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年号と©マークと何が必要?Copyright(コピーライト)表記の正しい書き方

年号と©マークと何が必要?Copyright(コピーライト)表記の正しい書き方
(編集部注*2013年1月22日に公開された記事を再編集したものです。)

こんにちは、デザイナーのサリーです。
サイトをデザインするときに当たり前に入れている「Copyright」の記述ですが、サイトによって年号があったりなかったり、長かったり短かったり、書き方はさまざまですよね。
ふと「正しい書き方ってどれなんだろう?」と思って調べてみたら、いろいろと誤解していたことがわかったので、まとめてみました。

そもそも、「Copyright」の記述って必要?

もしかしてコピーライトの一文を忘れちゃったら著作権放棄になっちゃう? 無断利用されても文句言えない?

いえいえ、心配いりません。
著作物は日本の法律でちゃんと守られるので、コピーライトの記述はあってもなくても、勝手に人のものをコピーしたら違法なんです。
“書かなくても良い”と言うより、法律から見れば書いていても意味はないんです。

じゃあ、なんで書くの?

では、なぜみんな律儀にコピーライトを書いているのかしら?
理由は2つあります。
ひとつは、著作権者を明記し主張することで、無断利用への抑止力となるから。
もうひとつは、そういう慣習になってしまっているからなんです。

Webサイトのコピーライトに限って言えば、後者の方が大きそうですね。

もう少し詳しく掘り下げると……(読み飛ばし可)

コピーライト文についての規定が記してあるのは「万国著作権条約」というもの。この条約にはたくさんの国が加盟しています。
一方、著作権に関する条約は「ベルヌ条約」というものもあり、こちらにもたくさんの国が加盟しています。
いまや日本を含めほとんどの国がこ2つの条約の両方に加盟していて、その場合はベルヌ条約の内容が優先されることになっています。
コピーライト文を書いてね!と言っているのは万国著作権条約、何もしなくていいよ!と言っているのはベルヌ条約なので、書いていてもあまり意味はないのです。

正しい書き方

書いても書かなくてもいいなら正しくなくてもいいですよね。そうなんですよね。
でも元々条約に基づくものなので、一応ルールはあるのです。
せっかくなので正しく書いてみましょう。

下記は以前このサイトでも使っていた、よく見かける書き方です。
Copyright © 2007-2012 LIG inc. All Rights Reserved.

間違いではありませんが、いろいろと不必要な箇所が混じっています。ポイントを下記のとおり。

  • 先頭の「Copyright」はいらない
  • 更新の年号はあってもなくてもOK
  • 最初の発行年は必要な要素
  • 「All Rights Reserved」は一番いらない要素

詳述していきますね。

まず、マルCが「コピーライト」を表すものなので、先頭の「Copyright」はいりません。(マルCの方でなく、「Copyright」を省きます)

次に「-2012」という年号は、あってもなくてもOKです。
これは著作物の内容が更新された年号を表すので、年が明けたから直さなきゃ!と慌てなくても大丈夫です。
逆に、「2007」という最初の発行年は必要な要素なので、残してくださいね。

「All Rights Reserved」は万国著作権条約と関係ないものなので、実は一番いらなかったりします。
(2013/1/23追記:「All Rights Reserved」について詳細に知りたい方は、Wikipediaの著作権表示の項の「All Rights Reserved」。に書いてありますので、そちらをご参照ください。)

そんなわけで、いらない部分を整理したコピーライト文は以下の通り。
2013年に初公開した株式会社LIGの著作物、の場合……

© 2013 LIG inc.

© 2013 LIG inc.
たったこれだけOKなのです。スッキリ!
ちなみに書く順番も決められていないので、お好きな順でどうぞ。
(2013/1/23追記:もっと詳しく知りたいという方は、まずはWikipediaの著作権表示の項から読むとわかりやすいと思います。)

Inc. と Co.,Ltd. と Corp. って何が違うの?

ついでに会社の英語表記についても見てみましょう!

会社によってLIG Inc.だったり、LIG Co.,Ltd.だったり、LIG Corp.だったりしますよね。
結論から言えば、これらは大体一緒の意味です。
出所がアメリカだったりイギリスだったりするだけなので、お好きなものを使ってください。
(2013/1/23追記:会社で英文登記された正式なものがある場合はそちらを使いましょう!ご指摘ありがとうございます。)

まとめ

コピーライト文は書かなくてもOK。(でも慣習などから見て書いた方が無難)
文に必要な要素は「©」「最初の発行の年」「著作権者の氏名」だけ。

何気なく使っているコピーライト文ですが、調べるといろいろと事情がわかっておもしろかったです。

この記事を書いた人

サリー
サリー デザイナー 2011年入社
LIGのデザイナーです。ウェブデザイナーの頂点を目指すために東京に来ました。立ちはだかる敵は全てなぎ倒してきました。これからもそうやって歩いて行くつもりです。

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