クラウドファンディングの始め方を公開!CAMPFIRE着火の手順まとめ


クラウドファンディングの始め方を公開!CAMPFIRE着火の手順まとめ

Mi có nhớ được bao nhiêu mẫu bánh mì đã ăn từ đó đến nay không?
おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

 

ネルソン水嶋です。

 

これまでLIGブログではベトナム関連の記事しか書いていなかった私ですが、今日は違います。クラウドファンディング!の話をさせてください。

藪から棒に、何を?と思うことなかれ、理由はちゃんとあるんです。

まずは、この中でクラウドファンディングをご存知の方はいらっしゃいますか?
いますよー、という方は片手で乳首の両方を触ってみてください。

 

ジョジョ立ちみたいになっていますよ。

 

はい、話を続けますね。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは実現させたい思いに対して必要資金を集める仕組み。サイトを立ち上げたい、ユニークな旅をしたい、カフェを開きたい、などの思いにお金が必要な場合、クラウドファンディングの存在意義があります。

その思いをつづり、実現に必要な目標資金を掲げ、ウェブ上でプロジェクトを立ち上げる。その内容が人から応援されるものであり、また、お金という支援に対してお返し(リターン)が魅力的なものであれば、きっと思いは実現するでしょう。このことから、現在は誰でも簡単に資金を集められる時代になったと言えます。

一昔前の資金調達は「銀行からの借り入れ」や「投資会社からの投資」というイメージでしたが、今は多くの人から少額ずつ集められる時代なのです。ちなみにほとんどのクラウドファンディングでは、プロジェクトが成功した場合に手数料を受け取り、失敗した場合は何も受け取らないという、ALL or NOTHINGの方式を取っています。

必要なのは、確固たる意志と、詳細な実行計画。選挙の謳い文句みたいですが、掲げた目標に賛同し支援するという点では似てるかも。

クラウドファンディングの例

じゃあ、一口にクラウドファンディングと言ってもどういったものがあるのか?
ということで、代表的なものを見てみましょう。

Kickstarter

kickstarter

2009年4月にUSAで開始された、世界で最もシェアのあるクラウドファンディング。

過去、590万人以上から59,000を超えるプロジェクトに対して10億ドル(1,018億円相当)の寄付額が集まっているとのこと。プロジェクトの成功率は44%で、成功時の手数料は5%。

ガジェットやゲームなどの開発プロジェクトが多く、新製品の予約買い多し。

 

CAMPFIRE

campfire

2011年6月に開始された、日本国内最大規模のクラウドファンディング。

過去、65,000人から1,300を超えるプロジェクトに対して6億円の寄付額が集まっています。プロジェクトの成功率は非公開ですが、各媒体で5割強とも80%とも書かれています。手数料は5%。

尖ったクリエイター系のプロジェクトが多いです。

 

READYFOR?

readyfor

国内で初となるクラウドファンディング。過去、32000人から625を超えるプロジェクトに対して3.8億円の寄付額が集まっています。プロジェクトの成功率は7割以上、手数料は17%。社会問題を解決する形のプロジェクトが多いです。

 

その他

と、もちろん他にも、独自性を打ち出したものが豊富にあります。
ここでは紹介しきれないので、このNAVERまとめなんかが参考になるでしょう。

参考:国内のクラウドファンディング比較しちゃいました – NAVER まとめ

じゃあ、実際、どのような手順でプロジェクトを進めるのでしょうか
それぞれのサイトで紹介されているものの、実作業レベルだと謎めいていますよね。

そこで、私自身がクラウドファンディングを利用する機会があったので、その手順を公開しようと思います。皆さんの想像よりも簡単か困難か。その目でお確かめください。

クラウドファンディングの手順

まずは目標を設定する

目標なくしてプロジェクトは立ち上がりません。

私のケースは、自分が運営しているウェブサイト・べとまるを、日本とベトナムの架け橋になるべく、ベトナム人も読めるようにベトナム語化するということでした。

参考:べとまる

詳しくは既に立ち上がっている、CAMPFIREのプロジェクト詳細ページをご覧ください。

参考:ベトナムを魅せるウェブサイト・べとまるをベトナム人も読めるようリニューアルしたい

利用するサイトを選ぶ

2つの候補がありました。CAMPFIREか、READYFOR?か。
特徴は既に書いてある通り、クリエイター系か、社会問題解決系です。

日本とベトナムの架け橋になりたいといえば、READYFOR?かもしれません。
しかし、べとまるはオモシロコンテンツにもこだわりがあったので、支持してくれる人が多そうなCAMPFIREを選びました。

プロジェクトを投稿する

プロジェクトが決まったら、概要を投稿します。CAMPFIREから「プロジェクトを始める」というリンクを押して、入力する項目は以下のようになります。

  • タイトル
  • カテゴリー
  • 目標金額
  • プロジェクト概要
  • サムネイル画像
  • リターン
  • ご連絡先
  • CAMPFIREを知った媒体など
  • 規約に同意

手軽かどうかといえば、そんなことはありません

目標金額が決まっているということは、プロジェクトに必要な作業と費用が明らかになっているということです。最初にして最大の難関で、ここで私もかなり時間を掛けました。

しかし、着火した今となっては、そんなに気負うことはなかったかなと思います。掲載までに修正が出来るからです。
とはいえ、最初の審査はこの投稿内容をもとに行われるので、なるべく具体的な方が良さそうです。プロジェクトのイメージを伝えるサムネイル画像も重要だと感じました。

主旨まで変えてはいけないものの、個人的には70%は固まっていればいいと思います。どのみち、プロジェクトを着火する時点で否が応にでも詳細まで落とし込まないといけないからです。それでも何を書いたらいいのか分からない場合は、このようなページがあります。

参考:プロジェクトの作り方|CAMPFIRE

 

基本を押さえるためにも、必ず目を通しておいた方がいいです。ここに書かれてあるノウハウは、クラウドファンディングに限らず、さまざまな企画の立ち上げに応用出来るでしょう。

CAMPFIRE運営側での審査

投稿して、土日を挟んで3日後、つまり翌営業日には返事がありました。
審査クリア!ではなく、スケジュールと、サムネイル画像が変更可能かどうかの確認です。

回答を送った後で、審査クリアのご連絡と投稿用資料一式が送られてきます
プロジェクトの着火に至るまで、このままメールベースでのやりとりが続くようです。

 

ちなみに運営の方に審査基準を直接聞いたところ、以下の通りだそうです。

  • 掲載不可な内容ではないかどうか(※ガイドライン参照)
  • プロジェクトを掲載して、サクセスした場合にちゃんと実現されるかどうか
  • CAMPFIRE独自の精査基準を満たしているかどうか

参考:ガイドライン

「投稿用資料一式」の中身

ファイル名は、「Start CAMPFIRE.zip」。中身は、こちらの3つで構成されています。

  • プロジェクト投稿シート
  • プロジェクト本文記入シート
  • 画像送付フォルダ

プロジェクト投稿シートについては、実際のシートをそのまま掲載します。
CAMPFIRE公認!ウェブ上初公開!なのでご注目ください。

プロジェクト投稿シート

projecttoukousheet_1

projecttoukousheet_2

この通り、プロジェクトについて項目を記入していきます。

投稿者情報や予定している拡散方法、プロジェクト投稿前のチェックシートもあります。

ここで面白い点が、運営側からフィードバックを受けるか選べるというところです。
項目にはこのような質問があります。

 

CAMPFIREスタッフからのフィードバックを希望しますか?(プロジェクトのタイトルやメイン画像、本文やリターンなどについて、ご希望の方にはフィードバックをお送りしております。)

 

CAMPFIREスタッフの方は、言わばクラウドファンディングのプロ。
成功したものも失敗したものもこれまで数多く見てきています。

心強いコンサルタントがつくようなもので、お願いしない手はまず無いでしょう。
どのプロジェクトも上手く演出されていますが、この手厚い協力によるものなのかも。

また、今回はCAMPFIREを選んでいますが、他のサイトでもプロジェクトに対しどの程度まで絡んできてくれるのか気になるところです。

プロジェクト本文記入シート

プロジェクトの詳細ページに記載される文書です。投稿シートは項目を埋めていくだけでしたが、ここが最も力の入るところ。
プロジェクトを見てくれる人に対して、直接的に訴えかける全体の核となる部分です。

文章を書き慣れていない人には最も辛いところかもしれません。
しかし心配はご無用、シートには既にこのようなガイドラインが記述されています。

  • はじめに(ご自身の自己紹介や挨拶)
  • これまでの活動の紹介とプロジェクトをやろうと思った背景
  • プロジェクトで何を実現したいか?
  • 具体的になぜ資金が必要なのか?その資金がどう使われるのか?
  • 支援のお願いとイメージ付きでリターンの説明
  • 最後にプロジェクトにかける思いやページを見てくれたひとへのお礼のコメント

この項目に沿って書いていくことによって、プロジェクトを説明する上で必要なことは網羅出来るという訳です。「この構成を使わない場合は、削除してご記入ください。」と書かれてある通り、使わなくても構いません。とはいえ、自前の原稿があっても、チェックシート的に項目に答えられているか確認するという使い方も有用でしょう。

画像送付フォルダ

読んで字のごとく、使用する画像を格納して返送します。プロジェクト本文記入シートで画像を挿入したい箇所には数字を入れ、該当する画像の名称も同じにします。

掲載までの流れ

資料一式が添付されるメールには、「掲載までの流れ」というものも記載されています。

内容は、この通りです。

 

(1)[投稿者さま]このメールへの返信で、資料を提出していただきます。
(不備のない状態でご提出ください)。

[CAMPFIREスタッフ]いただいた資料で一旦仮の掲載ページをつくり、
そのURLと、フィードバックをお送りします。

(2)[投稿者さま]フィードバックをご確認いただき、修正を加えた最終稿を提出していただきます。

[CAMPFIREスタッフ]最終稿を反映したページを作成し、プロジェクト公開日の候補をお送りします。

(3)[投稿者さま]プロジェクト公開日を候補の中からお選びください。

(4)[CAMPFIRE]公開日までに最終チェックを通し、プロジェクトを公開させていただきます。

(5)[投稿者さま]公開されたプロジェクトを、Twitter,Facebookを使ってみんなに知らせましょう!

 

パッと見だと少し面倒そうですが、要するにメールのキャッチボールです。
資料の不備は教えてもらえるので、手直しして再送を何度か繰り返します。

なお、資料を返送してからプロジェクト掲載まで最短でも7営業日が必要とのこと。

PR動画を撮影する

クラウドファンディングといえば、投稿者自身が支援をお願いする動画が象徴的。
文章と写真だけでも投稿は可能ですが、動画があるだけで支援額は3倍も違うそうです。

とはいえ、誰もが簡単に動画を制作出来るという訳でもありません。
しかし、投稿者が顔を出してお願いするということはとても重要だと思います。
(プロジェクトによっては顔を出さない方が良い場合もあるかもしれませんが)

iPhoneで撮影しただけの映像を使うだけでも、そもそも動画の無いプロジェクトよりは絶対に良いはずです。動画のつくれる友人に協力してもらえればもう最高ですが、いなくても勉強しながら実践してみるか、素材だけでも準備しましょう。

ちなみに私は、友人にお願いしました。休日を使いつつ、撮影・編集・仕上げと総制作期間は3ヶ月。

いよいよ着火!

仮ページでのチェックを終え、公開予定日を調整したら、着火です。
あとは、あの人この人といろいろなところで宣伝に回ります!

個人的に、ウェブ越しで応援される人はリアルでも応援されている人だと思います。
お金を払うということは、ひとつの応援の指標です。

ウェブ上での仕掛けも大切ですが、まずは身の回りにいる顔の見える人にお願いするところからクラウドファンディングは始まるといえるでしょう。

 

で、はい、私自身が、今まさにその過程です笑。

ここまで説明した部分が、プロジェクト投稿から着火まで。再びここでリターンまでの部分を書けるかどうかは、プロジェクトの行く末次第です。

まとめ

今回ご紹介した内容は私の体験に基づくものであり、今後世に出て行くプロジェクトの進め方が全く同一であるとは限りません。むしろ、CAMPFIREの立ち上げ当初から、マイナーチェンジを繰り返して今に至ったのだと思います。

さて、冒頭で書いた通り、必要なものは確固たる意志と詳細な実行計画だと思います。そこに応援を受け、その思いをお金に変えられる仕組みがクラウドファンディングです。

また、不特定多数が見るウェブ上にプロジェクトを立ち上げる行為は覚悟の顕(あらわ)れ。その覚悟の価値に相応するだけ拡散されて、存在は知られていくと思います。

もし、あなたに何か成し得たい目標があり、それにどうしても資金が必要である場合、クラウドファンディングを利用してはどうでしょうか。実際にやってみたところ「気軽に出来ますよ」とは言えないのですが、気軽に出来ないことをやるからこそ人は応援されるでしょうし、もしかするとそのプロジェクトは成功するかもしれませんよ。

 

よろしければ今後のご参考に、私の着火中プロジェクトも見てみてください!

参考:ベトナムを魅せるウェブサイト・べとまるをベトナム人も読めるようリニューアルしたい

この記事を書いた人

ネルソン水嶋
ネルソン水嶋 ベトナム 2013年入社
ベトナムのホーチミンシティに生きる人。今日もどこかでマニアックな情報を探して奔走中。べとまるというサイトを運営している。

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