みなさんこんにちは。ディレクターのあゆみです。
なっちゃんからバトンを受け取り、第2回としてアナリティクス機能の「集客」で何をみることができるのかを紹介していきます(^ω^)
「集客」では何が見れるの?
左カラムのこのメニューを順に追っていこう! ということで、「集客」メニューですが、端的にいうとユーザーはどのようにしてこのサイトへ訪問したのか?を知ることが出きる機能です。早速ざくざく見ていくに限るので、上から順に、まずはサマリーから。
サマリー
「チャネル」「セッション」「コンバージョン」と並んでいるのが気になりますね。順にいきます。
チャネル
チャネル=経路ですが、もう言葉の意味そのものです。
どうやって来たのか? がここでわかります。
↑LIGの生々しいデータがこちら。
肝心の項目はこんな感じです。
Organic Search | その名の通り、自然検索です。GoogleやYahooなどのエンジンから |
---|---|
Social | FacebookやTwitterなどSNSからの流入 |
Direct | そのまま直接URLを直で叩いたり、ブックマーク(お気に入り)にしていたり |
Referral | ほかのサイトに掲載していたURLから |
Other | そのほか、計測不可 |
そのほか、よく見るかもしれないものが、
Paid Search | リスティング広告から |
---|---|
Display | バナー広告から |
あたりですかね。
とはいえ、その中でも「どのエンジンから?」など気になるのが人の性。そのままクリックすると……
▼Organic Searchを押した場合
▼Socialを押した場合
より詳細な情報をゲットすることができます。LIGは圧倒的にFacebookが強いことがわかりますね。
また、エンジンでは「LIG」というキーワードはもちろん、「ニコン キヤノン」でキーワード取れているんだろう、という推測ができますね。
▼実際にシークレットモードでGoogle検索するとこうです
セッション
セッションとは、訪問数のことです。
ただ、「チャネル」「セッション」「コンバージョン」と並んでいるものの、クリックして下層があるわけでもなく、あくまでも指標です。「これだけ訪問しているんだな」という参考数値としてどうぞ。
コンバージョン
恐ろしいことに、目標に対してサイト内の数値が丸分かりになります。KPI! CVR!
が、特に目標を設定していないサイトでは以下のような表示になると思います。
目標の切り口はサイトによってもさまざま。2016/5/23日現在、20個まで登録できるので、以下を参考に目標を登録してみてはいかがでしょうか?
コーポレートではお問い合わせフォームの数値、ECでは購入画面なんかは気になるところ。
すべてのトラフィック
チャネル
上のサマリーで見たチャネルのみを抽出したページです。
が、ぶっちゃけ、サマリーで見た方がコンバージョン諸々と行ったり来たりしながら見れるので、上で見ている方にはそんなに必要無いはず! 次いきましょう。
ツリーマップ
「ボリューム」と「割合」を可視化したのがこちら。
上部の統計情報を選択することで、さまざまな組み合わせの結果を見ることができます。現在設定している数値が低ければ低いほど濃い赤へ、高いほど濃い緑、ということです。セッションそのものの数値の大きさは面積で感覚的にわかります。
そのため、画像の見方は「セッションは検索エンジンからが圧倒的に大きいけど、その場合のページ/セッション(=訪問別PV数)はちょっと少なめかも」ということになります。
参照元/メディア
「どこからというのをカテゴライズせずに純粋に多い順に見たい!」という方はこちらへどうぞ。
このデータからはGoogleからの流入が半分を超えることがわかります。少ない順に並べてみると、「こんなサイトあったんだ」という発見があり、意外と面白いですよ。
参照サイト
どんなサイトから流入しているか? はここから一目瞭然。
例えばTwitterを押すと……
URLがずらり。URL横のアイコンを押すと、そのページが別窓で開きます。
拝啓、歯医者さん。顔に当たるおっぱいはタオルだったのですか?
2016/4/22-5/22のTwitterからの流入は、このが一位のことがわかりますね。
Adwords
おなじみGoogleが提供する広告サービスで、Googleの検索結果に広告を出せるサービス、Adwords。が、
LIGでは! なんと! 自社サイトでAdwordsを使用していないためデータが特にありません。すみません。
Adwordsを使用している方はちゃんと見ないと勿体無いので是非。ただ、この連載では実際の画面が無いと説明するわたしもつらいし、読んでいる側も謎いと思うので思い切って割愛します。ごめんなさい。
AdWordsの掲載結果をGoogleアナリティクスで分析する|AdWords ヘルプ
検索エンジン最適化
検索クエリ
検索クエリ=検索エンジンで検索されたキーワードです。便利! 面白い!
どんなキーワードを検索して、LIGのサイトが表示されたのかがずらり。これが面白いのは「サイトに訪問した数ではなく、サイトが表示された数」なところです。そのため、キーワードページと比較すると、「表示されたのにアクセスされなかった数」がわかります。ここの差が激しいページは取りこぼししているユーザーが沢山! ということが言えるので、タイトルを少しいじったりしてみてもよいかもしれません。
掲載順位が載っているのも面白いですね。そしてその下にランディングページ(=直接の飛び先)、地域別サマリー(=国別)と続くのですが……ここまで読んだ方なら、実際の画面で見ればすぐわかるはず! 検索エンジンに表示されたデータで絞り込んだ数値を見ることができます。
そのあとの大項目としてはソーシャルとキャンペーンなんですが……
一思いにここまできて、一気に並列するのも違うかなと思うので、本日はここまでで終えようと思います。なぜなら、やっぱり集客機能の肝になるのは「サマリー」だからです。ここをしっかり見れないと意味がない。
そんなことを言いつつ、私自身もソーシャル、キャンペーンは現状そんなに使っていないため、そこを逃げるための言い訳だったりします。
サマリーとトラフィック、そして検索エンジンをしっかり使いこなして、その上でソーシャルやキャンペーンを活用していくのがいいんじゃ、なんて思っているのですが、ここもメディアサイト、コーポレートサイト、キャンペーンサイトなど、特性によって変わってもくるので、次回書くタイミングがあればそこのあたりを解説できるように、わたしもアナリティクスとにらめっこライフですね。
さいごに
そんなわけで駆け足で紹介した集客ですが、どうやってそのサイトに辿り着いたのかは、サイトの改修に非常に役立つはずです。SNSからの流入が多ければogpの出し方を調整するのもいいだろうし、自然検索でもうちょい跳ねてほしい記事はタイトルを変えよう、だとか。ランディングページも、そのページからの直帰率次第では、サイト内の別ページへのリンクの出し方を変えてみる、などもあり得ます。
せっかくのWebサイトですから、たくさんの人に見てもらいたい気持ちはみんな変わらないはず。Google Analyticsは無料で使える超優秀ツールですし、色々なデータを見るのは案外楽しいものなので、あちこちいじってみて、サイトで工夫できることのヒントを探しましょう。
次回はエリカさんへバトンタッチ。気になる「行動」メニューの解説です。
それではまた〜。