Webサイトのデザインができるまでに必要な情報とは?

Webサイトのデザインができるまでに必要な情報とは?

ママ

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こんにちは。ディレクターのママです。
ディレクターによる連載「いいWebつくろう〜クライアントと制作会社〜」の第7回のテーマは、デザインに必要な基本要素についてのお話です。

デザインを考えていくのに何が必要だと思いますか? デザインと聞くと、センスや感性など特別な力が必要だと思われがちですが、そんなことはありません。デザインに大切なことは「情報」です。実は、デザインの土台にあるのは、情報なんです! この回では、Webサイトのデザインができるまでに必要な情報は何か? についてお話します。

デザインに必要な情報って?

ディレクターは、お客様にWebサイトを制作するために必要な概要をヒアリングします。次の6つは、デザインを構成するために必要な基本要素です。

  1. 達成したい目的、解決したい課題は何か?
  2. どんな人たちが見てくれるのか?
  3. どんな状況で見てくれるのか?
  4. ライバルはどんなところか?
  5. どんな情報を見せていくのか?
  6. どんな思い(企業理念)を持っているか?

このような情報が明確になるにつれて、デザインは組み立てられていきます。このあたりを紐解きながらデザインに必要な情報を見ていきましょう。

達成したい目的、解決したい課題は何か?

Webサイトを制作するには何かしらの目的や課題があるはずです。

例えば、

  • 集客を増やしたい
  • お問い合わせを増やしたい
  • 会社の認知を広げたい
  • 購入を増やしたい
  • 情報が整理されていないから見づらい
  • デザインが古く魅力がない

デザインを考えるには、目的や課題にアプローチできるものでなくてはいけません。デザインで大切なことは、この目的や課題を明確にすることが大前提になる、ということではないでしょうか。

Webサイトはどんな人たちが見てくれるのか?

Webサイトを立ち上げる場合、サイトを見てくれるユーザーがおり、サイトによってユーザーの属性が変わってきます。例えば、新作の化粧品を認知させるプローモーションサイトに男性はあまり訪れませんよね。このように制作されるサイトにはニーズとなるユーザーが存在します。こういったユーザーを把握することで、その層にあったデザインが必要になってきます。

例えば、

  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 地域

このWebサイトはどんな状況で見てくれるのか?

PCやスマホ、タブレットなど今やWebサイトを閲覧できる状況は多様化しています。移動中やちょっとした休憩時間などでも手軽に閲覧できるデバイスを考慮すると、見てもらえる状況についても考えなければいけません。そしてPCサイトよりもスマホサイトでの閲覧を優先することもあります。その場合、デザインを作成するにしても、レスポンシブでつくるのか? PCサイト、スマホサイトに分けるのかなどを考える必要が出てきます。デザインを進める順序などにも影響を与えますので、どんな状況で見てもらえるかは、大事な情報の一つです。

ライバルはどんなところか?

同業種において、競合他社が存在します。他社との差別化を図りつつ、業界内でのポジションを確立させるには、競合他社の情報が必要になります。

例えば、

  • どんな競合他社がいるのか?
  • その順位は?
  • サービスや商品の違いは?
  • 企業理念の違いは
  • どんなサイトデザインか

競合を知ることで、自社の強みや推すべきポイントが見えてくることがあります。敵を知り、己を知るというわけです。こういった情報はダイレクトにデザインにも関わってくるので、細かい詳細を洗い出しましょう。

Webサイトでどんな情報を見せていくのか?

Webサイトに訪れるユーザーは、そのサイト、またはサービスの何らかの情報を必要としており、何かしらの目的を持ってやってきます。

例えば、

  • 情報収集
  • 商品購入
  • 比較検討

コーポレートサイトを閲覧しにくるユーザーは、その企業のビジョンやサービスで、どんな課題が解決できるのかの目的を持っている場合が多いです。その場合の企業側の必要な情報として、

  • 企業理念
  • ビジョン
  • サービス・事業
  • 働く人々

が挙げられると思います。ユーザーが見たいと思う情報をきちんと届けることが、サイト制作における目標や課題への解決策の一手になるのではないでしょうか。デザインおいてはこの情報からサイトのレイアウトやナビゲーションの位置や表示方法などを考えて設計していかねばなりません。

どんな思い(企業理念)を持っているか?

企業理念は、デザインを考察する上でとても重要な要素になると思います。その企業の持つ「思い」をサイトデザインに反映することで、見てくれるユーザーの気持ちに訴えかけるものになります。なので、私たちは、お客様にロゴのコンセプトや企業の思いなどをたくさんヒアリングさせていただくことになります。

まとめ

情報のない状態でデザインを作成することは、地図もなく未開の地へ行くことと同じです。だからこそ、デザインは閃きやアイデアだけでできるものではなく、クライアント様がユーザーに伝えたい情報からつくられていくものなのです。

今回は、デザインに必要な要素の基本のキをまとめてみましたが、必要な情報はこれだけでなく、まだまだあります。それだけ、デザインを作成することは容易ではなく、情報から基づいたデザインを制作していく作業になります。しかし、多方面からの情報や、意外な情報が、何かにつながる可能性もございます。些細な情報でも、お気軽にディレクターにご相談いただくことで、その情報が良いデザインへと繋がっていくことがありますので、たくさん情報交換させてください。

デザインを考えるために必要な情報を掘り下げていきながら、より良質なデザインにして、一緒にいいWebつくりましょう。

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ディレクターのママダです。 だいたい笑ってます。 病気かもしれません。 箸が転んでもおかしい年頃がいつまでも抜けきれない30代です。 女子中高生に負けないよう、LIGでもゲラっていきます。

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