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仕事ができる人と仕事ができない人の5つの違い

仕事ができる人と仕事ができない人の5つの違い
(編集部注*2014年8月25日に公開された記事を再編集したものです。)

こんにちは、LIGブログ編集担当の朽木です。27歳になるまで学生をしていたので、いきなり社会の荒波に揉まれて毎日が勉強です。
会社は学校じゃ、ないんだね。

最近は編集とライティング以外にディレクターとしての業務もはじまって、仕事というものを考える機会が増えました。
いろいろと上手くいかなかったり、失敗したりする過程で、自分が組織において何を期待されているのか、そのために何をすればいいのかについて頭を悩ませていますが、そんなときは主に先輩ビジネスパーソンの姿を参考にしています。

そこで今回は、周囲の「仕事ができる」人と、これまでの「仕事ができない」自分とを比較して、特徴的な違いを5つにまとめてみました。
別の部署への異動、新しい役職の付与など、ビジネス上の転機があれば折に触れて読み返し、自分が「仕事ができない人」のままになっていないかを、引き続き注意していきたいと思います。

仕事ができる人と仕事ができない人の5つの違い

1. 「他人に評価される」か、「自分で評価する」か

仕事が自分ひとりだけでは完結せず、誰かと関わり合わないことには成り立たないものである以上、能力とは自分ではなく、他人によって評価されるものになるのではないでしょうか。したがって、「仕事ができる人」とは、他人に評価される人である、と言うこともできます。

一方、自分でどれほど自分のことを高く評価していたとしても、周囲が思うように言うことを聞いてくれないなら、自分の能力が周囲に認められていないという可能性を考慮するべきです。この場合はまず、自分が他人に評価されていない、つまり「仕事ができない人」になっているという事実を、素直に受け止めるようにしたいと思います。

仕事ができないことを正面から受け容れるのは、当然おもしろくないことですが、そのままでは上手くいかない現実が続くだけです。落ち込んだりプライドが傷ついたりするのを怖れるあまり、ことさら“できる人アピール”をしたり、周囲を見下したりして、自分で自分を評価する、ということを続けてしまうと、当然悪いスパイラルに陥ります。

そのような状態を避けるために必要なのは、自分への客観的な視点を持つことです。これにより目標が明確になり、目標と現状がどのくらい乖離しているのかもわかります。あとはそれを埋めるためにやるべきことをやれば、自然と評価はついてくるはずです。だからこそ、自分の仕事にはいつも真摯でありたいと思います。

2. 「仲間を増やそうとする」か、「勝手に孤立する」か

ビジネスにおいてコミュニケーションが重要なのは言うまでもないことですし、前述したように、自分の評価は他人によって決定されるものです。「仕事ができる人」は総じて、社内では人望を、社外では人脈を得ているように思います。人間は利害なくしてなかなかアクションをしないので、仲間を増やしたいなら、まずは自分からたくさんの人の仲間になるのが効率のいい方法かも知れません。

一方で、“でも”“だって”“わかってます”“どうせ”などの言葉を多用していると、周囲の雰囲気は悪くなり、仲間は集まりません。他にも、組織運営上のルールを守らずに物事を進めたり、自分の非を認めないまま言い訳ばかりしたり、それらを注意されて感情的に逆ギレしたりふてくされたりするのは、周囲から勝手に孤立している状態とも表現できます。

こうして自分が「仕事ができない人」と認識されてしまった場合、もしも仕事の内容自体は決して悪くなかったのであれば、誰も得をしない結果であると言えます。プライベートならキャラクターとして許されるようなことであっても、仕事においては自分の周囲は敵にも味方にもなり得るのだと、常に心がけておくべきではないでしょうか。

一緒に仕事がしたい、という評価は、仕事の内容だけでなく、対象の言動による心証にも左右されます。他人の評価ばかり気にしていては疲れてしまいますが、最低限は周囲を不快にさせないように、そして、なるべくなら誰かの味方でいてあげられるようにしたいと思います。

3. 「問題を解決しようとする」か、「問題を否定するだけ」か

例えば“ビジョンが見えない”という問題があったとして、“ビジョンが見えないからダメだ”と思うだけなのか、“どうすればビジョンが見えるだろう”と考えるのかで、自分がとるべきアクションも、職場環境の改善スピードも大きく変わるでしょう。「仕事ができる人」ほど自然とこのような発想をすることで、次々に問題解決を図り、さらに評価が集まるという良いサイクルを生み出しているように思われます。

ちなみに、“否定と提案はセットでしよう”はLIGのクレド(運営理念のようなもの)のひとつでもありますが、なにかをするときに否定するだけで終わってしまうと、挑戦や変化を嫌う、または柔軟性に欠けるというイメージがついてしまいがちです。

慎重さはもちろんビジネスに必要不可欠な要素ですが、リスクを回避しようとするだけで、その問題を解決するための協力をしないと、不満ばかりが溜まって広義の「仕事ができない人」に括られてしまうこともあり得ます。問題の提起とそれを解決しようとする姿勢はなるべくセットにすることを忘れてはいけない、と思います。

冒頭のビジョンの話であれば、もし会社にビジョンがないように思うなら、まずは自分で明確なビジョンとは何かを考え、そのビジョンをもとに会社に提案をしたり、業務を進行したりすることが、問題の解決につながるはずです。

4. 「逆算思考をする」か、「積み上げ思考をする」か

何かをするときの思考方法には“逆算思考”と“積み上げ思考”の2つがあります。逆算思考は、あらかじめゴールを設定して、そこから逆算して工程を組む思考方法です。例えば新しいシステムの導入であれば、いついつに運用開始だから、2週間前までには2回のテストを完了しておこう、そのためには1〜2カ月前までにプロトタイプモデルを完成させて、そのためにはいついつまでに詳細設計をして(以下略)と逆算していく考え方になります。

積み上げ思考は、仕事を進行しながら実際に積み上がったものを最終的な成果とする思考方法です。具体的には、仕様確認、全体設計、詳細設計、プロトタイプモデル完成、と仕事を進め、それぞれの時間が積み上がり、結果としてそれが工程となります。

つまり、積み上げ思考では現状をスタートとし、できる範囲内で物事を考えます。一方、逆算思考は、理想や期待から出発し、それを実現するためにはどうすればいいかを考えます。改善や工夫、創造という観点からは、逆算思考のほうが伸び幅が大きいため、「仕事ができる人」ほどやはり逆算思考であるように思われます。

5. 「誰かに仕事を任せる」か、「仕事を属人化させる」か

“誰かに仕事を任せる”より、“自分でやったほうが早い”と思うのはよくあることです。しかし、それが繰り返されて起きる仕事の属人化は、むしろ周囲にとって悪い影響を及ぼします。つまり、「これはあの人にしかできない」という仕事が増えるほど、その人物への負担が増え、組織としても生産性のボトルネックになるということです。

“自分でやったほうが早い”という姿勢は、仕事の属人化を加速させ、組織としてのリスクにもなり得ます。だからこそ、将来を見据えて仕事を誰かに任せることは、「仕事ができる人」の特徴のひとつといえます。

他人に仕事を任せるのは、自分でその仕事をするよりもある意味で大変な作業です。まずは自分がその仕事をしっかりと理解し、それをわかりやすく説明することが求められるからです。ということはつまり、自分で早くできるよりも、誰かに仕事を任せられるほうが、「仕事ができる人」であると言うことができるのです。

自分が一生懸命頑張るだけでは自分も周囲も成長しない、というのは、残業や休日出勤にも共通します。もっとも望ましいのは、残業や休日出勤をしなくてもいいような体制をつくること。そもそもタスクが過剰であるか、繁忙期でもない限り、業務時間内に仕事が終わらなかったことは、むしろ「仕事ができない人」と思われる理由になると肝に銘じておきたいです。

(おまけ)「仕事ができない人」から「仕事ができる人」になるためのチェックリスト

上記にまとめきれなかった気づきを10個、以下チェックリストとしてご紹介します。

□仕事は会社がくれるもの、と受け身になっていないか

先回りして仕事を探す、なければつくる姿勢を身につけましょう。

□「頑張っているつもり」で自分をごまかしていないか

本当は見直すべきところもきっとあるはず。

□理解が浅くないか、本質を語れているか

ボロは出てしまうもの。

□自分の役割を意識できているか、無責任なところはないか

一貫性があることもまた、ビジネスで望まれる姿勢のひとつでしょう。

□曖昧、あるいは無理な目標を設定していないか

できなくて困るのが自分だけならまだしも、周囲に迷惑をかけるのはダメです。

□うっかりすること、思慮が浅い面がないか

遅刻などでも連続すると評価は下がりますよね。

□自分ひとりで抱え込んでいないか

適度に誰かに頼ることも必要です。

□「辞めたい」「疲れた」「帰りたい」などと日常的に口にしていないか

ネガティブな発言は周囲の士気を下げます。どうしても言いたいときは、気心の知れた相手を選ぶようにしましょう。

□話が冗長ではないか、または無用なユーモアを挟んでいないか

論旨は明確にしましょう。

□傲慢・自己中・頑固な態度をとっていないか

ごめんなさい。

まとめ

いかがでしたか? 自分のことを客観的な視点で見れば見るほど、まだまだ仕事のできない若輩者だと思います。自社内にも、業界内にも、目指すべき背中はたくさんあり、それらは僕よりも遥かに前を走っています。
そんな先人たちに早く追い付き、そして追い越せるように、上記のポイントを意識しつつ、毎日の仕事に取り組んでいこうと思う今日この頃です。

みなさまにおかれましても、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、また。

 

この記事を書いた人

朽木誠一郎
朽木誠一郎 外部ライター 五反田
編集者、ライター、メディアコンサルタント。Yahoo!ニュース個人などで執筆、PAKUTASOのフリー素材モデルとしても活動。ポートフォリオ→http://matome.naver.jp/odai/2142077436578811601

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