こんにちは、ディレクターのたまです。
おかげさまでLIGでの制作実績が徐々に溜まってきているのですが、最近では写真撮影や動画撮影をするような案件も増えてきました。
そこで今回は、フォトグラファーと一緒におこなう写真撮影で最低限注意したいポイントについてまとめました。それでは、いってみましょう!
写真撮影は事前準備が重要!
「当日まで何も準備していなかったせいで、失敗した」なんて方はさすがにいないと思いますが、写真撮影は事前の準備がとにかく重要です。
コンセプトや撮影内容を共有する
まず何よりも重要となるのは「何のために、何を、どう撮るか」です。
フォトグラファーと一緒にプロジェクトを進めているような状態であれば共有は不要ですが、撮影だけのスポットでお願いする場合、まずは
- プロジェクトの概要
- コンセプト
- 撮影内容
について共有しましょう。
そして、以下のような項目について具体的に固めておく必要がります。
- 目的
→どのような印象を与えるか - 撮影対象
→どのようなシーンで、どんな人(物)を何名(何点)撮影するか - 構図
→どのようなカメラワークで撮影するか、写真のトーンはどうするか - 撮影場所
→上記を踏まえ、どのような場所で撮影するか
内容によってはフォトグラファーと一緒に固めるのもいいと思います。
資料に落とし込む
前項の内容などについては、撮影の関係者向けに資料に落とし込み、事前に共有しておきましょう。
とはいえ、参加者の全員が資料をじっくり読む時間があるとは限りません。だからこそ、できるだけわかりやすく簡潔な資料作成を心掛けましょう。
構図については、参考になる写真か、手書きなどによるイメージ図を必ず載せるようにしてください。これによりイメージが湧きやすくなるので、撮影も円滑に進みようになります。
また、スタイリストがいない場合、モデルとなる人には「当日の服装」や「髪型」についても事前に伝えておくことが必要です。
タイムスケジュールを切る
当然ながら撮影のタイムスケジュールはとても重要です。
人件費やセット代など、かかる時間に応じて費用が発生することがほとんどですので、タイムスケジュールは慎重に組みましょう。
以下のような項目が重要となります。
-
- 撮影の準備時間を含める
→撮影に先立ち、機材の搬入や環境づくりといった事前準備が必要となります。それなりに時間もかかりますので、必ずタイムスケジュールに含めるようにしてください。 - 場所の移動を伴う場合、移動時間やセッティング時間も含める
→室内から隣の室内に移動するだけでも、いろいろ時間がかかります。ライティング含めた環境の準備が必要ならなおさらです。 - 説明時間も含める
→撮影対象が人であれば、説明の時間も念のため含めるようにしましょう。5分以内で済むような内容であっても、シーンごとに説明が必要な場合などはトータルでそれなりの時間が必要となります。 - どのシーンで時間がかかりそうか予測する
→フォトグラファーと相談しつつ、どのシーンに時間がかかりそうかを予測しておきましょう。
- 撮影の準備時間を含める
発生しそうな項目をできるだけ事前に洗い出したうえ、スケジュールに落とし込んでいくといいでしょう。
時間の区切りはある程度細かく設定できたほうがいいですが、重要なのは全体の時間調整用に「バッファを設けておく」ことです。
できるだけ余裕を持たせたスケジュールを組み立てつつ、時間がかかりそうなシーンについてはバッファを多く設けておけば安心です。
そして、撮影はスケジュール通りには進まない可能性があることをしっかりクライアントに伝えておきましょう。
当日の撮影現場で注意したいこと
当日の撮影現場でも、環境づくりや円滑なスケジュール進行のために注意すべき点があります。
たとえば撮影対象が人であれば、
- リラックスする状況をつくりだすために「音楽」をかける
- スタイルリストがいなければ「身だしなみを整えるためのアイテム」を一式用意しておく
- モデルとなる人が撮影慣れしていなければ、リラックスできるような話題を用意しておく
などは意識しておきたいところです。
そして、品質についてアートディレクターやデザイナーと認識を合わせるとともに、タイムキーパーとして時間に注意することが重要です。
撮影が時間通り進まなかった場合に備え、予備案まで準備できれば万全です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
撮影がうまくいくかどうかは、事前準備が重要となります。そして、フォトグラファー、アートディレクター、デザイナーとの連携が大切ですので、それぞれの役割についての認識を合わせておくことも必要でしょう。
Web制作のディレクションとはまた違った難しさ、そして楽しさがあるのが写真撮影や動画撮影です。
今後ますます増えていく分野だと思いますので、今回のまとめが何かの参考になると幸いです。
では!