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Googleアナリティクスの用語の意味と基本的な使い方をおさえよう

Googleアナリティクスの用語の意味と基本的な使い方をおさえよう

こんにちは、LIGブログ編集部です。こちらは「Google Analyticsをはじめて使う人が、一通りのアクセス解析をできるようになる」ところまでを目標とした、全5回の初心者向けGoogle Analytics講座の第2回目となります。

前回はGoogle Analyticsとは何かを知るところから、その導入についてまでを紹介していきました。今回は、初心者でも簡単にある程度のアクセス解析ができるようになる基本的な使い方と用語の意味などを中心に解説していきたいと思います。

「Google Analyticsは導入したけど、使い方がよくわからないから全然ログインしていない…」という初心者の方は、まずは今回紹介する項目からGoogle Analyticsをマスターしていきましょう。初心者ではない方も、おさらいのつもりで確認してみてください。

 

▼目次

現在サイトにアクセスしているユーザーについて知ろう

スク リアルタイム

自分のサイトにどれくらいの人がアクセスしているのか、どのページが多く閲覧されているのか、どのような経路で流入してきたのか、などに関して現在の状況を教えてくれるのがリアルタイムレポートという機能です。コンテンツをアップした後、ユーザーの反応を即座に知りたいときなどに利用しましょう。

ちなみに、どのカテゴリを選択しても「サマリー」という項目がありますが、こちらは各カテゴリに関するデータを要約した項目になります。要点だけを確認したいときなどは、こちらが便利です。

レポート項目について

リアルタイムレポートには、ユーザーの行動に関して6つのレポート項目が設定されており、それぞれの現在のデータを確認することができます。

  • サマリー:どこのページにアクセスされているか、どこのサイトからアクセスがされているか
  • 地域:どこの地域からアクセスされているか(地図で表示)
  • トラフィック:どんな経由でサイトにアクセスされているか
  • コンテンツ:直近30分の閲覧数(その日投稿したコンテンツがどれくらい人気があるかがわかる)
  • イベント:現在の訪問者がどんな行動をしているか
  • コンバージョン:自分で設定した目標が、どれだけ達成されているか

ユーザーの特徴を知ろう

スクリーンショット 2014-08-08 16.11.36

どんなユーザーが自分のサイトにアクセスしているのかを確認することができるのが、ユーザーレポートという機能です。

ユーザーのサマリー

折れ線グラフでは過去1ヶ月間の訪問数、円グラフでは新規とリピーターの割合がデフォルトで表示されます。

ユーザーサマリーでは主に8項目のデータを確認することができます。

  • セッション:訪問数
  • ユーザー:訪問者数
  • ページ/セッション:1つのセッション(訪問)の間に表示されたページの数(同じページが表示されても集計される)
  • ページビュー数:ページが閲覧された合計数
  • 直帰率:サイトに訪問してくれたユーザーが、そのまま別のページを見ずに帰ってしまった割合
  • 平均セッション時間:1つのセッション(訪問)の間にユーザーが滞在していた時間
  • 新規セッション率:新規訪問の割合

 

折れ線グラフの表示を変更してみよう

初期設定の場合、折れ線グラフは過去1ヶ月間の訪問数が表示されていますが、別の項目に変更することも可能です。

スクリーンショット 2014-08-08 17.05.34

左上のセッションをクリックすると、以下のようなウインドウが開かれます。

スクリーンショット 2014-08-08 17.05.17

これらの項目から、折れ線グラフの表示は自由に変更することができます。

レポート項目について

サイトを訪れたユーザーについて、サマリ−以外にも8つのレポート項目が設定されています。

  • ユーザーの分布:年齢や性別の割合
  • インタレストカテゴリ:興味や関心など
  • 地域:言語、地域
  • 行動:新規のユーザーとリピーターの割合、リピートの回数や間隔、どれぐらいの時間滞在していたか
  • ユーザーの環境:ブラウザ、OS、プロバイダ
  • モバイル:使用しているデバイス
  • カスタム:独自で設定したカスタム変数やユーザー定義
  • ユーザーのフロー:ユーザーがどのページから閲覧を開始し、どのページに遷移したか

※8/26 22:00追記 項目の説明について修正をおこないました。

集客状況について知ろう

集客

自分のサイトへの流入経路などについて教えてくれるのが集客レポートです。

集客のサマリー

集客のチャネルと割合などについて把握することができます。

チャネルの種類

  • Organic Search:検索エンジンからの流入
  • Direct:ブラウザにURLを直接入力、メール内URL、ブックマークなど、リンクを経由しない直接的な流入
  • Referral:リンクからの流入
  • Social:ソーシャルメディアからの流入

集客の表示を変更してみよう

「上位のチャネル」を選択します。(なおチャネルとは、どこからアクセスしてきたかという流入経路のことです。)

スクリーンショット 2014-08-08 20.50.34

すると、下図のようなウインドウが開かれます。

スクリーンショット 2014-08-08 20.51.33

このうち、たとえば「上位のメディア」を選択してみると、

スクリーンショット 2014-08-08 20.55.44

円グラフの表示がメディアごとの表示に切り替わります。

レポート項目について

集客レポートには、サマリー以外に8つのレポート項目が設定されています。

  • チャネル:チャネルの割合
  • すべてのトラフィック:トラフィックの参照元とメディア
  • すべての参照:トラフィックがどこから誘導されたか
  • キャンペーン:Adwordsキャンペーンとタグ設定キャンペーン
  • キーワード:検索されたキーワード
  • Adwords:Googleのオンライン広告プログラムと連携した情報
  • ソーシャル:ソーシャル上の評価など
  • 検索エンジン最適化:ウェブマスターツールとの連動

集客レポートでは、主にユーザーがどのようにアクセスしてきたかを分析することが可能となります。

ユーザーがサイト上でどのように行動しているかを知ろう

スクリーンショット 2014-08-11 10sffok

ユーザーがサイト上でどのように行動したのかを数値で知ることができるのが、行動レポートです。ページごとの閲覧数やランディングされたページの閲覧数を知ることができるので、サイトのコンテンツ改善に関する指標になります。

ランディングページとは、検索や広告その他のリンク元からサイトに訪れたとき、最初に表示されるページのことです。

行動サマリー

スクリーンショット 2014-08-11 10

行動サマリーのページでは閲覧数の多いページと、その全体に対する比率を知ることができます。

表示の変更をしてみよう

初期の設定ではページの欄はURL表記になっており、どのページが上位かというのは一目ではわかりづらい状態です。

こちらをページのタイトル名(記事名)に変更して表示するため、まずは左上のページタイトルを選択してみましょう。

スクショ ページ

すると、

スクpage

このように表示がページのタイトル名に切り替わりました。他の項目でも「ページ」→「ページタイトル」で表示を切り替えることができます。

レポート項目について

行動レポートでは、サマリー以外に6つのレポート項目が設定されています。

  • 行動フロー:閲覧開始ページから、どのようにページが遷移されていったか
  • サイトのコンテンツ:コンテンツごとの閲覧状況
  • サイトの速度:ページの読み込み時間など
  • サイト内検索:サイト内でユーザーがどんな検索キーワードを利用したか(※検索ボックスの設定が各自で必要)
  • イベント:ユーザーがサイトやアプリのインタラクティブ要素をどのように利用したか
  • AdSense :広告掲載結果に関する情報

行動レポートでは、すべてのページランディングページ離脱ページの3つの項目を中心に、どのようなコンテンツが人気があり、どのように改善していけばよいかを分析していくことが可能となります。

なお離脱とは、ユーザーがそのサイトから離れることであり、離脱ページとはユーザーがサイトを離れた(サイトで最後に見た)ページのことです。

 

補足:すべてのページ

スクリーンショット all

サイト内の全てのページのデータを表示します。

 

補足:ランディングページ

スクリーンショット ランディング

サイト内で一番最初にアクセスされたページのみを表示します。

 

離脱ページ

スクリーンショット exit

サイト内でユーザーが離れた(最後にアクセスされた)ページのみを表示します。

コンバージョンを設定しよう

スクリーンショット 2014-08-18 10.38.37

コンバージョンとは、サイト上で設定された目標に対しての成果のことになります。

たとえばECサイトであれば、商品購入された数や会員登録人数などがコンバージョン(成果)となります。

コンバージョンが達成された割合がコンバージョン率となります。

実際に設定してみよう

Google Analyticsで設定できる目標は主に4つとなります。

  • URLのアクセス:お問い合わせ完了ページや登録ページにユーザーがアクセスすることで、目標達成とする設定。
  • 訪問の滞在時間:サイトに訪問するユーザーが一定時間以上サイトに滞在することで、目標達成とする設定。
  • 訪問別ページビュー:サイトに訪問するユーザーが一定数以上のページを閲覧することで、目標達成とする設定。
  • イベント:「イベントトラッキング」機能を使って目標設定。アナリティクスに慣れてきてからの設定としましょう。(「イベントトラッキング」機能とは、サイト訪問者の行動を計測して記録する機能のことです。コードを組み込むことで、標準の機能に追加されます。)

では、実際にコンバージョンの設定をしてみましょう。

まずは、Google Analyticsの画面上部にある「アナリティクスの設定」ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2014-08-11 17.45.20

すると、以下のような画面が表示されます。

スクリ アナリ

次に「目標」を選択します。

スクリ アナリティクス設定

こちらの画面が表示されます。

スクリーンショット 2011 18.00.01

ここから、「+新しい目標」を選択することで、目標の設定をおこなうことができるようになります。

STEP1

まずは、目標の設定の「カスタム」をチェックして、「次のステップ」を選択します。いくつかテンプレートも用意されているので、該当する事項にはチェックを入れてください。

スクリーンショット 2014-08-11 18.04.03

STEP2

次に、目標の説明を設定します。目標の「名前」の欄に、今回設定する目標の名前を入力してください。その後で、4種類ある目標のどれかにチェックを入れてください。完了したら「次のステップ」を選択します。

 

スクリーンショット 2014-08-11 18.06.09

STEP3

最後に目標の詳細を設定します。

まずは項目にあった詳細情報を入力します。もし販売などの金銭やり取りを目標にする場合は、金額を設定します。該当する項目にチェックをいれ、「目標を作成」をクリックすれば、コンバージョンの設定は完了です。

スクリーンショット 2014-08-11 18.07.26

※「コンバージョン」の設定は、ECサイトのようにWeb上での商品販売や申込みなどを目的とするサイトで、特に便利となる機能です。それらを計測する必要がないサイトでGoogle Analyticsを使う場合は、設定する必要はありません。

ディメンションとセカンダリディメンションを活用しよう

これまで各レポートがどのような役割を果たすかを説明してきましたが、より詳細な情報を知るためには、レポートがどのように構成されているか知ることも重要です。特に基本的なものが、ディメンションとセカンダリディメンションです。

1. ディメンションと指標の違い

スクリーンショット ディメ

「行動レポートのサイトコンテンツ<すべてのページ」をクリックすると、このような画面が表示されます。

画面のレポートの「ページ」にあたる部分が「ディメンション」となります。「ページビュー数」「ページ別訪問数」などの残りの項目が「指標」となります。

つまり「ディメンション」とはデータ解析の対象のことで、「指標」とはデータ解析の結果となります。

もちろんディメンションは、先ほど例にあげた「ページ」の部分だけでありません。

スクリーンショット 2014-08-11 20.49.48

スクリーンショット 2014-08-11 20.50.08

上記のようなレポート項目や、「プライマリ ディメンション」もGoogle Analyticsにおけるディメンションにあたります。

2. セカンダリディメンション

ディメンションは、「キーワード別」や「ページタイトル別」などのように、基本的には一つの内容しか表示されません。さらに細かくデータを表示したいとき、2つのディメンションを掛け合わせてレポート結果を表示させるのが、セカンダリディメンションです。

実際に使ってみましょう。まず、画面上部にある「セカンダリ ディメンション」を選択します。

スクショ セカンダリ

すると、以下のようなタブが表示されます。ここでは「ユーザー」を選択してみます。

スクリーン ゆーざ

すると、タブの中の表示項目が変更されます。ここでは「ユーザータイプ」を選択します。

スクリー ユータイ

すると、同じページタイトルである「記事2」と「トップ」が 新規とリピーター(New VisitorとReturning Visitor)にそれぞれ分類されました。「ページタイトル別」と「ユーザーの種類」を掛け合わせたデータがそれぞれ独立して表示されていることになります。

スク 新規

このように、ディメンション一つではわからない、より詳細なデータを知りたいときに便利な機能がセカンダリディメンションとなります。

このように「ディメンション」「指標」「セカンダリディメンション」などを理解し、自分が知りたい情報はどのように取得できるかを瞬時で判断することが、Google Analyticsを活用する上では重要となります。

ページ滞在時間と直帰率

サイト内のページがどれくらい需要があるのかを知るための指標が「ページ滞在時間」と「直帰率」です。この2つを見比べれば、どのページが人気があるのかすぐに分かります。

スクショ 滞在時間、直帰率

ページ滞在時間が長いほど、そのページに興味を持っている可能性が高く、そのページが人気がある(長い時間じっくり読み込まれている)といえます。

直帰率が低い場合、流入してきたユーザーのニーズとそのページの内容が一致していたため、サイト内の別のページも興味を持って読んでもらったという可能性が高くなります。
逆に直帰率が高い場合、流入してきたユーザーのニーズとそのページの内容が一致しなかったため、サイト内の別のページを読むことなく離脱したという可能性が高くなります。

つまり、滞在時間が長く、かつ直帰率が低いページを分析することで、サイトにアクセスしているユーザーの好みや思考を推測することができます。 好みや思考が推測できれば、コンテンツを作成時にユーザー目線を意識できるようになり、コンテツの質の向上につながります。

ちなみにトップページや一覧ページなどはその性質上、滞在時間が長く直帰率が低くなる傾向が強いので、あまり参考にはできません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した項目以外にも、自分でオリジナルのレポート項目を作成できるマイレポート、レポートをGoogle Analyticsに記録するショートカット、分析結果が予期しない結果になったとき通知してくれるインテリジェンスレポートなど、知っておくと便利な機能も多くあります。

しかし、まずは今回紹介したような基本項目を中心に解析をすすめ、サイトの改善などに活用していくことを目指しましょう。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。全5回のこのシリーズでGoogle Analyticsの基本をマスターし、一通りのアクセス解析が自分でできるようになるよう、これからも頑張っていきましょう。

 

※この記事は2014年8月現在の情報を元に作成されています。

 

▼Google Analytics関連シリーズ記事(全5回)

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この記事を書いた人

LIGブログ編集部
LIGブログ編集部です。噛み合ないコミュニケーションを曖昧な笑顔でごまかしつつ、平日は毎日ニュース/Web制作/ビジネス/生活などのお役立ち記事を配信しています。

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  • ISBN-104344973135
  • ISBN-139784344973138
  • 出版社幻冬舎