こんにちは、デザイナーの藤田です。
突然ですが、皆様はグラフィックデザインの経験はおありですか?
私は実務でWebデザインしか担当をしたことがないので、グラフィックやエディトリアルといった紙媒体ならでの表現アイディアやデザインの作りこみに、とても魅力を感じております。
今回の記事では、そんな紙媒体デザインの魅力がWebデザインの参考になればと考え、素敵なデザインを集めてみました。
ぜひ、皆様もアイディアソースとして、ご活用いただければと思います。
ビジュアルのアイディアが斬新なグラフィックデザイン
近畿大学〈一般入試広報〉
http://www.kindai.ac.jp/topics/2015/03/post-732.html
右側のマグロの広告は、近畿大学の入試出願の手続きが完全ネット化された背景を元に作られました。
紙の出願を廃止するという行為を“固定概念を、ぶっ壊す。”というコピーに置き換え、その言葉を見事に表現したビジュアルを配置しております。
山頂から「近大の代名詞ともいえるマグロ」が飛び出すという、固定概念をぶっ壊さないと考えられないアイディアに脱帽です。
「ネタに自信」株式会社ミツカングループ
http://www.pressnet.or.jp/adarc/pri/pdf/nap07_02.pdf
料理の引き立て役である酢飯を上にすることで「酢」が主役になり、とてもインパクトのあるビジュアルになっています。
恐らくですが、「酢」に人格を持たせて表現を考えたことにより、このようなアイディアが生まれたのではないでしょうか?
「最初の晩餐。」味の素株式会社
http://www.pressnet.or.jp/adarc/pri/pdf/nap2013_03_3.pdf
「最後の晩餐」をオマージュしたビジュアルを使用することで、“最初の晩餐。”というコピーが引き立っています。
“世の中の甘さや苦さを、人生で初めて知るのは、食卓でした。”という食育に対する企業の想いが「さまざまな味覚を感じている子どもの表情」を通して、より伝わりやすくなっているのではないでしょうか。
表現のコンセプトが素敵なグラフィックデザイン
「では、ねぎまになってきます。」比内地鶏専門とりしげ
画像検索はこちら。
http://r.gnavi.co.jp/4j2769bp0000/
こちらの広告は「比内地鶏専門とりしげ」という焼き鳥屋のポスターですが、4枚のポスターで1つの物語が作られております。
物語性を出すことにより、1枚目のポスターを見た際には「新鮮な食材を扱っている」という点のみを訴求している表現が、2枚目・3枚目と進むにつれ、その先にある「命の尊さや食へのありがたさ」も表現している点がとても素晴らしいと思います。
「遊べる軽」 ハスラー
画像検索はこちら。
http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
どのようなシーンでこちらの車種を使ってほしいのか(もしくは使わせたいのか)が明確に表現されていて、ターゲット層のリサーチが入念だったと伺えるクリエィティブではないでしょうか?
通常は「使用シーンを切り取った」表現を選択することが多いですが、使用シーンを想起させるアイテムを車の形に配置することにより、より多くの使用シーンを想像させることができるのではないでしょうか?
「いつもくっついていた お母さんの足へ。」タビオ株式会社
「子どもの頃は、みんなお母さんのことが大好きではなかったですか?」、「幼い子どもの純粋な気持ちに戻って母の日にプレゼントを贈りましょう」というメッセージが明確に伝わってきますね。
まとめ
いかがでしたか?
紙媒体の広告はワンビジュアルで全てを伝えなければならないので、ビジュアル作りやコピーに込められた想いや熱意がとても伝わってきますね。
今後も参考となるようなグラフィックをどんどん集めていこうと考えております。
それではまた!
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