こんにちは、LIGのアートディレクターの長岡です。
今回は仮説、そして検証という“改善サイクルの重要性”についてお話をしたいと思います。
💡サイト改善の5ステップについてはこちらの記事から
目次
1. Webサイトのゴール(目的・KGI)を把握する
課題を見つける前に、まずはWebサイトの目的を把握することが大切です。ゴール達成に向けて、必要なものから優先的におこなうようにしましょう。
2. 課題を探す
サイトを改善するための「課題」を見つけましょう。課題の見つけ方に関する代表的な手法には、以下のようなものが挙げられます。
▼サイト改善につながるヒントの見つけ方例
- Webサイト担当者からのヒアリングをもとに課題を見つける
- Webサイトへのお問い合わせから課題を見つける
- アクセスログ解析や分析ツールをもとに課題を見つける
- ユーザーテストを実施して課題を見つける
他にもいろいろありますが、箇条書きでいいので、とにかく自分たちで課題を出せるだけ出してみることが一番重要です。
なお、アクセスログや分析ツールの種類はさまざまです。新しく導入される場合は、こちらの記事「【登録不要】マジで使える無料のWebサイト分析ツール&サービス8選」なども参考にしてください。
3. 課題を整理し、指標(KPI)を設定する
次に、洗い出した課題を整理していきましょう。
サイトのゴールにつながるページや、改善することによるインパクトが大きいページ、貢献度の高いページから優先順位をつけて改善していくことをオススメします。
それらの課題に対しては、目標となる指標(KPI)やスケジュールを設定し、検証ができるようにしておきましょう。GoogleスプレッドシートやExcelなどにまとめ、一覧で他の人にも共有できるようにしておくとなお良いでしょう。
4. 課題について、仮説を立ててみる
先ほどの2.で取り上げた課題について、仮説を立てましょう。1つ1つWebサイトを見たり、第三者的な目線から仮説を立ててみるといいでしょう。
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【仮説の立て方の例】
課題:
オーガニック検索からの流入は多いが、直帰率が高いページ仮説:
検索上位に表示されているが、ユーザーが求めている情報じゃないために、離脱してしまっているのかもしれない
5. 課題を解決するためのプランを考える
課題に対し、仮説をもとに改善プランを考えていきましょう。そのときの状況に応じてマーケティング手法などを駆使しながら、最善策を考える必要があります。
▼改善プランの例
- ページの要素を修正してみる
- A/Bテストを実施してみる
- ユーザーが必要としそうなコンテンツを制作してみる
など
6. プランを実行する
優先度の高いものから、プランを実行していきます
ただし、注意しなければいけないのは、一度にたくさんの課題を解決しようとしないこと。改善はじっくりとおこなうことが重要です。
一度に複数の改善施策を実行してしまうと、どの課題に対するアプローチがどれだけの効果があったのか見えにくくなり、検証ができなくなってしまうからです。
7. 検証する
プランを実行したら、必ず定期的に検証をしてください。
アクセスログ解析をおこない、実際に数字が改善されているのかをチェックするという方法が代表的です。
数字が改善されているのであれば、引き続き定期的な検証を続けましょう。
改善されていない場合は、課題に対するアプローチが正しかったのかどうかも踏まえて再度検証し、課題を解決するための仮説をあらためて立ててみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Webサイトをグロース(成長)させるためには、上記のような改善サイクル(PDCAサイクル)が欠かせません。常に課題と向き合いながら仮説を立て、改善プランを実行し、検証をおこなっていく必要があります。
次回はこのテーマをさらに掘り下げ、「Google Analyticsを利用してWebサイトを分析し課題を見つける」ために必要となる“気付きやヒントの見つけ方”などを紹介できればと思います。
それでは、また。
2007年創業、年間150サイトを制作・リニューアル。毎年複数のWebデザインアワードを受賞しています。
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