Đứng được rồi! kurara đã đứng được rồi!(立った!クララが立った!)
ネルソン水嶋です。
ベトナムを語る上で欠かせない物のひとつに、アオザイがあります。
はい、ご覧の通り、人類史上最強の女性用民族衣装です。
18世紀に清朝から渡ったチャイナドレスが起源。着用者の身体にフィットするように設計されており、大胆なスリットによりなびくスカートは非常に美しく、エロさと華やかさの両方を兼ね揃えております。まぁ、ぶっちゃけ、可愛い子が着てこそなんですが。
さて、今回はそんな最強の民族衣装をつくりにホーチミン市内の市場へ行ってきました。
アオザイを作るならここ!Tân Định市場へ行ってきました。
こちらが市場の入り口。
まずのっけから言わせて、英訳簡略化し過ぎ。
もっと言いたいことあったやろ、「Welcome」とか逃げるな諦めるなと言いたい。
左右を見ると、
雑貨や、
装飾品などが売られています。
今回市場を案内してくれたベトナム美女はこちら!thyちゃんです。
撮影のお手伝いとして、石塚君にも来てもらいました。
彼は普段は山形に住む若手デザイナーで、「面白い人たくさんいるから揉まれておいで」と社長からの特命を受け、7月から3ヶ月間に渡ってベトナムで武者修行に来ています。
最近、ちらほらとこういった境遇の若い人 (石塚君は25歳)が増えています。
それにしてもthyちゃんの両手ね、マジ小悪魔ですね。
それでは早速、Tân Định市場へ入ってみましょう。
ここTân Định市場は服飾専門のお店が多い市場です。
街中のサイゴン女子が集まり、食い入るように品定めをしています。
積み上げられた生地はどれもこれも派手な色合い。というより水玉多くね?
更にもっと、刺繍などの装飾が施されたものがあります。
実際にアオザイをオーダーメイドしてみましょう。
さて、それでは実際につくってみましょう。
冒頭で書いた通り、アオザイは着用者の身体にフィットさせる必要があります。
そのためオーダーメイドが基本で、身体のあらゆる部位を計測しなければなりません。
生地はこちらの鮮やかな紺色にしましょう。中華風でかっこいいいですね!
はい、もう薄々気付いているかもしれませんが…
着るのは私です。
アオザイは女性用民族衣装だと考えられがちですが、実は男性用もあったりします。
女性用が結婚式など華やかな場で多く着用されることに対し、男性用はほぼ結婚式のみ。
そのためあまり目にする機会がないだけで、もの自体はちゃんと存在します。
女性用ほどピッチリと身体にフィットさせる必要はありませんが(それはそれで気持ち悪い)、きちんと計測することで、より自分に合ったアオザイをつくることが可能です。
あらゆる部位を、
徹底して測ります。
測ります。
測る。
??「ちょっと待ちな!!」
全員「!?」
謎のおばちゃんが登場、おっちゃんから無理矢理にメジャーを奪い取ってしまいました。
二人はひとしきり口論した後、何故かこのおばちゃんが続きを測ることに。
やべぇ、ベトナムらしくなってきた。
おっちゃんと違って手際よく測っていきます。
徹底して測ります。
測ります。
測る…て、
おっちゃん!
めっちゃ怒ってはるやん!!
このあとの君らの関係、大丈夫なの!?
おっちゃん「客の胸囲を測る時に乳首は押さえ付けちゃいけねぇっつてんだろ!!」
おばちゃん「男の乳首なんて飾りにすらなりゃしねーんだからどうでもいいだろ!!」
なんてことは言っていませんが、だからといって何を話しているかは分かりません。
おそらくは完全に客の取り合いになっています。
俺はアオザイがつくれればいいんだよ〜ちゃちゃっと終わらせてくれればいいんだよ〜。
で、結局、おばちゃんが勝利をもぎ取りました。
サイズをメモって見積もりを出しているようです。
今週のサービスカット(先週も来週もありません)。
うん、何を書いているのかサッパリ分からん。
これで、番号の書かれたショップカード(引換券)を渡されて採寸と注文は終了です。
制作の完了予定日を聞いて、その日に再びこの市場へ取りに行くというシステム。
男性用は一週間程度で完成します。
2~3日しかいないという場合も、それだけお金積めば何とかなるのがベトナムです。
さて、折角来たので、ちょっと市場を回ってみましょうか。
Tân Định市場はほぼ服飾関係のお店で埋め尽くされていますが、
乾物のような食品もあります。まぁこれは、市場なら何処にでもあります。
漢方薬とスルメイカが混ざったようなかなり強烈な匂い!
銃犯罪がはびこる国のコンビニみたいですが、閉店しているだけです。
ベトナムといえばその豊富な種類の麺類でも知られています。
味のある路地です。