【社員の回答アリ】第一回 大喜利大会を開催しました。


【社員の回答アリ】第一回 大喜利大会を開催しました。

こんにちは、メディア事業部のジョンです。コピーライター出身です。

この時期になると、梅雨のことを考えてしまいますよね。どうも雨を好きになれないんだよなァ…そんな男性に朗報です。

傘の趣味は、下着の趣味と考えてみる。というコピーがあります。あれだけ見慣れたビニール傘ですら、違う目で見るようになるでしょう。
さらに、雨の日の外出が増えて、日本経済が大きく動くかもしれません。やはり言葉の力は偉大です。

さて、ぼくはこれまで、社内でコピーライティング勉強会なるものを行ってきました。
これまで何度か開催したのですが、個人的にすごく面白いと感じた回があったので、いっそ記事にしてしまいます。

今回のテーマは「どう言うか」

コピーは、「誰に・何を・どう言うか」のプロセスで書くべし。ぼくは昔、コピーの師匠にそう教わりました。「誰に」はターゲット、「何を」は訴求ポイント、そして今回のテーマである「どう言うか」は、表現です。

表現は選択肢が無限で、正解もありません。だからこそ、他者にどう説明をすればいいのか、よく分からなくなってしまいました。

最高と言わずに最高と言う

考えること数十分。ぼくはふと、超大御所コピーライターの言葉を思い出しました。

たしかこんなことを仰っていた
これが最高のクルマですって言って、あぁこのクルマは最高なんだと伝わってしまったら、コピーライターはいらないんだよ。

そう。表現とは、最高と言わずに最高だと伝える行為です。そして、ぼくは思いました。表現力を磨くには、大喜利が適しているのではないかと。
優れた大喜利のお題というのは「何を言うか」がすでに明確なので、あとは「どう言うか」……つまり表現だけを考える題材として、とても優れているのではないかと。

よって、ぼくは大喜利大会を開こうと決意しました。

さぁ、大喜利大会の幕開けです。

2014年5月某日。会議室に集いし7人の戦士が、ついに言葉で白黒つけるときがやってきました。

名称未設定-1

それでは、いよいよお題と回答の発表です。

※参加人数が多いため、笑い声の大きかった回答をメインにご紹介いたします。

お題1:訪問先で先方が「君、失礼だな!」何があった?

先述の言い方をすると、失礼と言わずに失礼と思わせることがポイントです。「それは失礼だなぁ」と読者が思えれば、この勝負は勝ちです。
では、皆さんの回答を見ていきましょう!

 

ゆうせいさんの答え

お題1_割り箸

これは失礼ですね。ビジネスパーソンたるもの、メモ帳くらいは用意してアポイントに行ってほしいものです。

 

ゴウさんの答え

お題1_下馬しない

そもそも馬に跨がって訪問することが失礼だろ、と言いたくなりますが、このクライアントにとっては許容範囲だったのでしょうか。「せめて下馬してほしかった!」という、クライアントの悲痛な叫びが聞こえてきそうです。

 

紳さんの答え

お題1_タンバリン

失礼極まりないです。「ええ」「なるほど」とか言うたびにタンバリンを鳴らすのでしょうか。

いずれの回答も情景が浮かびますね。キャッチコピーも同じで、情景が浮かぶコピーは人の心に届きやすい、という傾向があります。
「こんなシーンを描写すれば、こんなことを感じてくれるかもしれない」と思考を巡らすのは、受け手を動かすための訓練になるはずです。

それでは、次のお題です。

お題2:世の女性が注目する成長企業!「株式会社イケメン」とはどんな会社?

やや難易度が高いお題ですが、事業そのものがイケメンなのか、社員の対応がイケメンなのか、答えの幅は広いように思います。いずれにしても「そりゃイケメンだわ」と思わせれば勝ちです。

さっそく、回答を見ていきましょう。

 

紳さんの答え

お題2_takuya

イケメンですね〜。顔は見てないですけど、きっとイケメンなんだろうなと思わせてくれる力が「TAKUYA」にはあります。ローマ字表記であることもポイントです。

 

朽木さんの答え

お題2_形成外科

なるほど、さすがは元医学生。むかし、「芸能人は歯が命」というコピーがありましたが、この会社では顔が命なのでしょう。

 

再び朽木さんの答え

お題2_但しイケメン

これは間違いないでしょう。ここまではっきりと顔採用を実行するのであれば、むしろ清々しさすら覚えてしまいます。

 

しぶさんの答え

お題2_同伴可

ホストクラブさながらのサービスに、女性の顧客満足度はかなり高いのではないでしょうか。

こうして見ると、なかなか面白いですね。「イケメン」と言わずに、いかにイケメンと思わせるか。まだまだ考えれば、いろんな答えが出てきそうな気がします。

では、次のお題です。

お題3:彼女への束縛が激しくて有名な妬実 杉男(ねたみ すぎお)君。どんな束縛をする?

このお題のポイントは、「こんな束縛する男とは絶対付き合いたくない!」と思わせられるかどうか。それをシーンで表現するのか、あるいは杉男のセリフで表現するのか、ワクワクするお題だと思います。では、回答を見ていきましょう!

 

紳さんの答え

お題3_ヤギ

「これで彼女は出かけられない…」と紳さんは言っていました。

 

ゆうせいさんの答え

お題3_スマホ充電

これは笑いましたね。彼女が外に出たくても、なかなか出られない!まさに束縛です。さらに言うと、コンビニで充電器が買えることまで思考が回っていない杉男という彼氏の、なんと浅はかなことか…。

まずこのお題を目にしたとき、誰もが「尾行」や「盗聴」などの、いわゆるありきたりなことを思いつくと思うのです。しかし、そこから思考を深めていくと、「そう言われるとこんな束縛はイヤだなぁ」と思わせられるネタに思い至るので、やはり考えることは大切ですね。

では、次のお題です。

お題4:「こんなの誰が買うねん!」書店の隅っこに置かれていた月刊誌の名前とは?

これはなかなか答えやすいかと思います。実際、当日はたくさんの答えが挙がりました。このお題は、「絶対買いたくない」というよりは「むしろちょっと気になるわ!」くらいの、ニッチな分野をどれだけ思いつくことができるかだと思います。
ネーミングも立派なコピーライティング。さて、どんな名前を考えてくれたのでしょうか?

 

ゴウさんの答え

お題4_ホチキス

…中身、ちょっと気になりますよね。果たしてホチキスの何を特集してくれているのだ?という気にさせられます。でも、やはり買うほどではない。そのバランスが絶妙だと思いました。

 

づやさんの答え

お題4_元素記号

ニッチですね〜。表紙に「6月号 ホウ素」とか大きく書かれているのでしょうか。

 

再びづやさんの答え

お題4_羽毛布団

立て続けに、づやさんの登場です。「え?地域によって羽毛布団に違いがあるの?」と気になってしまうタイトルですよね。まぁ、買いませんけど。

 

しぶさんの答え

お題4_四の字固め

これ、翌月も続くのか?そんな心配をしてしまいました。いくら月刊とはいえ、四の字固めだけで一冊を作り続ける編集部に敬意を表します。

 

紳さんの答え

お題4_元力士

これも気になりますね〜。「元」がいいですよね。現役じゃないのか、と。ちゃんこ屋さんの紹介とかになるのでしょうかね。想像が膨らんでしまいます。

 

ゆうせいさんの答え

お題4_くるぶし百景

これ、みんなに大ウケでした。この答えのすごいところは、単語の組み合わせにあると思います。いったんくるぶしが思いついてしまったら「月刊 くるぶし」で終わらせてしまいそうなのですが、そこに百景を持ってくるか〜と。
ちゃんとフォトグラファーを起用して撮影した、くるぶしの写真がたくさん載っているのでしょう。まぁ、買いませんけど。

そして次が、いよいよ最後のお題となります!

お題5:「タケオ キクチ」「イッセイ ミヤケ」みたいなブランド名を考えてください。

これは、ぼくが単に楽しみたかっただけで、そんなにコピーとは関わりのないお題かもしれません。でも楽しかったので回答をお見せします。

 

ゴウさんの答え

お題5_フミヲ

「ヲ」をここまで推してくる、そのしつこさに拍手です。読みづらい字面ではあるのですが、それを逆手にとるように、ついつい覚えてしまう…。モノトーンな色使いの、モード系のブランドでしょうね。きっと。

 

朽木さんの答え

お題5_ハヤト

実在する方ですが、こうして見ると確かにブランドっぽい。なぜかと言われると答えに窮するのですが…。そして、朽木さんが実在の人物を出したおかげで、みんなのタガが外れてしまったようです。

 

ゆうせいさんの答え

お題5_カナマナ

これは卑怯ですね〜。ずるいですけど、笑ってしまったので掲載しました。このブランドはきっと、女子中学生に人気の低価格ブランドでしょうね。間違いなく。

 

紳さんの答え

お題5_サブ

これも卑怯極まりないです。このブランドは間違いなく、演歌のステージ衣装に特化していますね。キラキラしたジャケットとかが売ってそうです。

…と、こんなふざけた流れに終止符を打ったのは、なんと、終止スベりっぱなしだった堀田さんだったのです。
このお題の大賞に選ばれたのは、こちらの回答です!

 

堀田さんの答え

お題5_ヨネコ

これは満場一致で大賞でした。年配女性をターゲットにした婦人服ブランドですね。恐らくブランドロゴは紫で、スパンコールをふんだんに使ったニットなんかを作っていそうです。

さいごに

いかがでしたか? お好きな回答はありましたか?
参加してくれたメンバーからもわりと好評で、大喜利は定期的に開催していくことにしました。みんなで言葉の表現を磨いて、いずれは社外の方と大喜利大会で勝負してみたいと思います。

言ってみれば、ぼくらの日常は大喜利の繰り返しです。相手にこう思わせたい!と思ったとき、「どう言うか」にこだわることで、より良いコミュニケーションができると思うのです。
そのためにも、身近な方を誘って、大喜利で楽しく学んでみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

John
John ディレクター/コピーライター 2014年入社
「いい加減ブラウザをひとつに統一しませんか?協会」で理事を務めています。
個人的な夢は吉井和哉に会うことです。