LIG(リグ)のマーケティング戦略「ユーザー満足度が低ければ、それはコンテンツではない」

LIG(リグ)のマーケティング戦略「ユーザー満足度が低ければ、それはコンテンツではない」

きょうへい

きょうへい

こんにちは! アドチームのきょうへいです。

僕は普段、LIGブログの広告の管理や運用をしているのですが、LIGで実施している効果測定ではどうしても見えない部分があるのが悩みです。

しかし、「ユーザー満足度が低ければ、それはコンテンツではない」というのが信条である僕としては、なにが優良なコンテンツだったのかをハッキリ明らかにして、コンテンツの質を上げていかねばなりません。

そのため今回は、現在LIGブログでおこなっている効果測定の方法と、それを解決するマーケティングプラットフォームをご紹介します。
「メディアを運営しているけど、どう結果を見ればいいの?」「LIGブログはどう測定しているの?」などが気になる方はぜひ参考にしてみてください。

メディア運営者あるある!効果測定の悩み

メディアをまわす際に必要なのは効果測定。LIGブログで実際にどうやって効果測定をしているかをご紹介する前に、僕の悩みを聞いてください……! 僕と同じく、こんなことにお悩みの方も多いのでは?

1. 追う指標が多すぎる

PV、UU、滞在時間など、メディアを運営している皆さんは普段なにを指標に設定していますか?
LIGでは毎月アクセス解析記事を書いて、人気のあったコンテンツを発表しているのですが、その際はPVを指標にしています。ひとりがくりかえし読むことも想定した上で、ユーザーにとっても一番なじみの深い指標がPVだからです。

「PV=有益」ではない

しかし、たとえPVが高くても直帰率が高かったり平均滞在時間が短かったりすれば、その記事にはユーザーが期待する内容が書かれていなかったと判断することができます。逆に、PVが少なくても平均滞在時間が長く離脱率も低い記事がある場合、ニッチなニーズを持つユーザーにとって有益だったと判断ができるでしょう。

このように、メディアを運営する際は結果を多角的に観測する必要があります。特に記事広告のような、クライアントさまに報告が必要な記事はなおさらです。
とはいえ、ひとつひとつの記事に対してそこまで計測をつづけるのは至難の技ですよね。。

2. 実際の成果が見えづらい

記事広告などの、認知やコンバージョンを目的とした記事の場合、成果をしっかりと測定できていない可能性があります。

たとえば、記事中でサービスを紹介したとき、「サービスサイトへの流入数が増えれば、キャンペーンは成功!」とは一概に言えないですよね。
そのサイトへのURLをクリックしてからのコンバージョンした数はもちろんのこと、その記事を見てコンバージョンした数、さらにはコンバージョンまでの一連の流れが途切れても(クリック or 見てから1か月後に)コンバージョンした数も含め、コンバージョン数がしっかり増加して初めてキャンペーンは成功だと言えるでしょう。

しかしながら、Google Analyticsなどではここまでの成果を追うことができません。単純にPVやクリック数、滞在時間などでしか成果を図れず、歯がゆい思いをしたこともあるのではないでしょうか。

3. 地道なABテストが必要

LIGブログでは、バナー広告のクリエイティブに関して常にABテストをおこなって、ブラッシュアップをしています。

ptengine

上のようにデザインのベースは同じでも、モデルを変えたり文言を変えたりしてクリック率を計測しています。
ABテストを続けるなかで、LIGブログと相性のいい商材であったり、LIG社員(特に女性)がバナーに出ていたりすると、クリック率が上がりやすい傾向にあるとこともわかってきました。

しかし、そうした傾向を掴むことも一朝一夕ではできませんし、今把握していることも100%正解ではないかもしれません。ABテストをいかに効率的にくりかえすかが課題ですね。。

課題に対してLIGブログでおこなっている効果測定

つづいて、こうした課題に対してLIGブログがなにをしているのかをご紹介します。

LIGブログのポテンシャルについて

その前に、まずLIGブログがどんなメディアなのか軽くご説明します。LIGブログは社員のアウトプットの場として開設されたオウンドメディアで、

  • 約3年で月間約600万PV
  • Facebookいいね!数37,000
  • フォロワー数約14,000人

を有しています。(2015年9月現在)

もともとWeb制作技術系の記事がメインでしたが、「部下の部屋でビーチ音楽祭を開催したら、大変なことになりました。」などのおもしろ記事がバズることでブログのドメインの力が強化され、Web以外のキーワードでも検索結果の上位に表示されるようになっていきました。

<LIGブログ効果測定における課題 その1>
バナー広告や記事広告の効果測定

そうしたドメインの強さなどを生かし、バナー広告や記事広告を実施しています。

広告の効果測定については、上でもすこし触れたように、バナー広告の計測を定期的におこない、一カ月でどれくらいのインプレッション・クリックを獲得できたのかを見ています。

また、Google Analyticsでは図れない実際の成果については、クライアントさまにコンバージョン数をヒアリングし、1件当たりのコンバージョンにかかった費用やコンバージョン率なども測定しています。
しかし、クライアントさまの方でも正確な数値を図ることができないことがあるので、どうにかこちらで把握できないか模索中です。

この記事のシェア数

きょうへいと申します。LIGではディレクションやカスタマーサポート、マーケティング、などのお仕事をしています。好きな食べ物は辛いもの全般です。実は双子の弟がいます。ときどき、自分でもわからなくなるぐらい似ています。 【役職紹介 / メディア関連/チームリーダー】 LIGのオウンドメディアであるLIGブログの広告枠の管理やGoogleAdwords、Yahoo!プロモーション広告やFacebook広告といった運用型広告の運用を行っているチームを見ています。 LIGブログの広告枠をいかに収益を最大化させることを目標に日々仕事をしています。 【普段やっていること】 LIGブログのバナー広告の管理や運用、記事広告の執筆・レポートティング、広告のディレクション業務などを行っています。 また、LIGブログに広告の魅力を伝えるためにマーケター向けのメルマガ配信もしています。

このメンバーの記事をもっと読む