簡単!被写体から笑顔を引き出す撮影テクニック10選

簡単!被写体から笑顔を引き出す撮影テクニック10選

Go Yoshiwara

Go Yoshiwara

こんにちは、LIGのカメラ担当のゴウです。

昔からカメラが趣味でずっと人を中心に撮ってきたのですが、撮影をする際の「笑顔の引き出し方」に関してのノウハウを今回お伝えしたいと思います。

 

が、その前にひとつ、フォトコンテストの紹介をさせてください。

ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー!

best

日本歯科医師会が主催する、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤーというフォトコンテスト。「とびきりの笑顔」というテーマで1993年から行われています。

今回、そのコンテストをLIGブログで紹介して欲しいというリクエストをいただいたので、紹介したいと思います。そうです、ステマというやつですね。

 

 

 

(・∀・) ステマ ハ ココマデ!

 

 

はい!

という訳で、今回の記事ではカメラのテクニックというよりは、「笑顔をどう引き出すか」という所にフォーカスしてまとめてみました。少し長いですが、読んでもらえると嬉しいです。

笑顔を撮る為の10のコツ

1. 「はい、笑ってー」はNG。笑顔はトークで引き出す

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「はい、笑ってー」

と言って撮ったLIG社長、岩上の写真。ありがちな撮影方法だと思いますが、笑顔を引き出すという観点から見ると最悪だと思っています。

なぜなら、プロのモデルや撮られ慣れている人以外は、「笑って」と言われただけでは最高の笑顔を出す事は出来ないからです。

 

ではどうするか。

 

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身振り手振りで笑わせましょう。

※今回は近くにいた紳さんに協力してもらっています。

 

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するとハイ、こんな感じで最高の笑顔を引き出す事に成功しました。

 

素人モデルから笑顔を引き出す場合、カメラマンに求められるのは実はトークテクニックだったりします。

 

2. カメラの持ち方を変える

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コンパクトカメラや一眼レフ、もしくはスマホだとしても、撮られ慣れていない人はカメラを向けられるとそれなりにプレッシャーを感じます。

 

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こんな感じでごっついカメラを構えられて、リラックスした笑顔を出せる素人はまずいないと思います。

 

ではどうするか。

 

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こんな感じでカメラを持ち替えてみましょう。構図は適当に、その代わり沢山撮りましょう。

そして会話を楽しみながら、被写体をリラックスさせていきます。この際、タイミングを見て適当に手元でシャッターを切ります。

 

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するとこんな感じの写真が撮れました。

少し下から見上げた感じのいい表情が撮れました。

ここでも大切なのは、カメラを意識させずにいかにトークで楽しませるか。それに尽きます。

 

3. ジャンプ(突拍子もない事)をさせる

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さて、トークだけではどうしようもない場合もあります。

こんな感じで、人生に絶望したような被写体(LIGの最高技術責任者、づや)の場合はどうするか。

 

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ジャンプさせてみましょう。

 

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するとこんな感じで表情が崩れました。

 

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とっても自然で、いい感じの笑顔が撮れましたね。

 

実はこのジャンプをさせる、というのは、別に他の事でもいいのです。要は突拍子もないリクエストをする事で、そのあとの気が抜けた所を撮る為にやるのです。

大切なのは緊張している被写体をどうやってリラックスさせるかなのです。

 

4.カメラマン以外と会話してもらう

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続いてよくありがちなのが、こういう風にカメラを見つめすぎてしまう場合の対処法。

 

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この場合は、カメラマンの後ろに人を立たせて、会話をしてもらいましょう。

 

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すると自然とカメラ目線が外れて、自然な笑顔を撮る事が出来ました。

どうしても意識してしまいがちなカメラから、どうやって視線をはずさせるか。その為に第三者に協力してもらうというのは有効です。

 

5.先回りしてカメラを構える

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例えば移動している最中に写真を撮るというのは、よくあるシチュエーションだと思いますが、この場合は、被写体が歩く所を先回りして撮影しましょう。

 

間違っても、「ちょっと写真撮るから止まってー! ハイ・チーズ」とやらないようにしましょう。

 

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先回りして撮る、そしてカメラを意識させないとこんな感じの良い笑顔が撮れました。

 

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例えば階段だったら、こうして先に登ってカメラを構えます。

 

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いい笑顔ですね。

この時、被写体の二人は好きなように会話をしながら歩いていました。

こういった場合は、カメラマンはトークするのではなく、空気のように存在感を消す事が重要です。

 

6. カメラを意識していない一瞬を捉える

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カメラを意識させないテクニックのひとつとして、何かに夢中にさせるというのは良いアプローチです。

 

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この場合は、二人に「あっち向いてホイ」をやってもらいました。

 

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30歳を過ぎた大人が、あっち向いてホイで爆笑している所が見事撮れました。

 

笑顔を引き出す時に、いかにカメラを意識させないかが重要ですが、こうやって他の何かに夢中になっている所を撮るというのは、かなりオススメのやり方です。

 

7. 集合写真は難しい

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ベストな笑顔を撮る という意味では、集合写真ほど難しいものはないと思います。

なぜなら、10人の集合写真の場合、全員がいい表情をしている瞬間を撮るというのはかなりハードルが高いからです。

 

で、よくありがちですね。こういった感じの無難な笑顔の集合写真

 

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とりあえずジャンプさせてみましょう。

 

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はい、かなり自然な笑顔にする事が出来ました。

 

今回は3人の集合写真という事なので、比較的簡単ですが、これが人数が増えれば増える程、大変だと思います。ただ、こうやって全員で一緒にやれる事をやってみて、その一瞬を狙うのが良いと思います。

また、人数が増えれば増えるほど、「トークで笑わせる」という事のハードルは高くなります

 

8. 【子供編】同じ目線で撮ろう

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さて、次は子供を撮影する際のポイントを抑えておきましょう。

よくありがちですね、こういう撮り方。

 

あ、ちなみにコレ、俺の子供です。

 

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大人の目線から撮った場合、どうしても見下げる形になるので、子供の背景が地面になってしまいます。

悪くはないのですが、こればかりだとやはり冴えない写真になってしまいます。

 

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こういう場合は、腰を落として、子供の目線になってあげましょう。

 

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するとこんな感じで背景が抜けて、写真に広がりが出ました。

 

子供の目線になって、ローアングルから撮る。すごく単純な事なのですが、意外と出来ていない人が多いように思えます。

でも、まだまだ表情は硬いですね。ここではダメな例として「ハイ、撮るよー」という手法で撮っています。完全に緊張した引きつった笑顔になってしまっていますね。

 

9.【子供編】ブランコを楽しんでいる瞬間を撮る

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繰り返しますが、「ハイ撮るよー」と言って撮るとほとんどの場合ダメダメの写真が出来上がります。

 

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笑ってと言ったのですが、こんな表情です。

こんな時にベストスマイルを出せるのは日本では芦田愛菜ちゃんぐらいじゃないですかね。とりあえず、うちの子供じゃ無理でした。

 

ではどうするか。

 

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そういう時はこうやってブランコに乗せてあげましょう。

自分の側に来た時に、手で触ってあげてちょっかいを出すのがポイントです。

そうする事で自然と笑顔が引き出せます。

 

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こんな感じです。

さっきの写真とは雲泥の差ですね。

 

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娘も撮ってみました。いい感じに自然な笑顔です。

 

ブランコをこいでいる時、子供は作り笑顔なんてする余裕は無いのです。だからこそ、自然な笑顔を撮る事が出来ました。

 

10.【子供編】追いかけっこをローアングルで撮ってみよう

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子供を撮る時にはローアングルで、何かに夢中にさせれば良い という事で今回やってみたのが鬼ごっこです。

俺が持っているカメラに触ったら勝ちねー と言って俺は後ろ向きで逃げるだけです。

そして逃げながら適当にシャッターを押すのです。

 

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するとこんな感じの笑顔が撮れました。

 

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カメラに触ろうと、手を必死で伸ばしているのが可愛いですね。

 

10e

こうする事で、狙い通りの自然な笑顔を撮る事ができました。

やはり、大人でも子供でも自然な笑顔を作るというのは難しいというのがよく分かりますね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

大人でも子供でも、あなたが撮る被写体がプロのモデルでも無い限り、笑顔を撮るというのは実は結構難しい事なのです。

今回ご紹介した手法は、カメラのテクニックというよりも「どうやって笑顔を引き出すか」という事にフォーカスしてみました。

ちょっとした工夫で人から笑顔を引き出すことができるという事を分かっていただき、是非まわりにいる人達の素晴らしい笑顔を撮ってみてくださいね。

 

で、もしめっちゃ良い写真が撮れたのであれば、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤーのフォトコンテストに応募してみてくださいね。

 

 

 

最後に

せっかくなので、今回撮った写真で俺も個人的に応募してみようと思います。

 

これか、
10f

 

 

これだな。
07a

 

 

 

では、またお会いしましょう。

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1982年生まれ。信濃中学校卒業。フリーターとして23歳まで様々な職業に従事し数々のスキルを身につける。ウェブデザイナーとして活躍したのち、25歳で起業し代表取締役に就任(会長を経て2022年に退任)。自然あふれる場所で生まれ、アウトドアスポーツをして育ったが故にITの道を志したが、近年、再びアウトドアな環境、遊び、生き方を模索して長野県に移住。わくわくするものをつくり続けていたい。

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