こんにちは。タイピングは遅くもなければそんなに速くもない、ライターの諸藤です。
ウェブ制作では勿論のこと、近年多くの職業でパソコンでの作業が必須となったいま、急増している現代の新しい病気「パソコン腱鞘炎」を知っていますか?
書いて字のごとく「パソコン腱鞘炎」とは、つまりパソコン作業が原因となった腱鞘炎のことです。「マウス症候群」とも呼ばれているそうで、こちらはマウスを操作することで起きる腱鞘炎ですね。
腱鞘炎(けんしょうえん)は、腱の周囲を覆う腱鞘(けんしょう)の炎症。症状として、患部の痛みと腫れがあり、患部の動かしづらさが見られる。腱自体の炎症である腱炎(tendinitis)を合併することが多い。ー出典:Wikipedia
恥ずかしながら、私自身「パソコン腱鞘炎」経験者です。
この腱鞘炎は、日ごろ気をつけることで発症を防いだり、炎症を最小限に抑えたりすることができるので、なってしまう前にぜひ対策をして欲しいと思います。
パソコン腱鞘炎は本気で恐ろしい
作業の多い日が続くなぁ。
↓
う~んなんか手首らへん痛いかな~?それより作業、作業!
↓
あれ、けっこう痛いかも。・・・でも作業は休めない!
↓
痛っってええええええええええええええええ!!!!!!
恐らくほとんどの人が上記のような流れでパソコン腱鞘炎になるかと思います。少なくとも、私はこのパターンでした。
想像してみてください。納期前や詰めに詰めたスケジュールの中、パソコン腱鞘炎になったら。
・・・どう考えても辛いです。そしてピンチです。
実際なってみると作業効率は確実に落ちます。だって、すごく痛いから。。
そして、パソコン腱鞘炎を対策・予防することも仕事の一部なんだと痛感します。
パソコン腱鞘炎の原因
簡単に言うと、手の使いすぎで起る炎症が腱鞘炎です。
パソコン作業で手を使う、といえばマウスのクリックとキーボードのタイピングですが、特に力を使う作業ではないですよね。しかしその作業を長時間、悪い姿勢、固定された状態で行うことで確実に手に負担をかけていき、腱鞘炎を引き起こします。
一度痛くなってしてしまうと、治るまで時間がかかるのが腱鞘炎の特徴です。悪化すると作業していない時間もひどい痛みに悩まされることになります。痛みを感じ始めたら放置は絶対によくないですよ!
パソコン腱鞘炎になったら行うべきことまとめ6
では、パソコン腱鞘炎になったら行うべきことを見ていきましょう。
1. 姿勢を正そう
予防の要はこれ!正しい姿勢で作業をすること! 他の何よりも、これが一番効果的な対策法だと思います。
図のように背筋を伸ばし、肘の位置が下がったり肩が上がったりしないよう心がけてください。猫背は手首への負担の原因です。しかも肩こりも引き起こしやすく、猫背に良いこと一切無し。背筋を伸ばした状態を保つのが難しい、つらいのであれば、もしかしたら筋力不足かも。ちなみに肘をついてモニターを見るのは肩こりの原因になります。こちらも要注意。
2. 休憩を取ろう
日々忙しく仕事をしている人であれば難しいかもしれませんが、安静にすることはとても効果的です。可能であれば、数時間毎にパソコンから離れ休息をとりましょう。お湯などで手を温めてあげるのも効果的と言われています。ただし、痛みが強くなった直後などは逆効果のようです。痛みの具合を確認しつつ温めましょう。
3. マッサージをしよう
疲れてきたと感じたら、軽く手を揉み解しましょう。人差し指の骨の付け根近くにある「合谷」というツボは目の疲れにも効くのでおすすめです。また、腕の力を抜いてブラブラと腕全体を揺らすのも強張りが取れて手がほぐれますよ。
4. リストレストを使おう
キーボードやマウスを使うときに手首の角度が急になってしまう人は、リストレストを使ってみましょう。手首がくる場所に置くことで、キーボード・マウスとの高低差が少なくなり、無理なく操作することが可能になります。アマゾンなどで1000円以内から購入可能です。
5. マウスパッド、マウス本体をまめに掃除しよう
見落としがちな部分ですが、マウスとマウスパッドの摩擦が強くなると、それだけ手への負担がかかります。マウスを動かした際に違和感を感じるのであれば、なるべくスムーズにマウスが動くよう、掃除または買い替えをおすすめします。
6. テーピングをしよう
手首に軽く固定用テープを巻くことも効果的です。きつくしすぎたり、巻きすぎないように注意してください。腱鞘炎専用の着脱が簡単なサポーターもありますよ。
まとめ
PC作業の最大の敵、なんて書いてしまいましたがよくよく考えてみればパソコンの故障こそが最大の敵なのでは?と思ったり。しかし「パソコン腱鞘炎」が作業に大きく影響のあるものには変わりはないはず。作業中の姿勢や、休憩の取り方などに少し気を使って、快適なPCライフを送って下さいね。健康第一、納期厳守で今日も一日頑張りましょう。
※パソコン腱鞘炎の予防の大切さを広めたくこの記事を書きましたが、書き手は医療従事者ではありません。実践結果は個人によって差がある可能性が高いです。ご了承ください。