新卒採用向けサイトを5つの指標で業界を分析!業界アナリティクス

新卒採用向けサイトを5つの指標で業界を分析!業界アナリティクス

まさとし

まさとし

こんにちは! いつも心にエンタテインメントを忘れない、「シミラーウェブブログ」のまさとしです。

このたび、MarKitで寄稿させていただくことになりました。これからよろしくお願いします!
弊社、株式会社ギャプライズはURLだけで他社サイトまで解析できるツール「SimilarWeb PRO」を提供しているのですが、「シミラーウェブブログ」では、その解析で得た「競合分析のノウハウ」「データを活かして話題のニュースやサイト、業界全体のアナリティクス」を発信しています。
10月のMarkitでは、SimilarWeb PROを活用した「新卒採用向けサイト」の調査結果をご紹介します!
サイトを運営する人材業界の方も、募集を出す人事の方も要チェックです! では参りましょう!

今回分析する指標はこの5つ

新卒採用サイトの分析をおこなうにあたり、以下5つの指標で分析したいと思います。

  1. 月間訪問者数
  2. 訪問一回あたりのページ遷移数
  3. 平均滞在時間
  4. 直帰率
  5. 訪問者のモバイルとデスクトップのアクセス比率

また、対象ウェブサイトは以下の10サイト! どれも就活生や採用担当の方なら聞いたことがあるサイトではないでしょうか。

  1. マイナビ(job.mynavi.jp)
  2. リクナビ(job.rikunabi.com)
  3. 朝日学情ナビ(gakujo.ne.jp)
  4. ジョブウェブ(jobweb.jp)
  5. 外資就活.com(gaishishukatsu.com)
  6. マスナビ(massnavi.com)
  7. PASSION ナビ(passion-navi.com)
  8. 日経就職ナビ(job.nikkei.co.jp)
  9. 理系ナビ(rikeinavi.com)
  10. Goodfind(goodfind.jp)

調査時期は、経団連が選考活動を開始するように求めた8月の1ヶ月前が学生が最もサイトを利用すると考え、2015年7月1日〜7月31日としました。
それでは、いってみましょう!

(本記事で扱っているデータはあくまでSimilarWeb独自に収集・処理したデータのため、実際の値とは多少ズレが生じています。あらかじめご了承ください。)

月間訪問者数1位が「リクナビ」、2位「マイナビ」が圧倒的なトラフィック

月間訪問者数と訪問一回あたりのページ数

新卒採用向けサイトと聞けば、まず思い浮かぶ二大サイトがおそらく「リクナビ」「マイナビ」でしょう。
10サイトの中の月間訪問者数の1位と2位はやはり「リクナビ」と「マイナビ」になりました。数値で言うと1位「リクナビ」が約250万、2位が「マイナビ」の約230万、そこから大きく差をつけて3位が「外資就活.com」が約35万となっています。
訪問一回あたりのページ遷移数は、1位が「マイナビ」で9.05ページ、2位が「朝日学情ナビ」で7.35ページ、3位が「リクナビ」で6.83ページとなっています。
このデータから「リクナビ」「マイナビ」の圧倒的が圧倒的に新卒市場を独占していることがうかがえますね。

ただ16卒の採用では就活解禁前に活動していた学生も多くいたのも事実です。そういった学生はベンチャーや外資の求人が多く掲載される「外資就活」「Goodfind」を活用していたと想定されるため、時期が違えば結果も違ったかもしれませんね。

全体の直帰率平均は46.22%。2強サイトはどちらも40%以下

直帰率

直帰率は低い順位から見ると、1位が「マイナビ」で28.56% 、2位が「リクナビ」で36.84%、3位が「日経就職ナビ」で42.32%となっています。直帰率の全10サイトでの平均は、46.22%で、他業界から比べると少し高い印象を受けますが、やはり2強サイトは他サイトと比べて優秀な成績です。

直帰率が低いということは「魅力的なコンテンツが多い」ということです。もちろんサイトの設計なども寄与しますがユーザーにとって「もっと見たい」と思ってもらうためには直帰率を分析し、リコメンドするコンテンツの内容や配置の改善などを図る必要がありますね。

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