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初心者でもプロのクオリティーで撮れる!屋外のポートレート撮影テクニック

初心者でもプロのクオリティーで撮れる!屋外のポートレート撮影テクニック

女の子にカメラを向けて「かわいい!!」を連発し、照れた顔を撮るのが好きな外部ライターつるたまです。

150422_002d 人物紹介:つるたま(TSURUTA MAKOTO)
2015年4月までアパレルECサイトにて撮影を担当。現在は表参道のワンピースや宝飾店の撮影の他、Webのあちらこちらに生息。
サイト:http://one-cut.net

ファッション雑誌やアパレルのECサイトなどでは、おしゃれなポートレート写真が多いですよね。屋外で綺麗な写真を撮りたいと試行錯誤している人たちにとっては、とても参考になる写真ばかりです。

今回は、ポートレート撮影初心者や、アパレルでの撮影担当者向けに、屋外ロケでのファッションポートレートのポイントをご紹介いたします。

撮影の前に

ポートレート撮影の前にこれらを準備しておきましょう。

カメラ機材を準備しよう

必要なカメラ機材はこちらです。

  • 一眼カメラ
  • マクロなど35mm換算100mmくらいのレンズ

標準ズームの広角域レンズだと顔や体が伸びてしまいますが、焦点距離100mmほどのレンズならそのようなことが起こりません。

広角24mmレンズを使用した場合

田中陽南

望遠100mm付近のレンズを使用した場合

田中陽南

標準ズームの他に持っている100mmマクロ(35mm換算)であればこの焦点距離でしか撮ることができないため、カメラ初心者が失敗しがちな服や体の伸びを防げるだけでなく、適度に背景をぼかしながら動いて撮ることができます。

カメラの設定をしよう

おすすめの設定はこちらです。

  • モードダイヤルはマニュアル
  • ISO AUTO
  • f2.8やf4など開放値(標準レンズや望遠であればf5.6)
  • AIサーボ or コンテニュアス
  • シャッタースピード1/250以上

プロのモデルさんであればポージングもバッチリですが、撮られ慣れていない人であればそうはいきません。この設定にしておくと、歩きながらや作業しながらなど、日常の動作で自然なシーンが撮れるのでおすすめです。また、100mmの焦点距離のf2.8開放で背景がほどよくぼけ、商品や人物を際立たせてくれます。

撮影前のカメラの準備を整えたらいよいよ撮影へ。

背景選びのポイント

ロケーション撮影のときに順光を好む方が多いのですが、その際には背景と光の向きがポイントになります。

田中陽南

1. かっこいい写真を撮るときには順光を

田中陽南

青空や影がはっきり出るため、男性の写真やかっこいい写真を撮りたいときに活用すると効果的です。

2. 逆光は優しい雰囲気に撮れる

田中陽南

パッと撮ると暗くなってしまう逆光やサイド光も、露出補正をプラスにするとやわらかい光の写真が撮影できます。

 
田中陽南

少しハイキーにした写真はやわらかさや女性の優しさを引き出せるので、キラキラした感じの写真を撮りたいときにおすすめです。

3. 影がある場所では目にハイライトを入れる

田中陽南

写真のような影のある場所でも、

 
田中陽南

うまく立ち位置を調整することで、印象的なカットを撮影することができます。

 
田中陽南

少しずつ位置をずらしながら、目に光が入る場所を探してみてください。男性ポートレートやクールビューティーなポートレートを撮影したいときに活用してみてはいかがでしょうか。

このように、光の向きが決まると撮りたい場所(背景)が絞り込まれます。その中から印象的な場所や壁を背景に撮影しましょう。

4. 距離感を意識すれば背景が綺麗にぼける

f2.8など明るい開放値のレンズでも、背景をぼかすには被写体と背景の距離を離すことが大事です。

田中陽南

被写体と背景の距離が近いため全くボケません。このような場合は、写真のようにすっきりとした背景になる壁を選んだり、意図的に影を出したりすると写真のバリエーションが増えます。

 
田中陽南

「1時間くらい待たされて、ちょっとムッとした顔をして!」と、怒った待ち合わせ美女を演出しました。

 
田中陽南

道の中央に立って背景の奥行きを作ると自然に背景がぼかせるので、広い道などで有効です。このとき、背景の中央に建物が吸い込まれていくような感覚を意識してみましょう。

5. 斜め45°で背景を撮るとファッションスナップっぽい写真に

田中陽南

背景の地面側を見ると壁面に対して斜めに撮影していることがわかります。ファッションの街角スナップなどで多く活用されるテクニックの一つで、斜め45°くらいのラインで背景を考えるとおしゃれな写真に一歩近付きます。

ポーズに動きを加えよう

ここまでは、撮影前のロケハンなどで決めておきたいポイントです。
撮影と同時にカメラの設定・レンズの焦点距離・光の向き・背景に加えて、モデルさんのポージングやシチュエーション作りの撮影指示までおこなうとなるとかなり難しくなります。

これらはできるだけ撮影前に準備し、ポーズに動きを加えることを意識して撮影します。

1. 歩きながら撮影すると自然な動きに

田中陽南

会ってすぐのモデルさんとは、緊張のせいか不自然になってしまうことがあります。そんなときは、歩いてもらうと自然な動きを写真に加えることができます。

「隣に友達がいて恋バナしている感じで」など、表情を崩す一言を喋りながら撮影するのがポイントです。

2. くるりと回ってもらうと動きのある表情が撮れる

田中陽南

田中陽南

田中陽南

その場で振り返ってもらったり右回りや左回りに回ってもらうと、体の動きやライン、髪に動きのある表情が撮れます。

 
田中陽南

動いてもらっている中でモデルさんの好きな角度や素敵に見える角度を見つけたら、その位置で何回も繰り返し撮影をしてみましょう。モデルさんがそのポーズに飽きたりして、いろいろな表情が撮れます。

「笑顔で振り向いて! 次、目線はずして! 今度はフラれて寂しそうにゆっくり振り向いて!」など、喜怒哀楽の表情や振り向くスピードを変えるとリズムが変わるのでおすすめです。

表情の作り方については、ゆうさんの記事「女の子のポートレートをちょっとの角度でかわいく撮影してみたよ♡」をどうぞ!

全身・半身・アップの3パターンを撮ろう

田中陽南

田中陽南

田中陽南

待ち合わせして出会った場所から、モデルさんの好きな物や食べ物などをいろいろ聞いておくと、緊張を和らげるだけでなく自然に話しながら笑顔を引き出せます!

緊張が取れないうちに近距離で撮影すると余計に表情が強ばってしまう場合があるので、全身→半身→アップなど、徐々に近づいていくと自然な表情を引き出すことができます。

撮影のポイント
全身時に左向きでハイライトが強かったため、右向きに修正して手の動きを加えています。

ポートレート撮影は準備が大切

これからポートレートを撮影したい方は、

  • 100mmマクロ(フィルム換算)など、100mmくらいの焦点距離
  • カメラの設定(マニュアル 1/250 f2.8 ISO AUTO AIサーボorコンテニュアス)
  • 斜め背景と光の向きとロケーション

上記3点を事前に決めましょう。さらに、モデルさんと会ったらどんな雰囲気で撮影したいかを元にシチュエーションや会話で動きを伝えて、モデルさんの良さを引き出しながら撮影を行ってみてはいかがでしょうか。

外部ライターつるたまがお届けいたしました。

モデル:田中陽南(@__nyaaaan__

この記事を書いた人

つるたま
つるたま 外部ライター 東京
プロレスとディズニー大好きなカメラマン。 スポーツ撮影の他、建築竣工写真や企業広報誌の撮影を担当。
一瞬一撮 ( http://one-cut.net/ ) を中心にカメラ記事の執筆の他、ぱくたそ ( https://www.pakutaso.com/ ) での写真提供も。