こんにちは。Apple 製品は iPhone 4S と iPad mini を愛用している在米ライターの Riho です。
先日 iPhone 5S / 5C が発売され、iOS 7 もリリースされましたが、日本では11月に映画『スティーブ・ジョブズ』の公開も迫っていますね。
アメリカでは8月に公開されて、私はまだ観ていないのですが、The Next Web というウェブ媒体に「映画『スティーブ・ジョブズ』の代わりに観るべきスティーブ・ジョブズの YouTube 動画10選(10 Steve Jobs videos you should watch instead of Ashton Kutcher’s ‘Jobs’)」という記事があったので、そちらをチェックしてみました。
すると、興味深い内容なんですが、各ビデオの時間軸がばらばらで、若かりしイケメンのジョブズが現れたと思ったら、ひげルックのジョブズが現れたりして、いまいち流れがピンときません。
そこで私も、私の好きなスティーブ・ジョブズの YouTube 動画と名言を時系列でご紹介したいと思います。
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、ということで、是非ともジョブズの秋をお楽しみください。
YouTube で振り返る スティーブ・ジョブズ
1980年:ジョブズ当時25歳
1976年に Apple を設立してから約5年。この年に Apple が株式を公開しました。ジョブズ氏、25歳に見えません。
「海軍に入るよりも海賊になるほうがずっと楽しい」(『Odyssey: Pepsi to Apple』(1987年)のクオート、1982年)
1983年:ジョブズ当時28歳
スピーチもさることながら、CM「1984」も必見。この翌年に Macintosh が発売されました。
Apple 1984 Super Bowl Commercial Introducing Macintosh Computer (HD) | YouTube(CM のみ)
1984年:ジョブズ当時29歳
Macintosh を紹介するジョブズ氏。Macintosh も挨拶しています。
「イノベーションは、研究開発費の額とは関係がない。Apple社がMacを開発したとき、米IBM社は少なくとも私たちの100倍の金額を研究開発に投じていた。大事なのは金ではない。抱えている人材、いかに導いていくか、どれだけ目標を理解しているかが重要だ」
――『Fortune』誌1998年11月9日号
1985年:ジョブズ当時30歳
この年、ジョブズ氏は Apple を追放され、NeXT を創業。会社がオシャレです。
「当時は分からなかったが、Apple社に解雇されたことは、私の人生で起こった最良の出来事だったと後に分かった。成功者であることの重さが、再び創始者になることの身軽さに置き換わったのだ。何事につけても不確かさは増したが、私は解放され、人生の中で最も創造的な時期を迎えた」
――スタンフォード大学での卒業祝賀スピーチ、2005年6月12日
1987年:ジョブズ当時32歳
Siri の原型とも言える Knowledge Navigator というコンセプトが、当時の APPLE の CEO ジョン・スカリー氏によって打ち出されました。
Siri の原型とも言える Knowledge Navigator というコンセプトが、当時の APPLE の CEO ジョン・スカリー氏によって打ち出されました。このビデオの中の設定は2011年と言われていますが、実際に2011年に発売された iPhone 4 は Siri を搭載。驚きです。
1991年:ジョブズ当時35歳
当時、NeXT 社内に向けて公開されたマーケティング戦略ビデオ。
1995年:ジョブズ当時40歳
この年の11月に映画『トイ・ストーリー』が公開され、世界的ヒットを記録しました。
「ピクサー社は次のディズニー社になる可能性があると思う――ディズニー社に取って代わるのではない――次のディズニー社だ」――『ビジネスウィーク』誌1998年11月23日号
1996年:ジョブズ当時41歳
この年、ジョブズ氏が Apple に復帰します。
「アップル社再建の妙薬は、費用を削減することではない。現在の苦境から抜け出す斬新な方法を編み出すことだ」――オーウェン・W・リンツメイヤー著『アップル・コンフィデンシャル2.0――栄光と挫折の30年』(米ノー・スターチ・プレス社から2004年に刊行、邦訳はアスペクトから刊行予定)
1997年:ジョブズ当時42歳
暫定 CEO に。『Think Different』キャンペーンが行われました。
Apple “Think different.” CM is version for Japanese. your message from Steve Jobs – YouTube(日本語バージョン)
「複数のグループでプロダクトをデザインするのはとても難しい。多くの場合、人はそれを見せてあげるまで何を求めているのかわかっていない。」
1998年:BusinessWeek
2001年:ジョブズ当時46歳
iPod を紹介するジョブズ氏。この年に iTunes も登場しました。
「盗んだものを驚くほど効率的に配布できるシステムがある。インターネットと呼ばれているシステムだ。インターネットが閉鎖される可能性はない」――『ローリング・ストーン』誌2003年12月3日号、音楽業界にiTunes Music Storeを売り込んだ際の言葉
2005年:ジョブズ当時50歳
言わずとしれた、スタンフォード大学での卒業式記念スピーチ。”Stay hungry, stay foolish” という明言は一世を風靡しました。大阪弁バージョンもおもしろいです。
スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ(日本語字幕)| YouTube
Steve Jobs Stanford University Commencement Speech 大阪弁バージョン | YouTube
「君たちの時間は限られている。だから、誰かの人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。独断的な意見に惑わされ、誰かの思い通りに生きて行ってはいけない。誰かの意見に自分自身の声をかき消されてはいけない。そして最も重要なことは、自分の心と直観を信じて突き進む勇気を持つ事だ。心と直観はなぜだか、君が本当になりたいものをすでによくわかっているものだ。それ以外のことは全て二の次でいい。」
2005年:スタンフォード大学祝辞
2007年:ジョブズ当時52歳
iPhone を発表するジョブズ氏。
2011年:ジョブズ当時56歳
ジョブズ氏が行った最後のプレゼンテーション。この2ヶ月後の8月にジョブズ氏が CEO を退任し、10月5日に56歳で他界しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アップルやジョブズのファンの方々には必見ですね!私も何度も見なおしては、ジョブズを堪能しています。
最後に
いかがでしょうか。最後に映画『スティーブ・ジョブズ』の予告編を。こうして改めて観ると、主演のアシュトン・カッチャーは若い頃のジョブズ氏にけっこう似ているかもしれません。