リアルに「いいね!」Facebookで相手を正しくちやほやする6つの大事な作法

リアルに「いいね!」Facebookで相手を正しくちやほやする6つの大事な作法

ヨシキ

ヨシキ

こんにちは、Facebookを愛してやまない文系ライター・ヨシキです。英語が読めないのに、マーク・ザッカーバーグ氏のコメントには「いいね!」を連発してます。
理由?だって、いつヘッドハンティングされるかわからない世の中じゃないですか。未来の上司に対するリスクヘッジですね。

Facebookライフ、楽しんでますか?

フェイスブック

さて、本当は楽しくてたまらないはずのFacebookライフ。しかしブームの隆盛とともに「上司や先輩と友達になりたくない…」「相手のどうでもいい投稿に、いちいち『いいね!』を押すのは面倒…」というお悩み相談や「SNSで見かけるイタイ行動BEST5!」などのネガティブな記事を、よく見かけるようになってしまいました。

とはいえ、そもそもSNSとは“社会的ネットワークをWeb上で構築するサービス”のことを意味します。つまりコミュニケーションをはかる場所がWebであるというだけで、会話マナーや立ち振る舞いとしては現実社会と同等レベルのものが求められると受け止めるのが自然なのです。

多くの人はSNSを「プライベート空間」と誤解しているからこそ、色々と問題が生じストレスを感じているようですが、それは大きな間違いです。特に実名制SNSであるFacebook はあくまでも現実社会の延長であり、各自のウォールは「公の場」と言えるでしょう。

 

大事なのは、リアルと同じくコミュニケーション力

コミュニケーション

「Faceboookは自慢話ばっかりでイヤ」「ネト充ウザい」なんて耳を塞いでみても、現実の会話だって(色んな意味での)自慢話が主要なトピックとなっているハズです。となると大事なのは、傾聴スキル・聞く力。そして、適切な相槌を入れてあげる力。つまり、相手をヨイショする力です。

現実社会での会話に置き換えて考えてください。せっかく相手が自ら話題を提供してくれているのに、無視をするなんてとんでもない行為。「いいですね!」や「それ、いいよね!」なんて言葉を、適切なタイミングで差し挟む必要があるんじゃないでしょうか。
「自分の発言には相槌うってほしいけど、相手に対してはしたくない」なんて口にすれば、あなた自身が社会不適合者扱いされかねないのが現実社会。Facebookでもそれは同じことです。

 

ネットワーク

 Facebookからリアルを充実させるために

今の時代に必要なのは、Facebook上でも現実同様“正しく適切に”相手をヨイショする力です。逆に、それさえできるようになれば、コミュニケーションは驚くほど円滑になるでしょう。相手はあなたのことを「会話の弾む素敵な人」として認識するようになり、ビジネスでもプライベートでも厚い信頼関係を構築することができるようになるはずです。

さらに、現実で会話レベルを向上させるには資質と相当の努力とが必要になりますが、Facebookではちょっとしたルールを守れば誰でも達人になれます。そしてWeb上での信頼関係はそのまま現実社会に持ち込めるという部分に、このSNS社会を勝ち抜くためのチャンスが潜んでいるのです。そう、クリック連打とたった数行のコメント入力だけで、あなたの人生は劇的に変わる-。

以下、本当は教えたくない「Facebookで相手を正しくちやほやする6つの大事な作法」について解説していきます。さぁ、上司に!友達に!気になるあの子に!
ヨイショの太鼓を、16ビートで打ち鳴らしてやりましょう!!

見ててくれよ、ザッカーバーグの旦那!若者のFacebook離れは、オレが防いでみせる!

Facebookで相手を正しくちやほやする6つの大事な作法

1.イベント参加への適切な羨ましがり方

イベント

リア充の基本が、イベント参加の報告投稿です。見かけたら、もう徹底的に羨ましがるようにしましょう。

チケット入手が困難なイベントや、その日限りのスペシャル・イベント(花火やお祭りetc)

「いいなぁ!私も行きたかったー!」と、“行きたいのに行けなかった自分”を強調した感想を積極的に書き込むようにしましょう。これで相手はイベント参加のために投じた自らの労力の価値を再確認でき、丸一日ゴキゲンになることでしょう。

 

BBQやゴルフなど、メンバー次第では実際に参加可能だったイベント

「次回はぜひー!」という“誘ってほしかったオーラ”を全開にした感想を書き込むようにしましょう。これにより、相手は自分が参加したイベントの楽しさが2割増しの気分に浸れるはずです。

 

(あなたが男性だった場合の)女子会など「どう考えても自分が呼ばれるハズのない」イベント

あえて「ちょ・・・呼ばれてないんですけどww」的な感想を書き込むようにしましょう。複数名が“呼ばれてないんですけど”投稿に被せてくるはずなので、コメント欄は大いに盛り上がり、投稿者も大満足となります。

 

但し、結婚式参加の投稿に関しては、投稿者本人より花嫁を褒めちぎるのがマナーです。そこだけは間違えないよう注意してください。

 2.投稿者が被写体となっている写真に対する正しい褒め方

写真

Facebookの花形・写真投稿です。見かけたら、もう徹底的に相手の美しさを褒め上げましょう。無視してはいけません。
これは、必ず踏まなければならない現代における「踏み絵」なのです。

自撮りor投稿者本人のみが写っている写真

Facebookイチの迷惑行為とも噂される自分写真(名所などでの記念写真除く)ですが、対応は驚くほどカンタン。見かけたらただ一言、投稿者を「カワイイ!」や「キレー!」と褒めてあげましょう。被写体が本人しかいないわけですから、他に触れるところはないのです。“来た球を、ただ打つ”という強打者の心構えが大切です。

注意!「あなたが男性/投稿者が結構年下の女性」だった場合

うっかりコメント欄に「カワイイ!」など書いてしまうと、他の人からは「この人(=あなた)必死だなww」と心の中で冷笑されるリスクが極めて高くなります。この辺が実名制SNSの怖いところですね。

ネタとしてあえてやる分にはOKですが、少しでも判断に迷ったら「いいね!」ボタンを押すにとどめておきましょう。投稿者のほうも「あらあら、必死って思われたくないからって、カワイイ♪」と、超・上から目線であなたの意図を汲み取ってくれるはずです。数ある「いいね!」ボタンの使い道の中でも、最も有効な一つといえるでしょう。

 

同性との2ショットや3ショット

投稿者が「仲の良い同期と久しぶりの飲み会だよー」とか注釈(状況説明)を添えて投稿していると思いますが、そんなものに惑わされてはいけません。「それにしても○○(投稿者)ちゃん、やっぱりカワイイね!」と文脈を無視して褒めちぎりましょう。日常会話でこれをやるとけっこうアタマがおかしい人ですが、Facebook上ではこちらのほうが作法として正しいと言えます。

 

5人ぐらいのグループショット

正直、投稿者一人を褒めるにしては、人数的にも写っているサイズ的にも無理があると思います。そんなときは「みんなカワイイ!」「なにコレ、美人ばっかりじゃん!?」と、そこにいる人全員をヨイショするという荒技を使いましょう。
“所属しているグループを過剰に褒めることで、間接的に投稿者本人を褒める”という超高等テクニックです。5人中2人ぐらい可愛ければ、もう4割可愛いわけですからね。テッド・ウィリアムス以来の打率4割達成です。だから嘘は全くついていません。あなたは事実を述べているだけです。ただ、10人レベルの団体に対しては流石にやめておきましょう。

3.料理の写真で注意したい相槌の打ち方

外食

高級店やオシャレな店

「○○(投稿者)ちゃんは、その店似あうよねー♪」と、投稿者自身がその店の格にふさわしい人間であることを、周囲に大声で訴えてあげましょう。

 

安い居酒屋などの大衆店

(たとえ写っているのが料理であっても)真にアピールしたい事項は「今日はこんな店でゴキゲンになってるカワイイ私」というライフスタイルのはずです。
「誘ってよーーーー!」「今度は一緒に行こうね♪」という王道の切り返しだけでも十分ですが、普段一緒に飲みに行くほどの仲ではない場合は「え、○○(投稿者)って、そんな店行くんだ!?意外!!」という一言を添えてあげましょう。

これにより「私は、あなたがそんな(大衆的な)お店に行く人だとは思っていませんでした。」的な意味で“投稿自体ではなく普段のオシャレなオーラを褒める”という大ワザと、「あなたって意外に親しみやすいんですね。」という“本人の隠れた魅力を無意識に引き出している風”のスーパーアシストとが、同時に繰り出されることになります。バルサに移籍したネイマール選手並の超絶テクニックですね。

 

 一人暮らしの自炊やお弁当

100%自分のための料理の場合は「えらーい!!!」「私もやらなきゃ(汗)」的な“自分よりしっかりしている投稿者を憧れのまなざしで見ている”という下から目線が大事です。「私もやってるー!」「一緒にがんばろー!」的な共闘路線は、状況次第では求められていない場合もあるので注意してください。

 

主婦が家族のために作った料理全般

「いつも大変ですね」「お子さんも大喜びですね」と、上から目線にならないよう細心の注意を払いながら、ママへのねぎらい的なコメントをつけてあげるようにしましょう。家事への感謝は、やはりとても大切なことです(他人の家ですが)。
また、けっこうな確率でお子さんが一緒に写っていると思いますが、そのときはお子さんの可愛らしさを褒めちぎるのを忘れないでください。場合によっては料理のことは無視してもOKです。お子さんは、それほど重要なポイントゲッターです。

 

キャリアウーマンが帰宅後に旦那(と自分)用に作った料理

ゴハン系投稿の中では、最も気合いを入れてコメントする必要があります。「いつも夜遅いのに、きちんと料理つくってるんですね!スゴイ!!」「仕事も料理も完璧なんて、素敵すぎます!旦那様が羨ましい!!」など“人生における勝ち組の見本として、投稿者の全てを敬っている”かのような全力コメントをおこなってください。あなたがどれだけ疲れていても関係ありません。自分自身をマインドコントロールしてコメントして下さい。
泣く子とリア充には勝てません。

 

4.なんだか忙しいっぽい人への失礼のない返答

忙しい

「忙しい自慢をわざわざ投稿してるぐらいだから、大したことないんじゃない?」と白けた目で見られがちですが、激務の合間での息抜き投稿かもしれません。油断は禁物。投稿時点でどれぐらい忙しいかは人それぞれですが、投稿に対する反応は後で間違いなくチェックされています。少年ジャンプの連載作家にお便りを出すときぐらいの気持ちで、誠心誠意励ましの投稿をおこないましょう。

 キツかった!という過去形の人

既にヤマ場を超えている状況なので、「大変だったねー」という同情票を入れておくのがよいでしょう。何がキツかったかを具体的に書いてない場合が意外に多いですが、「さすが○○♪」のような適当な称賛コメントで十分OKです。本人はヤマ場を超えた解放感でいっぱいなので、コメントされること自体でテンションは上がり続けるでしょう。

 

現在進行形でキツイという人

「頑張って!」などのストレートな応援もいいですが、「いつも○○ちゃんって頑張っててステキだよね!だから周囲の皆もスゴく頼りにしてるんだよ!」的に“相手の生き様を全肯定”するようなコメントがベストでしょう。「忙しい=必要とされてるってことなんだよ!」などの名言風なコメントも好まれるでしょう。感動した相手から、激務の合間であるハズにも関わらず丁寧なコメントが返ってくること間違いナシです。

 

徹夜中の人

徹夜中の人が欲しいのは、励ましでも称賛でもありません。
単に「その時間起きている人」です。コメントすることで、自身の生存が相手に伝えられれば、内容は何でもOK。「激おこぷんぷん丸」や「だが断る!」のように、ただ言いたいだけのコメントを連投するだけで十分です。戦火で芽生えた友情のように、同志として固い絆で結ばれることでしょう。

5.素敵なリンク記事紹介への適切な御礼

情報

感動や興奮、そして大いなる知識をもたらしてくれるリンク記事紹介。それは「俺ってこんなにイケてる情報知ってるんだぜ!?」などという自己顕示欲では決してありません。偉大なる投稿者がいなければ、あなたは情報という光を知ることはできなかったのです。記事を書いた人本人ではなく、それを紹介してくれた投稿者を、全知全能の神のように崇めましょう。
NGワードは「これ知ってる!Facebookで今すごくシェアされてるやつだよね!」…神への冒涜です。

名言/感動系のエピソード

「感動しました!」の一言でも十分ですが、「私もつらい時、この言葉に励まされました。実は昔△△で…」のように自身の体験と名言とを絡めたコメントが投稿できれば尚良しです。他者の話を聞くことで、自身の原体験がインスパイアされる―。そう、自己啓発セミナーと同じロジックですね。つまり情報を提供してくれた投稿者は、偉大なる指導者なのです。よくわからない言葉には「深い…」とコメントしておけば大丈夫です。

 

社会性あふれるニュース

無知で傲慢な私たちに、この世界の真実を教えてくれる投稿者の姿勢は、まさにキリストの如きです。ともにこの歪んだ世界に対し、怒り、涙に打ち震え、改革を叫びましょう。あなたはただ「いいね!」を押すだけで、素晴らしくいいことをした気分に浸れます。その幸福を与えてくれた投稿者に、祈りと「いいね!」を捧げましょう。

 

面白いネタ投稿

2000年代に吹き荒れたお笑いブームの嵐以来、面白いことは価値のあることとして認知されるようになりました。その価値ある情報を、惜しみなく私たちに施してくれる投稿者は、まさに仏陀の再来です。
私たちは念仏を唱えるかの如く、コメント欄に「w」の文字を連打しましょう。

6.頑張ってる人へのエール

頑張ってる

世の中には、頑張ってる人が沢山いるみたいです。最高の仲間たちに囲まれた熱い日々。成長を実感した瞬間。新たなスタートラインを切る一日。何気ない日常の中でふと気付く、今までの自分を支えてくれた全てのものへの感謝。

なんか面倒くさいので皆まとめて「いいね!」しましょう。

たとえそれが、どう考えても深夜の日記帳に書くべきポエムのような内容であったとしても。あのとき最高のリアルが、向こうから会いにきたとしても。そもそも、何を言ってるのかわからないとしても。「いいね!」という魔法は、全てを解決してくれます。
サンキュー、Mr.ザッカーバーグ。

まとめ

Facebookに投稿するという行為は、全て何かしらの反応を求めてのことです。あなたはただ内容に応じた適切なコメントを返すだけで、相手からの信頼や好感度を得ることができるのです。それは決して“媚び”ではありません。あらゆる表現者に対しての最大の敬意は、カーテンコール(「いいね!」やコメント)ということをお忘れなく。

まずは練習として、この記事に対して「いいね!」やコメントをするところからはじめてみましょう。

以上、“この記事を読んだだけで友達が少ないことがスグわかる”文系ライター・ヨシキでした。

 

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パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、というクリエイティブな発想の持ち主です。思い出と友達をつくるためにLIGに参加しました。いずれは合衆国を「ステイツ」と読むような男になりたいです。

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