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初心者でも安心!シチュエーション別デジタル一眼レフカメラ撮影の基本設定まとめ

初心者でも安心!シチュエーション別デジタル一眼レフカメラ撮影の基本設定まとめ

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらは「初心者でも一眼レフカメラで綺麗な写真が撮りたい!」と思っている人に向けた全5回のシリーズ記事です。

前回の記事「デジカメ初心者にオススメ!覚えておきたいカメラの知識と用語解説」では一眼レフカメラの性質、構造についての知識と用語について紹介しました。今回は、実際によくある状況で撮影をしながら、狙い通りの画を撮るためには、カメラをどのように設定するべきか、まとめます。

使用する機材は以下の通りです。

  • ボディ:Nikon D600
  • レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm 1:2.8G ED

※カメラの機種やメーカーによって、操作方法や機能が異なりますので、あらかじめご了承ください。

カメラの撮影モードについて

まず、一眼レフカメラの撮影モードについて説明します。デジタル一眼レフカメラでは撮影モードが選べるようになっており、多くの機種ではカメラ上部のダイヤルを回して選択できます。

【AUTO】全自動モード

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文字通り、カメラが自動で全ての設定をしてくれます。シャッターボタンを押すだけで、露出や色味など、写真を綺麗に撮るための設定を全て自動でやってくれるため、初心者には最適なモードです。一眼レフに慣れるまではこちらで撮影しながら、狙った被写体にピント合わせたりや、写真の構図を意識した撮影の練習をすると良いでしょう。

ちなみに、ひと口に全自動モードと言っても、シーンに合わせて明るさや色味の補正をかけてくれるモードがいくつかあるので、色々と試してみると楽しいかもしれません。

弱点はかなり多く、少し光量が少ない場所では自動的にエレクトロニック・フラッシュが焚かれてしまったり、色味やボケ味を意図的に変えたりできないなど、表現の幅の狭さに難があります。あくまで練習用のモードだと考えていただければと思います。

【P】プログラムAEモード

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初心者にとって難しい“絞り値”と“シャッター速度”の設定を自動的にしてくれます。全自動モードと違い、ISO感度やホワイトバランスを自由に設定できたり、エレクトロニック・フラッシュの有無を選べたり、という利点があります。ISO感度を上げたり下げたりすることで、絞り値やシャッター速度にどのような影響を与えるのか学ぶことができます。

【S、Tv】シャッター速度優先AEモード

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シャッター速度、ISO感度、ホワイトバランスを自由に設定できます。また、露出に関してはカメラが最適な絞り値を決めてくれます。高速で動くものをくっきりと撮影したいとき、わざとブレた写真にして迫力を出したいときにおすすめのモードです。
普段から手ブレに悩まされている人は、このモードでシャッター速度を固定してから撮影しても良いかもしれません。

【A、Av】絞り優先AEモード

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絞り値、ISO感度、ホワイトバランスを自由に設定できます。また、露出に関してはカメラが最適なシャッター速度を決めてくれます。一眼レフカメラの魅力といえば、なんといっても背景をボカした綺麗な写真です。そのボケ具合を自分で決められる絞り優先モードは一番バランスがよく、初心者にもおすすめのモードです。全自動モードでの練習を終えたら、早めにこのモードに切り替えるとよいでしょう。

【M】マニュアル露出モード

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全ての設定を自分で決めることができます。撮影を続けていくと「最終的にはこのモードが一番便利」だと気がつくでしょう。狙い澄ました写真を撮る場合には、どうしても細かい要求が必要になるので、カメラが適正露出を求めて設定を自動的に変えてしまう他のモードは扱いづらい部分があります。

状況に合わせたカメラの設定

一眼レフカメラの撮影で最初につまづくポイントは「ファインダーで見た画」と「実際に撮れた写真」が異なるという点だと思います。

初心者の内によくある失敗としては、下記のものが挙げられます。

  • 明る過ぎる or 暗過ぎる
  • 色味がおかしい
  • ピントが合っていない(ピンボケ)
  • 像がブレている
  • 写真にノイズが入っている、ザラつく
  • 被写体が真っ黒になってしまう
  • フラッシュがうまく使えない
  • なぜかシャッターが切れない

ファインダーで覗いているときは「サイコー!」と思いながらシャッターを切っていても、実際に撮影した写真の仕上がりにがっかりする、というのは、カメラを練習しているときによくあることです。

これは、人間の目と脳がカメラと比較して非常に優秀であるために起きる問題です。人間の目もカメラのレンズと同様に光を取り込み、視神経から脳にイメージを伝達しますが、このとき、脳の中の特別な部分は、色彩、コントラストなどを調整して、人間の目に都合が良いイメージを映し出す役目を果たします。

したがって、カメラが人間の脳に近い調整をできるように設定してあげること、それがファインダーで覗いた画をそのまま写真に残すために大切なことだと思います。

なるべく見たままの画を写真に残すために

それでは、実際に撮影したものを見ながら、どのように設定を変えれば狙い通りの写真になるか考察していきます。自由に設定を変えられるマニュアルモードでの撮影を想定しながら進行しますので、よろしくお願いします。

明る過ぎる or 暗過ぎる

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撮影した写真が明るくなりすぎたり、逆に暗くなる場合は、露出補正を調整する必要があります。絞り値、シャッター速度、ISO感度を調整して露出をコントロールしましょう。上の写真は暗い室内で撮影したため、左に置いてある黒いダーツボードが真っ暗で見えなくなってしまいました。この現象を「黒つぶれ」といいます。F値6.3、シャッター速度1/125、ISO感度1000という設定です。

 

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F値2.8m、シャッター速度1/60、ISO感度4000で撮影。全体的に露出が上がる設定にしたら、今度は逆に明る過ぎて白っぽくなってしまいました。この現象を「白飛び」といい、天気の良い日に外で撮影するとよく起こります。

 

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最終的にF値2.8、シャッター速度1/125、ISO4000で撮影しました。写真を適正露出にする方法はたくさんありますので、好きな様に絞り値、シャッター速度、ISO感度を調整してみてください。

 

ただし、F値は下げ過ぎるとピントの範囲(被写界深度)が狭くなり、シャッター速度は遅過ぎると手ブレの心配があります。初心者の内はISO感度を調整するのが一番、無難に露出を調整できるでしょう。ISO感度は上げ過ぎると写真の画質が荒れる、ノイズが出るというデメリットがありますが、最近のカメラはイメージセンサーが高性能になったため、ある程度までは上げても大丈夫です。

LIGブログの場合、サイズにもよりますが、ISO4000くらいまでは許容範囲にしています。

色味がおかしい

_DSC6865

上の写真のように、白いはずの壁が白く写らない場合は。ホワイトバランスの調整が必要です。LIGのオフィスのようなオレンジ色の電球を使っている場所は、写真が全体的に黄色っぽくなりがちです。

 

_DSC6862

そこで「白い壁が白くなるまで」ホワイトバランスを調整しましょう。色温度の設定はカメラで細かく調整できますし、カメラによっては「晴天、曇天、蛍光灯、電球」など、シーンに合わせて自動的にホワイトバランスを調整する機能があります。もっとも、電球の色が残っているぐらいの方がありのままを捉えており魅力的に感じるかも知れません。

ピントが合っていない

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一眼レフの撮影では、部分的にピントが合っていない、ということがよくあります。上の写真はF値2.8、焦点距離を長く(ズームよりに)して撮影しました。オスのライオンの顔にピントが合っていますが、胴体部分は完全にボケてしまっています。こういう場合は絞り値を上げたり、焦点距離を短く(広角よりに)することで被写界深度を上げましょう。

 

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F値6.3。ボケ過ぎず、ちょうどいい感じですが、ライオンのしっぽのピントが甘く感じます。

 

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F値11。後ろの背景のボケを良い感じに残しつつの撮影ですが、まだ、両ライオンの胴体部分は少しボケています。このあたりはカメラのレンズによって限界があるので、接写をとことん極めたい方は、一眼レフ用のマクロレンズを購入してみても良いかも知れません。

 

hiki3

どうしても全体をくっきり写したい場合は、上の写真のように一旦、焦点距離をとことん短くする(いわゆる、ヒキで撮った写真)ことで被写界深度を深くして撮影してください。

 

hiki2

その後、このようにトリミングすれば同じような画角でくっきりとした写真になります。

また、ピントが合っている写真をたくさん残すためには、撮影後すぐにカメラのプレビューで確認することが大切です。液晶ではピントが合っているように見えますが、拡大してみると全然合ってない、ということもよくあります。他にも暗い中での撮影にありがちですが、シャッター速度が遅いために像がブレていて、それがピントが合っていないように見えることがありますので注意してください。

像がブレている

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被写体がブレるのは、シャッター速度の遅さが原因です。また、被写体が動いていないのにブレている場合は、カメラマンの手の振動(手ブレ)が原因だと思われます。三脚などを使用してカメラを固定すると安心です。

上の写真はシャッター速度1/125で撮影しています。これぐらいのシャッター速度なら手ブレは起きづらいですが、被写体がバットを振っているのでうまく撮影ができません。もっとも、バットを素早く振っているように見える写真を撮るなら、あえてブレているままの方が良いとも言えます。

 

ss250

シャッター速度1/250。バット以外の部分はくっきりと撮影できています。

 

ss1000

シャッター速度1/1000。ここまで速いと、バットがほとんど止まっているように見えます。ちょっと躍動感のない写真です。

 

ss60

ちなみに、ひたすら遅いシャッター速度1/60で撮影すると…

 

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スイングスピードが一番速くなる「バットが腰のあたりまできた瞬間」を捉えられません。10回ぐらい挑戦して撮影できなかったので、諦めます。

このように、わざと被写体がブレている写真を撮影する場合は、シャッター速度を遅くする必要があるため、瞬間を捉えることが難しいです。シャッターチャンスを逃さないために、連写モード(シャッターボタンを押し続けると連続でシャッターが切れる)で撮影してみましょう。

写真にノイズが入っている、ザラつく

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写真が荒れているように感じた場合は、ISO感度を下げましょう。ただし、ISO感度を下げると写真が暗くなりますので、F値を下げる、もしくはシャッター速度を遅くするかして露出を上げる必要があります。写真の荒れ、ノイズはズームにすればするほど、わかりやすいです。ISO感度1600で撮影しています。

 

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ISO感度3200。りんごの影の部分に荒れが目立つようになってきます。

 

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ISO感度6400。かなり荒れているように感じます。

 

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ISO感度12800でザラザラになりました。

被写体が真っ黒になってしまう

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逆光などが原因ですが、カメラが強い光源を感じた際に、写真を最適な明るさにしようとして、全体的に暗くなるような補正をかけます。人間の目と脳はこのような補正をかけないので、困惑しやすいです。

測光モード、測光ポイントを変える方法を試しても良いかもしれません。もちろん、一番良いのは、被写体を強い光源から離すことです。

 

sokko1

全体測光モードが一番自然に撮影できるので、おすすめです。

 

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ちなみに、露出や測光のコントロールを練習するのにもってこいの被写体は太陽です。光源としては最強クラスの太陽ですので、白飛びしないように、そして空の色が青く残るように撮影できれば一歩前進です。
※直接ファインダーで覗かないように注意してください。

フラッシュがうまく使えない

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光が少ない暗闇での撮影は、カメラにとって一番難しい状況です。どんなに露出を上げても、カメラには撮影できる限界があります。そういう場合はフラッシュに頼らざるを得ないのですが、カメラ初心者にとってフラッシュの撮影は鬼門とも言えます。

 

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被写体目がけてフラッシュを当てると、被写体が明るくなりすぎるので、周りを暗くする補正が働きます。初心者にありがちなミスですが、とても不自然な写真になります。

 

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フラッシュを被写体からそらして、壁にあてて光を反射させたり、

 

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真上の天井にあてて反射させると、昼間に撮影したような自然な写真になります。

 

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人間を撮影すると、肌の色にも強く影響します。フラッシュなしだと、さすがに暗いです。

 

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直接顔にフラッシュをあてると、顔のテカりが目立ってしまいます。

 

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壁などにフラッシュの光を反射させることで、微妙な調整ができるのが便利なところです。

 

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全体的に反射させた光は顔のテカりなどが出ず、健康的な肌の色が再現できるのがポイントです。

もっとも、日中に外の自然光で撮影すればもっと綺麗に撮影できるので、ポートフォリオなどを撮影するときは外で撮影するようにしましょう。

なぜかシャッターが切れない

カメラのレンズには「最短撮影距離」があり、被写体に近づき過ぎている場合、オートフォーカスではピントが合わないので、シャッターが切れないことがあります。狭いエレベーターの中での撮影など、「最短撮影距離」より近づいて写真を撮らないといけない場合は、マニュアルフォーカスに切り替えることでとりあえずシャッターを切ることができます。

 

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カメラが自動的にピントを合わせてくれるオートフォーカスと違い、マニュアルフォーカスは慣れるまでピント合わせが難しいと思います。また、単純にカメラマンの視力が低い場合、ファインダーを覗いてもピントが合っているかがわかりにくく、マニュアルフォーカスで撮影するのは厳しいかもしれません。

 

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フォーカスリングと呼ばれる部分を手動で微調整しながら、ピントが合っていると思ったところでシャッターを切りましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事を読み、今までわからなかったこと、悩んでいたことが1つでも解消できたのなら幸いです。

また、一眼レフカメラといえども、万能ではありません。たとえば、「暗闇の中、高速で動き回る被写体をくっきりと綺麗に写したい」というニーズに応えるのは実はかなり難しいことです。できること、できないことをしっかりと理解した上で、思い描いた画が撮れるようにしていきましょう。

次回は「写真を魅力的に見せる構図」についてまとめていきたいと思います。

 

▼デジタルカメラ関連シリーズ記事(全5回)

この記事を書いた人

LIGブログ編集部
LIGブログ編集部です。噛み合ないコミュニケーションを曖昧な笑顔でごまかしつつ、平日は毎日ニュース/Web制作/ビジネス/生活などのお役立ち記事を配信しています。

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