こんにちは。ディレクターのエリカです。
突然ですが、Webサイトが完成するのはいつだと思いますか?
サーバ上ですべての機能が動き出したとき?
サイトを公開しプレスリリースを出したとき?
トラフィックが増えてPVが目標値に達したとき?
このように改めて考えてみると、Webサイトには完成がないということに気づきます。
だからこそ、ユーザに公開され長い長い運用フェーズがはじまると、気になってくるのがサーバなどのネットワークトラブルです。ネットワークトラブルが原因で、せっかくのPVやCVを逃したくはないですが、素人にはなかなか難しいのも事実。
「よくわからないから、ネットワークやサーバのことは全部専門の会社に任せきり」というWeb担当者も多数いらっしゃると思いますが、そこでおすすめしたいのが、「Uptime Robot」というネットワーク監視ツールです。
とても便利でしたので、今回はその詳細を解説していきます。
Uptime Robotとは?
特徴としては以下のとおりとなります。
- 50までのネットワークを無料で監視できるWebサービス
- 監視対象は、HTTP(s)、Keyword、Ping、Port
- 監視のタイミングは、5分〜120分の任意間隔
- 異常時のアラート通知方法は、メール、SMS、Twitter、Web-Hook、RSS、API
- 異常時は30秒間隔で監視
- ネットワークの死活履歴を記録
- ネットワークの応答時間も記録(過去24時間分のみ)
Webサイトの死活を確認するだけなら十分な機能ですね。
ブラウザから登録するだけで、これだけの機能を利用できます。サーバへのインストールやタグの埋め込みなども必要ありません。日本語には対応していませんが、操作もごくシンプルなので心配無用です。
Uptime Robotの登録方法
ここから具体的な登録手順について解説していきます。
1. アカウントの登録
右上のサインアップボタンから、名前、メールアドレス、パスワードを入力して登録をおこないます。
登録が完了すると通知メールが届くので、サービスページに戻ってログインします。
2. 異常時のアラート通知方法を設定
初回ログインの後、アラートの通知方法を求められるので設定します。各サイト登録毎に通知設定を変えることも可能です。
- 基本通知:Free SMS、E-mail、Twitter、Web-Hook
- アプリ連携通知:Boxcar2、Pushbullet、Pushover、HipChat、Slack
E-mailか、アプリ通知がおすすめです。Twitter連携は公式アカウントのフォローが必須など、少し条件があるようですね。
APIも提供されているので、サーバと連携させることなども可能です。
▼参考:API – UptimeRobot
3. モニター(Webサイト)の登録
「Add New Monitor」から監視するWebサイトを登録します。
- Monitor Type:
監視対象を選びます。HTTP(s)を選んでください。 - FriendlyName:
任意の名前を入力します。監視スタッフがわかりやすい名前にしましょう。 - URL:
ウェブアドレスを入力します。 - Monitoring Interval:
監視の間隔を選びます。デフォルトでは5分に1回です。
以上を設定のうえ、最後にアラート方法にチェックを入れたら「Create Monitor」で登録完了です。
4. モニター(Webサイト)の状態を確認
ダッシュボードからモニター名を選択すると、現在から過去24時間までの状態を確認することができます。
- Uptime:
過去24時間の死活状況が分かります。接続不能の時間帯は赤く表示されます。 - Response Time:
過去24時間の読み込み時間が分かります。負荷の判断に役立ちます。 - Current Status:
現在の死活状況と、接続経過時間が分かります。 - Uptime:
過去24時間、7日間、30日間の死活状況をパーセンテージで表示します。 - Latest downtime:
最後にネットワークがダウンした日時が分かります。 - Latest Events:
ネットワークダウンと復帰の履歴が分かります。
実際には以下のような表示となります。
ネットワークダウンが発生した場合
高負荷が発生した場合
注意点
複数のサイトを運用をしていて気づいたのですが、まれに相性の悪いネットワークがあるようです。
あるサイトでは、表面上問題無く閲覧できているのに、たびたびアラートが発生しています。原因はわかりませんが、相性が悪いと上手く機能しない場合もあるようですのでご留意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「ネットワーク監視は難しそうだから手を出したくない」と思っていたWeb担当者の方は、ぜひこの機会に登録してみてください。あっけないくらい簡単にできるはずです。
いつの日か来るであろうネットワークトラブルに備えて、この記事が参考になれば幸いです。それでは、また!
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