こんにちは。ディレクターのたまです。
LIGブログの編集担当者、くーにゃん(朽木)をコンビニの買い出しに誘ったら、ひと言「ブログ書け」と返信されました。
はい、ということで今回はO2O、その切り札になりそうなiBeaconsについてのまとめです。
さぁ元気よくいってみましょう!
O2O? iBeacons?
O2Oとはネット(online)上の活動が実店舗(offline)での購買行動に影響することです。
昨今ではNFCという近距離無線通信技術を利用した「リアルいいね!s」等の新たなO2Oサービスが注目されていました。
ただ、NFCは国内で大きなシェアを占めるiPhoneが未対応だったのです。
そんなiPhoneが、iOS7からBluetoothを利用した新しい技術「iBeacons」と言われる近距離無線通信技術を標準搭載しました。
このような経緯で、今後更に盛り上がりそう!なiBeaconsを活用するO2Oサービスを、自分自身の整理を兼ねてご紹介します!
iBeaconsで出来ることは?
例えば飲食店だとしたら、店舗を通りすがる道行く人に、お勧めのメニューや空席情報をブッシュ通知できます。
来店したら「いらっしゃいませ!」等のメッセージをプッシュできたり、クーポンも発行できる。
更には注文をスマホから受け付ける、なんてことも可能です。
例を変えて、アパレル店だったら、店舗内を歩いた時に、近くのコーナーのおすすめの洋服や、セール商品をプッシュできたり、商品にタグに端末を設置して、その商品の色違いを見せることもできます。
また、スーパーマーケットだったらどうでしょう。出来上がりほかほかの惣菜をプッシュできるし、レシピをプッシュして献立のサポートもできるのです。
ここまでの説明で、iBeaconsについてさっぱり分からないよ、という方はEstimote社の動画(この会社の端末は日本では使用できませんが…)をぜひ見てみて下さい。
実際に導入するには?
iBeaconsを使用するにはビーコン端末が必要です。
調べてみたところ、ビーコン端末を販売してるのは国内では数社。その中でも多く導入されているのはアプリックス製のものであるようです。
いくつか紹介していきます。
BeaconモジュールBM1
株式会社アプリックスが開発したビーコン端末。
位置情報や情報管理、クーポン発行やポイント付与などの機能面はもちろん、タグ型端末やポスターに貼れる端末など、幅広い種類があります。
BLUETUS
株式会社 イーアールアイが開発したビーコン端末。
独自アプリが既にあり、「屋内の位置情報」や「クーポン発行」、「観光情報」、「スタンプラリー」、「美術館・博物館での展示物の説明」など、用途によってプッシュできるようです。
Bluetooth Beacon
http://liginc.co.jp/wp-content/uploads/2015/10/index.html
株式会社Braveridgeが開発したビーコン端末。価格帯などは分かりませんでした(ごめんなさい!)が、ボタン電池式で幅30mm×高45mmとかなりの小型。
デザインが可愛いので、ゆくゆくは個人利用も想定しているのかな?と思ってみたり。ちなみに正規代理店は三信電気株式会社さんらしいです。
(おまけ)estimote
海外ではEstimote社のビーコン端末が有名です。※前述しましたが、日本では使用できません。
動画で紹介したビーコン端末です。デザインもすごく良いですね。
と、ここまでビーコン端末を紹介してきましたが、macをビーコン端末にする、なんてことも出来るようです。
参考:[iOS 7] [iBeacon] Mac を Beacon 端末にする
http://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/mac-beacon/
おもしろい!
iBeaconsを利用したアプリ・サービス
さて、次にビーコン端末を使ってどんなアプリやサービスがあるのかも調査してみました。
ちょこっと予約「tab」
気になるスポットや欲しい物をクリップするtabに「ちょこっと予約」機能があります。
このサービスは、実店舗で販売されている商品を、3日間取り置き予約できるというもの。
さらに、クリップしている商品や施設の近くを通ると、プッシュ通知でお知らせしてくれます。
このtab端末は、渋谷パルコや伊勢丹新宿店で導入されているとのこと。
参考:週刊アスキーPLUS iBeaconで楽しくお買い物!渋谷PARCOでiBeacon体験してきた
週刊アスキーPLUS iBeaconで楽しくお買い物!渋谷PARCOでiBeacon体験してきた
スマート座布団
オフィスや自宅の椅子に設置して、仕事時間や勉強の時間のライフログに活用できます。また飲食店での空席状況を可視化した滞在時間や回転率を分析。
どちらかというと飲食店のほうが需要がありそうですね。
小肥羊アプリオーダー
http://www.webcrew.co.jp/hinabeorder/
「中国火鍋専門店 小肥羊」の公式アプリ。小肥羊の店内でアプリからメニューを注文することができます。
店員の呼び出しやお会計もアプリから行えます。
GREETING BEACON
http://greeting-beacon.yumemi.jp/
企業訪問時における受付業務や、ライブイベントが始まるまでの「スキマ時間」を有効活用するプロモーションアプリ。
LIVE会場に到着する前や後にアーティストの情報を流したり、LIVEが終わったらお疲れさま動画を流したり、様々な活用ができそうです。
これからも目が話せないiBeacons
さて、ここまでつらつらと説明をしてきましたが、iBeaconsって結局アプリ立ち上げてないとだめなんでしょ?なんて声も聞こえてきそうです。
でも、ここで朗報!iOS7.1ではアプリを起動していなくても検知するようです。
参考:iOS7.1でのiBeaconが改善されまくった話
http://qiita.com/Morikuma_Works/items/25c4f6fe02a57dbec660
以上、iBeaconsを利用したO2Oサービスまとめでした。
リアルとネットを活用した販売促進事例として参考になれば幸いです。では!