LIG

「働く=Play」 の考え方で組織をつくりたい。

「働く=Play」 の考え方で組織をつくりたい。

こんにちは。社長のたかです。

「働く」という言葉には3つの種類があるようです。肉体をつかって作業をおこなう「Labor」、知識や技能を時間単位で等価交換する「Work」、時間に縛られず創造的なアウトプットで対価を得る「Play」の3つです。

産業革命によって働くという価値観が「Labor」から「Work」に拡張してから、シンギュラリティ(人工知能の能力が人間の能力を超えること)の未来が近づき、機械が代替する範囲が広がる現代では、「Work」から「Play」へとさらに拡張しているのだと思います。

LIGが考える「Play」という働き方

時間=対価だけではない武器が必要になる

そもそも、1人のエンジニアや1人のデザイナー、そして1人のコンテンツメーカーが数百万人の心を動かし、話題になるコンテンツを企画する可能性がある中で、時間=対価の考え方は意味をなさなくなっています。

企業としても個人としても、クライアントや組織、プロジェクトに価値を提供できないと競争力を失います。どれだけ稼働時間が長くてもアウトプットに価値がなかったり、パフォーマンスが低いと評価されづらいのです。

もちろん、作業の効率化を測り、そもそものスピードを速くし生産性を高めることは変わらず重要です。その上で、プラスαの「コンセプトの核となる考えをまとめる」「プロジェクトや組織を前進させるコミュニケーションができる」「組み合わせを考え新しい企画を考える」「情報を精査し、仕組み化する」など、時間=対価だけではない武器を伸ばしていくことが求められています。

遊ぶように働き、働きながら遊ぶ

では、どういう組織をつくりたいかと考えると、働くことと遊ぶことが曖昧なメンバーを集めた組織をつくりたいと考えています。

「遊ぶ」を定義すると、「気の合う仲間たちと、一定の制限内で目標を共有して時間を過ごすこと」だと思っています。

ゲームでもスポーツでも旅行でも、「3歩以上歩いてはダメ」「53枚のカードで」「旅行予算はこれでいこう」など何かしらの制限があります。その制限の中で、「大会で優勝したい」や、「ゲームに勝つ」「どこに行こう」と目標を決めて、同じ時間を過ごすということが「遊ぶ」ことだということです。

LIGは、友人同士が集まってつくった会社ということもあり、誰と一緒に働くかを大切にしています。その上で、遊びの定義に当て込むと、気の合う仲間たちを集め、予算やスケジュールなどの制限内でイケてるものをつくり、その積み重ねで70億人のLifeをGoodにしようという目標を共有して時間を過ごすという意味で、遊ぶという感覚と近いものがあります。

また、クリエイターという職業柄、遊びと仕事を切り離しづらいという特性もあります。社内のメンバーを見渡しても、営業時間外でも企画に使えるネタを考えているし、雑誌をみていてもデザインの要素の参考にしたり、プログラミングが好きで休みを使ってプライベートワークをしていたり、イベントや企画展で刺激を探してみるなど、休日でも何かしら活動しているメンバーが多くいます。

これらの活動は結果として仕事にプラスになります。意図せずとも仕事も遊びの一つというスタンスのほうが伸びるし、時間の概念を超えていいものをつくろうと考えていると、自然とプライベートでも何かしら活動していたりするのではないかと思っています。

また、興味の幅が広く、吸収しようという意欲があるメンバーは、周囲の仲間からも信頼されるという側面もあります。

一見無駄に見える「挑戦する時間」を許容する

遊びというと、生産性うんぬんを考えない「無駄なこと」だと思われることもあります。一方で、無駄の中からヒント得ることが度々あります。思いもよらない課題に出くわしたり、課題を解決していく先に組み合わせることで価値を生み出したり。無駄と切り捨てる前に、何を組み合わせれば新しい価値を生み出せるかを考える組織でいたいと思っています。

また、クリエイターであればこそ、新しい技術や表現に挑戦したいという気持ちが強いはずです。一見、無駄に見えるほどのこだわりや新しい挑戦は、時間がかかり過ぎ見積もりが合わないこともあります。しかし新しいことに挑戦することは、効率化できないからこその付加価値があったり、新しい技術を提供するためのノウハウを貯められたりなど、必要な先行投資の時間でもあるのです。

一見無駄に見える「挑戦する時間」を継続的に許容できるような環境を整え、収支とバランスをとることが重要になります。

コミュニケーションの核を創り、コラボレーションをつくる

言語化でも抽象化でもいいのですが、コミュニケーションの核をつくることにも価値があります。クライアントワークでも、社内プロジェクトでも業界的な専門性が高くなっていくなか、一人ですべてを実現することは難しく、複数人で進めるプロジェクトが多くなってきています。

クライアントはもちろん、マーケター、営業、デザイナー、エンジニアなど職種を超えて、人を巻き込み、プロジェクトを前進させるスキルが必要になります。音と音が重なり合って一つの音楽が成り立つというPlayの「奏でる」というニュアンスにも近いと感じています。

まとめ

「働く=Play」の価値観はしっくりくるし、人数が増えても遊ぶように働く組織を維持したいと思っています。また、時間=対価ではなく、価値提供=対価という考え方をする個人が集まる組織は、強い競争力を持てます。

組織が100人を超え、ルールや規則が増え、気を抜くと大企業病になりえる規模感だからこそ、Playの「遊ぶ」「奏でる」「働く」という考え方で、新しい価値を提供できる組織をつくっていきたいと考えています。

この記事を書いた人

たか
たか Founder and LIG Int'l CEO 2007年入社
Founder and LIG International CEOの岩上です。主に制作、人事、その他諸々を担当しています。
経歴:学生時代にモバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。2007年、株式会社LIG創業。