こんにちは、たまです。
2/1に公開された「Life Proof Story」という、動画を利用したプロモーションサイトを制作させていただきました。
商品は「LIFEPROOF」というiPhoneケースで、耐水・耐衝撃・耐塵・耐雪・耐破損・耐紛失といった特徴を持っています。
サイトでは、商品の特徴を動画で見せることで、ユーザにアプローチしました。
全体のプロデュースとWeb制作はLIG、映像制作は「Tokyo Mild Foundation」(以下TMF)、そしてBGMはアーティストの長尾さんでこのプロジェクトに取り組みました。
ストーリー性のある動画制作において、個人的に多くの気づきがあったため、今回このブログで取り上げたいと思います。
また、特別ゲストとして主演の安田早紀さんにもお越しいただきました。
演じる側の安田早紀さんの感想を、素敵な笑顔とともに記事後半で掲載しています。
この記事を読む前に、まだサイトを見ていない方は下記をどうぞ。
http://caseplay.jp/lifeproof/zm/
どうでしたか?
胸キュンの余韻を残しながら、徐々に現実の世界に戻ってきてください(笑)
プロジェクトの流れ
今回のプロジェクトは、動画での訴求で、そこにストーリー性を持たせるものでした。おおまかな流れは以下の通り。
チーム体制
どう進めていったかを説明する前に、LIGがどのようなチーム体制で臨んだかを説明したいと思います。
- コアメンバー
まずコアメンバーは、アートディレクターの野田とコピーライター(兼ディレクター)のJohn、そしてディレクターの私。
基本的に上記の3名で上層の大枠となるコンセプトやアイデア、演出をつめていき、あとは個々人の職務を全うするというスタイルです。
例えばストーリーの叩きをJohnが書き、それを元に人物設定や演出を3名で話し合ってブラッシュアップするといった感じです。
映像制作のTMFさんやBGM制作の長尾さんとの打ち合わせも、基本的に上記3名が参加していました。
上層の部分やキーとなるポイントに皆でとりかかることで、ブレが少なく多角的な意見を元にブラッシュアップすることができました。
ストーリー設計
LIFEPROOFのユーザは、30代〜40代のいわゆるガジェット好きな層が多いのですが、今回のプロモーションではターゲット枠を広げ、20代をメインとした訴求をします。
ストーリーは20代の誰もが共感しやすい「恋」をテーマにしました。
男性、女性ともに恋愛時のかけひきといいますか、胸がきゅんとするような甘酸っぱい全体的な演出から、主演の安田さんのかわいさを活かした細かい演出までストーリー設計を行っています。
さらに、ストーリーの中では商品の特徴を自然に伝えることが必要になってきます。
LIFEPROOFには、他社の耐久ケースにはない2つの特徴があり、それが以下の通り。
- 万が一本体が破損したときに、本体の保証も行ってくれる
- スマホを紛失した場合、申請をするとロック画面に番号が表示され、拾い主がその番号に電話をかけると配達業者がピックアップしてくれて「落とし主に届けてくれる」
この2つの特徴を全て載せることができればベストですが、耐久機能として他にも4つあるため、伝えたいこと全て伝えてしまうと受け手が吸収しきれません。
そのため、「水、衝撃、紛失」の3つの特徴に絞ってストーリー設計をしていきました。
また、具体的にストーリーを組み立てていくにあたり、人物設定を用意しています。
- どんな性格
- どんな容姿
- どんな家族構成
- どういった立場
- どんな背景があって、どんな恋愛経歴を持っているか
など、個人単位でできるだけ細かく設定し、さらに他の登場人物との相関図も用意しました。
この設定は主に以下の3つの点で役に立ちます。
- ストーリー上、行動に無理・不自然さがないかの検討材料になる
→主にストーリーのブラッシュアップ時に役立ちました。 - オーディションの人選の判断軸となる
→多人数で決定する場面で、共通の認識化などに役立ちました。 - 撮影の演出上の種になる
→この性格だったらこの演出はありえないよね。など、ストーリーや撮影上の演出の元となりました。
このように人物設定を経てストーリーが組み上がり、絵コンテの作業に入りました。
絵コンテは動画制作の肝となる部分のため、撮影を行うTMFさんにお願いし、LIGではストーリーから外れていないかのジャッジを行いました。
いま振り返ってみると、ここで監督含めできる限り細かく演出を決めることができれば編集がもっとスムーズだったかもしれません。
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。