの注意点もあります。これらを把握しておくことで、より効果的にエージェントを活用できるでしょう。

相性が合わない担当者がつくこともある

エージェントの担当者との相性は、転職活動の成功に大きく影響します。相性が合わないと感じた場合は、担当者の変更を依頼することをためらわないようにしましょう。

担当者を変えることで、より自分に合ったサポートを受けられる可能性があります。

スカウトメールが大量に届くことがある

スカウト型の転職エージェントを利用すると、スカウトメールが大量に届くことがあります。

これにより、重要な情報を見逃してしまう可能性があります。必要なスカウトのみを受け取るよう、フィルタリングを設定することが大切です。

条件に合う求人が見つからない場合もある

自分の希望条件が高すぎる場合、なかなか条件に合う求人が見つからないことがあります。

そうした場合は、条件を見直すか、複数のエージェントを併用することで、転職成功の可能性を高めることができます。

まとめ：ハイクラス転職を成功させるために

ハイクラス転職は高条件での転職である分、採用企業から求められるハードルも高くなります。

しかし、ハイクラス転職を成功させることができれば、今の勤務条件から大幅に良い条件へと改善することができる可能性が高いためチャレンジすべきかと思います。

ハイクラスに強い転職エージェントを活用することで、難易度の高いハイクラス転職においても、効果的に転職活動を進めることができます。

ご自身が目指したい業界に強いエージェントや、使いやすそうなエージェント選びに今回の記事を役立てていただければと思います。