こんにちは。デザイナーの野田です。
今回は私がデザイナーとして、またクリエイティブディレクターとしてここまでやってきた自己啓発をふまえ、「デザインのはじめ方」を書かせていただきます。
まず、少しだけ私の経歴をお話しますと、高校を卒業してから独学でデザインを勉強し、会社を転々としてフリーランスになりました。流れ流れてLIGに入社というカタチでクリエイティブディレクターとして働いています。
ここまででお分かりかと思いますが、私はデザインの学校というものにしっかりと通ったことがありません。そのため、学校に通っていた方々からすると、とても泥臭い自己啓発をしていました。
デザイン技術に伸び悩んでいる、または、これからデザインを行いたいという方に参考にしていただけると幸いです。
私がデザイナーをはじめた時に行っていた事
個人個人の考えがあると思いますが、私がデザイナーをはじめた際に行っていたことをいくつか説明させていただきます。
STEP1 自分に足りていない部分を分析する
まず、未経験でのデザインをはじめて最初に悩んだことは、なにが良くてなにが悪いかの分析力の乏しさでした。
自分で制作したものを見た時に「これじゃダメだ」と何百回も作りなおし、色々な方法でデザインしますが、何度作ってもダメでした。
この時、自分の作ったものを客観的に分析し、悪い部分を見いだすことができないために、この悪循環に陥ってしまうという事に気がつきました。
STEP2 とにかく分析、とにかく模写する
次に行ったことは、参考サイト(WEBデザイン)を沢山見て、自分が制作したいデザインに近いサイトのキャプチャーをとにかく集めました。
分析力が乏しいので、集めたデザインキャプチャーを見ながら、とにかく模写をしました。
多いときは、一週間に20サイトくらいのサイトを模写し、間隔、文字組み、写真の見せ方などを分析していたのを覚えています。
STEP3 デザインに対する慣れを生む
分析、模写を初めて半年くらいし、合計で300サイト以上模写していました。すると、ようやくデザインを分析できるレベルまでにはなりました。
はっきりとはいえませんが、この経験のおかげで、自分のどこが悪いかを感じ取れるようになったのだと思います。
STEP4 出来る人に聞こうか
デザインが出来る人に聞く。これは一番手っ取り早い方法です。
自分一人では、ある程度技術が向上しても、それが実際に通用するものなのかどうかすら分かりません。こういう時は自分より経験の多い先輩方に聞くことが一番です。
STEP5 苦手分野を克服する
ここまでを行うと、自分の苦手な分野が分かってきます。
すぐに全てを克服することは出来ないとは思います(僕にも得意不得意はあります)。
一番苦手だなと感じるものを、段階を踏んでステップアップしていけば、徐々にうまくいくようになってきます。日々の積み重ねですね。
これは今でもやっています。
自分との約束
「とりあえずデザインして慣れろ」を繰り返して、ようやくデザイナーと名乗れるようになりました。
ただ、こういった経験をして、少しづつですが、周りの方々に評価されるようになってきたら、努力が実になった気持ちが強くなり、積み重ねにたるみがでてきてしまったことがありました。
ふと気づいた時に、これではいけないと感じ、自分の中でいくつかの約束事を作りました。
1. 自惚れない
簡単です。いくらやっても上には上がいるので決して自惚れないことです。自信を持つということと自惚れるということは違いますからね。
2. 尊敬しましょ
人はそれぞれ違ったバックグラウンドやサブカルチャーを持っています。それは、デザイナーとして一人前になってもそうでなくても一緒です。それぞれを尊敬することを忘れてはいけません。自分の持っていないものをその人は持っているはずです。
3. 初心を忘れちゃいかん
どんなに技術が向上しても、常に初心を忘れてはいけません。その気持ちがないと、気づいた時には置いて行かれてしまいます。
おわりに
時には、デザイナーとしてのスタンスや気持ちまで忘れてしまいます。
そういった時には、初心を思い出して下さい。必ず気持ちがリセットされて、新しくスタートがきれるはずです。
こんな事言ってますが、僕自身、デザイナーとして、人間としてもまだまだ青二才なので、ぶれずに精進していきたいと思います。
とりあえず、まずは一児の親として納得される人間になりたいです。
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