マネージャーになって1年、新米だった過去の自分にしたい10のアドバイス

マネージャーになって1年、新米だった過去の自分にしたい10のアドバイス

そめひこ

そめひこ

皆さんこんにちは、メディアマネージャーそめひこです。 マネージャーになって1年が経ちました。

本当にまだ1年?というくらい、目まぐるしく変化する状況の中で、成功も失敗も経験しました。そのおかげで、少しはマネージャーとして成長出来たかな、と思っています。

そんな僕が、マネージャーになりたての過去の自分に対して、今だからこそ助言したい!と思うことを10個にまとめてみました。1年前の自分よ、しっかり見るんだぞ。

そして、新しくマネージャーになったばかりの方も、よろしければ参考にしてください。

マネージャーなりたての自分に助言したい10のこと

1. 自分が出来ないことを見つけなさい

マネージャーになりたてのころは、一気に様々なことを考えてしまいます。こうしたい、ああしたい、これはしないといけないなどなど。課題も期待も、ぐっちゃぐちゃに押し寄せて来ていますね。

そんな時は、まず自分が出来ないことを見つけなさい。出来ないことに挑戦するな、ということではなく、仲間に任せるべき仕事を洗い出すためです。

新しくマネージャーになったあなたは、使命感から「何でも1人でやってやろう」と思いがちではありませんか?そんな自分を一旦立ち止まらせて、自分じゃない誰かにお願いするものをまずは見つけましょう。

仕事は自分だけでするものではありません。1人でどれだけ頑張ったとしても、それを振り返ると、寂しさが付きまといます。

2. 自分がやるべきことを見つけなさい

自分が出来ないことを見つけながら、自分がやるべきことも一緒に考えましょう。「マネージャーの仕事って、何だろう」と自問したり、マネジメントに関するあらゆる本を読んだり、尊敬する人の声を聞いたりしてみてください。

自分がやるべきことが見つかったら、それ以外のことはやはり、仲間に振り分けましょう。また、繰り返しになりますが、マネージャーだけが頑張った仕事は達成感が大きいものではありません。

3. 早くメンバーに責任を与えなさい

マネージャーとして、チームで一番危機感を持つことは当たり前です。そのため、他の誰かに責任を与えることに不安になったりします。

でも、自分が見れる範囲なんて限られたものです。そして、1ヶ月も経てば、あなたがやらないといけないことは、山のように増えていきます。自分がやるべきことも、仕事が増えればさらに見えにくくなっていきます。

何かが起きたとき、「てめえがケツふく」覚悟をさっさと決めたなら、すぐにでも責任を与えて、報告だけを入れてもらえるようにしましょう。その方が、あなたの周りのみんなもやりがいがあるのですから。

4. 危機感に感謝しなさい

こちらも繰り返しですが、マネージャーをやっていたら、誰よりも危機感を感じるはずです。

再来月にはメンバーの給料分の利益が残せないかもしれない、これから再度リーマンショックのような金融危機が起きたら会社が潰れるかもしれない、実はみんなが楽しんでいなくて一気に人が辞めるかもしれない…

そんな危機感は、チームを成長させるための隠れた推進力です。思い描いたものに向かうだけがあなたとチームを成長させるわけではありません。

悪夢のような危機をなんとか回避しようとする悪戦苦闘の過程でも、あなたとチームは成長します。

5. 説得ではなく、納得してもらいなさい

マネージャーには、会社全体のこと、チームのこと、業界のこと、また角度を変えれば、ヒト、モノ、カネ、情報などなど、様々なことが見えてきます。

常に先へ先へと思考を巡らす結果として、あなたが行うアクションに対して、時にはチームの理解が得られにくいことがあります。

そういうときの説明は、あなたの中で決まっているゴールに否が応でも周囲を引きずり込むという、説得になりがちです。

説得ではなく、みんなに心から納得してもらえるように、言い方、ロジック、内容をそろえましょう。その間にみんなが意見をくれることもあるでしょう。

実はあなたの考えには大きな落とし穴があるかもしれないのです。そういう意味でも、丁寧な準備期間を取って、みんなに納得してもらうことが大切になります。

6. メンバーに仁義を通しなさい

マネージャーだからといって、チームを好き勝手していいというわけではありません。仁義とは他人に対して欠かせない礼儀上の務めであり、それをメンバーに対して通しなさい。

心理学者バーナードは組織を「2人以上の人々の意識的に調整された活動や諸力の体系」と定義しています。みんなで目指すものがあって、みんなで向かうから組織です。仁義を通さずして、そこにみんなで向かうことなんて出来ません。

7. 変化に伴う筋肉痛に、前もって備えなさい

何も運動していないのに、いきなり10キロを走ったら、必ず筋肉痛が起こりますよね。

それと同じように、チームを変動したり、メンバーの役割を変えたり、新しい人が入社したり、誰かが辞めたり、チームを拡大させたり、チーム内でこれまでと何かしら違うことが生じれば、必ず筋肉痛が起こります。

メンバーに筋肉痛が起きる心の準備をさせたり、自分自身が先読みをしてその筋肉痛に備えましょう。

また、成長が停滞し、筋肉痛が発生していないようなときは、あえて10km走って筋肉痛を発生させるようなことをしてみましょう。筋肉痛のあとは、一回り筋肉がついているものですから。

8. 全てを自責として捉えなさい

自分の能力に自信がついてくると、チームのミスを誰かのせいにしてしまいがちです。

でも、マネージャーが「これが無ければ失敗しなかった」とか「だから言ったのに」という言葉を使うことは、とても恥ずかしいことです。そのチームの最終的な責任は、あなたが負っています。

全て自分の責任です。全く関係のない失敗も、言い換えればあなたの責任です。他責にすることを、とにかく恥じなさい。

9. 円満退社以外の別れは力不足だと思いなさい

円満退社は、一番いい形での別れです。でも、円満退社じゃない別れは、ただ一言、マネージャーの力不足です。大きく反省しなさい。

そして二度と、同じことが起こらないように努めなさい。自分だけでなく、別れたメンバーも、チームも、つらいだけです。

10. あなたが見るべきは、チームだけじゃないことを知りなさい

あなたはチームのことで、まずはいっぱいいっぱいになるでしょう。でも、チームメンバー以外にも、仁義を切る相手や、お世話になる方々がいます。

例えば、あなたが今いる場所は、経営者や先人達が築いてきた基盤の上に成り立っているものです。

あなたは経営者とメンバーの中間にいる管理職であると同時に、そのチームの代表でもあります。チームの代表としては、外部の方に迷惑を掛けたり、有益なアドバイスを頂くこともあるでしょう。

そのことを自覚した上で、チーム以外との関係性も作り上げ、チームを成長させなさい。

まとめ

1年経って、当たり前のようなことがようやく見えてきたことわけですが、実際マネージャーになると見えなくなってしまうことも多いものです。

まだまだ半人前の僕が、半人前でも何者でもなかった1年前の自分に助言するならと思って書いたものですが、少しでも誰かの気付きになれば幸いです。

この記事のシェア数

そめひこと申します。京都で生まれ、京都で育ちました。母の名は直子、父の名前は明でございます。LIGに来る前は藍染師として生きていました。京都の四富会館二階にあるBAR「アイエン」が大好きです。

このメンバーの記事をもっと読む