第5話

管理人さん、ぼくはあなたに出会ってしまった……『めぞん一刻』vol.1


管理人さん、ぼくはあなたに出会ってしまった……『めぞん一刻』vol.1

こんにちは、ディレクターの阿羅漢(あらか)です。今回からこちらの「漫画チャンネル」で、好きな漫画について語らせていただくことになりました。

さて、漫画といえば僕は高橋留美子先生の作品が大好きなのですが、最大の魅力はいつも心惹かれるヒロインが登場するところ。

そんな中でも、僕がいちばん心をかき乱された作品が『めぞん一刻』です。

まぁ、作品というか、管理人さんについて話したいんです

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)

  • 著者高橋 留美子
  • 価格¥ 648(2015/11/25 21:02時点)
  • 出版日1996/12
  • 商品ランキング44,873位
  • 文庫337ページ
  • ISBN-10409192171X
  • ISBN-139784091921710
  • 出版社小学館

『めぞん一刻』のヒロイン・音無響子さん(管理人さん)。『うる星やつら』や『らんま1/2』などのヒロインと違い、22歳という「大人」な年齢設定。さすが青年誌掲載。

また、連載を重ねるごとにちゃんと年齢が増えていくところも、現実感があっていいなぁと思います。

そんな大人&現実路線の設定からもわかるように、ヒロインの管理人さんは”大人の恋愛事情”で主人公の五代を何度も振り回します。もう未成年のヒロインでは到底不可能な振り回しっぷり。そしてその度に、五代に自分の姿を投影している読者の心も振り回されていくのです。

というわけで今回より、管理人さんのどんな「言葉」に僕が振り回されたのか、文庫版(全10巻)の1巻ずつ、エピソードごとに紹介していきたいと思います。

めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫)

  • 著者高橋 留美子
  • 価格¥ 6,480(2015/11/25 15:02時点)
  • 出版日2011/03/01
  • 商品ランキング20,295位
  • 文庫ページ
  • ISBN-104091929079
  • ISBN-139784091929075
  • 出版社小学館

まずは第1巻。エピソード【隣はなにを・・・!?】〜【桃色電話】の中より、個人的な選りすぐりの5選を。

わかる人だけわかればいいのです。わかる人はとことん浸ってください……。

というか、わかる人は「違う!」とか「そうそう!」とかコメントくださいませ。僕はとにかく語りたいんです。管理人さんについて!

僕が『めぞん一刻(文庫本)』の1巻で振り回されたセリフ5選 ※ネタバレ含

とにかく管理人さんは、突如現れた全男性の理想像なのです。

言葉遣いは慎み深く、華やかであるけれど、落ち着きがある。そんな大人の女性が、自身の生活の中に現れたら。明日から一つ屋根の下で生活することになったとしたら……。それだけでも世界が変わるはず。(だって、理想像ですよ?)もう名前を呼ぶのさえ憚られます。

そんな管理人さんに僕が思いっきり振り回されたセリフを、以下紹介していきます。

「惣一郎さん、あなたは、私の一番大切な人の名前をいただいたのよ。」

(エピソード「惣一郎さんっ‼︎」より)

なにやら訳ありな言葉と表情で、愛犬の「惣一郎さん」につぶやくシーン。これは、管理人さんには惣一郎という男が……!?

「ていうか、惣一郎さんてだれ……!?」と読み返して確認しますが、この時点でまだ話に出てきてないんです(だって第2話だし!)。最初からパートナーがいるヒロインなんてありかよ!

「主人ですの」

(エピソード「春のワサビ」より)

管理人さんと一緒にお墓まいりに行ったとき、五代が「誰のお墓まいりなのか」と問いかけた際のひと言です。ていうかね。



これはもう単純に混乱ですよ。一回、時間が止まります。だって、意味がわかりません……。「主人て何!?」てなりますもん。別に漫画だろうと現実だろうと。ていうかたぶんその一瞬で「主人?」「墓?」「未亡人?」「年齢設定は?」「子供は?」っていう無数の疑問が一気に頭の中を駆け巡ると思います。それぐらい破壊力あるワードですよ。時が止まりました。

「あのまんま、五代さんが眠らなかったら私……」

(エピソード「アルコール・ラブコール」より)

酔っ払った五代が、意識のないまま管理人さんを押し倒した(未遂)翌日。管理人さんがそのシーンを思い返しながらのひとり言。

いやいやいや、ちょっと待って! ダメだって! ヒロインってとにかく清純でいてくれないと! そんな流されやすいのはダメ!

ただね、その後の「女だな……だめだわ……女ってだめだ。」と言うときの落ち込んだ管理人さんの表情はタマリません。

「だってあんなこと言うから……」

(エピソード「メモリアル・クッキング」より)

「どの年頃でも年上へのあこがれはある」という五代のひと言に、動揺した管理人さんは、包丁で指を切ってしまう……。

う〜ん、なぜここまで動揺するのか……。意外と気があるのではないのか……。

この辺になってくると、五代視点では管理人さんに振り向いてもらいたい反面、読者視点(管理人さんファン)としては、まだ誰にも振り向かないでほしい……。という相反する感情で揺れてしまうはず。少なくとも、僕は大揺れです。

「あなたが誰と関係もとうと、わたしには関係ないでしょ」

(エピソード「桃色電話」より)

寮の共有電話にたくさんかかってくる、女性からの五代宛の電話に対してのひと言。

これはもう完全にヤキモチですね……。マジ超かわいい。このエピソードでは、最後に電話ごしの素敵なシーンがあるのですが、それはぜひ皆様の目でご覧になってください。

最後に

いやぁ、ほんと第1巻から振り回されっぱなしですね。次回は、文庫本2巻の中から、僕が激しく嫉妬に駆られたセリフを紹介していきます。おそらくあなたは、管理人さんのヤキモチからくる言葉に振り回されるでしょう。

ヤキモチ……いいなぁ……。

18ffe47ae091488567f5b7bacfbe9db728 阿羅漢のひと言
気づいたんですが、引っ越してから、まだ、管理人さんにご挨拶したことないな……(もしかして期待していいのかな……)

この記事を書いた人

阿羅漢
阿羅漢 ディレクター 2014年入社
お疲れさまです。ディレクターの阿羅漢です。

東京、新潟、長野に縁があるす。
小学校の頃は阿羅加と名乗ってました。