こんにちは、メディア事業部の紳さんです。
今回の記事ではカップルの仲を深める最強のデートプランを紹介します。デートのマンネリに悩んでいる人は必見ですよ!
休日の過ごし方が見つかるウェブサイト「アシタノプラン」
突然ですが、LIGがデザインや運営に関わっている「アシタノプラン」というウェブサイトの紹介です。
「アシタノプラン」は恋人とのデートや、友達や家族との遊びに使える休日プランをブログ形式で紹介するメディアサイト。週末にどこへ行くか悩んでいる人に新しい体験を提供します。
「プランプラン」というサービスを使えば、そのデートプランを持ち出すことも可能です。
プランプランは一日のスケジュールを地図上に表示できて、簡単に共有できるサービスで、オリジナルのプランも作成できます。
今回はそのPRとして、LIGのデートマスターである僕が最高のデートプランを作ることになりました。それがこちらです。
鈍行列車で始発の上野駅からひたすら北上デートの旅
今回のデートの概要
- 新幹線を使わず、上野駅から鈍行で北上する。
- 制限時間は始発から終電まで。
- 最北を目指すので、1回も改札を出ない。
デートのスケジュール、予算
- かかる時間:約18時間(午前5時〜午後23時)
- かかる費用:1人6480円(往復1万2960円)
- 移動距離:片道約360キロ
今からこのデートの素晴らしさを証明します!
一度もデートがしたことないという後輩の菊池に体験してもらって、デートの何たるかを叩き込みます。みなさんも参考にしてください。
04時50分 早朝の上野駅で待ち合わせ
上野駅は東京都の台東区にあります。駅近くにはドラマ『あまちゃん』の撮影にも使われた商店街「アメヤ横丁」(通称・アメ横)があり、観光客で賑わっています。
まずは早朝の上野駅で待ち合わせです。時刻は4時50分。爽やかな朝ですね!
この仏頂面の菊池をとびっきりの笑顔にしてみますよ!
人物紹介:菊池 メディア事業部で企画・執筆を担当。 生まれてこの方、一度も笑ったことがない。女性はおろか、人に対してプラスの感情を抱いたことがないネガティブ・モンスター。 |
今日の日程を確認します。
「菊池くん、女性はさ、旅が好きなの。すべて忘れてフッと旅立ちたいときがあるのさ」
「……」
「女性は非日常に飢えているんだよ。同じ毎日に飽き飽きしているんだ」
「なるたけ寒い地方がいい。身体と反比例するように心は暖まるんだ」
5時10分 上野駅を出発して東北本線で宇都宮へ
「朝の五時に上野に来てほしい。なんて言われたら、好奇心が湧くだろ?」
「女性はミステリアスな男に弱いのさ。東野圭吾の人気からわかるように、謎に飢えているんだよね」
ルート1:上野駅から宇都宮駅へ移動(114分)
「菊池くん、まずは宇都宮だ。ここは餃子は有名だけど、デートでニンニク料理を食べるときのマナーは、鼻がまったく効かないことをアピールすることだ。そうやって口臭を気にせず食べられるようにするのが男の優しさだよ」
06時56分 餃子文化の中心地・宇都宮駅で乗り換え!
宇都宮駅につきました。菊池の目が死にそうですね。昨日、眠れなかったんでしょうか。まだ朝7時だぞ。がんばれ!
がんばれ!
がんばれ!
「菊池くん、大丈夫だよ。女性は睡眠不足な男を見て『仕事に打ち込んでいてセクシー』と思うものなのさ」
朝食を買うなら、乗り換えのこのタイミングしかありません。
しかし、鈍行で駅弁を食べてもいいのか、売店のオバちゃんに聞いてみました。「みんな食べているよ! この時間は人がいないから大丈夫!」と力強い返事。弁当を買って車中で食べることにしました。
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めっちゃ混んでいました。
登校する学生でいっぱいで、立つのがやっとでした。
「まぁ、このぐらいの方が密着できていいんだよ。女性は身体をくっつける理由を求めているからさ。万葉集にもそう書かれているよ」
宇都宮で撮った普通の写真
「女性は記念写真が好きだからね。こういう何でもない花壇をロマンチックなアイテムに変換できなきゃ男として失格だよ」
ルート2:宇都宮駅から黒磯駅へ移動(63分)
「宇都宮から一時間ほど乗ると、終着駅の黒磯だ。ここは上野から約160キロ離れているよ」
7時47分 黒磯駅に到着
栃木県の黒磯はタレントの平山あやの出身地だそうです。ここには7分だけ滞在しました。ここら辺は温泉が多くあるみたいですよ!
「ほら菊池くん、ちょうど後ろに平山あやが歩いているよ」
電車を乗り換えて福島駅を目指す
黒磯駅から福島方面に乗り換えてさらに北上します。
ボックス席なので、心置きなく弁当を食べました。旅っぽいですね!
オバちゃんの情報は間違っていたけど、弁当に罪はありません。
車窓から見える大自然を眺めながら食べる弁当はひと味違いますね〜。
「菊池くん、女性は夜空に弱いんだよね。だから、こうやってオリジナルの星座を作ると喜ぶよ」
「女性って、必ずサラダを頼むだろ? あれは緑が好きなんだよ」
「よし、記念写真を撮ろう。こうやって、旅の思い出を形にできないんじゃ男を辞めた方がいい」
(GIFアニメ)東北本線24駅に停車
「デキる男はこういう写真を見ながら、『停まったなぁ〜』って語り合うんだ。旅の思い出を喋っていると、よだれがたくさん分泌されて、空腹感が増すから、あとの食事が盛り上がるよ」
ルート3:黒磯駅から福島駅へ移動(124分)
「鈍行でも5時間ほどで福島県まで来れるんだね。十分、日帰りで来れるよ」
10時14分 福島駅でまさかの長時間足止め
福島県の福島駅に到着です。ここから本格的な東北地方です。
ですが、ここで思わぬハプニングが起きました。
なんと次の電車が12時51分! 待ち時間が2時間あります。
9時、10時、11時は電車が来ないんです。
「女性は待つことが好きなんだ。ディズニーランドが好きなことからわかるようにね。こういうときに上手く時間が潰せる男がモテるんだ。俺は2ちゃんねるのまとめサイトを見るよ」
12時51分 奥羽本線に乗り換えて福島駅を出発
ひと通り新着記事をチェックできたので、福島を発ちます。
駅弁を売っている店を見つけられなかったので、1000円もするスモークサーモンを買いました。
「女性は美味しいつまみを知っている男に惹かれるんだ。酒を知った大人の遊び人って感じがするからね」
「女性は長い手の男がどうしようもなく好きなの。その両手で抱きしめられたいんだよ」
ルート4:福島駅から村山駅へ移動(278分)
「ついに山形県に突入だ! 約9時間かければここまで来れるんだよ」
そして、ついに……。
15時03分 鈍行で行ける最北端「村山駅」に到着
「ここが鈍行最北端の地、村山駅だ」
「調べたんだけど、この駅でUターンしないで一駅でも進むと、もう今日中に上野へ戻れないんだ」
「それじゃ戻ろう。帰れなくなるから。」
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ホームにいたら新幹線が止まりました。調べると、僕らが9時間かけたところを、新幹線なら3時間。
たった今乗ってきた電車が折り返し運転でした。
(GIFアニメ)奥羽本線は29駅に停車
「こうやって見ると、駅ごとに個性があって面白いよね。小さな違いに気づける男がモテるんだ。女性の髪型はもちろん、毎日服が変わっていることに気づいてあげなきゃダメだよ」
ひたすら同じ経路で帰る
楽しいことだらけだった今回の旅。もちろん、帰りもエキサイティングです。
米沢駅で買った「牛肉どまん中」って弁当を食べたんですが、肉が柔らかくて美味しかった!
「菊池くん、女性は駅弁に弱いんだ。……駅弁に弱い。駅弁にね。これはメモしといた方がいい」
23時38分 上野駅で解散
上野駅に帰ってきました。
約18時間かけて、どこにも降りず、何もせず、ただ座って、ずっと電車に乗る旅! こんな個性的なデートプランは他にありません。
「一緒に困難を乗り越えると仲良くなれる、っていうのは科学的な事実だよ」
鈍行でも東京と山形は往復可能(片道610分)
片道360キロを移動しました。山形県なら、鈍行でも日帰り旅行できるんですね。
新幹線なら3時間のところが9時間になるんですから、鈍行の方が圧倒的に長持ちしてお得です。話し合う時間もたっぷりとれるから、恋人との絆が深まりますよ!
停車した全83駅
駅ごとに表示してみたらこんな風になりました。ぜひ今回の記事の壮大さを感じ取ってください。
「鈍行のようなマメな男がモテるんだ。急行みたいな大雑把な奴はダメだ」
今回のプランのメリット
- 都会の喧噪から離れて、二人だけの密度の高い時間を過ごせる
- 1日かけて会話を楽しめ、心の距離を限界まで縮められる
- 隣り合って座れば、身体的な距離も急接近する
- 車窓から見える癒し効果あふれる緑を眺めることで、お互いの嫌な部分を忘れられる
- いろんな街を幅広く巡ることができ、知見が広がって相手のすべてを許せるようになる
- 行く先々の駅で、平山あやに会える(後ろにいる)
いやぁ、良い時間の使い方をしました。痔も悪化しましたしね。そんなデートプラン、ここにしかありませんよ!
デートプランを探すのなら
サイトに載っている他のプランもとっても楽しそうなので是非一度、見てみてください。
また、プランプランで共有したプランを持ち出す際は、アプリを事前にDLしておくと動きもさくさくで便利です。
「ところで、菊池くん、このデートどうだった?」
「もう二度と行きたくない」
「うん、ただ辛かったね……」