CEBUで働く2019年3月
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2014.01.31

外国人観光客・旅行客に教えたい!「おもてなし」シーン別Webサービス5選

コーイチ

いつもお読みいただき、ありがとうございます。ライターのコーイチです。

少しずつ、2020年の東京オリンピックの足音が聞こえてきましたね。外国人観光客の数も大幅な増加が期待されております。「おもてなし」とのキーワードのもと、日本が世界の中でどのような姿に変わっていくのか、楽しみに思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、外国人観光客からの注目を集めそうな無料のアプリ・WEBサービスをトピックにします。

もしよかったら、訪日予定のある外国人のお知り合いやお友達に教えてあげてくださいね。外国人の知人や友人がいない方々も、来たる「おもてなし時代」に備えるべく、試しに読んでみていただけると嬉しいです。

日本へ到着!まずはインターネットへの接続を確認しよう

Japan Connected-free Wi-Fi

Japan Connected free Wi Fi

私の場合、海外から日本へ遊びに来る知人から真っ先に聞かれることの一つが「インターネットは問題なく使えるのか」という質問です。

そこで注目を集めそうなのが「Japan Connected-free Wi-Fi」というアプリ(Android対応)です。「外国人観光客が自由に利用できるWi-Fiエリアをすぐに探し、簡単に接続できる」とし、英語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)・韓国語・日本語の5言語に対応しています。

ポイント(1)「すぐに探せる」
従来、Wi-Fiの利用エリアを確認するためには各サービスを提供する事業者のWEBサイトなどにアクセスする必要がありましたが、このアプリを利用することによって一括で確認可能になるとのことです。
ポイント(2)「簡単に接続できる」
サービスごとに求められていた利用登録が、このアプリへの登録のみで済むようになるとのことです。また、サービスごとに異なるSSIDの選択や、ブラウザへのログイン情報入力といったインターネット認証に必要だった作業も自動的に処理してくれるとのことです。

サービスエリアとしては、以下の組織や団体がリストアップされています。

サービスエリア一覧
成田国際空港株式会社、日本空港ビルデング株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社、福岡市、大阪国際空港ターミナル株式会社、広島市、三菱地所株式会社、森ビル株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、沖縄市、東海旅客鉄道株式会社、日産グローバル本社ギャラリー(サービス開始順)
※最新のエリア一覧は、アプリをダウンロードしてご確認ください。

アプリを手掛けているエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームは、NTTグループの公衆無線LAN構築を中心に取り組んでいる企業とのことですので、さらなる利用エリアの拡大が期待できそうですね。外国人観光客にとって欠かせないサービスになってくれるのではないでしょうか。

なお、エリアサインのデザインは事業者ごとに異なるようで、それぞれの特徴が出ていて面白いです。沖縄市のエリアサインなんて南国感たっぷりですね。訪日する外国人の友人や知人にはエリアサインが色々と存在する旨は事前に説明しておいてあげつつ、各スポットのデザインを楽しんでもらえたら良いと思います。

観光スタート!読めない日本語も気にせず楽しもう

PiCLINK※サービス終了

pic

以前に外国人の方から「上野駅はどこですか」と上野駅で聞かれたことがあります。「Here!」と微笑みながら答えたら「なんて適当なことを言う奴なんだ」といったようにものすごく哀しい顔をされてしまいました。いや、本当に「Here」なんですって…。

すでに主要都市では改善されてきているのかもしれませんが、まだまだ外国人観光客にとっては分かりづらい看板や標識などが多いのではないでしょうか。

そこで注目を集めそうなのが「PiCLINK(ピクリンク)」というアプリ(iOS、Android対応)です。様々な媒体上の画像を撮影するだけで、動画・音声・WEBサイトなどのコンテンツへ誘導する仕組みになっており、英語・中国語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語・日本語の6言語に対応しているとのことです(詳細はサービス紹介サイトをご確認下さい)。

外国人観光客向けの活用シーンの一例としては、以下のようなケースが挙げられています。

活用事例
  1. 観光施設が持つ日本語のパンフレットをスマートフォンで撮影
  2. ユーザーの使用言語を自動認識し、その言語の動画・音声・WEBサイトを流す

なお「QRコードやバーコード(JANコード)認識」なども新機能として追加されたとのことで、今後の展開に注目です。

日本っていいね!お気に入りスポットをみんなで共有しよう

JapanSpotting

JapanSpotting

色々なところを巡ってお気に入りのスポットもいくつか見つかってくると

  • 今、日本に滞在している他の外国人観光客にも共有したい
  • これから日本にやってくる人たちにも教えてあげたい

そんな気持ちになってくるかもしれません。というよりも、日本人として「ぜひ、そうなってほしい」と思います。

そこで注目を集めそうなのが「日本の観光」をテーマにした写真共有SNS「JapanSpotting」です。

クラウドファンディングサービスの「COUNTDOWN」にて2013年8月に資金を獲得したばかりの新しいサービスであり、「日本を代表する観光Webガイドを創る」、「日本をテーマにした世界中の写真を整理し、世界中の人が交流できるようにする」といった目標を掲げています。

ユーザーが、テキストではなく写真で直感的に行き先を選べるところが面白いですね。また、写真を特定のお気に入りフォルダに追加すると、それぞれの写真に埋め込まれている位置情報をGoogleマップで読み取り、オリジナルの観光コースを自分で作ることもできるようです。

なお、このサービスを立ち上げた背景には「観光を通じて地域経済を活性化する」との動機があるそうです。そのため、外国人観光客による利用だけではなく、地方都市に住む日本人が、自身の地域の素敵な写真を投稿することで世界にPRするといったコミュニケーションも考えることができます。

東京オリンピックに向けては、特に東京や主要都市への外国人観光客数が増加すると思いますが、彼らの興味を主要都市から離れた地方にまで向かわせ、もっともっと日本の奥深くまで入り込んでもらう。そういった動きを生み出すサービスとしても期待できるかもしれません。

今後はスマートフォン端末に対応した実装や多言語化も進むようなので引続き、注目していきたいところです。

日本語ってかっこいい!実際に使って日本人と交流しよう

RomajiDesu

RomajiDesu

だんだん日本にも慣れてくると、実際に日本語を使ってみたくなるのではないでしょうか。特に漢字のファンは意外と多いそうです。ただし、その漢字こそが、外国人の方が日本語を使う上でハードルにもなるようですね。

そこで注目を集めそうなのが「RomajiDesu」というサイトです。そもそも海外で作成されたサイトですが、主な機能としては以下の通りです。なお、スマートフォン用サイトもあります。

  • 英日辞書
  • 漢字辞書
  • ローマ字>ひらがな変換
  • ローマ字>カタカナ変換

英日辞書」も日本語の発音を音声データで聞けたりと便利ですが、特に注目すべきは「漢字辞書」です。 中でも以下の二つの機能がおすすめです。

英語で漢字を調べる

Search results for love  Kanji Dictionary

  1. 「love」と英語を入力する
  2. 候補が英語付きで表示される(常用漢字のみハイライト表示されているとのこと)

構成から漢字を調べる

Multi Radical Kanji Dictionary   RomajiDesu

  1. 「恋」という漢字を例えば「心」から検索
  2. 「心」を構成要素として有する候補が表示される

視覚的に漢字を調べることができるため、外国人観光客にとっても分かりやすいかもしれません。なお、それぞれの漢字の個別ページには、その漢字の書き順までが紹介されているので活用できそうです。

他にも以下のような機能があります。

  • 「恋」と直接、漢字を入力して調べる
  • 「こい」と訓読みから漢字を調べる
  • 「レン」と音読みから漢字を調べる
  • 「koi」「ren」とローマ字から漢字を調べる
  • 「常用漢字リスト」からレベル別で漢字を調べる
  • 「JLPT(日本語能力試験)」のレベル別で漢字を調べる
  • 「画数」から漢字を調べる

これで外国人の方が、予想外の意味を持つ漢字Tシャツを購入してしまったり、取り返しのつかない漢字タトゥーを入れてしまうといったことは防げるかもしれませんね。

ちなみに、このサイトの下部に「RomajiDesu. Version 3.1 (2013 Oct.) by Haibuihoang」との表記があったので調べてみたところ、「Haibuihoang」は個人のお名前で、ハノイ工科大学に勤務されている方のようです。

「どうしてこの方がこんなサービスを」と疑問に思い、同大学について「Wikipedia」で調べてみますと「通称HUT。理系の最高峰。長岡技術科学大学とのトゥイニングプログラム(機械工学系)や、慶応と立命館とのトゥイニングプログラム(IT系)などで集中的に日本語を学習してる学生も多くいる。ハノイ日本語フェスティバル2009でもHUTの学生が優勝した」とあり、日本語教育が盛んな大学とのことなので納得いたしました。

物足りない!ディープな日本を覗きにいこう

Voyagin

Voyagin

旅も終盤に近づけば、一般的な観光コースでは物足りなくなってくるかもしれません。

そこで注目を集めそうなのが、ガイドブックには載っていないユニークな現地体験を探せる旅行サイト「Voyagin」です。アジア地域を重点ターゲットにしているところが特徴であり、当然ながら日本の都市も対象に含まれています。例えばオリンピックの開催都市となる「東京」を選択しますと、

  • 相撲部屋の朝稽古見学ツアー
  • 横丁ナイトツアー
  • 目指せ忍者 5つの基本技術を学ぼう
  • ロリータになろう
  • 村上春樹氏の小説に登場するスポット巡り@新宿

などなど、様々なコースが見つかります。日本人でも行ってみたくなるようなものも多いですね。個人的には「村上春樹氏の…」が気になって仕方ありません。

価格や所用時間などの詳細については、最新情報をサイト上でご確認いただければと思います。なお、案内役ホストの対応言語も指定できますよ。

まとめ

いかかでしたでしょうか。これからも2020年に向けて、外国人観光客向けのサービスがもっともっと世に出てくると思うので、とても楽しみですね。