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Webサイトの開設・再構築に!SEO対策の基本事項チェックリスト

Webサイトの開設・再構築に!SEO対策の基本事項チェックリスト
(編集部注*2014年5月7日に公開された記事を再編集したものです。)

元トリマー(ペットの美容師)のWebディレクター、はるきです。はじめまして。
犬のことでお困りの方は、ぜひご相談ください。

ちなみに、普段はECサイトの運営代行の会社でWebディレクターをしています。
すでにできあがったサイトの運営代行をしていて感じるのは、「SEOを意識した制作がなされていない」という現実です。

どうにかできないかといろいろググっていた中で「ホンマやで」と思ったのが、下記のページです。

参考:SEOが必要なケース – Googleウェブマスターツール

以下、ちょっとだけ抜粋します。

SEO サービスの利用を検討している場合は、早い段階で導入することをお勧めします。最適なタイミングは、サイトを再構築するときや新しいサイトを開設するときです。このタイミングなら、最初から検索エンジンとの相性を考慮してサイトを設計できます。もちろん優秀なSEO業者であれば既存のサイトを改善することもできます。

上記ページでも言及されていますが、SEO業者を利用することは、サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。

そこで今回は、制作に入る前の段階で「専門家じゃなくてもこれくらいは知っておきたい」と思うSEO対策の基本事項を10個、チェックリストにして紹介したいと思います。

また、今回の記事は、僕自身がディレクターとして勤務する中で、実際に起きた問題・悩みを解決してくれた「いちばんやさしい新しいSEOの教本」を参考にしました。

Web制作に携わる方がSEO対策を考える際に、チェックしていただければ嬉しいです。

そもそもSEOってなに?

と、その前に。「SEOは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のこと」であるというのは、ほとんどの方がご存知だと思います。

でも、そもそも「検索エンジン」について「最適化する」とはどのようなことなのでしょうか。そこでまずは、「検索エンジン」についておさらいしておきましょう。

検索エンジンのサービス内容をざっくり言うと、検索するキーワードに対し答えとなる検索結果を表示させることです。

もし、表示結果と検索キーワードに関連性が乏しければ、ユーザは困ります。そのサービスを二度と利用してくれないかもしれません。だから、検索エンジンを提供する側が最も恐れているのは、検索結果の質が下がることです。

検索結果の質を下げないために、検索エンジンは、あるサイトが、そのサイトを訪れるユーザにとって「よいサイトがどうか」を常日頃チェックしています。

つまり、自サイトをユーザにとってよいサイトにするという行為が、「検索エンジン最適化」です。ということで、ここからは、その具体的な方法をご紹介します。

SEO対策の基本事項チェックリスト

□サイト構造は適切か

繰り返しになりますが、実際にサイトをつくる段階でSEOをしっかり考えておくことがなによりも大切です。

このサイト構成を考える流れとして、まずは「サイトマップ」を作ってサイトの構造を把握します。

ここではECサイトのサイトマップを例として挙げてみます。

sitemap

このサイトマップは利用者のために用意する意味合いもありますが、クローラーがサイトを巡回するための手助けになります。

前述の本では、以下のように説明されています。

検索エンジンはページ上部の内容を重要視するため、サイトマップページへのリンクをサイト上部に設置することで、サイトマップをたどって各ページにクローリングしやすくなります。

ページ上部(ファーストビュー)に何を設置するべきか、しっかりと情報の優先順位をつけることが必要です。また、Googleウェブマスターツールで使用するXMLサイトマップを用意しておくのも忘れないようにしましょう。

□キーワードが設計できているか

サイトマップができあがったら、そのサイトマップに対してターゲットキーワードを配置した「キーワードマップ」を作りましょう。

僕が運営代行の業務をしているECサイトは競争が激しく、ビッグキーワードと呼ばれるようなワードでのSEOはとても難しいものになります。そこで、より細かくカテゴリーを作ってSEOを行うことも施策として考えられます。

例として、ZOZOTOWNの「ジャケット/アウター」カテゴリーには、以下のようなアイテムキーワードが設置されています。

  • カバーオール
  • ダウンジャケット
  • テーラードジャケット
  • ライダースジャケット
  • ナイロンジャケット
  • ミリタリージャケット
  • デニムジャケット
  • ノーカラージャケット
  • ダッフルコート
  • ピーコート
  • ステンカラーコート
  • トレンチコート
  • モッズコート
  • スタジャン
  • ブルゾン
  • ポンチョ
  • マウンテンパーカー
  • ダウンベスト
  • その他アウター

多い……改めてサイトを見ながらびっくりしてしまいました。しかし、ロングテールのキーワード設定例としては非常にわかりやすいですね。

ブランドサイト・ブログ・メディア・不動産サイトなど業種別に、自分のサイトに最適なサイト構造、キーワード設計を考えられているかは、まずチェックしておきたいポイントになるでしょう。前述の本には各業種ごとの具体的なキーワードマップ例が掲載されているので、そちらもおすすめです。

また、キーワードの設計時には対策キーワードの検索ボリュームがどれくらいあるのかを確認するのを忘れずに!

□テンプレートページが作成されているか

テンプレートページを作成しておくと、たとえばタイトルやhタグの見直しを行うときなどに、ページの修正や運用がとても楽です。他にも、テンプレートのコピーを元に、優れたデザインを共有でき、短時間でサイトを構築できます。

例えば、ECサイトで使われる主なテンプレートは商品一覧ページや商品詳細ページです。最近では、コーディネートを紹介するページもよく利用されています。

このことから、CMSやASPを選ぶ時点で、SEOの施策が行いやすいかどうかを検討しておくことも必要だとわかります。

□内部リンク構造は工夫できているか

サイト構成ができたら、内部対策を行いましょう。

検索エンジンにとっては、サイト全体のリンク構造も評価の対象になるとされています。サイト内でリンクを貼っていく際に重要なのは、上下の階層だけでなく、同じ階層のページへ行き来できるようにリンクを設置することです。

ワイヤーをひくときに、サイト構造・サイトマップに加えてリンク構造を意識しておくと、新人ディレクターさんなら今までとは違った視点も出てくるのではないでしょうか。

□タグを設定したか

一見当たり前ですが、コードの記述に関しては知識がないWeb制作関係者もいると思います。そこで、タグの対策について説明しておきます。

<head></head>

で囲まれた部分がheadタグと呼ばれ、ここにはtitleタグとmetaタグなどを記述してサイトの情報を記述することができます。

具体的には以下がタグ内の要素になります。

  • 文字コード
  • titleタグ
  • metaタグ(keyword、description、robotsなど)
  • CSS、JavaScriptの記述など

このうち、とくにmetaタグはGoogleが設定するように推奨しているものなので、ぜひ設定しましょう。

また、たとえばCSSの@importを利用するかどうかなど、サイトの表示速度に関わるようなことは、コードの専門家でなくても最低限知っておいて損はないことです。日頃から情報収集をしておくようにしましょう。

□アンカーテキストにキーワードが含まれているか

アンカーテキストとは、HTMLタグの

<a></a>

で囲まれた部分のことを指します。

アンカーテキスト

実際の表示だと、これのことですね。

アンカーテキストにキーワードを含めるというのは、アンカーテキストにただ対策キーワードを入れ込むのではなく、キーワードを含めた自然なテキスト文にしましょうということです。

例)×「Webディレクター 求人」→ ○「Webディレクターの求人一覧」

過去にリンクスパムが横行したことから、キーワードをそのまま入れ込んだだけの完全一致のリンクはペナルティの対象となる可能性があるようです。なるべく自然なかたちのアンカーテキストにしましょう。

□画像のalt属性を設定しているか

alt属性とは、何らかの理由によってサイト上に画像が表示されないときに、代わりのテキストを表示してくれるものです。

また、画像にリンクを貼る際に、alt属性にテキストを設定しておくと、それがリンクに対するアンカーテキストのように扱われ、SEO効果が上昇します。

Webアクセシビリティの観点からも、リンクや装飾でない画像にはalt属性にテキストを含めておくとよいでしょう。

□見出しダグの使用方法は正しいか

見出しタグ(hタグ)はh1〜h6まであり、HTML5を利用したサイトでは1ページ内にh1タグが複数設置されているものがあります。

検索エンジンは使用しているhタグが、そのページの目次になっているかどうかもチェックしています。

僕自身もよく悩む部分ではあるのですが、日頃サイトを見るときからソースを読んだり、いろいろなメディアの記事を見たりして勉強しましょう。

□OGPの設定

もう出尽くした感のあるOGPの話ですが、意外とできていないものです。ホントに。

そもそもOGPとは、FacebookなどのSNSで使われている共通の仕様のことで、設定しておくとSNSでシェアされたときに記事元のURL、ページタイトル、サイト説明、サムネイルが表示されます。特にサムネイルが表示される効果は大きく、クリックされやすくなるでしょう。

metaタグだけで設定できるのもポイントです。具体的には以下がOGPの記述ポイントになります。

  • og:title(タイムライン上に表示されるタイトルの設定)
  • og:type(コンテンツの内容)
  • og;description(タイトル下に表示される説明文)
  • og:url(表示させるURL)
  • og:image(サムネイルの設定)
  • og:site_name(サイト名の設定)

みなさんが担当されているサイトではOGPの設定はできているでしょうか。

□アクセス解析ツールを導入しているか

SEOとはちょっと離れますが、自然検索でのサイトの集客を分析することは、SEO対策としても必要なことです。

また、リスティング広告などを運用している場合、計測用のパラメーターが付与されていないと、自然検索・有料検索の数値に影響することがあります。

サイトは作って終わりではなく、作ってからが本当のスタートです。KGIやKPIが達成されているか、達成されていなければ何が問題なのかを考えながら、PDCAを回していくことがとても大切です。

最後に

いかがでしたか? かなりざっくりした内容でしたので、当然これだけで「SEOができる!」というわけにはいきませんが、基本事項として押さえておくと役に立つことがあるかもしれません。

なにより、これらの対策は、ユーザにとっていいサイトを作るための工夫でもあります。

また、今回参考にした「いちばんやさしい新しいSEOの教本」は、SEOの悩みにしっかりと応えてくれる1冊です。これを手元に置いて仕事に取り組めば、おのずとSEOの基礎体力が身に付くので、おすすめです。

以上を踏まえた上で、これから紹介する記事をご覧いただくと、よりSEOに対する理解が深まると思います。

参考:ネットショップ担当フォーラム「ネットショップのSEO。鍵を握るのは「キーワード」と「コンテンツ」

参考:SEO HACKS公式ブログ「これからSEOを始める方に、最初に知っておいて欲しいこと」

参考:Find Job Startup!「プロが教える。SEOに強くなりたい人は読むべき、Google公式ドキュメント+SEOブログ」

今回ご紹介する内容は以上になります。この記事をみなさんにお役立ててもらえれば幸いです。それでは、また!

この記事を書いた人

よしたけはるき
よしたけはるき 外部ライター 東京
1985年生まれ。2013年4月より、ペット業界からWEBディレクターに転職。
仕事では、サイト制作〜EC運営代行・SEO・SEM・アクセス解析などを担当。

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