こんにちは。LIGの岩上です。2013年も半分以上が過ぎました。早いですね…ディレクターチームとしての提案力の向上、最適な組織づくりや人事制度、セミナーや講演での伝える技術、社内外から認知され競争力のあるブランド力をつけるにはどうしたらいいかなど、上半期も色々と試行錯誤しています。その中で、役に立った書籍をご紹介します。
コミュニケーションをデザインするための本
カンヌ国際広告祭をはじめ、one show、Venice Festival of Mediaなど国内外の広告賞を多数受賞している、電通のクリエーターのひとり、岸勇希さんの著書です。自ら手がけた7つの代表的な事例と、その手法を詳細に解説しています。岸さんが実際に取り組んだ広告を提案から実行までシーンにあわせて詳細に説明してくれるので、プランナーやディレクター、デザイナー等、業界人として非常に参考になります。コミュニケーションの本質や提案に役立つヒントがありました。
発想する会社! – 世界最高のデザインファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
プラダ、ペプシ、アップル、P&Gなど、一流企業が争って依頼するデザイン会社IDEOの想像力や発想力の根本をまとめてある本です。イノベーションを生み続けるマインドセットやツール、事例を写真を交えて紹介しています。個人的に会社の文化をつくりブランドとして確立されているIDEOを尊敬しています。
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
ひとを動かす技術
「自分が与えられるものを知る」「引く」「仕事を知り尽くす」「価値観を明確にする」「ひとつ上の視点に立つ」「相手に決めさせる」等、マネジメントにも企画提案にも共通する、自分の立ち位置、相手への接し方など再度考えなおすことが出来ると思います。
ブランド
元スターバックスジャパンのCEO岩田さんの著書です。ミッション=価値=ブランドであり、ブランドを構築するには目に見えない組織の文化を作る必要がある。文化はミッションからなり、ミッションを共有することがブランドをつくるなど、ブランドづくりに興味があるので、とても勉強になりました。時間をかけて創っていきましょう。ブランド。
ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得
GROW 本当のブランド理念について語ろう
P&Gのマーケティング部門のトップで、P&G退職後、モトローラ、AOLの取締役として活動しているジム・ステンゲルさんの著書。こちらもブランドに関しての書籍で、ブランド理念は企業文化から成り、リーダー職はブランド理念を社内外に発信し続けることが大事である等、元スターバックスCEO岩田さんの著書ブランドとも通じる点が多々ありました。ブランドはミッションであり、組織のDNAであり、組織づくりと密着している。そのミッションを社内外に伝える、表現することによりブランドになるということですね。頑張りたい。ブランドづくり。
本当のブランド理念について語ろう 「志の高さ」を成長に変えた世界のトップ企業50
不恰好経営 – チームDeNAの挑戦
DeNAファウンダーの南場さんの本です。ビッダーズ立上げからモバオク、モバゲーでモバイルに舵を切り、創業12,3年で売上高2,000億円以上の企業を創ったというストーリーに惹きこまれました。物語としても面白かったです。
「不恰好経営 -チームDeNAの挑戦-」DeNA創業者南場さんの書籍を読んで思ったこと。
ともに戦える「仲間」のつくり方
年収1000万以上の限られた求人をメインに扱い、求職者から課金する新しい仕組みの求人サイトや、最大90%OFFで贅沢な体験を購入できるグルーポン型のサービスLUXAなどを運営するビズリーチ。南社長の創業から現在までの回顧録的な書籍です。
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
ユーグレナ(ミドリムシ)はサプリ、オイルなど将来性の見込める資源として活用されています。製造業として有力なベンチャー企業で上場後の株価の上昇もメディアにかなり取り上げられていました。メディア戦略も上手く参考になります。
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
起業家
サイバーエージェント社長の藤田さんの書籍です。赤字事業のアメブロを執念で立て直す徹底さと曲げない信念はとても刺激的で勉強になりました。
まとめ
その他にも色々と読んだのですが、上記の本は印象に残った書籍です。組織づくり/ブランドづくり/コミュニケーションデザイン/ディレクション/経営/WEBマーケティング/伝える技術などをキーワードに引き続き、実践と本を掛けあわせて勉強していこうと思います。