こんにちは!今欲しいものはジターリングです。メディア事業部のきょうへいです。
今回はTwitter広告について書かせていただこうと思います。
ちょくちょく耳にするTwitter広告ですが、皆さんは利用したことがありますか?
このTwitter広告では、大規模なキャンペーンの開催や割引クーポンの発行など、Twitterを活用したクリエイティブなプロモーションを実施することができます。
実際に運用している人はまだまだ少ないと思いますので、今回はTwitter広告がどのようなものかを説明したいと思います。
目次
Twitterのユーザ層について
Twitter広告の説明をする前に、まずはTwitterを使っているユーザについて説明します。
Twitterの月間アクティブユーザ数は世界で2億1800万人以上、日本ではTwitterの利用者が多く、世界で2番目のシェアとなっています。
利用者を職業別で見てみると、Facebookやmixiなどの他のSNSより学生が多く、男女とも若い世代で利用率が高くなる傾向があるようです。
参考:Twitter sees 218m monthly active users, 163.5m monthly mobile users, 100m daily users, and 500m tweets per day
参考:mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2013年3月最新ニールセン調査
http://media.looops.net/sekine/2013/05/08/neilsen-netview-201303/
Twitter広告とはどのような広告なのか?
さて、ここからはTwitter広告とはどのような広告なのかを説明します。
Twitter広告の活用事例
まず、Twitter広告ではどのようなことができるのか、活用事例を見てみましょう。
グリコポッキー
https://business.twitter.com/ja/success-stories/glico-pocky
グリコポッキーでは、11月11日の「ポッキー&プリッツの日」にちなんで、「24時間に最もツイートされたブランド」としてギネス世界記録を樹立しようと呼びかけるキャンペーンを実施。後述するプロモトレンドおよびプロモツイートを使い、キャンペーンの告知とツイートの呼びかけを行いました。キャンペーン当日も、時間帯によって異なったクリエイティブを展開することで、ユーザーに飽きさせない工夫をしました。
結果として、11月11日におけるツイート数は371万44、Twitterユーザーの購入率はキャンペーン前の4倍まで上昇しました。
アダム・タッソー
https://business.twitter.com/ja/success-stories/madametussauds
お台場にある常設のアミューズメントパークのマダム・タッソーでは「2人で1人分の料金」というTwitter限定クーポンを配布しました。友人やフォロワーを誘う行為がツイートに直結するため、Twitter上でのコミュニケーションを活性化することができました。
結果として、1ヶ月強で予想をはるかに上回る来場者数を記録。クーポンの活用意向を示す指標となったリツイートとお気に入り数の合計が8,000以上を記録し、キャンペーンは大成功をおさめました。
Twitter広告の目的
Twitter広告は「フォロワー数の増加」や「特定のツイートのリーチの上昇」、「外部誘導」「情報拡散」を目的に配信される広告です。
ユーザのタイムラインに広告主のツイートを挿入し、ユーザがTwitterにアクセスした時に上部に表示される仕様になっています。
ターゲットを絞ることができるので、質の高いフォロワーを集めることができるようになっています。
課金システム
リスティング広告はクリック課金制ですが、Twitter広告はエンゲージメント課金となります。
エンゲージメントとは
エンゲージメントとは消費者の積極的な関与や行動の事を指します。
Twitterの場合は、ツイートを「返信する」「リツイートする」「お気に入りに登録」「開く」などの行動がエンゲージメントになります。
Twitter広告もリスティング広告と同様に、表示されるだけでは課金はされず、エンゲージメントが行われた際に課金される、という成果報酬型になっています。ここで、報酬については1エンゲージメントあたり10円からの入札方式です。
また、二次拡散後は課金がされないので、安い単価で運用できます。
上図の場合だと、以下のような単価になります。
- 【CPE】50円÷14ENG=4円
- 【CPC】50円÷5CL=10円
CPEとは
CPEとはCost Per Engagementの略で1エンゲージメントあたりのコストのことです。
企業が利用するメリット
Twitterは情報がリアルタイムなので、顧客の声を拾いやすいく、PC、iOS、Androidなど、どんなデバイスでもアクセスされ、リツイートやフォロワーが短期間で波及的に増えていくことが期待できます。
また、140文字のテキストで発信できるという手軽さから、こまめにチェックしているユーザが多いこともメリットの1つとして挙げられます。
Twitter広告のターゲティング
リスティング広告では様々なターゲティング方法がありますが、Twitter広告も様々なターゲティングを行うことができます。
Twitter広告のターゲティングは以下の3種類になります。
- ハンドルターゲティング
- インタレストターゲティング
- キーワードターゲティング
それぞれ1つずつ紹介します。
ハンドルターゲティング
関連ハンドル(ユーザ)名などを基本として、ターゲットになり得るハンドルを指定、配信を行うターゲティング方法です。
ハンドルを指定している為、競合やターゲットを抱えているハンドルのフォロワーに広告を表示させることが可能です。
インタレストターゲティング
人々の興味や関心のある人やものの相関図(インタレストグラフ)を利用し、アクティブユーザが興味を持っているトピックに合わせたツイートを表示します。
Twitterが選んだ25のジャンルと、350の小カテゴリーの関心事の中から、宣伝したい商品に興味がありそうなターゲットを選択できることがわかります。
キーワードターゲティング
キーワードターゲティングは、こちらで設定したキーワードを含んだツイートをしたユーザと、そのツイートに反応したユーザに対して広告を配信することができます。
また、キーワードターゲティングではキーワードマッチが「一致」と「フレーズ一致」の2種類から選ぶことができます。
「一致」では、語順等は関係なく、入力したキーワードが全て含まれているツイートに対して広告が表示されます。
「キーワード一致」では、入力したキーワードが語順通りにツイートに含まれていた場合に広告が表示されます。
キーワードを含めたツイートをする、又は、そのツイートに反応してから1時間以内にターゲティングされ、7日間ターゲティングの対象となります。
Twitter Cards
最後に、Twitter広告の「Twitter Cards」機能について説明します。
Twitter Cardsとは
FacebookのOGPのように画像や動画をタイムライン上に表示され、広告の見た目をリッチ化する機能。
これは、Twitterのタイムラインには多くの情報が流れるので、Twitter Cardを利用することでユーザの目に留まるように広告の見せ方を最適化してくれる、ということです。Twitter Cardsを使うとエンゲージメント率を高めることができます。下図で説明します。
赤枠で囲った部分が基本形となるTwitter Cardsです。
このTwitter Cardsには以下の7種類あります。
それぞれのカードを簡単に説明させていただきます。
Summary Card
デフォルトのカードです。タイトル、概要、サムネイル、アカウント情報が表示されます。
基本形となるカードなので、特にカードの指定をしない場合はSummary Cardになります。
Large Image Summary Card
Summary Cardと形式は変わりませんが、画像を大きく表示することが可能です。
画像を大きく見せたい広告にはLarge Image Summary Cardが向いています。指定する画像サイズは縦280px横150px以上のものが必要となります。
Photo Card
Photo Cardは写真を見せたい時に使うカードです。
画像をメインに見せるという点ではLarge Image Summary Cardと似ていますが、Photo Cardはオリジナルのアスペクト比を維持したまま表示する事が可能です。縦長の写真を見せたい時にはPhoto Cardがおすすめです。
Gallery Card
Gallery Cardはギャラリーのように4枚の写真を表示する事が可能です。画像はSummary Cardと同様にサムネイル化されます。
App Card
App Cardはアプリのインストール向けのカードです。このカードはモバイル専用のカードなので、PC版では表示されません。
Player Card
Player Cardは動画や音声を視聴することができるカードです。
Product Card
Product Cardは小売店等に向いたカードとなっています。
画像の他に製品の詳細情報や価格を表示することが可能です。
まとめ
繰り返しになりますが、日本のTwitterユーザは世界2位と非常に多いため、そのユーザに向けて広告が配信できるのは非常に魅力的だと思います。
また、リスティング広告のようにクリック課金制ではなくエンゲージメント課金なので、二次拡散をすればするほど安い単価で広告を運用できるのもメリットだと思います。
ターゲティング方法も複数あるので、これからTwitter広告を配信したいという人が、もっと増えてくるのではないかなと感じました。
それでは、また!
情報提供元:株式会社WevNAL